官僚の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

官僚の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

官僚は、内閣のもとに位置する中央省庁の中で働き、直接国の政治に関わり、国を動かす大きな働きをしています。内閣から出された方針や国会で決められた法律を、実際に形にして国を動かすという、スケールの大きな仕事を担っています。

官僚とは中央省庁で働く国家公務員

官僚とは、日本の三権分立制度(司法、立法、行政)のうち、行政権を持つ内閣のもとに位置する中央省庁で働く国家公務員のことを指します。内閣は、国民が選挙によって選んだ国会議員で構成される行政権をもつ組織です。その内閣のもと、それぞれの分野を担当する省庁があります。

財務省、外務省、経済産業省、警察庁、総務省自治分野は、5大省庁と呼ばれますが、それ以外にも文部科学省、金融庁、厚生労働省など、様々な省庁があります。その省庁の中で、内閣の方針に従って法案を作成したり、決められた法律や予算を運用したりするのが、官僚の主な仕事です。

官僚の主な仕事

予算案や法案を作って国会に提出する

国会では、選挙によって選ばれた議員の中から選出された行政機関、内閣から出された法案が審議されていますが、内閣の方針に基づいて法案や予算案を作成するのは、官僚の仕事です。その法律の分野によって、当該省庁の文書課長や総務課長、審議官などの役職を持つ官僚が中心となって法律の立案を行います。

また財務省では、内閣府の経済財政諮問会会議で立てられた方針に沿って、各省庁の予算を細部まで決定する仕事もあります。

国会で決められた法律や予算に基づいて、国の様々な仕事を進めていく

官僚は、国会で決められた法律や予算に基づいて、国のさまざまな仕事を進める役割を担います。

国会では、様々な分野について出された法案が審議され、新しい法律が作られたり、現在施行されている法律が改正されたりします。その分野は、例えば財政、教育、労働、防衛、医療など多岐にわたり、しかもそれぞれが奥深い内容です。それを実際に形にしていくためには、その分野における高い専門性が必要です。

官僚はそれぞれの省庁において、高い専門知識を生かしながら政治家によって国会で決められた政策を形にしていくのが、もう一つの大きな役目です。

官僚の仕事の具体的な内容

国会に提出する法案や予算案の作成

官僚は、各省庁に配属されます。それぞれの省庁が担う分野は多種多様で、その省庁によって具体的な仕事内容は異なりますが、すべての省庁で行われる具体的な仕事は、次の通りです。

国会に提出する法案の作成

国の法律は国会で制定されますが、立案などの実務に関しては官僚が行います。各省庁の文書課長や各局の総務課長、審議官等の役職を担う官僚を中心に提出する法案の作成を行います。政治家の方針を国会に提案するための重要な任務です。

国会に提出する予算案の作成

国の予算を立てる際には、まず、内閣府の経済財政諮問会議で基本方針が立てられます。その方針に基づいて、各省庁から出された予算の細部を財政相主計局が審査して、国会に提出され、議決を経て成立するという経過が辿られます。国家予算に関わる審査という重要な役目も官僚が担っています。

人事

国家公務員の人事については、各省庁の事務次官以下、大臣官房の官房長、秘書課長等の役職を担う官僚が行います。

指揮・監督・許認可

重要案件の指揮・監督・許認可を行います。それぞれの案件が適切に行われるように指示を出したり、不正や不適切な点がないかなどを確認したり、実施や設置をしてもよいかどうかを法令等に基づいて判断し、許可を出したり認可したりします。この仕事が、官僚にとっての主要な仕事といえるかもしれません。

政策の企画・施策および各省庁との調整

法案、予算、監督・指揮・許認可等の政策の企画・施策は官僚の主要な仕事ですが、各省庁との調整役も官僚の重要な任務です。1つの案件が、必ずしも1つの省庁だけでは進められない場合も多く出てきます。その際に他の省庁に協力を依頼するなど、連携を図って進めるための調整を行うのも、官僚の大切な任務です。

専門性を求められる官僚の仕事

官僚が行う具体的な仕事は、各省庁によって異なります。それぞれの省庁が担当する分野によって、必要とされる知識や役割が違ってくるからです。そのため、官僚は自分の担当する分野について、より深い専門性をもつことが必要不可欠です。

仕事に必要な知識は仕事を進めながら身に付けることも多いのですが、よりよい仕事を行うために自分が担う分野について学び続け、様々な情報に接したり、新しい知識を身に付けたりすることも、官僚にとっては大切な任務の1つです。

日本を支える使命を担う官僚のやりがい

官僚の仕事は、国民から選挙で選ばれた政治家達によって考えられ、決められた法律や政策などを、実際に形にしていくものです。このような官僚のやりがいを一言で表すなら「日本を支えている使命を担って働くことができる」ではないでしょうか。

スケールの大きな仕事ができる

官僚が担う仕事は、国を背負って行う大きな仕事です。それらの仕事の多くは、何億という大きなお金を動かすプロジェクトです。官僚はその仕事を通して、一流の研究者やビジネスマン達と関わりながら、国レベルのプロジェクトを自分の手で進めていくことができるのです。

取組む仕事のスケールの大きさこそが、官僚の仕事の醍醐味であり、やりがいを感じる理由の1つといえるでしょう。

官僚だからこそできる仕事

官僚の仕事には、この役目だからこそできる仕事もあります。法律案や予算案の作成は、その代表的なものです。

政治の世界では、選挙で選ばれた政治家の方々を「表方」と呼ぶのに対し、官僚を「裏方」や「事務方」という呼び方があります。国会という表舞台で活動する政治家の仕事に対して、官僚の仕事は実務的な作業であるという認識からそう呼ばれているようです。

しかし、政治家がどのような素晴らしい案を心に描いたとしても、官僚の働きがなければ法案として国会に提出することはできません。また、国会で承認を経てその案が成立したとしても、官僚の力なくしては、それを実際に形にすることはできません。

その「裏方」である官僚こそが、政治家が掲げる理想を実現するために必要な役割を担っているのです。

専門性を生かして働くことができる

官僚は、財務省、外務省、法務省、文部科学省等といった、さまざまな省庁で働いており、それらの省庁で扱う内容は多岐にわたっています。そのため官僚は、それぞれの分野で必要とされる高い専門知識を持っていることが必要不可欠です。

官僚にとっては学生時代に学んだり、興味を持って自分で身に付けたりした専門知識を生かして働くことができるというのも、この仕事のやりがいの1つでしょう。

仕事を通じて、興味がある分野について、最新の情報を集めたり,その情報をもとにその分野についての理解をさらに深めたりするだけでなく、その知識を実際の仕事に生かしていけるところも、この仕事の魅力だといえそうです。

公共のために働くことができる

官僚の仕事は、国民一人ひとりの生活や仕事、学校での学びに直接関わるものです。それだけに大きな責任を伴うものですが、公共のために必要なことや、役立つことを実際に形にしていくこともの仕事の大きなやりがいといえるでしょう。

国民の日常の活動に直結する官僚の仕事

私達が日常生活を思い起こしてみれば、官僚の働きがあるからこそ成り立っていることがたくさんあることに気づかされます。

児童生徒が学校で学んでいることや、医療機関で受けている治療や投薬、労働環境や労働によって得られる報酬、余暇を楽しむために利用する施設など、その多くは、政治家の方針や政策に基づいて国会で決められた法律を実現するための官僚の活動によって、実施されているものです。
 
私たち一般の国民にはあまり知られていませんが、国民生活の安心や安全が守られているのも、官僚の働きのおかげなのです。

官僚の仕事内容まとめ

自分を生かしながら国を支える官僚

官僚は、それぞれの省庁の中で自分の高い専門性を生かしながら、国を代表する政治家の方針を実現する仕事を担っています。そのため、公共のために大きな役目を持ち、重い責任を伴います。

政治家がどのような素晴らしい政策を考えても、官僚の力なくしては、その法案を国会に提出したり運用したりすることはできません。

このように官僚は、政治家の思いを実現するため、日本の国を動かすためになくてはならない存在なのです。

官僚の参考情報

平均年収500万円~1000万円
必要資格
  • 国家公務員採用総合職試験
資格区分 試験合格
職種公務員

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