テレビカメラマンの資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説

テレビカメラマンの資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説

私たちがテレビを通して見ている映像は、そのほとんどがテレビカメラマンによって撮影されたものです。では、テレビカメラマンに必要とされる資格や試験はあるのでしょうか?本記事では、テレビカメラマンに役立つ資格などについてご紹介します。

テレビカメラマンの資格とは?

テレビカメラマンとして働く場合、特に必要な学歴や資格・試験はありません。ただし、雇用形態によっては、ある程度の学歴が必要となる場合があるので覚えておいた方がよいでしょう。

テレビ局社員として就職するなら4年生大学の卒業が有利

テレビ局で働くテレビカメラマンの雇用形態は大きくわけて3つに分類されます。

1つめはテレビ局に直接採用されて、テレビ局のカメラマンとして働く方法。2つめは、テレビ局が仕事を発注する「番組制作会社」に所属してカメラマンになる方法。3つめは、独立してフリーランス・個人事業主として働く方法です。

テレビ局の番組制作などにおいては、その多くが番組制作会社に外注をして作っており、昨今の傾向では自局のテレビカメラマンの採用を減らす傾向にあります。したがって、テレビ局に雇用されているカメラマンの割合はとても少ないのが現状です。

就職するには番組制作会社に入社するのが一番の近道ですが、どうしてもテレビ局のテレビカメラマンになりたい場合は、倍率の高い採用試験をクリアしなければなりません。そのため試験の難関を突破するためには、4年生大学の卒業資格を持っていた方が有利とされているようです。

なお、テレビ局職員になるためには新卒採用がほとんどで未経験者でも入社できますが、番組制作会社の採用は中途採用が多くテレビカメラマンとしての即戦力として求められることが多いようです。

テレビカメラマンに役立つ資格「映像音響処理技術者資格」

「映像音響処理技術者資格」とは、一般社団法人 日本ポストプロダクション協会が認定する民間資格です。映像音響処理技術者資格認定試験に合格することで取得できます。

この資格は、テレビカメラマンだけでなくCM・テレビやインターネット番組などの音響や映像を扱う人々が知っておくべき技術知識をはかるために設けられたもので、テレビカメラマンとして就職する際に有利に活用できる資格とされています。

受験資格に制限はなく、希望する人なら誰でも受けることが可能です。試験会場は全国約40ヶ所で開催され、時間は75分間。出題形式はマークシート方式で、原則として60%以上の正解が合格の目安とされています。

問題の出題範囲は、技術基礎・映像基礎・音響基礎・デジタルメディアコンピュータ基礎・著作権基礎問題の5分野です。

テレビカメラマンの資格・試験に関する難易度

ここでは、職種テレビカメラマンとしてテレビ局に直接採用される割合や「映像音響処理技術者資格」の難易度について紹介します。

テレビ局採用試験の合格率

テレビ局の採用では主に、総合職・技術職・アナウンス職・美術職などに分かれます。テレビカメラマンとしての就職を目指すなら技術職での応募となります。

一般的な採用試験の流れとしては、書類選考と1~7次選考(面談や書類選考を含む)まであるとされており、試験開始から採用決定までは約半年もの歳月が必要とされることも珍しくありません。

一例として倍率の高い年では、大阪準キー局の朝日放送で技術職の応募者440人中内定者は2人。読売テレビの技術職では応募者176人中内定者は1人とされています。テレビ局職員のテレビカメラマンの採用試験に合格するためには、200~300倍の難関を突破しなければならず、合格への道はきわめて厳しいものと推察されます。

映像音響処理技術者資格認定試験

試験を開催する「一般社団法人 日本ポストプロダクション協会」によると、毎年の合格者の割合は約70%と発表されています。よって、この資格に関してはそれほど難易度は高くないといえるでしょう。

出題範囲は協会が出版している「映像音響処理技術者資格試験問題集」の範囲から出題されます。この問題集を利用しながらきちんと勉強をおこなえば、合格することも難しいことではないと考えられます。

また、多くの専門学校や業界内で使用されている2つの用語集(ポストプロダクション技術マニュアル・ポストプロダクション技術用語集)を補助教材として使用することで、試験やその後のカメラマンとして活動する際にも役立てることができます。

その他のテレビカメラマンに役立つ可能性がある資格

テレビカメラマンになるための特別な資格は必要ではありません。ここでは持っていたほうが後々役に立つ資格をご紹介します。

TOEFLなどの英語関連資格

テレビカメラマンの仕事場所は、スタジオ内で撮影をするものと、現場などに出向くスタジオ外での仕事に分かれます。現場での撮影は国内はもとより海外の場合もあり、番組内容によっては長期間の海外ロケに出かけることも考えられます。

そのような際に必要なのが、英語力。撮影には現地スタッフが加わることも考えられますし、長期間現地で生活をする上で英語を理解したり話したりすることができる方が断然快適に過ごすことができるでしょう。

英語の資格には、TOEFL・TOEIC・実用英語技能検定(英検)・国連英検・IELTSなどがあります。学生のうちに英語を勉強して使えるようにしておくことで、海外ロケの即戦力として認められる可能性も出てくるでしょう。

コンテストに応募して入賞を狙う

資格ではありませんが、動画コンテストなどに応募して入賞することでテレビカメラマンとしての道が開ける可能性が出てくるかもしれません。コンテストやコンペに応募する理由には「自分の力を試すため」「趣味を極めるため」「賞金が欲しい」など、さまざまな理由があるでしょう。

コンテストの応募では、賞を取ることで実力が認められてプロへの登竜門になることがあります。テレビカメラマンへのコンテストにはどのようなものがあるのか、一部をご紹介します。

映文連アワード

映文連アワードは「公益社団法人 映像文化製作者連盟」が主催するコンテストです。個人や学生などの若手の発掘や短編映像業界の活性化などを目的として開催されています。応募要件は、映画とビデオ、TV番組・アニメーション・展示映像などの60分以内の作品。

応募部門は3つに分かれていますが、学生や個人の自由課題で制作したものを出品するなら「パーソナル・コミュニケーション部門」で参加するとよいでしょう。

対象は最優秀作品賞を含めて6点、パーソナル・コミュニケーション部門の部門優秀賞は5点以内で、各賞にはトロフィーと賞状が付与されます。この賞はプロの審査員によって賞が選出されるので、入賞することで映像撮影の実力の証明につながります。

テレビカメラマンに役立つ資格や試験を学べる学校

テレビカメラマンを目指して学校へ通うなら、放送技術科や映像学科などがある専門学校を選択するとよいでしょう。ここではおすすめの専門学校2校をご紹介します。

東放学園専門学校・放送技術科

東放学園専門学校放送技術科では、大手映像技術会社である「株式会社東通」のスタッフが多くの授業を担当しており、プロから直々に技術や知識を習得することができます。

使う器材は放送局が使用しているものと同等のもの。実習ではZepp Tokyoなどの大型ホールで撮影を行いながら、映像センスやカメラワークを習得することが可能です。

卒業後の就職率は100%。就職先はポストプロダクションや各映像技術会社で多くの卒業生がカメラマンやテクニカルディレクターとして活躍しています。

日本工学院クリエイターズカレッジクリエイター専門学校・放送芸術科カメラマンコース

日本工学院の放送芸術科は、映画やテレビスタッフの育成を目的とした学科で現在までに2万人以上の卒業生が業界で活躍をしています。講師陣は現役で活動しているプロカメラマンが行い、即戦力として使える技術や知識、精神面や心構えを教えてもらうことが可能です。

最新機材を使いながら、ドラマ・歌番組・スポーツ番組・CM・映画などあらゆるシチュエーション別の実践演習を通して学ぶことができます。

テレビカメラマンの資格・試験まとめ

テレビカメラマンに特別な資格や試験は必要とされません。興味があるなら学生のうちに色々なコンテストに応募して自分の実力を試したり、英語力を磨いたりするとよいでしょう。

確実にテレビカメラマンになるなら専門学校などで知識や技術を学んで番組制作会社などに就職する方が、テレビ局の採用試験合格を狙うよりもプロへの道は現実的と考えられます。

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テレビカメラマンの参考情報

平均年収350万円~750万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職種テレビ・映画・映像

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