和菓子職人の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

和菓子職人の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

和菓子職人のおもな仕事は、味だけでなく見た目にも美しい和菓子を作ることですが、下積み期間が長く、体力を使うという特徴もあります。このページでは、和菓子職人の仕事内容・仕事のやりがいなどについて紹介しています。

和菓子職人とはどんな仕事?

和菓子職人は和菓子を作る人

和菓子職人の仕事のメインは和菓子を作ることです。店頭に並べる和菓子を作るのはもちろんのこと、冠婚葬祭などでは大量の和菓子の予約が入ることもあります。

和菓子には豆菓子やせんべいといった気軽に食べられるものもありますが、和菓子職人が作る和菓子は、贈答品として使用したりお茶会に出したりする高級なものです。そのため、ただおいしいだけでなく、見た目にも美しいお菓子を提供しなければなりません。

和菓子職人は体力が求められる

和菓子職人の仕事は、見た目以上に体力を使います。和菓子で使用される食材には小豆やインゲン豆をはじめとした豆類、米粉や小麦粉などの粉類、甘味を付けるための白砂糖やグラニュー糖などがあげられます。それぞれの食材は重量がかなりあり、業務用については1袋で数十キロになるものあります。

さらに、和菓子職人は水を頻繁に使用します。材料を洗うとき、材料を蒸したりするとき、材料のぬめりを取るために茹でたりするときは大量の水を使います。和菓子の製造では、食材や水を用いることが多いため、それなりの体力が求められます。

和菓子職人は修行から始まる

和菓子職人の世界は修行から始まります。和菓子にはさまざまな形や色があり、全てのものが意味を持っています。和菓子職人になりたての頃は、和菓子の一つひとつを習得しなければならず、基本的な知識やスキルを身につけるまでは、食材の下処理や調理補助や調理場の清掃などの雑用の仕事がメインです。

見習いの期間は勤務する和菓子店によっても異なりますが、最低でも数年、店によっては数十年の修行期間を設けるところもあります。そのため、和菓子職人として活躍するためには、過酷な下積み期間を耐え抜くことが求められます。

和菓子職人の1日

和菓子職人の1日は早く、開店の数時間前にはその日に使用する食材の下準備を始めます。さらに閉店後についても調理場の清掃や片付け、翌日のための下準備を行います。そのため、和菓子職人は朝から夜まで一日中働きます。

休日についても、和菓子職人の中には日本の伝統文化の勉強に充てる人もいます。和菓子は、茶道をはじめとした伝統文化との深い関わりがあるため、日本の文化や建築、歌舞伎や俳句などの勉強をすることも大切な仕事の一つです。

和菓子職人の具体的な仕事内容

和菓子職人のおもな仕事は和菓子を作ること

和菓子職人のおもな仕事は、和菓子を作ることです。和菓子と聞くと小豆や餅米を使うイメージもありますが、下記の一覧を見ても和菓子職人が扱う和菓子の種類はさまざまです。

  • おはぎ
  • 大福餅
  • 柏餅
  • ういろう
  • ゆべし
  • 葛桜
  • どら焼き
  • 金つば
  • 桜餅
  • 栗まんじゅう
  • 桃山
  • カステラ
  • 羊羹
  • 練り切り
  • 求肥
  • 雪平
  • 甘納豆
  • 最中
  • 雛あられ
  • かりんとう
  • 揚げ米菓
  • おしるこ

和菓子職人は季節に合わせてさまざまな和菓子を作ります。

新しい和菓子を創作することも和菓子職人の仕事

和菓子職人は和菓子を作るだけではありません。日々味を研究して、新しい和菓子を創作することも和菓子職人の仕事の一つです。

伝統的な製造方法に加えて、新しい素材や製法も取り入れて見た目にも美しい和菓子を創作します。洋菓子と同じように和菓子にも流行があります。季節に合わせた食材を取り入れたり、さまざまなシーンに合った和菓子を編み出したりします。

新しい和菓子を生み出すためには、日頃からさまざまなお店の和菓子を食べ比べたり、雑誌やインターネットを使って最新の情報をキャッチすることも大切です。新しい和菓子のアイデアはすぐに思い浮かぶものではありませんが、和菓子職人として日々研究を重ねるならば、多くの人を喜ばせる作品を作ることができるでしょう。

店舗経営も和菓子職人の仕事の一つ

和菓子職人の中には、自分の店を持ちオーナーとして経営を行なっている人もいます。製造した和菓子は店頭に並べて販売をしますが、和菓子の美しさを引き立たせるように飾り付けもします。また、来店するお客さんに対して一つひとつの商品の説明をしたり、お客さんの購入目的に合った商品を提供したりもします。

安定した経営をするためには、ただおいしい和菓子を作るだけではありません。集客しやすい場所に出店するための調査をしたり、店舗の周辺に住む住民の年齢層や世帯数などもチェックして商品のラインアップを決めたりします。

若い和菓子職人を育成することも大切な仕事

和菓子職人にとってのもう一つの大切な仕事は、新人の和菓子職人の育成です。和菓子の伝統を守り続けるために長年の修行で習得した知識や技術を若い職人に伝えていかなければなりません。

和菓子屋の中には、後継者不足により廃業を余儀なくされたところもあります。長年受け継がれてきた味を閉ざさないためにも、育成することは大切な仕事です。

和菓子職人の仕事のやりがい

和菓子を通してお客さんの笑顔が見られる

和菓子職人のやりがいの一つとして、和菓子を通してお客さんの笑顔が見られることがあげられます。自分が作った和菓子を購入してもらったり、時には直接感謝をされたりするなら、和菓子職人になって本当に良かったと感じられるでしょう。

伝統を受け継ぐ喜びも感じられる

和菓子の中には「日本書紀」や「古事記」の時代から受け継がれてきたものもあります。鎌倉時代には、茶道の文化の発展と共に和菓子の文化も大衆に広まりました。

歴史ある日本の文化である和菓子を継承できることは、和菓子職人にとってのやりがいにつながります。和菓子は味だけでなく、見た目や季節感を意識しているため、日本人の持つわびさびにも通じるものがあるとも言われています。和菓子職人は、和菓子作りを通して日本の伝統や美学を感じることのできる仕事です。

一人前となる喜びや充実感を感じられる

和菓子職人の修行は厳しく、和菓子職人を目指したものの途中で挫折してしまう人もいます。最初はオリジナルの和菓子を創作したいという大きな夢を持って和菓子の世界に飛び込んだものの、現実に待っているのは長い下積み生活です。

和菓子店で働き始めた頃には掃除や洗い物が中心ですが、下積み期間に努力を積み重ねることで和菓子に関する基礎を少しずつ習得できます。コツコツと修行を積んで一人前の和菓子職人として活躍すれば、和菓子職人を続けて良かったと実感できるでしょう。

結果を残せば世界で活躍できる

見習いの時期は給料が安いものの、プロの和菓子職人になれば収入も安定します。和菓子職人は、スキルと技術を身につければ独立開業もできる仕事です。そのため結果を残せば高収入を得ることも可能です。

さらに和菓子は世界中で注目を集めており、ニューヨークやロンドンや上海といった大都市では、人気の和菓子店もあります。国内だけでなく海外でも和菓子のおいしさや美しさを伝えることができるため、大きなやりがいを感じることができます。

和菓子職人の仕事内容まとめ

和菓子職人は和菓子を通して多くの人を笑顔にできる仕事

和菓子職人のおもな仕事は、おいしさだけでなく見た目にも美しい和菓子を作ることです。古くから伝わる製造方法だけでなく、オリジナルの食材や製造方法を使って新しい和菓子を創作することもあります。和菓子職人は華やかな和菓子を通してお客さん一人ひとりを笑顔にできる仕事です。

和菓子職人は、一人前の職人になるまでの長い修行期間があります。体力も必要となるため、時には辛いと感じることもありますが、先輩の和菓子職人に認められて、製造の仕事を任されるようになれれば、職人として成長したことを感じられるでしょう。

和菓子職人の参考情報

平均年収250万円~400万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職種飲食

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