コピーライターの給与・年収はいくら?売れっ子になれば青天井の収入も望める仕事

コピーライターの給与・年収はいくら?売れっ子になれば青天井の収入も望める仕事

コピーライターの給与・年収は勤める会社や働き方によって大きく異なります。大手広告代理店へ就職できれば高収入を期待できますが、多くのコピーライターは中小広告代理店や広告プロダクションに所属することになるでしょう。ここでは、コピーライターの給与・年収をご紹介しながら、給与アップするための働き方や、この仕事の難しさなどについてお伝えしていきます。

コピーライターの初任給はいくら?

コピーライターの主な就職先は広告代理店や広告プロダクション。大半のコピーライターは中小広告代理店や小さな広告プロダクションに所属し、業界全体を支えています。

コピーライターの初任給は勤める会社の規模や雇用形態によって変わりますが、ここでは、一般的な大学卒業の初任給について紹介していきます。

大学卒業の初任給は20万円~30万円ほど

4年制大学を卒業して広告代理店へ入社した場合の初任給は、一般的には月給20~30万円前後といえるでしょう。広告代理店の下請けとなる広告プロダクションや制作会社にもコピーライターは所属しています。そのような小さな会社では20万円を下回ることも珍しくはありません。

フリーのコピーライターもいますが、最初からフリーで働けるコピーライターはいません。まずは広告代理店へ就職し、少しずつ実績を積み重ねていくことで、いずれはフリーへの道も開けてくるでしょう。

意外と多い転職組

大手広告代理店を除き、一つの会社にとどまり定年まで勤めあげるという人は、そう多くありません。多くのコピーライターは、より良い給与を求めて転職するか、独立してフリーになるパターンのどちらかに分かれます。

コピーライターは経験さえあれば転職がしやすく、転職することで給与がアップする可能性も高くなります。フリーになることでも収入アップの可能性はありますが、税金の処理など自分で行う仕事も多くなり、自己管理が大変になることも予想されます。

コピーライターの平均給与

コピーライターの平均給与は20万円~40万円ほど。会社で働いているコピーライターと、フリーのコピーライターでは平均の収入にもバラつきがあり、フリーの方が平均の収入は低くなりますが、有名になれば青天井というのもこの仕事の特徴です。

フリーのコピーライターは柔軟さが求められる

広告代理店で経験を積み、フリーのコピーライターとして独立する人も多くいます。フリーのコピーライターとしての受注先は広告プロダクションや制作会社となりますが、報酬などは自分で交渉して決めることになります。

A4サイズの印刷物で1ページあたり3万円からが一般的な相場とされていますが、実際には、納期や掲載媒体、仕事を受ける制作会社や広告プロダクションとの関係性によって臨機応変に対応できる柔軟さが求められます。

フリーになれば稼げるのか?

コピーライターは仕事をするための設備投資がほとんど必要なく、そういう意味では独立がしやすい職業だといえるでしょう。フリーになり、安定して仕事がもらえるようになれば、会社で働くコピーライターよりも大きく収入を伸ばすこともできます。

しかし、よほど知名度が無い限り、独立してどんどん仕事が入ってくるということはなく、収入をアップさせるためには、それ相応の努力が求められます。年収数千万というコピーライターになれるのは、ごくごく一握りだと思っておいたほうがいいでしょう。

会社員として働くコピーライターの給与

大手広告代理店も含め会社員として働く場合、正社員、契約社員など雇用形態で給与も変わり、勤続年数や個々の経験、実力により大きな差が出てきます。比較的安定して仕事をもらえるので、平均給与もフリーのコピーライターより高くなる傾向があります。

会社で働く場合は基本給に加えて残業代やボーナスが加算されることも多いですが、欧米からの影響で「年棒制」をとっているところもあります。年棒制の会社は、その金額を12ヶ月分に分けて支払う場合が多いようです。

会社員として働くコピーライターの働き方

広告はチームプレーで作られていきます。雑誌広告であればアートディレクターやグラフィックデザイナーと共に仕事を進めますし、テレビCMならディレクターやプロデューサーと共に仕事を進めていきます。ある会社ではコピーの仕事だけでなく、プランナーとしての仕事も兼業して行なっている人もいるそうです。

最終的にはクライアントからの要求を満たせるよう、他のディレクターやクリエーターと話し合いながら、一つのキャッチコピーに絞り込んでいくという仕事の流れになります。

広告代理店と広告プロダクションの違い

コピーライターの主な就職先は広告代理店と広告プロダクションや制作会社になりますが、両者の仕事内容には違いがあります。

大まかに説明すると、広告代理店はテレビCMプロダクションやメーカーなどのクライアントと、媒体であるテレビ局や雑誌出版社の間に立って、依頼された仕事を社内制作するか、外部委託するかをジャッジして進めていきます。

一方、広告プロダクションや制作会社はCMやメーカー広告などを制作し、職人のようにコピーに徹するという仕事内容になります。広告プロダクションによっては企画からプレゼンまでを手がけ、その会社独自の個性を出しているところもあるようです。

コピーライターの年収について

コピーライターの給与・年収は、どのくらいの規模の会社へ就職するかによって左右されます。大手広告代理店で年収1,000万円以上になることもありますが、多くの中小広告代理店では平均年収500万円~600万円といったところです。

フリーで働くコピーライターの収入は個人の実力によりさまざまですが、大手広告代理店からオファーを受けるような売れっ子のコピーライターなら、高い年収を望むこともできるでしょう。

売れっ子のコピーライター

売れっ子であったコピーライターとして糸井重里さんを挙げることができます。糸井重里さんは宣伝会議のコピーライター養成講座を経てデザイン事務所へ就職。1973年の第11回宣伝会議賞で金賞を受賞した後、さまざまな心に残るコピーを作り、コピーライターとして脚光を浴びました。

他にも、博報堂で13年間勤務した後、フリーのコピーライターになった谷山雅計さんや、「綺麗なお姉さんは好きですか?」の一倉宏さん、コスモ石油のCM「ココロも満タンに」の仲畑貴志さんなどの売れっ子コピーライターがいます。

女性の売れっ子コピーライター

広告業界は男性だけではなく、女性も十分活躍できる場所です。日本で一番有名な女性コピーライターともいわれる児島玲子さんは、「あした、なに着て生きていく?」や「本日の人生に、ヴィッツ。」などの印象的なコピーを作っています。

博報堂のコピーライターとして活躍している尾形真理子さんは、「悪い女ほど、清楚な服が、よく似合う。」や「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」など、女性ならではのキャッチコピーを世に送り出しています。

しかし、このように有名になれるコピーライターはごくごく少数ということも忘れてはいけません。近年では、インターネットをはじめとするデジタル媒体で必要な、消費者個人へダイレクトに響くコピーも重視されるようになってきています。

キャッチコピーのうまさだけでなく、マーケティングの知識やプレゼン能力も求められる難しい仕事だということも意識する必要があるでしょう。

コピーライターという仕事の魅力

売れっ子のコピーライターになれるのはほんの一握りの選ばれた人だけですが、難しい仕事だけにやりがいも大きく、そこに魅力を感じている人も多くいます。

自分が携わったCM広告が日本全国の視聴者の目に触れたり、自分が作った商品広告が何十万、何百万といった人達の目に入ることもあるでしょう。

広告に心を動かされた人が商品を購入したり、なんらかのアクションを起こすことになりますが、そこでレスポンスが良ければ大きな達成感を味わうことができます。人に影響を与え行動させるところは、コピーライターという仕事の魅力の一つかもしれません。

給与アップとステータス

コピーライターの初任給は大卒で20万円~30万円ほど。経験を積んでいくことで給与もアップしていきますが、自分の実力を発揮できる環境を求めて転職を繰り返し、その都度給与をアップさせている人もいます。売れっ子コピーライターとまではいかなくても、努力や実力次第で自分の給与を決められるところも魅力の一つかもしれません。

大手広告代理店や新聞社などが主催する広告賞がありますが、大きな賞を受賞するような広告に携わったコピーライターは、周りから多くの賞賛を受けることができます。そのようなステータスを築くことに魅力を感じるコピーライターもいます。

コピーライターの給料・年収まとめ

コピーライターは他にはない魅力のある仕事

コピーライターの仕事は実力が物を言う世界ですが、自分の努力と実力次第では高い給与・年収を期待することができます。広告代理店へ入社して同僚と切磋琢磨の競争をしつつ安定した収入を求めるか?フリーのコピーライターとなって自分で未来を切り開いていくかは本人次第。

テレビCMや雑誌などの媒体で、自分が手がけた仕事を見るかもしれません。自分だけでなく、多くの人々の目にも触れる珍しい職業であるだけに、他には無いやりがいと魅力がある仕事だといえるでしょう。

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コピーライターの参考情報

平均年収500万円~600万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種広告・デザイン・アート

統計情報 出典元:

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