市役所職員の給与・年収は?初任給や平均月収などの収入統計

市役所職員の給与・年収は?初任給や平均月収などの収入統計

市役所職員がどの程度給与・年収を受け取っているかご存知でしょうか。このページでは、市役所職員の給与・年収について詳しく紹介します。各自治体での収入の差など詳しく解説しているので、これから市役所職員を目指そうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

市役所職員の初任給

市役所職員の初任給はどの程度もらうことができるのでしょうか。市役所職員の受け取ることができる給料について詳しく紹介していきます。

自治体によって異なる

市役所職員は公務員に該当するので、給与は自治体によって定められています。自治体によって大きく異なるものの19〜26万円程度になります。初任給を少しでも多くしたいのであれば、比較的給与額の多い自治体に応募することをオススメします。

しかし、待遇が良い自治体になると必然的に競争率も高くなるので、筆記試験や面接で優秀な成績をおさめる必要があることを覚えておくと良いでしょう。

学歴によっても初任給は異なる

市役所職員は、高卒と大卒、大学院卒でも給与が異なります。例えば、同じ自治体でも高卒で入庁した場合は初任給が18万円支給されるのに対し、大卒は22万円と差があります。また、大卒になると、生涯賃金も高卒に比べると差が大きく現れるので、将来的なことを考えているのであれば、大学卒を目指すようにしてください。

配属先によって仕事内容が異なるが給与は同じ

市役所職員の最大の特徴は、どのような部署に配属されても初任給がほぼ同じという点にあります。配属先によっては仕事が楽という部署もあれば、配属直後がちょうど繁忙期にあたるので入庁後すぐに激務になるということもあります。

このような状況が続くため、厳しい部署に配属された方は「不公平だ」と感じてしまうこともあるでしょう。しかし、これらの状況はあくまで一過性のものでしかありません。20代前半は仕事を徐々に覚えていく時期にあたるので、少しずつやれることを覚え仕事に慣れましょう。

仮に激務と呼ばれる部署に配属されても、ここで培ってきた経験は今後の市役所職員のキャリアにプラスになるので、ポジティブに捉えるようにしてください。

市役所職員の平均給与

市役所職員の平均給与はどの程度もらっているのでしょうか。平均すると、給与は約39万円程度受け取っていると言われています。全業種と比べても給与は高く、待遇面は決して悪くはありません。

若いうちは給与が安い

市役所職員の給与は若いうちはかなり低いので、生活が豊かにならないと感じている人もいます。しかし、若いうちに給与が低いのは市役所職員に限った話ではありません。プロ野球選手やテレビタレントなど特殊な仕事を除けば若いうちの給与はどこも安いので、仕事を覚えることに集中して、キャリアアップを目指しましょう。

福利厚生は良い

給与が安くても、一般的な企業に比べて福利厚生はしっかりしています。給与が安くても休みや有給がしっかり取れるので、健康的な生活を送ることができるという特徴があります。

給与をあげるためには

給料をあげるためには、とにかくキャリアアップを目指すことです。役職につけば手当が必然的にあがります。早く出世するためには、実績を残しておく必要があります。

昇進試験のような具体的な制度がない場合でも、上司の評価で実績が上がるかどうかが決まるので、給与を少しでもあげたいと考えている方は、キャリアアップを視野にいれて仕事に力を入れるようにしましょう。

市役所職員のボーナスは

市役所職員はボーナスをどの程度受け取っているのでしょうか。ボーナス額は約150万円前後で一般的な企業並みであることがわかります。もちろん、財政状況が良い自治体になれば、200万円近いボーナスを受け取ることも可能です。

しかし、ボーナス額が入庁したときよりも下がることがあります。これは企業と状況はあまり変わらないので、確実にもらえる額として認識しておくのではなく、参考程度にとどめておくようにしましょう。

他の自治体に移ることは可能

給与が安いので、他の自治体に移ることを考えている方もいると思いますが、基本的に入庁して一般企業に転職する場合を除いては難しいと言えます。しかし、一時的に別の自治体で働くこともあります。このようなケースは、出向扱いになるので、一時的に給与があがることもあります。

基本的には入庁した自治体で定年まで働くものだと認識しておきましょう。

市役所職員の平均年収

市役所の職員の年収統計を紹介していきます。一般的に市役所職員の年収を平均すると約584万円です。公務員だから、どこで働いても同じなのではと感じている方もいますが、決してそうではありません。自治体毎に財政規模が異なるため、市役所職員に支払う給与も変化しています。

トップとワーストの差はどれくらい

市役所職員の年収のトップの市とワーストの市ではどの程度差が開いているのでしょうか。同じ年代の市役所職員の平均を例にとって解説していきましょう。

40代後半の市役所職員がもらえる年収は、トップクラスの市になると、790万円くらいの年収になります。一方で最低クラスの市では600万円の年収になります。

トップクラスの年収とワーストクラスでは約190万円の差が生じます。もちろん、現在トップクラスの市が必ずしもこの先もトップクラスの年収を維持しているわけではありません。大震災が起こったために、一時的に収入が増加しているケースもあります。

もちろん逆のケースもあります。場合によっては今ワーストの年収であっても、自治体の財政状況が改善すれば必然的に収入があがることもあります。もちろん、業績がよくても市民の収入があがっていなければ据え置きになるので、公務員は企業のような急激に収入があがらないことも認識しておくようにしましょう。

年収のピークは?

市役所職員の年収のピークは、40代後半〜50代前半にかけての時期が最も多く収入を受け取ることができます。20代の頃はトップクラスの市役所職員として働いても20〜30万円台で一般的な企業以上に給与が安いこともあります。

30代頃から一般的な企業の年収に並び場合によっては企業の収入を上回ることもあるので、長期的な視野を持って働くことをオススメします。

年収1,000万円以上になることは可能か

市役所職員で年収1,000万円以上稼ぐことはできるのでしょうか。市役所職員として管理職についても年収1,000万円はかなり難しいと言えます。トップである市長になっても、年収1,000万円に満たないこともあります。

市役所職員で年収1,000万円目指すことは難しくても、退庁した後に市役所で培ってきたキャリアを活用すれば、コンサルタント業などで1,000万円以上目指すことは可能なので、収入を重視したい方は別の働き方を模索しましょう。

安定的な収入が保証される

飛躍的な年収増加は見込めない一方で、市役所職員は安定的な収入を期待することができます。自治体が財政破綻をしない限り市役所職員としての給与は保証されています。いくら大手企業でも何かのきっかけで倒産してしまう可能性がある時代なので、安定志向の方にはオススメです。

市役所職員の給与・年収まとめ

自治体ごとに給与は違うが評価が給与に直結する仕事

市役所職員の仕事は、一般的な企業と異なり突然給料・年収があがるということはありません。しかし、徐々にやるべきことを積み重ねていけば、自分の地位を確立し給料・年収をあげることができます。

最近では、従来のような市役所職員で働いていれば自動的に給料があがるというシステムは無くなってきているので、実力で自分のキャリア、収入をあげることができるやりがいのある仕事です。

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市役所職員の参考情報

平均年収500万円~750万円
必要資格
  • 地方公務員採用試験
資格区分 試験合格
職業職種公務員

統計情報 出典元:

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