言語聴覚士の資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説

言語聴覚士の資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説

医療関係の職業の1つといわれている言語聴覚士ですが、何か必要となる資格はあるのでしょうか?基本的に、言語聴覚士として働くためには、厚生労働省が認定している言語聴覚士の国家資格を取得する必要があります。本記事では、言語聴覚士に役立つ資格など、資格試験についてご紹介します。

言語聴覚士の資格とは?

言語聴覚士には国家資格の取得が必須

「話す」「聞く」「食べる」などの機能に障害を持つ患者さんのリハビリを行い、回復に向けてサポートする言語聴覚士ですが、何か必要な資格はあるのでしょうか?言語聴覚士という職業で働くためには、言語聴覚士の国家資格を取得することが必須となっています。

国家資格を取得していなければ言語聴覚士になることができないので、目指している方はまず資格取得に向けて進路を考える必要があります。また、国家資格の受験資格には、言語聴覚士の養成校を出ていることが条件となっています。

高校や大学を卒業しているだけでは言語聴覚士の国家資格試験を受けることができないので、言語聴覚士を目指すのであれば指定の養成校を調べておく必要があるでしょう。

養成校を出ていなければ受験資格を取得できない

上記でもご紹介したように、言語聴覚士の国家資格を取得するためには、まず受験資格を取得するために養成校に通わなければなりません。養成校では言語聴覚士としての基本的な知識や技能を学ぶことを目的としていて、卒業することで言語聴覚士の受験資格を取得することができます。

しかし、重要なのは養成校を卒業した後に受ける言語聴覚士の国家資格試験です。試験ではさまざまな分野から問題が出題され、それらに正答して合格できなければ言語聴覚士になることができません。

出題される問題は養成校でしっかりと知識や技能を学んでいれば正答できる問題となっています。中には難易度の高い問題も出題されるといわれていますが、しっかりと学んでおけば試験に合格することができるでしょう。

言語聴覚士の資格取得には2つのルートがある

言語聴覚士の資格を取得する方法として、2つのルートがあります。1つ目は高校卒業後に養成校へと進学して、言語聴覚士として必要な知識や技能を習得すること。この場合は3年間養成校へと通い、決められたカリキュラムを修了することで卒業することができます。

また、このルートは言語聴覚士になれる最短ルートでもあるので、言語聴覚士として早く活躍したいという方にはおすすめです。2つ目は4年生の一般大学で必要な知識を学びつつ実習を重ねることで技能を身に付け、卒業後に養成校へと通い専門的な知識・技能を習得すること。

この場合は1~2年間養成校へ通い、1つ目のルートと同じく決められたカリキュラムを修了することで卒業することができます。大学と養成校の2つの学校で言語聴覚士に必要なことを学ぶことができるので、専門的な知識や技能をしっかりと学びたい方におすすめです。

どちらのルートでも言語聴覚士の資格取得に必要な受験資格を取得できるので、自分の目的に合わせて進むべきルートを選んでみてください。

言語聴覚士の資格の難易度・合格率

言語聴覚士の資格難易度は高め

言語聴覚士の資格難易度は高めとなっています。出題される問題の中には専門的な知識を持っていても正答できないものがあり、養成校だけでなく日頃から勉強をしてなければ試験合格は難しいといわれています。

なお、出題される問題の分野は以下のようなものがあります。

  • 基礎医学
  • 臨床医学
  • 臨床歯科医学
  • 音声・言語・聴覚医学
  • 心理学
  • 音声・言語学
  • 社会福祉・教育
  • 言語聴覚障害学総論
  • 失語・高次脳機能障害
  • 言語発達障害
  • 発生発語・嚥下障害及び聴覚障害学

試験ではこれらの分野から問題が出題され、合計で200問が出題されます。また、言語関連の問題は専門性が高く正答が難しい問題となるため、しっかりと勉強を行っておく必要があります。

過去に出題された問題を解いてみる、または試験を想定して模試を受けてみるなど、試験合格に向けて計画的にしっかりと勉強を行っておくことが大切です。

合格率は約80%と高めとなっている

言語聴覚士に必要な試験の難易度は高いとご紹介しましたが、合格率は約80%となっていることがわかりました。2019年2月16日に行われた言語聴覚士試験では約2,500人の受験者が試験を受けていて、合格率は79.3%となっています。

言語聴覚士の試験合格率は年々上昇している傾向があり、その中でもここ数年間で特に合格者が多かったのが2019年に行われた試験だったようです。試験自体は正答が困難な問題や専門性の高い問題の出題によって難易度は高めとなっていますが、きちんと勉強さえ行っていれば試験に合格することができるようです。

その他、言語聴覚士に役立つ資格

患者さんのトータルサポートができる「介護福祉士」

言語聴覚士は言語障害や聴覚障害などのリハビリを担当することが多いですが、身体のリハビリや指導を行える介護福祉士の資格を持っていると、患者さんのトータルアポートができるようになります。

メンタルケアができる民間資格「心理カウンセラー」

傷害を抱えている患者さんの多くは、障害が心にまで影響を与えていることがあります。そのため、メンタルケアをできる心理カウンセラーの資格を持っておくと、患者さんの気持ちを理解することができるでしょう。

言語聴覚士なら持っておきたい「手話通訳士」

手話通訳士の資格を取得しておけば、言語障害で上手く言葉を交わせない患者さんでもコミュニケーションを取ることができます。

コミュニケーションは言語聴覚士と患者さんの信頼関係を築くために大切なことなので、関連資格としてとてもおすすめです。

言語聴覚士の資格が取れる学校

高校卒業後に養成校へと進学する

最短ルートで言語聴覚士の資格を取得する場合は、高校卒業後に大学へと進学するのではなく、養成校に通うことをおすすめします。

養成校では3年間学ぶ必要がありますが、卒業すれば試験の受験資格が得られますし、合格すれば言語聴覚士としてすぐに就職することができるでしょう。

一般大学に進学してから養成校で専門的な勉強を学ぶ

知識や技能をしっかりと学びたいという方は、まず大学へと進学して基礎的なことを学び、養成校で専門的なことを学ぶルートをおすすめします。

この場合は1~2年間で養成校を卒業できるので、あとは試験に合格するだけで言語聴覚士として働くことができるでしょう。資格取得までの道のり最短ルートに比べて長くなりますが、必要な知識と技能をしっかりと身に付けることができますよ。

言語聴覚士の資格・試験まとめ

必要な試験の難易度は高めだが、早めに勉強を始めていれば合格できる

言語聴覚士に必要な国家資格試験の難易度は高めとなっていますが、平均合格率は約80%と高めであることがわかりました。

出題される分野や問題数が多いので勉強が大変ではありますが、早い段階から勉強を始めておくことでしっかりと学ぶことができるので、難易度の高い試験にもきっと合格することができるでしょう。

言語聴覚士を目指している方は、大学や養成校で必要な知識や技能を学びつつ、自分自身でもきちんと勉強を行って資格取得を目指してみてください。

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必要資格
  • 言語聴覚士
資格区分 国家資格
職種心理・福祉・リハビリ

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