国立国会図書館職員の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

国立国会図書館職員の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

国立国会図書館職員はその名の通り、図書館の職員として仕事をします。しかし、一般的な図書館職員と違って、国会議員の立法活動を支援するなど責任ある仕事に携われるのが国立国会図書館職員の特徴です。この記事では、国立国会図書館職員の具体的な仕事内容、仕事のやりがいなどについてご紹介します。

国立国会図書館職員とはどんな仕事?

国立国会図書館の職員として働く

国立国会図書館職員とは、国立国会図書館で働く職員のことです。国立国会図書館は建物の名前ではなく、東京本館・関西館・国際子ども図書館の3つの建物の総称となっています。

国会図書館には、日本で発行されたすべての出版物が保管されているだけでなく、海外から取り寄せた書籍や資料も保管されているため、合計保管数は4000万点を超えているといわれています。

国立国会図書館職員の業務は主に「司書業務・調査業務・一般事務」の3つに分けることができます。一般的な図書館職員と同様の業務もおこないますが、国立国会図書館職員ならではの業務もおこなっており、より幅広い業務に携われる点が特徴です。

国立国会図書館が設立された目的は国会議員のサポート

国立国会図書館は図書館という名前の通り、数多くの書籍や資料が保管されています。しかし、国立国会図書館が設立されたそもそもの目的は「国会議員の仕事をサポートするため」です。

国立国会図書館職員は司書業務だけでなく、さまざまな仕事に携わります。多数の書籍や資料を活かして調査や適切な資料開示をおこない、法律を作る国会議員をサポートします。

国立国会図書館は立法府に属することから、働く職員も国会職員という国立国会図書館職員は特別職の国家公務員になる点も、国立国会図書館職員の特徴です。

異動や転勤もある

国立国会図書館職員は主に「司書業務・調査業務・一般事務」の3つの業務をおこないますが、どれか1つの業務をずっと担当することは少なく、3つ全てをバランスよく担当します。そのため、配属先の異動もあり、3つの主な業務をこなせる国立国会図書館職員として成長していきます。

また、国立国会図書館職員の職場は「東京本館・関西館・国際子ども図書館」のいずれかです。こちらも1つの職場でずっと働き続けることは少なく、本人の希望や適性、業務上の必要性から勤務先が変さらになる場合もあります。東京と関西(京都)を行き来することもあり、1つの場所で安定して働きたい方には向いていないかもしれません。

また、国や地方公共団体などへの出向や人事交流もあり、さまざまな場所でさまざまな人とかかわりながら仕事を進めていく職種であるといえるでしょう。

国立国会図書館職員の具体的な仕事内容

司書業務

主な司書業務は、資料の収集、整理、保存や来館者対応など図書館サービス全般をおこないます。

まず、納本制度に基づいて収集された資料等を分類し、書誌情報を登録してNDL-OPACで公開します。日々多くの資料が国内外から届くので、1つひとつ確認して分類していきます。資料の状態によっては修復作業もおこないます。

また、職員がカウンターに立ち、図書館に来館された方への案内や調べ物の相談に乗ったりします。一般開架されていない資料を請求されたときには倉庫から出し、資料閲覧に対応することもあります。国際子ども図書館では、おはなし会などの子ども向けのイベントも実施します。

国内の図書館向けに、レファレンスサービスの支援を目的としたレファレンス共同データベースの企画・運用もおこなっています。全国の図書館職員を対象としたレファレンスのノウハウや資料保存の方法についての研修を実施しており、講師として国立国会図書館職員が参加します。

情報化に対応するため、電子図書館サービスや図書館向けのオンラインサービスの企画、システム運用もおこないます。これらの司書業務を行うのは、主に「収集書誌部・利用者サービス部・電子情報部・関西館(総務部を除く)・国際子ども図書館」に配属された職員が担当します。

調査業務

立法府に属する国会図書館として国会議員の立法業務をサポートするために、法案の分析・評価、国政審議に係る政治、経済、社会の調査をおこないます。調査業務は「依頼調査」と「予測調査」の2つに分けられます。

これらの調査業務で作成した資料が国会の答弁で使用されることもあり、とても重要な業務となります。調査業務はどちらも「調査及び立法考査局」に配属された職員が担当します。

依頼調査

依頼調査は、国会議員からの調査依頼を受けて、レポートやレクチャー形式で回答をおこないます。年間の回答数は約4万件です。

締め切り日まで時間に余裕が無い依頼や緊急性の高い依頼が来ると、国立国会図書館職員も即座に対応しなければならず、休憩が取れなかったり残業になってしまったりすることもあります。

また、依頼内容と異なる調査をしてしまうと国会議員の仕事に絵協が出てしまうため、調査内容や目的などをしっかり確認しておかなければいけません。

予測調査

予測調査は、国会議員から依頼されるのではなく、国会で議題となりそうなテーマを予測して調査をおこないます。調査結果は刊行物に掲載されたり、国会議員や議員秘書向けの政策セミナーで発表されたりしています。

一般事務

国会図書館を円滑に運営するために、運営方針の企画・立案、予算と執行の管理、庁舎の管理、人事関係の事務、行政・司法各部門の支部との連絡や調整、国内外の図書館との連携、国会との連絡や調整をおこないます。

一般事務は、主に「総務部及び関西館総務課」に配属された職員が担当します。

国立国会図書館職員の仕事のやりがい

国会図書館利用者から感謝の言葉をいただいたとき

国会図書館を利用する方への検索支援やレファレンスに対して、ありがとうと言ってもらえたときにやりがいを感じるでしょう。どんなささいなことでも、利用者から直接感謝の言葉をいただくことで、人の役に立つことができたと実感できます。

探している本が見つからなかったり、調べ物をしたいけど最適な資料はどれがいいのかわからなかったりするなど、利用者が困っていれば国立国会図書館職員は全力で利用者のサポートをおこないます。

日々の仕事を通して多くの人の役に立っている喜びが仕事のモチベーションアップにつながります。

知識が増える

国立国会図書館職員として調査業務をおこなうと、自分が知らないことについても詳しく調べることになるので、自然と知識が増えていきます。

全く興味がないことも調べなければいけないため、いろいろなことに興味が持てない人には辛い仕事ですが、逆に好奇心旺盛で興味関心の幅が広い人は、日々新しい発見ができることにやりがいを感じるはずです。

多くの書籍に触れ、自分の知らなかった世界を知れることに楽しさや喜びを感じられる人は国立国会図書館職員の仕事にもやりがいを見出せるでしょう。

調査結果を国会で言及してもらえたとき

国会議員に直接依頼された調査をおこない、その調査結果を国会で言及してもらえたと知ったときはやりがいを感じることができます。自分が時間をかけて調べてまとめあげたことが国会議員の役に立ち、調査内容が間違っていなかったことの証明にもなります。

時には難しい内容の調査を依頼され、締め切りぎりぎりまで苦戦しながら調査をおこなうこともありますが、無事に調査を終えて結果報告ができたときは達成感を感じます。

さらに、依頼者から調査のお礼の言葉をいただいたときは、苦戦しながらもしっかり調査してよかったと思えるでしょう。

国立国会図書館職員の仕事内容まとめ

国立国会図書館職員は国会議員の仕事をサポートする

国立国会図書館職員は図書館の職員でありながらも、法律を作る国会議員の仕事をサポートするなど、とても責任ある仕事に携わることができます。難しい調査を依頼されることもありますが、調査をやり遂げたときは大きな達成感を味わえるでしょう。

国立国会図書館職員は責任が大きい分、とてもやりがいを感じられる素敵な仕事です。たくさんの本に囲まれながら、人の役に立つ仕事がしたい方におすすめします。

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