放送作家になるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

放送作家になるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

放送作家は、TV番組の台本作りや企画の発案を主な仕事とするクリエイティブな職業です。放送作家になるにはどのような能力が求められるのか、また向いている人の特徴や、就職にあたって必要なスキルが学べる学校についてご紹介します。

放送作家になるには何が必要?

新しい情報を常にキャッチし続ける好奇心と発想力

放送作家の仕事は、TVやラジオ番組の台本作りや番組企画の発案がメインとなります。

バラエティ番組の企画を作るというイメージが強い放送作家の仕事ですが、ドキュメンタリーから音楽番組まで、放送作家が担当する番組は多岐に渡ります。毎週、毎日と新しい番組や企画が放送されている放送業界の中で、視聴者の心を掴むには新しい切り口を持った豊かな発想力が必要です。

TV番組は、同じような構成や企画で作られたものを放送し続けていても、いずれ視聴者に飽きられてしまいます。そのため、TV番組の骨組みを作る放送作家は、他の人では考えつかないような新しい発想を、常に生み出し続ける必要があります。新しいアイディアを生み出すためには、常日頃から世間の話題やトレンドを敏感にキャッチし、アイディアの種をたくさん蓄えておくことが必要です。

また、広い分野の知識があることも企画の発想に有利に働きます。映画、音楽、グルメ、スポーツ、政治、経済、ビジネスなど、ジャンルに捉われず多方面に好奇心を寄せることで、発想の引き出しが増え、よりユニークなアイディアに発展していくこともあるでしょう。

このように放送作家は、多くの情報を収集し、集めた情報を柔軟な思考によって面白いアイディアへと変えていく、クリエイティブな力が求められます。0から1を生み出す発想力は、一朝一夕で身につけられる力ではありません。日々物事を自分なりの視点で捉え、常に思考を巡らせることを習慣化する必要があります。

アイディアを形にする文章力とプレゼン力

普段何気なく観ているテレビ番組ですが、それらには全て台本が存在します。台本に従って番組は進行し、出演者が発する言葉にも台本の内容が反映されています。番組における楽譜ともいえる台本を書きあげるためには「文章力」が必要です。

「作家」という名称にもあるように、台本や企画書を書くなどといったライティングの作業が多い仕事です。正しく日本語を扱い、分かりやすく物事を伝える日本語力も放送作家にとっては必要なスキルです。

また、放送作家のアイディアは、頭で思い描いているだけでは実現しません。実行するためには企画を言葉にしてまとめ、制作プロデューサーやテレビ局に対してプレゼンをし、企画を採用してもらう必要があります。つまり、自分のアイディアをより魅力的にプレゼンをするための「伝える力」も放送作家には求められています。

放送作家になるには、情報を集め、発想し、文章として形にするといった一連のクリエイティブなプロセスを一貫して行うことのできる能力が必要であるといえるでしょう。

放送作家に向いている人、適性がある人

テレビが好きであること

放送作家の仕事をするには、大前提として「テレビが好きであること」が重要です。一部の人気放送作家を除くと、収入、案件、勤務時間など仕事において、あらゆる「安定」を手に入れることが難しい職業だといわれています。

そのため、報酬のみを目的にするとモチベーションを維持することが難しく、放送作家として働く人たちは、面白いアイディアやコンテンツを世の中に生み出していくという仕事の内容そのものにやりがいを感じている人が多いといいます。

企画を立案して、それらが必ず通るということはほとんどありません。テレビ局やディレクターの意図との違いによって、せっかくのアイディアが受け入れられないといった場面も多くあるでしょう。そのような時にでも「テレビが好き」という気持ちが根底にあれば、めげずにアイディアを考え直す粘り強さを持つことができるでしょう。

また、普段からテレビや物語が好きで、ストーリーを空想したり「自分だったらこんな企画をしたい!」と考えたりする人は放送作家に向いているといえます。その他にも、人を楽しませたい、サプライズで驚かせたいといったように、「誰かに喜んでもらうために計画を立てる」ことが好きという気持ちも適性のひとつであるといえます。

この人に頼みたい!と思ってもらえるような「人間力」も必要

放送作家として活躍するには、人脈をうまく築くことも成功へと導く要素となります。TV業界は競争率が高いため、才能を持った人材が数多くいます。実力はもちろんですが、人脈や周囲の評判によって新しい仕事が舞い込むことも少なくありません。

そのため、自分をどのように見せ、いかに「一緒に仕事をしたい!」と周囲に思ってもらうかが重要です。フットワーク軽く業界のさまざまな立場の人とコネクションを持つことで、ふとした時に名前があがり、声がかかる場合もあります。

人への気遣いや、コミュニケーションも仕事の一部と捉え、良い関係を築ける「人間力」も放送作家の資質のひとつです。

放送作家になるための学校・教室

放送作家になるために、特別な資格は必要ない

放送作家を目指すために、必要な資格や条件はありません。放送作家にとって必要とされるのは、オリジナリティあふれる発想とそれを形にする表現力です。放送作家としての能力は、画一的な教育で身につけたり、試験でレベルを測定したりすることは難しいのです。

また、放送作家が100人いれば100通りの道のりがあると言われており、就職するうえで決まったルートがないという特殊な職業でもあります。テレビ局のADやお笑い芸人など、同じ業界から転身して放送作家となる人もいれば、企画を制作会社に出し、才能を認められて活躍する方もいます。

さまざまな入口がある放送作家の仕事ですが、放送作家になるために必要なスキルを学べるスクールも存在します。芸能事務所やテレビ局が主導となり、台本制作や企画の立て方を学べる養成スクールが代表的です。俳優やアナウンサーを目指すクラスや番組制作・撮影技術を学べるクラスなどと一緒に放送作家クラスが設けられていることが多く、TV業界で働くことを目指す仲間とともに学ぶことができます。

このようなスクールでは、放送作家として必要な文章能力やアイディア出しの基礎を身につけることができます。講義の内容としては、自分で企画を立案し、講師にダメ出しをしてもらうという実践的な授業が一般的です。

放送作家は、一般的な資格を必要とする職業のように学校でカリキュラムをこなし、試験に合格すれば資格が手に入り、すぐ就職に繋がるという職業ではありません。そのため、養成スクールを卒業したからといって必ず放送作家になれるというわけではないということは念頭に置いておく必要があります。

とはいえ、スクールへ通う事に全く意味がないというわけではありません。授業を担当する講師が業界で既に活躍されている方であることが多く、生の現場の声や業界の動向などを聞くことができるというメリットがあります。また、養成スクールでコネクションを作り、そのまま仕事につなげていくことも不可能ではありません。

業界未経験者のための人脈づくりとして、スクールを活用するという方も多いといわれています。

スクールに通わず、「ハガキ職人」から放送作家になることも可能

放送作家になるためには、必ずしもスクールでの勉強が必要となるわけではありません。中には、ラジオ番組にネタやアイディアを投稿することでリスナーや番組スタッフからの支持を集める「ハガキ職人」として名を上げ、スカウトによって放送作家になる方もいます。

スカウトされる人材はほんの一握りではありますが、ハガキ職人としての経験を活かし、養成スクールを経て放送作家になる人もいます。放送作家のスクールで、偶然馴染みのあるハガキ職人同士が出会った、というようなエピソードも実際にあるようです。

放送作家になるには?まとめ

放送作家のなり方は人それぞれ。飛びぬけた発想力と表現力が成功の鍵に

放送作家は、他の誰にも真似できない発想力が命です。その発想の源となるのは、日々の観察と情報収集、そして数多くのアイディアを0から1へ生み出していく表現力です。

決められた道筋がない分厳しい業界ではありますが、実力こそが成功の鍵となる、やりがいある職業でもあります。日常の全ての出来事をアイディアの種として捉え、失敗を恐れず表現し続けていくことが、放送作家として活躍するための力となるでしょう。

放送作家の参考情報

平均年収300万円~500万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職種テレビ・映画・映像

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