バスガイドの資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説

バスガイドの資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説

バスガイドを目指す人の多くが取得する国内旅行地理検定と国内旅程管理主任者。これらの資格は、持っていればバスガイドへの就職や転職の際に役立つでしょう。特に国内旅程管理主任者の資格は、手当が出る場合もあります。本記事では、バスガイドに役立つ資格など、資格試験についてご紹介します。

バスガイドに役立つ資格「国内旅行地理検定」

地理や観光に関する知識を証明する資格

旅行地理検定協会が主催しているのが国内旅行地理検定です。地理や観光に関する知識を証明する資格で、あらゆる場所を訪れてその場所を紹介するバスガイドは取得しておくと有利になるでしょう。

日本の地理や観光地、環境などを問われる資格です。国内旅行地理検定を取得することで、旅行の楽しさが増えるので一石二鳥と言えます。

国内旅行地理検定の試験概要

合格率 級によって合格率は異なる
受験資格 特になし。誰でも受験可能
受験費用
  • 1級 3,600円
  • 2級 3,100円
  • 3級、4級 2,600円
出題範囲 観光ポイント ※級によって出題観光ポイントの量が異なる

インターネットでも受験可能

国内旅行地理検定は会場で試験を受けることがベターですが、インターネットでオンラインでの受験も可能です。オンライン受験は2級から4級までという指定があります。

国内旅行地理検定1級の受験をする場合には会場で受験しなければいけません。好みによって試験方法を選択すると良いでしょう。

独学で級に合わせて学習をしよう

国内旅行地理検定は問題集が販売されていて十分に対策をすれば合格率がアップするでしょう。

過去問と合わせて学習をすることで傾向と対策も見えてくるのでおすすめです。ですが、1級は合格率も低く観光ポイントも2,000箇所から出題されるので幅広い知識が必要になると言えます。

バスガイドとして国内旅行地理検定の1級を取得することが出来れば、知識の証明になりますしバスガイドとしても仕事がしやすくなると考えられます。

級によって難易度は異なる。十分な試験対策を

等級 合格基準 合格率
4級 70%以上の正答率 61.2%
3級 70%以上の正答率 31.5%
2級 70%以上の正答率 35.4%
1級 75%以上の正答率 16.1%

国内旅行地理検定は筆記試験のみで、4級から1級まであり難易度は級によって異なります。

2級から4級は70%以上の正答率、1級は75%以上の正答率で合格になります。合格率は1級が16.1%、2級が35.4%、3級が31.5%で4級が61.2%になっています。

1級の合格率がかなり低いため級によって学習が必要と言えるでしょう。

バスガイドに役立つ資格「国内旅程管理主任者」

国内のツアーを添乗するための資格

国内旅程管理主任者は国内のツアーに添乗できるもので、バスガイドになるために必須としている会社もあります。

国土交通大臣に登録された研修を修了して添乗経験がある人でないと取得することは出来ません。バスガイドとして業務に就くにあたり大切な資格の一つと言えるでしょう。

一人で添乗業務をする場合には必須

バスガイドの仕事は特に資格がなくてもできますが、国内旅程管理主任者の資格がなければ、一人で添乗業務を行えないです。

バスガイドの仕事として一人でバスに乗らないといけないケースもあるでしょう。そんな時に国内旅程管理主任者の資格が役に立ちます。取得すればバスガイドとして成長出来るでしょう。

国内旅程管理主任者の試験概要

合格率 約98%
受験資格 基礎添乗業務研修は誰でも受験可能
受験費用
  • 基礎添乗業務研修 9,800円
  • 国内旅程管理研修 26,000円
出題範囲
■基礎添乗業務研修

添乗サービス基本、添乗業務の流れ、仕組みや役割

■国内旅程管理研修

国内添乗実務、約款

取得には一定の経験が必要

国内旅程管理主任者の資格は基礎添乗業務研修と国内旅程管理研修をどちらも受験する必要がありますが、基礎添乗業務研修は誰でも受験が出来ます。ですが、国内旅程管理研修は一定の添乗経験が必要になります。

合格率はかなり高め。研修を修了すれば合格できる資格

国内旅程管理主任者の資格は最初に基礎添乗業務研修を受けることから始まります。その後に国内旅程管理研修を修了することで資格が取得できます。

基礎添乗業務研修は約30日間で、国内旅程管理研修は2日間あれば終わります。合格率は98%とかなり高く基本的に合格することができる資格と言えそうです。

その他、バスガイドに役立つ可能性がある資格

バスガイドに役立つ資格はさまざま

国内旅程管理主任者や国内旅行地理検定の資格以外にもバスガイドに役立つ可能性がある資格はいくつかあります。

  • 実用英語技能検定
  • TOEIC
  • ビジネス実用マナー検定

一覧にある実用英語技能検定やTOIECは英語力を証明する資格です。バスガイドが対応するのは日本人客だけではありません。バスツアーに参加した外国人のお客様にもしっかりと情報を伝える必要があります。

英語力があれば外国人相手にもスムーズに説明ができるので、仕事の幅が広がるでしょう。ビジネス実用マナー検定では、仕事をするにあたってのマナーや話し方を証明する資格です。

バスガイドとして大勢のお客様の前で、観光地の説明や景色の説明などを行うので、丁寧な話し方は必須であると考えられます。

バスガイドの資格が取れる学校

国際トラベル・ホテル・ブライダル専門学校

国際トラベル・ホテル・ブライダル専門学校ではバスガイドを目指す人のために観光科が設けられています。

添乗員になるための資格を取得できるカリキュラムが魅力で、バスガイドに必要な資格の学習ができる環境です。

旅行に関する知識を総合的に身に着けられる授業内容に加えて、自分たちで旅行自体を企画する実践的な授業も国際トラベル・ホテル・ブライダル専門学校の魅力です。

就職サポートが充実!不安を軽減できる

国際トラベル・ホテル・ブライダル専門学校では、就職サポートに力を入れています。専門の就職担当や担任などが細かい指導やアドバイスをしてくれます。

就職は不安なことも多いものですが、なんでも相談に乗れる環境です。業界とのネットワークも豊富な国際トラベル・ホテル・ブライダル専門学校では、最近の業界情報をシェアすることで、就職の不安を軽減してくれます。

日本外国語専門学校

日本外国語専門学校では、バスガイドを目指す人のために国際観光科ツアーコンダクター&ツアーガイド専攻があります。まさにバスガイドになるための学科であると考えられます。

観光知識はもちろんのこと添乗実務を身に付けられ、海外でもグローバルにバスガイドとして活躍できるように語学力を養う授業も行なっています。英語以外にも中国語や韓国語まで対応しています。実践が多い授業を通して、国内旅程管理主任者の試験対策ができます。

オリジナル研修で学習意欲がアップ

日本外国語専門学校では世界遺産&ヨーロッパマリンクルーズというオリジナル研修を採用しています。ヨーロッパと世界遺産をめぐり観光の知識を学べる海外研修です。

自分の足で歩き、見知らぬ地を観光することで現場の雰囲気を身体で感じることが出来ます。研修を通して、バスガイドとして仕事の憧れが強まり、学習意欲も高まる魅力的な研修です。

圧倒的な就職率で就職をサポート

日本外国語専門学校では就職率99.7%と圧倒的に高い結果を出していて、就職サポートも充実しています。担任と就職センターが連携して、それぞれ希望が異なる就職を支援しています。

企業&業界セミナーや企業インターンシップ制度など積極的に行なっているので、仕事の体験をすることでさらなる実践力を養えます。万全な就職サポートのおかげで、一人ひとりの希望に合った就職を実現出来ています。

バスガイドの資格・試験まとめ

バスガイドになるなら2つの資格、国内旅行地理検定と国内旅程管理主任者の合格を目指そう

バスガイド自体の仕事は、特別な資格や試験に合格してなくても業務に就くことは出来ますが、資格を取得しておいた方が転職や就職の際、優位になるでしょう。国内旅行地理検定や国内旅程管理士の資格を取得することで、一定の知識やスキルの証明に役立つでしょう。

バスガイドに関する資格試験は、他にも多くの試験が行われています。まずは国内旅行地理検定と国内旅程管理主任者の資格取得を目指しつつ、自分の理想とするバスガイド像に役立ちそうな資格を取得してみてはいかがでしょうか。

バスガイドの参考情報

平均年収250万円〜350万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種旅行・ホテル

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