和裁士になるには?必要スキルや向いている人の特徴などを具体的に解説

和裁士になるには?必要スキルや向いている人の特徴などを具体的に解説

着物など和服を仕立てたり直したりするスペシャリスト・和裁士になるにはどんなスキルが必要なのでしょうか?このページでは、和裁士になるために必要なことや向いている人の特徴、和裁士になるための学校の選び方や注意点などをご紹介します。

和裁士になるには何が必要?

和裁士になるには集中力が必要

和裁士になるために必要な要素はいくつかありますが、集中力を持つことは非常に大切です。和裁士のおもな仕事は、一枚の長い布状になっている反物を使用して和服に仕立てることや古くなったりサイズが合わなくなった着物を直すことです。どちらの作業においてもミシンは使わず、ほとんどを手作業で行います。

和裁士が扱う反物の中には非常に高価なものもあります。裁断ミスやサイズ違いなどのミスは許されません。そのため、和裁士はどんな状況でも丁寧にコツコツと作業できる集中力が求められます。

着物に関する知識も必要とされる

基本的に和裁士は一人で作業をします。誰とも会話をすることはなく、黙々と作業を続けます。作業中に分からないことがあっても自分で解決しなければなりません。そのため和裁士になるには着物に関する豊富な知識を持っていることが大切です。

和裁士を目指す人のほとんどは、和裁士のところへ弟子入りをしたり、和裁の専門学校で学んだりします。和裁士になるためには、まずは知識を身につけることから始まります。

和裁士の仕事は責任感を必要とする

和裁士になるために求められることとして責任感があげられます。和裁士は依頼された仕事を確実にやり遂げなければなりません。着物に仕立てる場合も着物の直しをする場合も失敗は許されません。お客さんに喜ばれるような仕事をするためには、責任感が大切です。

スケジュール管理も重要な仕事

お客さんによっては、着物の注文をする際に納期を決める人もいます。大事な催し物や冠婚葬祭などで着物を着る場合には、期日に間に合うように作業を進めていかなければなりません。場合によって休日や睡眠時間を割いてまで作業を続けなければならないこともありますが、お客さんから信頼を得るためにも納期に間に合うように仕事をします。

納期以外でも和裁士が苦労することはあります。その一つに、反物を用意してもらったものの長さが足りないときです。お気に入りの反物を使用して着物を仕立ててもらいたいと強く要望される時には、できない旨を伝えるだけでなく、何とかして着物に仕立てることができるように工夫します。

和裁士はどんな状況でも対応できるようにしながら、約束した納期に間に合わせるようにします。そのため和裁士になるのにはスケジュール管理ができることが大切です。

和裁士に向いている人、適性がある人

手先が器用な人は和裁士向き

和裁士になるには、もって生まれた能力や性格的特徴も関係しています。まず、和裁士に向いている人として手先が器用なことがあげられます。

和裁士仕事は針や糸などを使って細かい作業を延々と行います。袖や衿などをパーツごとに分けて縫い合わせていきます。失敗しないように集中しながら約束した納期に間に合わせるようにスピーディーに作業をします。そのため手先が器用ならば和裁士として続けることができるでしょう。

基礎体力があるのも求められる適性の一つ

和裁士に求められる適性には体力も含まれます。和裁士の仕事は、作業場でコツコツと作業をするイメージもありますが、実際にはかなりの体力を使います。

和裁士は座って作業することが多いですが、長年続けていくと姿勢が原因で慢性的な肩こりや腰痛を抱えてしまいます。さらに集中して作業をするが故に、目の疲労による視力低下の問題を抱える和裁士もいます。そのため仕事を続けるためには基礎体力があることが求められます。逆に体にトラブルを抱えている人は、向いていないといえるでしょう。

仕事にやりがいを持てる人は和裁士向き

和裁士になるために必要な性格的特徴として、仕事にやりがいを持てることがあげられます。働く地域にもよりますが、和裁士の収入は他の職種と比較すると少ない傾向にあります。

和裁技能士1級の資格を持つようなベテランの和裁士でも、給料は20万円前後ということもあります。独立して働けば、ある程度の安定した収入も期待できますが、着物を着る機会が少なくなった現代では、和裁の注文もそれほど多くはないため高収入を得ることは難しくなっています。

和裁士になるには、収入面よりも美しい着物を仕立てるというやりがいに目を向けることができる人のほうが向いているといえるでしょう。

着物に興味があることも向いていている特徴の一つ

着物は日本の伝統文化の一つです。成人式や七五三、入学式や卒業式などでは着物を着る人も多く見かけます。和裁士の仕事は着物を仕立てたり直したりすることがメインですが、着物の保管方法や着物の正しい着付け方などを説明できるならば、多くのお客さんに喜ばれます。

着物についてのアドバイスができるようになるためには、着物についての強い興味を持つことが大切です。着物も洋服と同じように流行があります。お客さんの年齢に合わせた流行の着物を紹介できるならば、信頼の持てる和裁士として活躍できるでしょう。

和裁士になるための学校・教室

和裁の学校へ通えば、和裁士を目指す仲間を見つけることも可能

和裁士になるための特別な資格や学歴はありませんが、和裁士になるために基礎的な知識を身につけておくことは大切です。

和裁士になるための方法の一つに和裁の学校に通うことがあげられます。学校で学ぶならば和裁に関する基礎を習得するだけでなく、共に和裁士を目指す仲間と知り合うことができるため、モチベーションを高めることができるでしょう。

自分に合った学校選びを

和裁の学校への進学を希望する場合は、まずは学校選びから始まります。和裁の学校はたくさんあり、設備やカリキュラムも異なります。また就職活動の際に具体的なアドバイスや会社の斡旋を行っている学校もあるため、複数の学校を比較して決定するようにしましょう。

以下のような学科・コース名の場合は、和裁士を目指す人のためのカリキュラムが用意されていることがあるので詳しくチェックしてみるといいでしょう。

  • 高等師範科
  • 和裁本科
  • 師範科
  • きもの科
  • 和裁特別専門科
  • 和裁テクニカル学科
  • きものトータル学科
  • プロフェッショナル科
  • 衣装製作コース

和裁の通信講座で学ぶという選択肢もある

和裁士になるために通信講座を選ぶ人もいます。一部の服飾専門学校では、遠方に住んでいる人や家庭の事情などで通うことが難しい人のために、和裁の通信講座を開講しています。学習期間は1年間で、基礎縫いから始まり、袷長着や襦袢の仕立て方についても学習できます。

課題についても実物を郵送すれば専門の講師がチェックするため、安心して学ぶことができます。通信講座では受講開始日などが定められていないため、学びたいと思ったらいつでも申し込みができるのもメリットの一つです。

個人の和裁教室に通う

和裁士になるための方法として、和裁教室に通うこともあげられます。和裁の大学や専門学校では入学金や授業料がかかりますが、和裁教室ならば少ない費用で学ぶことができます。

ただし、和裁教室の多くは和裁を趣味で行いたい人を対象にしているため、専門的な知識や技術を学べるのはごく稀です。そのため、和裁士として働くために高度な技術を身につけたい人は別の選択肢がおすすめです。

和裁士になるには?まとめ

集中力や責任感は大切。手先の器用さも求められる仕事

和裁士になるためには集中力や責任感が必要です。加えて、手先が器用であったり基礎体力があったりするならば、和裁士に向いているといえます。さらに、和裁の仕事は納期に合わせて仕事をすることも多いため、毎日の仕事を予定通りにこなすことができるようにスケジュール管理ができる人は、和裁士として活躍できるでしょう。

和裁士になるために、まずは大学や専門学校で和裁の知識や技術を習得する道を選ぶ人もいます。学校によってカリキュラムが異なるため、いくつかの学校を比較しながら慎重に選びましょう。

和裁士の参考情報

平均年収180万円~250万円
必要資格
  • 和裁技能士
資格区分 国家資格
職種美容・ファッション

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