海外ツアーガイドの給与・年収は?海外勤務で募集されている求人情報などをもとに解説

海外ツアーガイドの給与・年収は?海外勤務で募集されている求人情報などをもとに解説

海外ツアーガイドの仕事は、海外を訪れるツアー客や視察団などに対して空港への送迎、ホテルでのチェックインやチェックアウト、ショッピングのお手伝い、レストランの予約などが主な仕事です。この記事では海外ツアーガイドの初任給、給与、年収の平均相場を解説します。

海外ツアーガイドの初任給

海外ツアーガイドになるためには、海外に支店を持つ日本の旅行会社に就職する、日本の旅行会社の海外支店で現地採用してもらう、アルバイトや副業の形で海外ツアーガイドとして働くなどの方法があります。

日本の旅行会社に就職した場合、一般的には日本である程度の期間研修を受けて経験を積んでから、海外に赴任という形になり、自身がガイドとして働くこともあれば、現地ガイドやスタッフを束ねる管理職としての仕事を任されることもあります。

まずは学校卒業後、正社員として、旅行会社の社員になった場合の初任給はどれくらいなのか解説します。

旅行会社社員の初任給はおよそ20万円

新卒採用の旅行会社社員の初任給の相場は、およそ20万円です。

「2018年度新入社員の初任給調査」という一般財団法人労務法人研究所による報告では、全産業でみた大学卒の新入社員の初任給の平均は21万1,039円です。

旅行会社の初任給は他の仕事の初任給とほぼ同額の金額となっています。

旅行会社社員の初任給の実例

旅行会社のホームページでは新卒採用の募集要項を閲覧することができます。

その中から旅行会社の新卒社員の初任給を実例として紹介したいと思います。

H.I.S(株式会社エイチ・アイ・エス)

■募集職種
総合職

■給与額
大学院修了・大学卒・短大卒・専門学校卒:175,000円~208,200円

参照リンク:H.I.S

現地法人で勤務する場合の初任給

日本の旅行会社で働き、その後海外に赴任してツアーガイドとして働くこともできますが、現地法人での採用により現地に住んで海外ツアーガイドの仕事をするという方法もあります。

求人サイトなどに掲載されている実例には次のようなものがあります。

株式会社アティックツアーズ

■勤務場所
フィリピン セブ島での海外勤務

■給与額
月給18万円~

参考リンク:リクナビNEXT

現地に住む地元の人の平均月収が約4万円ですから、日本の給与の平均よりは安いと感じるかもしれませんが、現地ではそこそこの生活ができるくらいの収入にはなります。

アルバイトや副業で海外ツアーガイドとして働く

海外で生活している人や、海外赴任の旦那さんついて行っている奥さんの中には、空いた時間を利用しアルバイトや副業で現地ガイドの仕事を行っている方もいます。最近では、旅行者に現地ガイドを紹介するアプリなども普及し、それらを活用し現地ツアーガイドとしてデビューされるかたも増えています。

一例として旅行者とガイドをマッチングさせるアプリ「RootTrip」はスマホで旅行者が簡単に現地に住むガイドを探すことができます。

RootTripに登録されているガイドはランク付けされており、ガイドに支払う料金もランクに応じて変動します。ガイド料金は依頼内容によっても上下しますが、最高ランクのプラチナガイドの料金は、1時間10~40ドル(USD)です。

さらに海外旅行予約サイト「タビナカ」のように現地の日本人ガイド同行がセットになったツアーを販売している会社もあります。タビナカに現地ガイドとして応募し採用されるなら、日本の旅行会社や現地のガイド会社に就職することなく、海外ツアーガイドデビューすることも可能です。

海外ツアーガイドの平均給与

次に、海外ツアーガイドの平均給与、基本給以外に支給されるものを紹介します。

海外ツアーガイドの給与は20万円前後

厚生労働省のまとめている「賃金構造基本統計調査」には129の職種が挙げられており、それぞれの職種の平均給与が分かります。しかし一般事務や営業職など含まれていない職種もあります。

海外ツアーガイドもこの職種の中に含まれていないので、厚生労働省の報告をもとに平均給与を算出することはできません。

しかし、各種求人サイトの情報などを参考にすると、旅行会社などに勤務する現地ツアーガイドの平均月給はおよそ15~20万円前後であると言えます。

その中から給与モデルの一例を紹介します。

Kiwi Way Ltd(ニュージーランドのクライストチャーチにある現地ガイド会社)

■給与モデル
月給15万円

■雇用形態
正社員/アルバイト/パート

参考リンク:求人ボックス

海外勤務の特典

旅行会社の海外支店で勤務する場合、アルバイトや副業で海外ツアーガイドの仕事をするより、待遇面で優遇される場合があります。旅行会社の海外支店に勤務すれば、場合によっては次の2つの特典があります。

  • ビザ取得費を負担してくれる
  • 賞与

それぞれについてもう少し説明を加えます。

ビザ取得費を負担してくれる

海外で仕事をしたいと考えていても、就労ビザを発行してもらうには時間と手間、そしてある程度の費用がかかります。会社が費用やビザ発行の手続きをサポートしてくれるのは非常にありがたいです。

海外で現地ガイドやツアー企画の仕事などをしたいと考えているなら、海外に支店のある旅行会社への就職がおすすめです。

賞与

海外勤務する社員に対して賞与つまりボーナスの支給を定めている会社もあります。ボーナスは給料の1ヶ月から3ヶ月分というのが一般的な相場です。夏と冬の年2回支給される会社が多くありますが、年1回支給のところもあります。

フリーの海外ツアーガイドは安定した仕事の受注が難しい!?

フリーの海外ツアーガイドは住んでいる国や地域、雇われている会社との契約内容、ガイドとしての実力などにより、仕事量が変化します。毎月安定した額の給与をもらうというのは難しい場合があります。

そのため、他のアルバイトをしたり、海外赴任中の旦那様についてきている奥様がパート感覚で行ったり、本業に対しての副業というポジションで行っている方も大勢いるようです。

海外ツアーガイドの平均年収

次に、海外ツアーガイドの年収の平均を紹介します。

海外ツアーガイドの年収は300万円前後

先ほど紹介したように、「賃金構造基本統計調査」の129の職種の中に、海外ツアーガイドは含まれていません。そのため、平均年収もこの報告に基づいて算出できません。

しかし、各種求人サイトの情報などを参考にすると、旅行会社などに勤務する現地ツアーガイドの平均年収はおよそ300~400万円前後であると言えます。

以下、年収モデルを紹介します。

株式会社アティックツアーズ

■給与モデル
①300万円/入社2年/月給21万円+賞与

②360万円/入社4年/月給23万円+賞与

参考リンク:リクナビNEXT

「賃金構造基本統計調査」によると平成29年の男女の平均年収は304.3万円です。旅行会社の海外支店に勤務する人の年収もほぼ同じ金額です。もちろん勤務する会社の事業規模により年収の金額は上下します。

日本の年収と比較すると安いと感じるかもしれませんが、国によっては住宅費や生活費、物価が日本よりもはるかに安い国もあります。そうした国で現地の人の時給や年収と自分の時給や年収を比較すれば、海外ツアーガイドの仕事は、割のいい仕事と考えることができます。

海外ツアーガイドの給与・年収まとめ

旅行会社に勤務すれば安定するがフリーでは不安定!?

日本の旅行会社の海外支店、現地の旅行会社などに雇われている海外ツアーガイド、もしくは現地ガイドならば、会社から決まった額の給料が支払われる場合が多いので収入は安定します。

しかし、アルバイトや副業でツアーガイドを行っているフリーの人の場合、観光シーズンではない時などは仕事が減ることもあります。そのような場合収入が安定しないこともあります。

どのような形態で海外ツアーガイドとして働くとしても、現地を訪問する日本人観光客の貴重な思い出作りに貢献できるのは共通です。海外に住みたい、働きたいという夢のある方は海外ツアーガイドという仕事も考えてみるのはいかがでしょうか。

海外ツアーガイドの参考情報

平均年収300万円~400万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職種旅行・ホテル

統計情報 出典元:

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