テレビプロデューサーの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説
質の良い番組を制作するテレビプロデューサーは、人気の高い仕事の一つ。番組制作の責任者として楽しそうなイメージがありますが、実は地道な努力を続けた上に成り立っています。このページでは、テレビプロデューサーの具体的な仕事内容、仕事のやりがいなどについてご紹介します。
テレビプロデューサーとはどんな仕事?
番組制作の最高責任者
テレビプロデューサーは番組制作の責任者で、全ての決定権を持っています。番組制作にはディレクターやプロデューサーと企画会議を入念に行います。企画会議では、伝えたい事や時代に合っているかなど様々な角度で検討をします。
全体を見ながら仕事をする
テレビプロデューサーは、現場制作において一歩引いたところから全体をチェックします。テレビプロデューサーの仕事はここからここまでと決まっている訳ではありません。
多くの関係者とコミュニケーションを取り、責任を持って番組を制作します。番組制作において全体をチェックして、ディレクターと軌道修正をしつつイメージに合った番組を作ります。
対応力も要求される仕事
テレビプロデューサーの仕事は24時間メールや電話に対応しなければいけません。番組制作の責任者として問題が起こった場合に処理をする必要があるからです。冷静に対応できる力も求められるでしょう。
泊まり込みで仕事をすることも
テレビプロデューサーが担当する番組はひとつではなく、複数の番組を担当する場合が多いです。そのため、制作にあたり企画会議は何回も行われます。
時期に関係なくテレビプロデューサーの仕事はいつでも忙しいです。帰宅時間は深夜になる事も多く、泊まり込みで仕事をする時もあるでしょう。基本的に不規則になりやすく、体力的にハードな仕事と言えるでしょう。
テレビプロデューサーの仕事はハード。体力が必要
テレビプロデューサーは指揮をとる楽なイメージがあるかもしれませんが、かなりハードな職業です。番組制作における企画会議を含めてテレビプロデューサーが行う業務は多岐に及びます。
出勤時間も朝は早く夜は日をまたぐ事も。拘束時間は長めで、不規則な勤務体制になる事も多いので、体力も必要になると考えられます。
テレビプロデューサーの給料レベルは高めの傾向
働くテレビ局の規模によるものの、テレビプロデューサーの給料は他の職業に比べて高い傾向が多いようです。一般的には50万円前後の給与からスタートし、年収1000〜1300万円と言われています。
自分が制作した番組がヒットすれば、担当できる番組が増えて、より年収がアップする夢のある仕事と言えるでしょう。
テレビプロデューサーの具体的な仕事内容
テレビプロデューサーは番組を企画する責任者
テレビプロデューサーの仕事は、企画会議を行い、より良い番組を作る責任者として指揮を執ることです。企画会議をメインにしていると考えがちですが、テレビプロデューサーが行う仕事は多岐に及びます。
企画会議以外にテレビプロデューサーがする仕事
テレビプロデューサーの仕事は企画会議と番組制作だけではありません。テレビプロデューサーの仕事はこれをやるという決まりはありませんが、有名な人になる程、あらゆる仕事を積極的に行なっています。
全体的な管理
テレビプロデューサーは、デスクワークがメインの業務になります。全体的な番組の管理もテレビプロデューサーの仕事で、担当番組の製作進行状況を把握します。
ロケや編集、ロケハンなど担当する番組のスケジュール管理を行う事も大きな仕事の一つ。テレビ業界は激務である事が多いので、ディレクターやアシスタントディレクターの体調管理も大切です。どんな働き方をしているのか、倒れていないかなども把握します。
デスクワーク
テレビプロデューサーが常に行なっている仕事として企画書作りが挙げられます。新番組を作る上で、企画書をテレビ局に提案して番組の枠を獲得する事もテレビプロデューサーの役割です。
レギュラー番組の企画の資料作りなども行います。出演者のキャスティングやギャラ交渉もテレビプロデューサーが行い、全てデスクワークで検討して決定します。
VTR試写やスタジオ収録
テレビプロデューサーはVTR試写やスタジオ収録にも参加します。台本通りに番組が進んでいるか、視聴者に伝わる内容なのかということをチェックします。必要な場合は番組内容の変更をスタッフに求める場合も。
下積みからはじまるテレビプロデューサーの仕事
テレビプロデューサーの仕事は地道な下積みから始まります。テレビプロデューサーを目指す人は、有名大学や専門学校で映像の事を学んでからテレビ局の採用試験に合格する事で就職します。
基礎的な技術を身につけていたとしてもすぐにテレビプロデューサーになる事は出来ません。下積みとしてまずはアシスタントディレクターから仕事を始め、ディレクターを目指します。
それからテレビプロデューサーを目指す訳ですが、テレビプロデューサーになるには下積み期間が10年以上かかる事も多いです。番組制作は経験がものをいう世界なので長期的な下積みが必要になるでしょう。
10年かけて徐々に仕事の幅を広げていくイメージ
テレビプロデューサーになるためには、アシスタントディレクターやディレクターとして制作における知識を増やしていく必要があります。
その間は機材の準備や清掃など雑用が多く、地味な作業ばかりです。地道な作業を積み重ねていく事で新しい仕事が出来るようになり、テレビプロデューサーの道が開けて行きます。先輩ディレクターをサポートしつつ的確に仕事をこなしていきます。
業務時間も深夜に及んだり、会社に泊まり込みで仕事をしなければいけない事も。10年以上かけて仕事の幅を広げていく事を覚えておいてください。
テレビプロデューサーの仕事のやりがい
自分の好きな番組を作ることが出来る
テレビプロデューサーは番組制作の統括としてお金の管理や企画、内容について考えます。どんな芸能人を起用してどんな番組を作っていくか、を自分で考えて制作することが出来ます。
当然視聴者が求める番組制作が求められます。それでも自分が頭で描いた事をディレクターや放送作家とともに形にしていくことは、テレビプロデューサーとして大きなやりがいに感じられるでしょう。
憧れの人と仕事が出来る事
テレビプロデューサーは、あらゆる番組を通して多くの人と仕事をする事になります。中でも自分が憧れている有名人と仕事が一緒に出来る事は、テレビプロデューサーのやりがいと言えます。
活躍している芸能人は才能やオーラを持っていて、その魅力を身近で感じることが出来ます。テレビ番組におけるキャスティングは、テレビプロデューサーの役割です。自分がキャスティングした芸能人が生き生きと仕事をして番組で表現された時の達成感は大きいでしょう。
視聴者からの反響
テレビプロデューサーとしての大きなやりがいは視聴者から反響をもらった時です。番組が放送された次の日には視聴率が出ます。テレビプロデューサーは、視聴率が命とも言われています。
視聴率が高い事や視聴者からメッセージが届いた時には激務で番組制作をして良かったと実感できます。最近では、ツイッターやブログなどのSNSでリアルタイムに視聴者からの感想が届きます。多くの人に見られているという達成感や、視聴率が盛り上がっている喜びを感じることが出来ます。
テレビプロデューサーの仕事内容まとめ
テレビプロデューサーは地道な努力やまとめる力が求められる仕事
企画会議やキャスティングなどを行うテレビプロデューサーは質の良い番組を作るのが仕事です。テレビプロデューサーになるまでにはディレクターやアシスタントディレクターなどを経験して10年以上必要になるでしょう。
生活も不規則になりがちなので、体力的にハードな面があるのも特徴です。時期を問わずテレビプロデューサーは多忙であり、プライベートをのんびりと過ごす事は難しいと思います。
ですが、自分の作った番組の視聴率が良かったりや多くの人と一緒に仕事が出来る事は何よりのやりがいと言えるでしょう。
テレビプロデューサーの参考情報
平均年収 | 1000万円~1500万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | テレビ・映画・映像 |
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