地方公務員の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

地方公務員の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

小中学生の将来なりたい職業で上位を占める職業、公務員。倒産がないため安定した暮らしが保証されるというイメージのある職業ですが、勤務場所によっては忙しさも仕事内容も大きく変わるようです。今回はこの記事で地方公務員の仕事の特徴、魅力などについてご紹介します。

地方公務員とはどんな仕事?

地域の生活に関わること全てが地方公務員の仕事

すべての地方公務員は地方公共団体で仕事をします。地方公務員の主な仕事は、地域の住民が、安心で安全な生活を送れるように、生活環境を整えることです。そのためには、住民の声によく耳を傾けて、それを反映させる必要があります。

地方公務員の仕事範囲は、地域の生活に関わること全てです。地方公務員と聞くと、多くの人が市役所で働いている人をイメージしますが、それ以外にも清掃やごみ処理、福祉施設や公共施設の管理、上下水道の維持管理も地方公務員の仕事です。また公立の学校や病院、消防署や警察署で働いている人も全て地方公務員に当てはまります。

地方公務員のための法律がある

一般の企業で働く場合には労働基準法が適用されますが、地方公務員には労働基準法は適用されません。そのため地方公共団体にストライキや労働争議を行うことは認められていません。

その代わりに地方公務員は、地方公務員法と各自治体の条例によって守られています。給料や勤務時間は地方公務員法に記載されています。もし地方公務員の就業規則が変わる場合には、最初に法律の改正を行う必要があります。

そのため、必要なくなった部署の人員を整理解雇したり、優秀な人材をヘッドハンティングしたりすることが無いため雇用が安定しています。

部署によって仕事の忙しさが違う

地方公務員には「安定」以外にも、「仕事が楽」というイメージを持たれています。企業のように利益の追求が無いため、与えられた業務をこなすことができれば問題はありません。しかし、部署によっては毎日夜通し勤務するくらいに忙しい時もあります。

たとえば児童相談所で働く場合には、虐待の疑いのある家庭へ訪問することがあります。また福祉事務所で働く場合には生活保護受給者へ訪問して生活状況を確認します。部署によっては定期的に訪問する必要があり、そのために忙しくなります。

財政課で働く場合には、普段はそれほど忙しくはありませんが、11月から2月の予算編成期の季節になるととても忙しくなり、時には帰宅時間も深夜になることもあります。また、地方公務員でも一般行政職ではなく、消防士や警察官などは地域の防犯や防災の責任を担っているため、通常の地方公務員と違い勤務形態も不規則になります。

帰宅時間の平均は19~20時

このように地方公務員でも個人によって忙しさの差はありますが、多くの部署ではそれほど忙しくはありません。そのため残業があっても1時間から2時間程度です。そのため基本的には19時から20時頃には帰宅することができます。

また地方自治体によっては、水曜日がノー残業デーとなっているところもあり、仕事を残さないですぐに帰宅することが義務付けられています。残業代を稼ぐよりも、仕事とプライベートの時間を使い分けたい人にはおすすめの職業です。

業務は分散化されている

地方公務員の仕事は、チームとして一つのプロジェクトに取り掛かるのではなく、細かく区分された業務を各人が果たすという方法を取っています。仕事で困ったことや分からないことがあれば、同じ部署の同僚や先輩に相談するのではなく、直属の上司に相談します。

そのため、たとえ周りの人たちが残業をしていても、自分の仕事が終われば気兼ねなく退社することができます。

地方公務員の仕事の具体的な内容

一般行政職ではそれぞれの課で仕事内容が異なる

地方公務員の仕事は、所属する自治体によっても仕事内容が大きく異なります。自治体のカテゴリーは大きく分けて「都道府県」、「市町村」、「政令指定都市」の3種類があります。

都道府県

都道府県の自治体では、県民に直接対応する業務よりも、県政についての業務を行うほうがメインになります。

たとえば、基幹道路の整備や修復、河川事業や治水事業といった市町村の区域を超える大きな事業、警察の管理や運営などを行います。また、自動車税をはじめとした税金の徴税も都道府県の地方公務員が行います。さらには、税金などの支払いの滞納による差し押さえをするのも都道府県の公務員です。

市町村

市町村の自治体では、地域住民と直接関わる仕事がメインとなります。

たとえば、戸籍や住民票を管理したり、婚姻届や印鑑届を発行したりします。また、ごみの処理に関する管理や上水道や下水道の管理や修繕、公園や緑地の整備も市町村の自治体が行います。さらには、保健福祉やスポーツ活動推進、子育て支援などの地域住民が安心して暮らせるようにサポートするのも重要な仕事の一つです。

政令指定都市

政令指定都市の自治体も、市町村の自治体と同じように、市内の道路や上下水道を維持管理したり、戸籍や住民票を管理したりします。

それに加えて、政令指定都市の自治体は、都道府県の自治体が行う福祉や衛生や都市計画などの業務についても行います。

専門職は勤務内容が異なる

地方公務員でも、一般行政職として働く場合には、おもに都道府県庁や市町村役場での行政の仕事がメインとなります。しかし、専門職として働く場合には、別の分野の業務を担当します。

技術職の仕事

地方公務員の中には、技術職として採用されることもあります。技術職とは、造園、建築、土木、機械、化学や電気など基本的に専門の知識を持った地方公務員のことです。

技術職の地方公務員は、公共施設の維持管理を行ったり、道路や河川の維持管理を行ったり、道路の増設や舗装を行ったりします。農業関連の技術職の場合には、地域の特産物の研究や品種改良をはじめ、農業の高齢化について調査して、若者の就農をサポートする計画を立てたりもします。

公務員になれるなら、土木や造園などの事業がメインとなる仕事でも構わない、という人にはおすすめの職種です。

資格専門職の仕事

地方公務員の中には、資格を有していないと従事できない分野で活躍している人もいます。資格専門職には、薬剤師、保育士、保健師、医師などが挙げられます。

たとえば、薬剤師ならばレストランやスーパーマーケットなどの民間の店を訪問して衛生指導を行います。また、医師ならば保健所の所長を勤めたり、市民病院の医者として働いたりします。保健師ならば母子手帳の発行に携わったり、出産を控えている人のサポートを行ったりします。

資格専門職の仕事は責任も大きく、とてもやりがいのある仕事ですが、働くためにはまずは資格を取得することが一番重要になります。資格を取得できる大学や専門学校から地方公務員を目指すのが一番の近道です。

一般行政職の地方公務員は3~5年周期で人事異動も

地方公務員の多くは一般行政職として働いています。ただし、いつも同じ部署で働くわけではなく、基本的に3年から5年で別の部署へと異動します。移動先の部署では、今までとはまったく違った業務を担当することもあり、一から仕事を覚える必要もあります。地方公務員として働くためには、どんな仕事でも素早く上手にこなすスキルが必要になります。

30歳を過ぎたあたりから昇進のチャンスがある

地方公務員の仕事は、会社の業績を上げるのではなく、与えられた仕事を素早く適切に処理することが必要となります。そのため目立った活躍をするよりも、コツコツと仕事をする方が昇進のチャンスは大きくなります。

また、仕事を適正に処理することと関連して、仕事を休まないことも昇進を目指すためには不可欠です。そのためには、普段から丈夫な体作りを心がけておく必要があります。

地方公務員の世界は基本的に年功序列なので、一人だけが一気に昇進することはあまりありませんが、それでも30歳を過ぎたあたりから昇進のチャンスは広がっていきます。

地方公務員の仕事のやりがい

地域の住民に感謝されることもある

地方公務員にとってのやりがいは、地域の住民に感謝をされることです。地方公務員の業務は法律や条令にも関わる仕事のため、業務内容によっては地域住民のお願いに対して、Noとはっきり言わなければならないこともあります。場合によってはそのことが原因でクレームを受けることもあります。

しかし、親身になって応対すれば感謝されることもあります。時には住民の方から指名を受けることもあります。ありがとうという感謝の言葉をもらえることが仕事のやる気につながります。

地域の住民に感謝される仕事

部署によっては、地域住民の不満に耳を傾けて、それに対する適切な処置を施す仕事を任されることもあります。内容によっては新たなサービスを法令として制定しなければならないこともあります。

とても大きな仕事になりますが、新たに制定されたサービスによって、地域の住民に満足してもらえたときに地方公務員になってよかったと心から感じることができます。

地方公務員の仕事内容まとめ

地方公務員は地域住民と関わる仕事がほとんど、与えられた仕事を適切に行うのが大切

地方公務員の仕事は、地域の住民が暮らしやすいようにサポートすることです。

地方公務員のほとんどの人は行政の仕事に携わりますが、大きな目だった活躍を目指すのではなく、仕事をコツコツと正確に行っていくことが重要です。また地域住民に目を配り、いつでも支援ができる心構えを持つことも必要です。

地方公務員の仕事は、部署によっては忙しい場合もありますが、ほとんどの場合残業も少ないため、プライベートを充実させることができます。

地方公務員の参考情報

平均年収500万円~750万円
必要資格
  • 地方公務員採用試験
資格区分 試験合格
職種公務員

役立ったら応援クリックお願いします

にほんブログ村 資格ブログへ

地方公務員の関連記事

公務員に関する他の職業KANREN JOB