撮影監督の資格・試験とは?役立つ資格の特徴や試験の難易度、合格率などを解説

撮影監督の資格・試験とは?役立つ資格の特徴や試験の難易度、合格率などを解説

撮影監督は資格がなくてもなれる職業であり、撮影する内容によってどんな資格でも役に立ちます。その中でも、就職や撮影助手からの昇進、もしくはフリーとして働く上で、舞台や照明に関する知識は大事になってきます。本記事では、撮影監督に役に立つ資格、舞台・テレビジョン照明技術者の試験情報などについて紹介します。

撮影監督に役立つ資格や試験とは?

舞台やテレビでの照明に関する資格

舞台・テレビジョン照明技術者検定は、公益社団法人日本協会が主催及び開催している「照明に関する基礎知識を有しており、安全に素早く行動できる人を育成、普及」を目的としている民間試験です。

撮影の中でカメラワークの勉強も大事になってきますが、照明によって雰囲気がガラッと変わる事も多く、取得をしておくとどの撮影でも役に立つでしょう。

またこの資格は1級と2級とレベルが分かれており、受講資格も異なります。どちらも実務経験が受講資格として必要になるので、そこを先に達成していないといけません。

舞台・テレビジョン照明技術者検定の難易度・合格率

2級は比較的簡単、1級は十分な試験対策が必要

合格率は出ていませんが、2級は初心者向けとなっているので、テキストで復習した上で講座を受けていれば合格できる確率は高いです。しかし1級は熟練した技能を有している者を対象としているため、難易度は高めです。

2級1級のどちらも協会が講座を開いており、1級は中央講座、2級の場合は地域講座として講座を開いていますが、どちらも比較的大きめの都市で開かれています。試験日はしっかりと月が決まってはいませんが、12月~2月にかけて開催される事が高い傾向です。

講座を受けてから筆記と実技の試験があり、講座だけで合格するのは難しいので、事前にテキストや過去問題集を参考に勉強はしておくべきです。

舞台・テレビジョン照明技術者検定の試験内容

合格率

どちらも合格率は不明。1級は受講資格共に難易度が高めの傾向にある可能性が高い。

受講資格

2級の場合は舞台照明やテレビでの照明の実務経験が1年以上、1級の場合は2級と取得後に3年~5年以上の照明実務経験が5年以上。

試験場所

2級が福島、福岡、東京、広島、名古屋、大阪。1級が東京、新潟、福岡、名古屋、大阪。

受験費用

一般の場合・1万円、正会員の場合・6,000円

出題範囲

2級は舞台やテレビでの照明技術者認定基準に基づいた、専門知識や技術について出題。

照明に関する設計から、器具の配置、照明器具の管理方法や照明の調光の操作方法など幅広い知識が求められる。

1級は上記の専門知識以外にも、電気技術に関する知識についてもテキストから出題。

舞台・テレビジョン照明技術者検定の認定校が有利

舞台・テレビジョン照明技術者の認定基準を踏まえて授業を行っている学校で、指定科目を受けて卒業することで技能試験が免除される場合があります。

撮影監督の仕事に役に立つ資格が取れる学校や教室

撮影監督にとって必要となる映像関連の仕事を学べて、さらにコミュニケーションスキルを高められるのは学校の魅力といえるでしょう。

専門学校デジタルアーツ仙台

専門学校デジタルアーツ仙台では、舞台・テレビジョン照明技術者検定試験の以外にもサウンドレコーディング技術認定試験などの資格の取得を支援する特別講座を設けています。

在学中でも企業と関わる機会も多く、現場のリアルな技術と知識をプロから直接学ぶことができます。さらに社会人のマナー教育や就職の際に使えるように、自主制作できる環境もそろえています。

東京映画・俳優&放送芸術専門学校

3年間基礎から学び、授業では映画監督実習や撮影実習まで、撮影から映画業界に求められる知識と技術を学ぶことが出来ます。

他にも撮影監督として身につけておきたい映像にするために脚本の書き方や映画作成後の編集作業のノウハウも学べます。さらに選んだ学科以外にも他にも違うカリキュラムを選択する事が出来ます。

日本工学院

舞台・テレビジョン照明技術者の認定校としても認定されている学校です。放送芸術科で照明や映像の知識を学べるほか、舞台・テレビジョン照明技術者の技能認定基準に沿った指定の学科を卒業することで、卒業と同時に2級の資格を取得できます。

製作コースでは映画監督専攻もあり、最新の機材を使い撮影に必要な流れについても実践的に学べます。

撮影監督の資格・試験まとめ

撮影監督という仕事は資格よりも経験と実力や経験や積極性や人間性が問われる職業です。そのため、資格に合格していなくても就くことはできます。

舞台・テレビジョン照明技術者の資格試験の取得を目指しつつ、自分がなりたい撮影監督の理想像や制作したい映像に近づける、あるいは使えるような資格の取得も目指してはいかがでしょうか。

撮影監督の参考情報

平均年収250万円~500万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種テレビ・映画・映像

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