美容師になるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

美容師になるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

美容師という仕事は、男性であっても女性であっても、美をプロデュースする仕事として人気の高い職業です。しかし美容師になるためには具体的にどうすればよいのか、くわしく知っている方は意外と少ないでしょう。この記事では、美容師になるために必要なものと、美容師に向いている方についてご紹介します。

美容師になるには資格が必要?

美容師になるには、「美容師免許」が必要となります。そして美容師免許を取得するためには、厚生労働省の認可を受けた、「美容学校」を卒業している必要があります。

「美容学校」には「理容美容専門学校」という名前がついていることが多いのですが、その一方で、こうした名前がついていても厚生労働省の認可を受けていない学校であると美容師免許の取得はできないということになります。

美容師になるためにこれらの学校への進学を希望している場合には、その学校で美容師免許を取得することができるのかをしっかりと確認をする必要があります。

美容師になるのに学歴は必要?

一般に、美容師になるために一般企業で言うところの「学歴」は関係ないとされます。というのも、美容師免許を取得する方の多くが美容学校・美容専門学校を卒業しているためです。

しかし一点のみ学歴が関係するところがあります。それは、「高校へ進学しなかった場合」です。

多くの美容学校・専門学校では入学条件として、「高校卒業以上」を受験資格としています。そのため、最終学歴が中学卒業の場合には入学資格がないという場合が多くあります。

中学卒業の場合は?高校卒業程度の学力の認定を受ける

中学卒業という学歴の場合には、美容師になるためにというよりも、美容学校へ入学し最終的に美容師免許を獲得するために、高校卒業程度の学力があることを認定してもらうという方法があります。

高等課程を備えている美容学校へ入学する

まず1つは、高等課程を備えている美容学校へ入学することです。

「高校卒業程度」を入学条件に掲げている学校はあくまで「多い」のであって、必ずそう決まったものではありません。高等課程を備えている美容学校であれば、中卒での入学が可能です。

夜間課程・通信課程などの高校を卒業する

2つ目は、夜間課程・通信課程などを利用して高校卒業の認定を受けるという方法です。中学卒業後仕事をしていたりする場合には、こうした夜間・通信課程を利用するのもよい手段です。

「高等学校卒業程度認定試験」に合格する

そして3つ目は、「高等学校卒業程度認定試験」に合格することです。これに合格することで高校卒業程度と同等の実力と認められるため、美容学校への入学が可能となります。

美容師国家試験はどのような形で実施される?

国家試験の概要

美容師となるための関門、美容師国家試験は、まず大きく分けて筆記試験と実技試験が行われます。試験は2月と8月の年2回実施されます。

この両方に合格することで美容師免許が取得できることになります。どちらか片方だけに合格したという場合には、次回の試験のみ、合格した方の試験が免除されます。

不合格となってしまった場合には再度受験することになりますが、受験には受験料が必要となりますので注意が必要です。受験料は、おおむね25,000円前後です。

試験の内容:実技と筆記

実技試験

実技試験では、整髪・シェービング・カッティングという3つの行程について試験が行われます。技能の品質はもちろんのこと、制限時間があり、この制限時間内にすべての行程を終えなければならないという点にも注意し、時間管理をしながらの進行が必要となります。

また、それぞれの技術だけではなく、服装や髪型、衛生面、用具の使い方という「静的審査」が行われます。試験中に怪我をしてしまったり、作業後の用具の処理や用具を落としたときの対処なども審査の対象です。

筆記試験

筆記試験では、美容師に関連する法律や制度、衛生、感染症や皮膚科学、美容理論などについての出題があります。

美容師として働くための資質やスキルとは?

最新の情報や流行を取り入れ、お客様に提案する

美容師として働く人は、美容院やサロンで提供されるような高品質なヘアカットの技術が求められることはもちろんですが、それ以外にも幅広い技術・知識が必要とされます。

お客様の望みと美容についての理論とを比較してどのようなヘアカットやヘアカラーがよいか提案するのも美容師の仕事です。

また美容・ビューティの世界は日々進歩しています。最新の情報や流行に対する理解も美容師に求められる資質のひとつといえるでしょう。

美容師に求められる「技術」とは?

一口に「技術」といっても、それはいろいろな意味を含みます。

まずはもちろんカッティングやブローの技術であるといえるのですが、美容師の場合にはここにもう一つの要素が加わります。それは何かというと、お客様の求めている形へのカットやブローの技術、という言い方になるでしょう。

お客様がどのようなヘアスタイルを望んでいるのか、お客様がどのような自分になりたいのかということを正確に読み取り、なおかつ、ビューティの観点からお客様に似合うよりよい形を提案できる能力は、美容師に不可欠な技能といえます。

「センス」というものの正体とは?

「センスがいい」という言葉はよく使われるものですが、実際に「センスがいい」というのはどのようなことを意味するのでしょうか。

これは、決して才能という意味ではなく、知識の蓄積であると多くの美容師が語っています。

世の中にどんなヘアスタイルがあるのか、魅力的に見えるヘアスタイルというのはどのようなものなのか、時代に合ったヘアスタイルとはどのようなものなのかといった知識です。

このような知識を多く蓄積している人こそが、「センスがある」と評価される美容師だといえるのです。

似合うヘアスタイルを選ぶ「観察力」も美容師に必須

髪型やヘアカラーというのは決してそれ単体で存在するのではなく、その「人」の一部分を構成している要素のひとつです。

そのため、ヘアスタイルを単体で捉えるのではなく、そのお客様の持っている雰囲気や服装、顔や体型などからよりよい選択肢を提示できること、それを技術によって実現できることは美容師にとって必須のスキルです。

また、欠かすことができないのがメイクとの整合性です。その人がどのようなメイクをしているかによって、似合うヘアスタイルというのも変わってきます。これらのことにも気を配って最適なヘアスタイルを実現できることが、美容師に求められる能力です。

コミュニケーション能力も求められる

多くの美容院では、美容師とお客との間で「カウンセリング」が行われます。どんな髪型が好きなのか、どんな服装をしているのか、ということを正確に聞き出すことができる能力は美容師にとって必須です。

先に述べた観察と合わせて、実際に眼の前にいるお客からこれらの情報を聞き出すことができる能力があれば、よりお客が理想としているヘアスタイルにスムーズに近づく事ができるというわけです。

ただ技術に優れていればよいというわけではなく、こうしたコミュニケーション能力も美容師に求められる能力の一つであることは知っておくとよいでしょう。

美容師に向いている人とは?

美容師というのは日常生活で接することが多く、ある意味で身近な存在ですが、そうした方々は他の職業に就いている方々と比べてどんな特徴を持っているのかという点に着目します。

美容師に「向いている」と判断ができる人というのは、どのような特徴を持っている方々なのでしょうか。

お客に向き合い、一緒に問題解決をするという意識を持つ人

美容院を訪れる方の中には、以前のセッティングをキープしたいと感じた方はもちろんですが、自分を大きく変えたい、という考えで訪れる方もまた多くいます。

こうしたお客の抱えている問題点を一緒に探し、それを解決するための最適な「方法」をお客と一緒に探し、提案してそれを実践していくという一連のプロセスに喜びを感じられる人というのは、美容師に向いていると判断してよいでしょう。

あとはそこに技術がついてくれば、よい美容師となることができます。

美に対する探究心、向上心のある人

技能職であるといえる美容師は、基本的なカッティングやブローの技術はある程度最初に学ぶことができますが、それ以降はお客との接客の中で自然に身に着けていくものとなります。

つまり、他から教えられる期間というのは限られているということです。しかし、技術は日進月歩ですから、以前と同じことをしていたのでは、時代遅れになってしまったり、技術が劣化していったりしてしまいます。

常に美に対する探究心と向上心を持ち、知識や技術の研鑽・取得に努めることができる方は、美容師に向いているといえます。

トレンドや最新情報にアンテナが立っている人

先の話題とも関連して、特に美というジャンルでは、最新の情報をキャッチすることは必須です。

常に新しいスタイルが生まれてはすぐに廃れるという世の中で、取り入れるべきものと世の中に受け入れられているもの、トレンドとなっているものを敏感に察知し、それを自分の仕事に取り入れることができる方というのは、多くのお客から評価される美容師となることができる資質のある人といえます。

美容師になるには?まとめ

常に美を探求し、お客に向き合える仕事

美容師となるためには美容師免許が必要ですが、それはあくまで「資格」という意味の必須条件です。

美容師として仕事をし続けるためには、美容に関する最新情報や最新のスタイル、トレンドを常に情報収集しつつ、さらにお客とのコミュニケーションの中で一緒に問題解決を図っていくことが必要です。

そして、こうした一連のプロセスを自ら進んで努力できる人というのは、美容師に向いている人といえるでしょう。

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