テレビカメラマンになるには?必要スキルや向いている人の特徴などを具体的に解説
テレビカメラマンになるにはどうしたらいいのか?テレビカメラマンになる一般的な流れや就職しやすいルートなどを紹介します。その他、テレビカメラマンに向いている人、必要なものなどについて詳しくお伝えしていきます。
テレビカメラマンになるには何が必要?
テレビカメラマンになるために必要な資格や免許はなく、テレビカメラマンの採用試験に合格すれば誰でもテレビカメラマンになることができます。ここではテレビカメラマンになるための方法や、テレビカメラマンに必要なものについて紹介していきます。
一番良いのは放送局のアルバイト
番組制作会社やテレビ放送局の採用試験に合格すれば、誰でもテレビカメラマンとして働くことができますが、これらの採用試験は競争率がとても高く、簡単に合格することはできません。テレビ放送局の仕事を請け負う外部プロダクションに就職する方法もありますが、入社試験はとても難しく、誰でも就職できるわけではありません。
そんな中、学生時代にテレビ放送局のアルバイトをして、テレビカメラマンになるという人がいます。テレビカメラマンの助手や手伝いとして働き、業界のことを知ってから就職できるという意味では、テレビカメラマンになる一番良い方法かもしれません。
多くの人は未経験からのスタート
多くの人は大学や専門学校卒業後にまったくの未経験で就職し、仕事をしながら現場で必要な知識や技術を身に着けていきます。テレビカメラマンの仕事は共同作業が多く、現場ではしっかりコミュニケーションを図りながら、長い時間をかけて一人前のテレビカメラマンとなっていきます。
取材カメラマンとして働く場合は撮影テーマを自ら考え出し、その内容について事前に調査する必要があります。取材カメラマンとしての評価が高まれば、フリーランスとして働くことも可能で、自らプロダクションを立ち上げ成功し、どこからも引く手あまたという取材カメラマンもいます。
テレビカメラマンに必要なもの
テレビカメラマンとして成功するためには迫力ある映像を撮り、撮影した映像を魅力的にするための美的センスも必要で、細かいカメラワークや照明の当て方など、さまざまな技術が必要となります。
また、テレビカメラの故障や不具合があっても、すぐに対処できる対応力が必要で、テレビカメラの仕組みやメカニズムを理解し、しっかりと対処することが求められます。大学の工学部などを卒業していれば、テレビカメラの仕組みやメカニズムを理解することは、それほど難しいことではないでしょう。
テレビカメラマンに向いている人
テレビカメラマンにとって大切なものは「映像センス」だといわれています。映像センスのあるテレビカメラマンは、視聴者に伝わりやすい映像を頭の中に思い描き、カメラのズームやアングル、レンズの種類や三脚の有無など、さまざまな道具や効果を使い分けることができるそうです。
ここではテレビカメラマンに向いている人や、必要とされるものについて紹介していきます。
映像センスについて
テレビカメラマンにとって大切な「映像センス」については明確に説明することが難しく、映像センスを高める方法についても、万人に共通する方法があるわけではありません。映像センスは直感的な部分によるところもあり、映像センスを磨くためにはさまざまな映像を観たり、撮りまくったりして、その感覚を身に着けていくしかありません。
話題になったコマーシャルや、世間を驚かせた特殊な映像効果などに興味を持ち、多くのコマーシャルや映像効果を観てきた人には、自分なりの映像センスが身に着いているかもしれません。このような映像センスがある人にとって、テレビカメラマンという仕事は天職といえるでしょう。
テレビカメラマンに必要な体力と忍耐力
テレビカメラマンに必要なものの一つに「体力」が挙げられます。テレビカメラマンの仕事は不規則であったり、長時間にわたる撮影であったりと、体力がなければ務まらない仕事でもあります。特に報道カメラマンなどは、重い機材を担ぎながら昼夜関係なく撮影することもあるので、体力がなければ務まらない仕事だといえます。
もう一つ、テレビカメラマンに必要なものとして「忍耐力」が挙げられます。テレビカメラマンの下積み時代は撮影時間の長さだけでなく、下積み期間の長さにも耐える必要があります。さまざまな雑用やきつい仕事の日々が続いても、途中で挫折せずに耐え抜くことで、一人前のテレビカメラマンとなることができます。
対応力や判断力も必要
良いテレビカメラマンとなるためには、予定外のことが起きたときの対応力や、冷静に対処できる判断力も必要です。打ち合わせ通りに進まないことが多い生放送の番組や、緊急ニュースが飛び込んできたときなどは、とっさの判断や対応力が求められます。
生放送中にトラブルが起きても、素早いカメラワークや高い撮影技術で何事もなかったかのように対応できることもあり、高い撮影技術を伴った対応力が必要となります。
また、コミュニケーション力もテレビカメラマンに必要とされるものの一つで、共に番組を作り上げていくディレクターやスタイリスト、照明や大道具・小道具などのスタッフたちとうまくコミュニケーションを取り、良い映像を撮ることが求められます。
テレビカメラマンになるための学校
多くの人が未経験でテレビカメラマンの世界に入ってきていて、必要な技術や知識は仕事をしながら学べるとお伝えしましたが、大学の工学部や放送学科などを卒業していれば、テレビカメラマンの仕事を有利に進めていくことができます。
ここでは具体的な学校名を挙げ、その学校の特徴などを紹介していきます。
東放学園専門学校(放送技術科)
東放学園専門学校は、テレビカメラマンや映像エディターなどの育成に力を入れていて、プロの現場で実際に使われるような機材を用いて授業を行なっています。
テレビの撮影だけではなく、野外ステージやコンサートホールの撮影を経験することもでき、グループ学校である東放学園音響専門学校の生徒と一緒に音響・映像・照明の共同作業も経験することができます。
技術会社からの求人の中には、テレビ番組「アメトーーク!」や「24時間テレビ」の番組制作に関わる募集もあり、東放学園在学中にテレビ撮影の現場を経験することができます。
また、さまざまなジャンルの番組の企画から制作までを体験できたり、オリジナルドラマの撮影ができたりするなど、本格的な実習が受けられるという特徴もあります。
読売理工医療福祉専門学校(放送映像学科)
読売理工医療福祉専門学校の一番の魅力は100%を誇る就職率で、日本テレビグループの全面的な協力を受け、現場で即戦力となれるよう、実践的な授業が行われています。1年次は放送に関する総合的な知識を学び、2年次では、より専門的な知識を深めていきます。
実際の番組制作の現場を体験できるインターンシップや、機材に触れる時間を確保できるグループ実習などで、現役プロから直接技術を学んでいくことができ、学資支援制度(新入生対象)や奨学金制度などを利用することができます。
名古屋工学院専門学校(映像音響科)
名古屋工学院専門学校の映像音響科でも、プロ仕様の機材を用いた授業を行いますが、学生主体の企画イベントを制作する特別実習を実施するなど、現場で役立つ技術を身に着けることができます。
生徒が企画したイベント作りのために専用機材を学校外へ持ち出すことも可能で、生徒が1からイベントを作り上げる実習があるなど、生徒主体の実習や授業が行われるという特徴があります。卒業後の就職内定者が多いところも、名古屋工学院専門学校の特徴です。
テレビカメラマンになるには?まとめ
即戦力の人材となるためには
テレビカメラマンになるために必須の資格はなく、未経験でも現場で技術を学んでいくことができるという現状があります。しかし、即戦力となる人材は、番組制作会社やテレビ放送局から求められる人材であることは確かです。
テレビカメラマンの技術を学べる学校を3つ紹介しましたが、これらの学校で学ぶことができれば即戦力として、就職先で重宝されるかもしれません。
テレビカメラマンの参考情報
平均年収 | 350万円~750万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | テレビ・映画・映像 |
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