エステティシャンの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

エステティシャンの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

エステティシャンの仕事は、かつてはフェイシャル、ボディといった局所的な施術が中心でしたが、現在はトータルビューティーの観点のもと、総合的な身体のケアが中心となっています。本記事では、エステティシャンの具体的な仕事内容、仕事のやりがいなどについてご紹介します。

エステティシャンとはどんな仕事?

ビューティーサロン、エステサロンなどで施術を行う仕事

エステティシャンは、「エステティック(美学、美)」の向上・改善を目的に、美容に効果のあるマッサージや身体の局所的・全体的なケアを行う、美の専門家です。

「エステティック」の語源は、「美しいと感じる心」を意味するギリシャ語「アイステイシス」と言われています。エステティックの発祥はフランスといわれており、エステティックという言葉が西洋において「美学」「美意識」などを意味するように、様々なケアや施術を行うことによって美しさの総合的な向上を図る姿勢を表します。

エステティシャンは、主に女性の美を向上する目的で、ボディラインを引き締めて痩身効果のあるマッサージを行ったり、美白ケアや脱毛など、美容目的のあらゆる施術を行います。

エステサロンやビューティーサロン、美容外科などにおいて、美容を目的とした施術を行うほか、より美しくなるための食事や運動のアドバイス、美容に効く商品の販売なども行います。

現代では「トータルビューティー」の観点が主流となっている

日本では元々「美顔術」として古くは明治時代から行われていた女性向けのフェイシャルケアが発端とされています。エステティックが日本でブームになった昭和60年代においても、依然としてフェイシャルケアが中心でした。

そもそもエステと聞いて思い浮かぶのは、肌など身体の表面へ美容液を塗り込んだりマッサージしたりする光景ではないでしょうか。特に「美」を象徴するのは顔と肌である、と考える人は実際に多くいて、昔はその通りフェイシャルケアや肌のケアが主でした。

しかし現在では、発祥地であるフランスや日本でも、フェイシャルケアに限らず、「トータルビューティー」と呼ばれる全身に及ぶ総合的なケアを行うサロンが主流となっています。

こうした総合的な美容に向けたケアは、その人自身の自然治癒力に働きかけることで効果を生みます。表面に対するケアのみならず、「身体の内面から綺麗になる」とよくいわれるように、健康改善も含めた内面的なアプローチも含みます。

そうした内外面のケアによってより美しく健康的な肌になるように働きかけるのがエステティシャンの役割です。

エステティシャンの具体的な仕事内容

エステティシャンが担当する施術の具体的な内容

トータルビューティーの観点から、エステティシャンは様々な施術の技能や知識を求められます。現在、エステティシャンが担当するエステティックは、大きく分けて2種類に分けることができます。主に美容を目的とした「ソワンエステティック」と、医療的観点の「メディカルエステティック」です。

美容の観点から実施される「ソワンエステティック」には、古くからあったフェイシャルケア(顔に対するケア)を筆頭に、ボディ(胴体)、レッグ(脚)、フット(足先)の各部の局所的なケアが含まれます。

近年ではそれに加えて、痩身や脱毛、メイクアップやネイルなどの身体部分のトータルケアから、リラクゼーション、カウンセリング、ストレスケアなど、精神的な部分に大きく関わるケアも実施されています。そうした多方面からのケアを通じて、心身ともに美しく健康になろう、というアプローチがとられています。

医療を主軸にした「メディカルエステティック」は、医療機器を用いた施術、例えば医療レーザー脱毛や腸内洗浄を含み、シワ伸ばし、ケミカルピーリングなどの医療的な施術もメディカルエステティックに含まれています。

昔ながらのソワンエステティックは手技と呼ばれるハンドケアによる施術がメインに用いられますが、近年はますます多様化が進んでいます。経絡やツボを刺激する東洋医学的アプローチや、アーユルヴェーダ(インドの伝統医学)の知識を応用した施術、ロミロミと呼ばれるハワイの伝統的なマッサージなど、従来はあまり知られていなかった多様な施術がエステティックに取り入れられています。

人の手によるものだけでなく、医療レーザーや超音波機器、ヒートマットなど、機械技術を取り入れた施術も人気です。このように非常に多様化するエステティック業界は、変化が激しいことでも知られていて、常に進化し続ける器具や機械の知識を取り入れる必要があることはもちろん、海外の新しい施術の手法も次々に取り入れる必要があります。

男性のエステティシャンも増えている

エステティシャンと聞くと、きめ細やかな施術をしっかりと丁寧に行う女性を思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、近年では海外でも日本でも、男性のエステティシャンが増えています。近年は男性の美容意識も年々高まっていますし、それに比例して男性エステティシャンが増えるのも当然といえば当然の話です。

女性限定で男性の雇用を受け付けないサロンも一部存在しますが、時代の変化に合わせて、男性エステティシャンが在籍するサロンは年々増え続けています。昔と違って性別の多様性を尊重する世の中になってきていることもあり、美容の世界は男女関係なく対応できることが求められています。

女性だけでなく男性エステティシャンも活躍できる業界になることで、より大きな安心感と信頼性が強くなっていくと考えられます。

エステティシャンの仕事のやりがい

美容を通して人々を幸せにできる仕事

エステティシャンの仕事は、国家資格があるわけでもありませんし、医療と違って直接的に命を救うような、生命に関わる仕事というわけでもありません。

しかしながら、人間の文化的生活において、美の追求は大昔から世界中で行われており、無数ともいえるアプローチが実施されては消えていきました。特に女性にとって、美容とは自分の社会生活に大きく関係するものとして、生活に大きく取り入れている人も多いでしょう。

近年では、健康美という言葉も一般に浸透しており、身体の内面から「美」を作っていく姿勢が叫ばれるようになったことで、従来はあまり考慮されてこなかった医療的なアプローチであるメディカルエステティックも浸透しつつあります。

身体的健康が結果的には表層的な概念である「美」を構成する重要な要素と考えられるようになったことで、生きることそのものに関しても美容的な考え方が応用されるようになりました。例えば痩身によって身体の健康を取り戻すことにつながるという事実など、美容と健康はますます結びついていくことでしょう。

こうした健康も考慮したトータルビューティー的観点によるエステティックによって、人々はより長い期間にわたって美しく健康的に生きられるようになっていくかもしれません。こうした総合的な観点からエステティシャンの仕事を俯瞰した時、「エステティシャンは人々を幸せにする仕事」といえるのではないでしょうか。

その人自身の自然治癒力を高めることで、人生を後押しする仕事

エステティシャンが行うエステティックの手法は、元来、医療的な治療を目的としたものではなく、マッサージやケアを行うことによって「その人自身の自然治癒力を高める」アプローチで、美容に働きかけるものです。

これは東洋医学など伝統医学にも当てはまる手法で、直接的な効果をもたらすのではなく、その人自身の生きる力を少しずつ後押ししていくことで、より健康に、より美しくなれるように働きかけます。

治療を施すことで直接的に患部を治癒するのではなく、もともと備わっている能力を活かしていく、というアプローチは、教育においてもいえることですが、その人自身の本来の能力を引き出していることを実感させることによって、その人自身の自信につながったり、熱意をより大きくしたりもするものです。

本質的には、施術者であるエステティシャンの力ではなく、施術を受ける人自身の力である、ということを自覚してもらうことで、長生きすること、美しくなることへの積極的な心持ちを生むことにもなるでしょう。そうした喜びも、エステティシャンにとって大きなやりがいへとつながっていくのです。

エステティシャンの仕事内容まとめ

美容は健康にも通じる、生きる力の後押しができる仕事

エステティシャンが実施するエステティックの手法は、今や表面的な美を磨くだけの仕事ではなく、身体の健康面も含めた総合的なアプローチによって、生命活動にも大きく寄与するようになってきています。

ただ長く健康的に生きることのみならず、健康的に、より長く、より美しく生き続けることが、人間の文化的生活において今後ますます重要になっていくかもしれません。美が健康につながり、健康が美につながる、そうした施術を提供できるようになることこそが、これからのエステティシャンの社会的役割となっていくでしょう。

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必要資格 必要資格なし
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職種美容・ファッション

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