シェフの給与・年収は?初任給や支給されるボーナスはどれくらい?

シェフの給与・年収は?初任給や支給されるボーナスはどれくらい?

シェフというのは、調理職の中でも「キッチン担当」や「料理人」のことではなく、「料理長」と呼ばれる立場の人のことを指します。シェフはこのようなことから、料理の世界ではまさに花形といえる職業ですが、その年収と給料について、この記事で解説していきます。

シェフの初任給

シェフになる年齢は人によって異なりますが、20~24歳のシェフの場合には平均の初任給は17~18万円程度の給与となっています。

もちろんシェフは修行の期間がありますし、経験年数も重要ですし、技術やどのお店に就職するかによっても大きく変わってきます。また、現実問題として20代という年齢でシェフになることは難しい部分もあるでしょう。

多くの場合、厨房を任せられるシェフになるためには、ある程度の年齢・経験年数を超え、30代程度という方が多いでしょう。ちなみに、シェフとしての給与がもっとも多くなるのは50~54歳程度、平均では600万円前後、多いケースでは1,000万円ということもあります。

シェフの階級

シェフという言葉を一口に言っても、シェフにもいろいろな「階級」があります。

その種類としては、「シェフ・ド・キュイジーヌ」、「スー・シェフ」、「エクスペダイター」、「シェフ・ド・パルティ」という種類に分かれます。最も高い階級が「シェフ・ド・キュイジーヌ」がそれにあたり、シェフ・ド・キュイジーヌを補佐する役割が「スー・シェフ」になります。エクスペダイターは、料理の「仕上げ担当」であるといえ、シェフ・ド・パルティは特定の料理を担当する、部門シェフのような位置づけであるといえます。

このようにシェフの階級は、職域の違いとしてもっともよく現れています。

階級の違いにみる給料・年収の違い

シェフの階級は、もちろん職域の違いでもあるのですが、この違いは給料・年収においても違いがあります。シェフ・ド・キュイジーヌの場合ですと、一流のレストランで総料理長を任せられるような階級です。このシェフ・ド・キュイジーヌの場合ですと、年収は1,000万円を越えるケースも珍しくありません。

スー・シェフは、シェフ・ド・キュイジーヌの補佐という役割ではありますが、シェフ・ド・キュイジーヌが不在の場合には、スー・シェフが調理を総括することがあり、年収面でも、800万~1,000万円に届くというケースもあります。なお、エクスペダイターは600万~800万円、シェフ・ド・パルティは500万~600万円という目安になります。

シェフとして稼ぐには評価も重要

シェフ自身を評価するのはお客さんであり、それを通して採用している企業・レストラン自体が評価をすることになります。このことは、レストランの評価を上げていくことが重要といえるわけですが、レストランを評価している、雑誌や書籍、メディアなどの評価も重要となってくるでしょう。

シェフの評価は、そのままその店の評価へとつながっていくため、より高い評価を受けられるレストランとなることが、シェフとしての評価を上げていくことになります。

シェフの平均給与の統計

シェフの月給ベースでの給料は?

年収というとボーナスも含まれますが、シェフの月額ベースでの給料ははたしてどれくらいでしょうか。

20~24歳のシェフの給料の場合には、月給ベースでおよそ17.8万円。ボーナスが夏冬合わせておよそ70万円前後ということになります。シェフとして本当に活躍し始める30代、30~34歳程度のシェフですと、24.4万円前後となります。この場合ですと、ボーナスは夏冬合わせて90万円前後となります。

年収が最大となる50~54歳の収入の場合は、月収ベースでは37.5万円。ボーナスは夏冬合わせて150万円前後という収入状況となります。もちろん、レストラン・企業の規模によってもシェフの収入は変わってきます。当然、大きなレストラン、大きな企業での採用となれば、年収も大きくなりますが、それだけ業務も過酷なものとなっていくでしょう。

シェフの平均給与は年齢によって大きく変わる

シェフの平均給与は、先ほども軽く触れましたが、年齢によって大きく変わってきます。

20~24歳の平均月額給与で17.8万円前後、25~29歳では22万円前後、30~34歳は24万円前後、35~39歳では27万円前後、40~44歳では31万円前後、45~49歳前後で35万円前後、50~54歳前後で37万円前後、55~59歳で同じく37万円前後、60歳~65歳程度になると、少し月額給与は下がり、25万円前後ということになります。

ボーナスは月額給与から算定するため、おおむね月額平均給与と比例すると考えてよいでしょう。

給与のピークと給与が上がる条件

シェフの給与は、まず一次的には、働いているレストランやお店の規模によって変わってきます。やはり大規模なお店・レストランに所属することで、給与が高くなるという傾向にあります。

とはいえ、中規模や小規模のレストラン・お店に所属していると給与が上がらないかというとそのようなことはなく、そのレストランにとって必要不可欠なシェフと評価されることで、給与が上がったり、そのレストラン内のシェフとしての階級も上がり、結果的に給与が上がったりということも充分にあり得ます。

地域によっても異なる

厚生労働省によると、シェフの年収は都道府県によっても異なるという結果が出ています。たとえば都道府県別の給与額を見てみると、代表都市である東京都では約700万円、大阪では600万円、食のイメージのある福岡では500万円、愛知では550万円、北海道では450万円という結果です。

このほかの自治体でもおおよそ400万円から500万円前後の給与が多数挙げられることから、このあたりの給与水準が統計にみるシェフの平均給与と考えてよいでしょう。シェフ以外の給与水準の高い東京都ではやはりシェフの給与も高い水準となっていることは、うなずける結果といえます。

シェフを採用するのは飲食店だけ?

シェフは料理をする職業ですから、当然飲食業界ということになるわけです。となると、たとえばフランス料理のお店・レストランでしか採用がないのかなと考えてしまいますが、実はそういうわけでもありません。

レストラン以外でシェフが採用となるケースとして、ホテルなどの宿泊施設が挙げられます。ある程度の高いランクを持つホテルでは、宿泊客の満足度にも関わるという理由から、提供される食事の水準も高くなる傾向にあります。そのため、そういったホテルでは腕の良いシェフの採用を探している可能性が高いというわけです。

もちろん、レストランで勤務するかホテルのレストランで勤務するかという違いではあるのですが、それぞれにやりがいも異なってくるでしょう。ただ、シェフを置くことができるレベルのレストラン・ホテルということになれば、たとえば結婚式や披露宴で使われたり、パーティ会場として選定されたりすることも多いので、料理を生業とする人としては腕がなる仕事といえそうです。

シェフと料理人の違いとは?

同じく料理を生業とする職業にも、色々な種類があります。板前という言葉を聞いたことがある場合もあるでしょうし、調理師、コックさんという言葉も耳に馴染みがある方が多いでしょう。

では、これらとシェフには明確な違いがあるのでしょうか。シェフという言葉は、ラテン語を語源としており、その意味は「頭(かしら)」であると言われます。つまり、責任者・指揮者ということができるわけです。

料理人・調理師と呼ばれる人々が現場での調理を行う担当だとすれば、シェフはそれらを統括・指揮する責任者だという位置づけができるわけです。また、板前は日本料理店で働く「コック」の位置付けであり、日本料理店における「シェフ」の立場に相当する人は、「花板」や「板長」と呼ばれる人々ということになります。

シェフとしての年収を上げ続けるためには

シェフとして働く人は、おそらく料理が好きでその道を選んでいる人でしょう。ということであれば、長くシェフとして勤め続け、できるだけ年収も上げていきたいと考えるのが普通です。では、どのようにしてシェフとしての年収を上げ続け、長く勤めるのが正解なのでしょうか。

早い時期での決断が重要

シェフとして名を馳せている人の中には、高卒などで調理師の免許を取得したり、調理専門学校に通いつつ、飲食店などでアルバイトをしたりしたという方も少なくないでしょう。早い段階から調理に携わっておくことで、後々のキャリアに活かすことができる経験を積むことができます。

シェフになっても高みを目指し続ける

念願のシェフとなったとしても、シェフはあくまでそのレストランやホテル内での立ち位置であり、それは変動する可能性を常にはらんでいるとも言えます。このことから、シェフとして働き続け、年収を上げ続けるためには、常に自分の料理と向き合い、技術の研鑽につとめ、高い評価を得続けるということが最も重要なことだといえるでしょう。

シェフの給料・年収まとめ

調理の花形としてのプライドある仕事

シェフは、厨房全体を管理・指揮するという意味で一般の調理師・料理人とは一線を画する職業であるといえます。その高みに立つのは決して簡単ではなく、だからこそ、年収も決して低いものではありません。

ただし、これはシェフがその技量をふるい続けるという前提においてのものです。常に技術を高め、評価され続けるシェフであることが、シェフとして年収・給与を維持して働き続けるための重要な要素だといえます。

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シェフの参考情報

平均年収400万円~700万円
必要資格
  • 調理師免許
資格区分 国家資格
職種飲食

統計情報 出典元:

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