配管工の給与・年収は?経歴や学歴よりも現場経験を積むことが収入アップへと繋がる

配管工の給与・年収は?経歴や学歴よりも現場経験を積むことが収入アップへと繋がる

建設物の給排水管、ガス管、換気設備の配管など、あらゆる設備にとって重要な配管を取り扱う配管工。住宅やビルの建設、またリフォームやメンテナンスなど活躍の場も多いとされています。今回は配管工の給与・年収、キャリアアップによる収入への影響についてご紹介します。

配管工の初任給

配管工の初任給は17万円〜20万円前後

配管工として働く場合、初任給は17万円〜20万円前後が一般的になっています。厚生労働省による「平成30年賃金構造基本統計調査結果(初任給)」によると、大学卒の場合の平均初任給は20.6万円とされており、他業種と比べても初任給の金額は比較的高いとされています。

また、建設業の平均初任給は21.4万円となるため、配管工の初任給は業界で見ると平均をやや下回る結果ではありますが、さほど給与が低いというわけではないようです。

配管工は未経験者も広く受け入れてくれる

配管工のように経験と技術が求められる職種では、新卒採用と社会人採用による給与の差はほとんどないとされています。求人情報を見ると、中途未経験者の採用も積極的に行なっている企業が多く、経歴や学歴よりも現場でとにかく経験を積んでスキルを上げるということが給与アップへの近道であるといえるでしょう。

また企業によっては配管技能士資格への取得サポートを行なっているところもあり、配管工として一人前になるために「人を育てる」という意識が強い業界であるといえるでしょう。

配管工としての経験がなくとも建築物の設計や設備の関連業務の経験があれば優遇される場合もあります。しかし肉体労働が中心となる職種でもあるため、応募資格が40代までなどといったように年齢の上限が定められている求人も多く見受けられます。他業種からの転職を考えている場合は早めの決断が求められるでしょう。

配管工の平均給与の統計

配管工の平均給与は30万円前後である

厚生労働省が2018年に更新した「賃金構造基本統計調査」を参照すると、平均年齢は42歳で平均月収は約32万円という結果になりました。

配管工にはさまざまな勤務先があるため、企業規模によっても変動しています。勤務先としては建設会社や設備会社、地域の小規模な業者などがあり、工務店やハウスメーカーの下請けとして仕事を得ることが多いといわれています。

一般的には企業規模が大きくなるほど給与が高くなる傾向がありますが、厚生労働省のデータによると100人〜999人規模の企業で月収30.1万円、賞与が107.9万円。10人〜99人規模で月収32.4万円、賞与が61.2万円と、月々の給与は小規模企業の方が高い傾向があり、大規模企業だと月給は低めですが賞与の割合が高くなっているといえます。

経験や年齢によって給与も上がる

配管工の仕事は専門的なスキルを求められる職種であるため、技術力や経験によっても給与の違いが大きくなります。

厚生労働省のデータによると、20歳〜24歳の平均月給は21.5万円、25歳〜29歳で24.4万円となり、45歳〜49歳になると33.9万円となります。年齢が上がるとその分高いレベルの経験やスキルを備えている傾向があるため、新人とベテランでは給与に大きく差が出るというのが現状です。

しっかりと経験を積み、スキルを上げれば給与も上がるという構造であるため、地道に努力を重ねることが給与アップの秘訣であるといえるでしょう。

経験を積み、配管工として独立すると給与アップ

配管工は比較的独立しやすい職業といわれており、独立支援や積極的な研修を行なっている企業も多くなっています。

それまで培った人脈や経験を活かして独立し、企業に雇用されずに一人親方として下請けの仕事を得ている方も少なくありません。また、自営業として従業員を雇ったり設備を整えたりすることで事業規模を拡大していくというケースもあります。

自分の裁量によって仕事を得られるほかマージンも引かれずに済むため、やればやるだけ収入も上がるという傾向があります。その分休日が減ったり労働時間が長くなったりするという現実もあるので、自身の目指す姿に応じてキャリア選択をすることが重要です。

景気や業界の状況によって給与の変動がある

配管工は給排水管やガス管、空調設備の配管を施工する仕事となります。そのため、建築物の新築や増改築の工事量によって受注できる仕事の量が変動することがあります。

修理やメンテナンスなどの業務が中心であればさほど変動はありませんが、特に小規模企業であったり、請け負う工事の種類が限定的であったりする場合だと、給与や賞与にも影響する可能性があるので注意しましょう。

配管工の年収統計

配管工の平均年収は300万円〜400万円前後

厚生労働省のデータによると、配管工の平均年収は男女計で451万円となります。建設に関わる類似した職種である大工の平均年収は354万円となり、比較すると年収は少々高めであるといえます。

また配管工の仕事は肉体労働でありながらも、女性の活躍も決して少なくありません。割合としては男性が多いですが、最近では女性歓迎と掲げる企業も増えてきているという現状もあります。男女の平均年収を比較すると男性が453万円、女性が336万円となり、年収だけで見ると女性の方が低い傾向があります。

しかし平均勤続年数について見てみると、男性が13年であるのに比べて女性が9年、また超過実労働時間も男性に比べて少ないという事実があります。この結果から、配管工として活躍する女性の中には結婚や出産といったライフイベントによって仕事の仕方を調整している方も多く、単純に男女差が年収に影響しているわけではないといえます。

資格の取得と給与との関連性

配管工の仕事においては資格の取得がスキルアップのひとつといわれています。資格によって仕事内容や責任の大きさも変わるため、その分給与への影響も大きくなります。

配管工の資格として代表的なものは「配管技能士」と「管工事施工管理技士」の2種類となります。

配管技能士と給与の直接的な関係は薄い

配管工の資格として代表的なものが配管技能士という資格です。求人情報を見ると、配管技能士資格を所持していることは望ましいとされているところが多いようですが、必須条件ではないことがほとんどです。

また、配管工の求人においては、提示されている給与の金額幅が広いという傾向があります。配管技能士という資格そのものに給与アップの効力はなくとも、その分の経験を認められた結果、給与に繋がる可能性は大いにあるでしょう。

管工事施工管理技士はより責任の大きい業務内容となり、年収も上がる

管工事施工管理技士は国土交通大臣指定機関が実施している国家試験です。この資格を所持していると、専任技術者や主任技術者・監理技術者としての仕事ができるようになります。

これは建設業法上、各営業所に定められた人数を配置することが求められているため、資格保持者は貴重な存在として扱われ、給与や待遇もよくなります。

また事業者が元請けとして公共事業を行う場合にも管工事施工管理技士の存在が必要となるため、事業所において必要不可欠な存在として重宝されます。管工事施工管理技士2級では平均年収が400万円~500万円、1級になると年収500万円~600万円とも言われ、通常の配管工よりも高い収入を得ることができるでしょう。

配管工の給料・年収まとめ

配管工は実務での経験とスキルが給与に繋がりやすい仕事

配管工の給与は、建設に関わるその他の専門的な職種と比べても概ね平均値を保っているといえます。専門技術者として経験や資格を得ることで給与も高くなる傾向があるため、実務での豊富な経験が給与アップの鍵となります。

配管工の仕事は資格の取得によって責任あるポストに就けたり、独立を目指せたりと、キャリアアップの道筋が明瞭です。経験や人脈が将来に繋がりやすく、日々の努力が認められる職業であるといえるでしょう。

配管工の参考情報

平均年収300万円〜400万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職種建築・不動産

統計情報 出典元:

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