住宅設備メーカー社員の資格・試験とは?役立つ資格の特徴や試験の難易度、合格率などを解説

住宅設備メーカー社員の資格・試験とは?役立つ資格の特徴や試験の難易度、合格率などを解説

住宅設備メーカー社員として働く上で役立つ資格はあるのでしょうか。仕事を行う上で取得しておいた方が良い資格があることも少なくありません。今回は、住宅設備メーカー社員に役立つ資格試験情報についてご紹介します。

住宅設備メーカー社員に役立つ資格「販売士検定」

販売士検定とは?

一般社団法人日本販売士協会が認定している資格が販売士検定試験です。リテールマーケティングとも呼ばれていて、質の高い販売スキルを証明できます。

住宅設備メーカー社員としての営業として働く場合、お客様に商品を紹介するために取得しておくべき資格と言えます。販売方法やマーケティングなど、実践的なスキルが問われる試験は住宅設備メーカー社員に限らず多くの業界で注目されています。

キャリアアップにも役立つ資格

販売士検定は活躍の場が幅広い特徴があり、販売のプロとして高い評価を得られます。将来的に住宅設備メーカー社員として、キャリアアップを目指すために取得しておきましょう。

販売士検定の難易度・資格試験の概要

3級なら十分な試験対策をすれば合格は難しくない

販売士検定の資格は、マークシート方式の選択問題です。合格ラインは70%以上の正当率で合格する事が出来ます。販売士検定は3級から1級までランクがあり、級によって難易度も異なります。

1級を取得すれば、マーケティングや財務、経営戦略の質の高い技術を習得できます。1級の合格率は約22.8%で、2級が43.9%、3級が53.4%です。

1級の合格にはマーケティングや販売の幅広い知識が必要になりますが、試験対策を十分に行えば合格できるでしょう。

合格率

販売士検定3級 53.4%
販売士検定2級 43.9%
販売士検定1級 22.8%

受験資格

特になし。誰でも受験可能

受験費用

販売士検定3級 4,200円(税込)
販売士検定2級 5,770円(税込)
販売士検定1級 7,850円(税込)

出題範囲

小売業の類型、マーチャンダイジング、ストアオペレーション、マーケティング、販売・経営管理

繰り返し問題を解くことで合格率をアップできる

販売士の学習方法としては、テキストの活用がおすすめです。テキストは級によって販売されており、気軽に購入できます。販売士検定はマークシート方式なので、テキストを繰り返し解くことで合格率がアップするでしょう。

販売士検定は5年毎に更新する必要がある

販売士検定は、取得してから5年毎に更新をする必要があります。流通は変化が激しいことから販売において活躍するために更新は必要です。

販売士検定の更新方法は、通信講座でのネット解答と郵送解答があります。郵送された教材で解答することで更新が出来ます。郵送で資料を受け取って解答した後に郵送する方法とインターネットで解答する方法があるので、好みで選ぶようにしましょう。

講習会に参加して更新する方法もあります。講習会に参加することで、1日で更新が出来るのが大きな魅力です。いくつか更新方法はありますが、更新料は必要になります。

住宅設備メーカー社員に役立つ資格「建築設備士」

建築設備士とは?

建築設備士は、建築設備全般である空調や電気などの知識を証明する資格としても人気があります。住宅設備メーカー社員として技術系に就く場合、取得しておくべき資格であると言えます。

建築設備士の難易度・資格試験の概要

1次試験と2次試験に分かれていて難易度は非常に高い

建築設備士の資格は、1次試験と2次試験に分かれていて、1次試験では学科試験のマークシート方式になっています。2次試験では、設計の製図を行う実技試験になっています。

合格率は1次試験が約30%、2次試験が約50%でどちらも合格しないといけないので、全体的な合格率は約20%前後となっています。難易度も高い試験なので、十分な試験対策が必要な試験と言えるでしょう。

合格率

約20%

受験資格

  • 4年生大学卒業後実務経験が2年以上
  • 短期大学・専門学校で実務経験が4年以上
  • 高等学校卒業後実務経験が6年以上
  • 一級建築士、一級電気工事施工管理技士、一級管工事施工管理技士、電気設備主任者など国家資格を取得して実務経験2年以上

受験費用

36,300円(税込)

出題範囲

学科試験 建築一般知識・建築法規、建築設備
設計試験 建築設備基本計画、建築設備基本設計製図

1次試験と2次試験の試験対策が必要

建築設備士の試験は、1次と2次の試験をどちらも合格しなければ取得することは出来ません。1次試験の筆記試験では、専門性の高い問題が多いのでテキストを使用して繰り返し学ぶことが重要です。

2次試験は製図をする必要があります。2次試験では監督員が正誤の判断をすることから、文字が読めない場合には採点はされません。分かりやすい文章で記載することも求められます。

2次試験の対策は講習会に参加して学習をすることが一般的で、独学で2次試験の対策をすることは難しいと言われています。

その他の住宅設備メーカー社員に役立つ可能性がある資格

住宅設備メーカー社員に関する資格はさまざま

販売士や建築設備士以外にも、住宅設備メーカー社員に役立つ可能性が期待できる資格はいくつかあります。

  • 普通運転免許
  • 宅建士
  • 一級建築士
  • 一級管工事施工管理技士
  • 一級電気工事施工管理技士

特に普通自動車免許は、住宅設備メーカー社員の営業になるには取得が必須です。住宅設備メーカー社員の営業は自社の展示場や現場などを移動することが多いことから応募条件の一つとして設けていることがあります。ATでもよいので、最低限の資格として自動車免許は取得しましょう。

住宅設備メーカー社員に役立つ可能性がある資格を取れる学校

東京工学院専門学校

東京工学院専門学校では、住宅設備メーカー社員などを目指す人のために建築学科が用意されています。

様々な作図法を身につけながら、プレゼンの技法を学べるカリキュラムが魅力です。資格の受験対策もカリキュラムに含まれている事から資格取得もしやすい環境にあります。

就職指導は入学時から始まる、徹底的なフォローが魅力

東京工学院専門学校では、就職指導は入学してからすぐに始まります。カウンセリングや就職のガイダンスを積極的に行い、学生をフォローしています。

求人受付の窓口であるキャリアセンターから希望の求人を紹介します。人それぞれ異なる希望に合わせてスタッフが紹介してくれるので、就職に対する不安は軽減されます。

出会いの場でもある企業説明会も積極的に行っており、学生のための徹底的なフォローが魅力です。

住宅設備メーカー社員の資格・試験まとめ

住宅設備メーカー社員になるなら2つの資格、販売士検定と建築設備士の合格を目指そう

住宅設備メーカー社員の仕事自体は、試験や資格を取得していなくても業務に就くことは可能です。ただ、就職や転職を検討している場合は、資格を取得しておくことが良いでしょう。

営業系や技術系によっても取得しておくべき資格は異なります。営業系なら販売士検定、技術系なら建築設備士の資格に合格すれば、役立つ可能性があります。

まずは販売士検定と建築設備士の資格取得を目指しつつ、自分の理想とする住宅設備メーカー社員像に役立ちそうな資格を取得してみてはいかがでしょうか。

住宅設備メーカー社員の参考情報

平均年収500~700万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種企業

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