調香師の資格・試験とは?役立つ資格の特徴や試験の難易度、合格率などを解説

調香師の資格・試験とは?役立つ資格の特徴や試験の難易度、合格率などを解説

調香師になる人から人気の資格、薬剤師や臭気判定士。必ずしも試験を受けないと業務に就けないわけではありませんが、持っていればスキルの証明になり転職でも有利に働くことはあるでしょう。それぞれの資格の特徴や試験の難易度、合格率など試験の情報についてまとめました。

調香師に役立つ資格、薬剤師とは?

薬に関するスペシャリストの証明となる国家資格

調香師として仕事をする際に必須になる資格は特にありません。薬剤師の資格は国家資格である薬剤師国家試験に合格して、薬剤師免許を取得する必要があります。

薬剤師の資格は、調香師としての仕事に役立つイメージがないと思いますが、調香師を目指して化粧品会社や香料会社に就職する際には大きな武器になるでしょう。化粧品会社でも医薬部外品など医薬品に準ずる製品を扱っているからです。

加えてパヒューマーとして独立する場合には会社に薬剤師を置くことが法律で決まっているので取得しておくと便利な資格であるといえます。

患者の治療や健康に貢献できる資格

調香師を目指す人にオススメの資格として薬剤師が挙げられますが、もともとは薬剤師法によって規定されている健康や患者の治療に貢献できる資格です。

薬局や病院に勤務することが多い薬剤師ですが、需要も多く、女性を中心に人気の高い資格の一つです。

薬剤師の難易度・合格率

国家資格として難易度は高め。十分な試験対策を

厚生労働省が発表した試験合格率を見てみると受験する年によって難易度が若干変わるというのが実情ではありますが、平均的には60%から80%ぐらいといわれています。

合格率は高いですが、幅広く学ぶ必要があるので長期的な学習が必要になります。

薬剤師の資格試験の概要

合格率 全国平均 約60~80%
受験資格 薬学系の大学で6年間の学びが必要
受験費用 6800円
出題範囲
  • 物理・化学・生物
  • 衛生
  • 薬理
  • 薬剤
  • 病態・薬物治療
  • 法規・制度・倫理
  • 実務

薬剤師の国家試験を受けるには一定の経験が必要

薬剤師の国家資格を受けるには一定の経験が必要で6年生の薬学系の大学を卒業する必要があります。

調香師になる際に薬剤師の資格はとても便利なものになりますが、薬剤師国家試験を受けるための基準が厳しいので長期的な学習が必要になります。薬剤師の国家資格を取得してから調香師の学習をする人もいるようです。

調香師に役立つ資格、臭気判定士とは?

嗅覚が求められる臭いに関する国家資格

臭気判定士とは、人の嗅覚を使った測定方法による測定を管理・統括する責任者を証明する国家資格です。臭気の濃さの正しい測定など香りに関する資格であるので調香師として役立つ資格の1つです。

合格すれば臭気測定を監督することが出来る

臭気判定士の仕事は臭気測定を監督する事で、臭気指数や臭気濃度を算出するために必要な資格であり業務内容とされています。

資格取得者として臭気判定士は3000人強登録されていますが、一般的に嗅覚測定業務に従事している人が多いです。臭いについてのプロフェッショナルとして調香師になるために、嗅覚のスキルの大きな証明になることは間違いありません。

臭気判定士の試験難易度、合格率

試験の難易度は低め。臭いに敏感になっておく

臭気判定士の試験は、総合得点率70%以上で各科目別最低得点率は35%以上で合格になります。試験の難易度は比較的低めではありますが合格率は約20%ほどといわれています。

臭気判定士の試験は筆記試験と嗅覚試験の2つがありどちらも合格しなければいけないので合格率は低めになっていると考えられます。

臭気判定士の資格試験の概要

合格率 約20%
受験資格 18歳以上であること
受験費用
  • 臭気判定試験 18000円
  • 嗅覚検査 8000円
出題範囲 ■筆記試験

  • 嗅覚概論
  • 悪臭防止行政
  • 悪臭測定概論
  • 分析統計概論
  • 臭気指数測定実務

■嗅覚検査

  • 1~5までの番号のついた「匂い紙」から基準臭の付いた2つを嗅ぎ当てる

参考書と過去問で学習しよう

臭気判定士の試験の合格率は高くありません。最近では問題が難しくなっている傾向もあるので、協会が指定する参考書で学び、過去問で理解度を上げ、余裕があれば過去問以外にも学習範囲を広げましょう。

臭気指数などの計算問題は確実に解けるように学習することが合格への近道といえます。協会が開催している講習を受講することもオススメです。

その他の調香師に関連する資格

国家資格以外にも調香師に関する資格はさまざま

調香師としての実務や就職に役立つ薬剤師や臭気判定士の国家資格以外にも調香師の仕事に関連する資格はいくつかあります。調香師として香りに関連する資格は取っておいて損はないでしょう。

  • 日本調香技術師検定
  • ハーブ検定
  • アロマテラピー検定
  • ル・ネ

一覧にあるハーブ検定はハーブに関する基礎知識を証明するもので、ハーブの香りについて深く知る必要があります。

ル・ネは香水の本場であるフランスで行われているもので、資格ではありませんが「鼻」という意味の称号になります。約6000種類以上の香りを嗅ぎ分けられるという高い能力をもった調香師に与えられます。

調香師に役立つ資格が取れる学校

日本フレーバー・フレグランス学園

日本フレーバー・フレグランス学園では食べ物のフレーバーの香りと香水や化粧品のフレグランスの香りの開発技術を同時に習得できます。

チューイングガムやアイスなどの製造実習が多く、実際に自分で匂いや香りについて学ぶことでより具体的に調香師の実務を理解することができます。

多彩な科があり好みに応じて選べる

日本フレーバー・フレグランス学園には、基礎科や応用科、専修科やプロフェッショナル科があり自身のスキルに応じて学びを選択できる魅力があります。

基礎科では、初めて香料・調香の勉強を始める人のために、単品香料の記憶方法、アコードと調香のやり方など初歩からの学習ができます。

プロフェッショナル科では、香料の応用知識を学ぶことが出来るので、基礎でもプロフェッショナルでも資格取得に向けて学習することができます。

東京バイオテクノロジー専門学校

東京バイオテクノロジー専門学校では、調香師養成のみを専門にしたコースはありませんが、パフューマーによる本格的な調香実習があります。化粧品開発コースの中に調香師としてのカリキュラムがあるのでかなり専門的に学ぶことが出来ます。

インターンシップや実習が充実

東京バイオテクノロジー専門学校では、法人系の研究機関から研究テーマをもらい1年半研究を行う長期インターンシップがあります。

企業と一緒に商品開発を行うことで学生が考えた商品が商品化されたり可能性が広がります。東京バイオテクノロジー専門学校では在学中にリアルな現場を経験することができる魅力があります。

就職サポートも充実

東京バイオテクノロジー専門学校では学生一人一人を知る担任とキャリアセンターが就職をしっかりとサポートしてくれます。それぞれの希望を聞いて筆記試験対策や面接練習など就職先に就けるように丁寧なサポートが魅力のひとつ。

2年次の終わりには実際に採用面接を担っている人事担当者による面接練習もしてくれます。バイオ業界と太いパイプで結ばれているので就職を有利にしてくれます。手厚い就職サポートを活用しながら調香師としての資格の取得にも目指せます。

調香師の資格・試験まとめ

調香師になるなら2つの国家資格、薬剤師と臭気判定士を目指そう

調香師の仕事自体は特別な資格や試験に合格しなくてもできる仕事ですが、自身のスキルアップや幅広く活躍したいと考えるのであれば資格を取得する方がベターです。国家資格の薬剤師に合格すれば化粧品会社などに就職する際に役立ちますし、独立をする際にも必要になる資格です。

調香に関連する資格試験は国家資格以外にも多くの試験が行われています。まず薬剤師や臭気判定士の資格取得を目指しつつ、多くある調香関連の資格のいくつかの取得を目指してみてはいかがでしょうか。

調香師の参考情報

平均年収350万円~500万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職種飲食

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