客室乗務員の資格・試験とは?客室乗務員採用試験の概要と合格の秘訣

客室乗務員の資格・試験とは?客室乗務員採用試験の概要と合格の秘訣

客室乗務員として就職するためには各航空会社で客室乗務員採用試験が実施されています。この試験に合格するために取得しておきたい資格があります。客室乗務員採用試験の難易度、採用試験に合格するためにより有利になる資格もご紹介します。

客室乗務員の資格・試験とは?

客室乗務員採用試験に合格すること

客室乗務員には操縦士や医師、弁護士などの国家資格はありません。客室乗務員としての業務に携わるためには、各航空会社で行われている「客室乗務員採用試験」に合格しなくてはいけません。

客室乗務員採用試験を合格しなければ、客室乗務員になることはできないので避けて通ることはできない試験です。

受験資格

客室乗務員採用試験の受験資格を紹介します。学歴に関しては専門学校・短大・4年制大学を卒業、または大学院を修了している方を条件にしている会社が多いです。中には4年制大学以上の学歴を条件にしている会社もあります。

客室乗務員には語学力が必要になるため、語学力も採用基準となります。国内の航空会社ではTOEIC600点以上、または同じ程度の英語力を基準としていることが多いです。語学の知識だけではなく視力も応募資格に含まれます。裸眼またはコンタクトレンズを装着し、矯正視力が両眼とも1.0以上であることを条件にしている航空会社もあります。

中には通期時間120分以内に居住また居住予定の方を応募条件に含んでいる航空会社もあります。

客室乗務員採用試験の流れ

客室乗務員採用試験はどんな試験内容なのでしょうか?

大手航空会社で実施されている乗務員採用試験の流れは、1次選考はエントリーシートによる選考、2次選考は対面式の面接やグループディスカッションによる選考、3次選考は個人面接または集団面接による選考、最終選考に個人面接試験が行われます。

なお面接に並行して筆記試験、資格証明書を提出で免除可能になる英語筆記試験、英会話試験や健康診断、体力検査などが実施されます。これらの数多くの試験に合格することで、客室乗務員になるための道が進みます。

客室乗務員採用試験を合格後

客室乗務員採用試験の選考に合格したとしても、客室乗務員の仕事に就けるのかと思いますが、次の試験が待ち構えています。それは各航空会社で行われる客室乗務員の「新人研修」です。

採用後にこの新人研修で各航空会社が定めた規定のレベルに達することができないと、退職あるいは客室乗務員の仕事ではなく、他の地上業務へ回されることがあります。

面接に筆記試験と多くの選考に合格しなければいけない客室乗務員採用試験の資格の難易度・合格率を紹介します。

客室乗務員の資格の難易度・合格率

客室乗務員の倍率は高い

現在でも人気の高い職業の客室乗務員。大手の航空会社の採用試験では、募集人数約500名のところに受験生が1万人以上集まることもあります。合格率でいうと5%の方しか合格することができないことになります。

また小さな航空会社では採用人数も少ないため、応募者数全体が少なくなったとしても、大手の航空会社と倍率はほとんど変わらず、中には採用人数1名に対して150名の受験者が応募することあります。

倍率は高いですが、難しい試験内容ということではなく、航空会社は英語力があるかのチェックはもちろん、客室乗務員としての人柄を特に重視して見ています。客室乗務員採用試験の倍率の高さから記念受験をする方もいますが、記念程度の気持ちで試験を受けに来ているのかどうか、客室乗務員の業務に対して熱心に丁寧取り組める人材かどうかも企業側はしっかり見ています。

客室乗務員採用試験には、エントリーシートに自身の個人情報や留学経験、外国語のスキル証明の記載欄があり、受験者はそれぞれ取得しある資格を記入します。客室乗務員の仕事は外国語のスキルだけが必要ではありません。取得していることで、採用されたあとに活かすことができる資格を紹介します。

その他の客室乗務員関連資格

GTEC-LR

「GTEC-LR」という英語試験を事前に受験し260点以上の英語証票を取得し、試験会場に英語証票を持っていくことで、大手の航空会社の英語試験が免除になります。大手の航空会社で英語試験の免除について掲載されているので、該当する方は英語試験受験方法などの案内を確認する必要があります。

看護系の資格

日本赤十字や消防局が認定する、応急手当や救急救命などの講習を受けることで認定(発行)される資格です。

搭乗されたお客様の中には移動中に体調を崩される方もいます。ときには生命に関わることもあるため、看護系の資格を取得していることでお客様の生命、健康を守る上で心強い資格といえるでしょう。

手話技能検定の資格

航空機を利用するお客様の中には手話でコミュニケーションを取られる方もいます。筆談でコミュニケーションを取る手段もありますが、手話技能検定の資格を持つことで採用試験時に注目される資格です。

手話技能検定は1級から7級まであり、年2回実施されています。7級は在宅で試験を受けることができます。

サービス接遇検定の資格

年2回実務技能検定協会で実施される検定です。3級から1級まであり、サービス接遇に関して初歩的な知識やマナーから、専門的な知識やマナーを判定します。サービスを提供するために顧客心理や立ち振る舞い、言葉遣いや対応する技術などの高度な知識を持つことは、客室乗務員には必要な知識の1つといえるでしょう。

自身の力量次第でサービスの向上へと繋がる

客室乗務員はお客様をもてなす接客業が主な役割ではありますが、常にマニュアル通りに仕事が進むとは限りません。客室乗務員には臨機応変に対応することができる判断力・行動力・思考力が必要となります。

上記の関連資格を取得していなかったとしても、語学が堪能であれば外国のお客様に快適な時間を提供することができます。手話の資格を取得していなくても、ある程度の手話のスキルを持つことで、手話を必要とするお客様へ案内をすることもできます。

また多くの資格を取得したからといって、客室乗務員採用試験に合格するとは限りません。自身が取得する資格は試験に合格するための道具として考えるのではなく、客室乗務員としてどんなふうに役に立ちたいのか、誰かの役に立ちたいから資格を取得したなどの気持ちを持っているのかも会社側は見ています。

客室乗務員の資格が取れる学校

エアラインスクール

航空業界へ就職を目指している方のための予備校的な存在である「エアラインスクール」ではどんなことが学べるのでしょうか?

エアラインスクールでは航空業界の歴史や各航空会社の特徴から飛行機理論、航空機の機種まで航空業界で働くうえで必ず必要な基礎知識を学びます。これらの知識と共に日々変化する航空業界の現状や今後の動きも見据えつつ、客室乗務員として求められる役割に関しても学んでいきます。

客室乗務員として航空業界に携わるための知識だけではなく、実際に客室乗務員がどのようなサービスを提供しているのかも機内実務を通じて体験することができます。ただ体験するのではなく、客室乗務員として必要な立ち振る舞いや言葉遣い、おもてなしの心を学んでいきます。

就職試験対策に力を入れているスクールが多い

エアラインスクールは航空業界に関した知識や体験を豊富に学ぶことができることが大きな特徴ですが、就職試験の受験対策に力を入れていることも大きな特徴の1つです。

具体的にはエントリーシートの記入の仕方からグループディスカッション、面接の模擬練習やビジネスマナー、手話や一般教養など各々が目指す航空会社の就職試験の向けた対策への取り組みが行われています。

自身の年齢や状況で検討する

エアラインスクールは数多く存在し、大手航空会社のエアラインスクールもあります。大手航空会社のエアラインスクールに進学したとしても、客室乗務員に必ずなれるわけではありませんが、航空会社系列のエアラインスクールだからこと学べる教育プログラムが用意されています。

客室乗務員には年齢制限がありますので、高校卒業後と同時に入学したいのか、社会人として働きながら通いたいのか、エアラインスクールではなく専門学校へ進学し時間をかけて勉強したいのかなど、自身がどのように客室乗務員になるための必要な知識を学ぶのかによって、進むスクールや学校を検討する必要があります。

客室乗務員の資格・試験まとめ

知識も大切だが人柄も大切

客室乗務員の職業は高い語学力も求められますが、体力も必要となりいろんなお客様に対しても柔軟に冷静に対応することができる人が求められています。

いろんな資格を持っているから採用されるわけでもなく、最終的には自身が客室乗務員という職業に対して深い情熱をもって業務に携われることができるのかを見ていることを忘れずに、しっかりと採用試験のために準備をすることが必要な試験と言えるでしょう。

客室乗務員(CA)の参考情報

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