美容師の資格試験とは?美容師国家資格の概要と受験資格

美容師の資格試験とは?美容師国家資格の概要と受験資格

美容院でお客さんのヘアスタイルを素敵に変身させる、美容のプロ・美容師。おしゃれでファッショナブルな職業として人気のお仕事ですが、美容師になるためにはどのような過程が必要なのでしょうか。この記事では美容師の資格と試験についての情報、その難易度についてご紹介します。

美容師の資格とは?

男女問わず、またいくつになっても、自分の容姿を整えたり美しく保つことは人にとって大切なことです。そのうえで、美を扱う職業・美容師の存在は重要です。

実際、一度も美容師にお世話になったことがないという人はほとんどいないのではないでしょうか。そんな、私たちにとって身近な職業である美容師ですが、どのような資格が必要なのでしょう。

美容師になるためには、美容師国家資格を取得する必要があります。美容師国家資格を取るにはどのような試験があるのでしょうか。また受験するためには何をする必要があるのか見ていきましょう。

美容師国家資格

美容師国家資格を取得するためには、まず受験資格を満たしていなければなりません。その条件とは、厚生労働省指定の専門学校などの美容師養成施設で、試験に必要な内容のカリキュラムを受講し、規定の単位を取得することです。

美容師国家試験には筆記と実技があり、その両方を合格してはじめて、晴れて美容師となることができます。どちらか片方が合格した場合、次の受験の際にはその合格科目は免除になります。

美容師国家試験は1年に2回、2月と8月に開催されます。試験合格者は厚生労働省が指定した美容師試験研修センターで免許申請をしたあと、美容師名簿に登録されます。

美容師国家、筆記試験の出題内容

筆記試験の出題ジャンルは5つあります。基本内容として「美容理論」「美容の物理・科学」「関係法規・制度」があります。応用ジャンルとして「美容保険」「衛生管理」があります。頭皮などについての人体の構造や機能といった医学的な面も含まれます。

美容師国家、実技試験の出題内容

実技試験の出題は第一課題と第二課題があります。内容はヘアカットと、ロッドを髪に巻く作業又はヘアセットの技術です。いずれも丁寧かつスピーディに行うことが求められます。また用具類の衛生上の取り扱いに関するテストがあります。

美容師の資格の難易度・合格率

美容師国家試験の合格率は年度によって波がありますが、だいたい80%前後です。国家試験の中では合格率は高めと言えるでしょう。

筆記試験の内容は、学校の授業をしっかり聞いていればそれほど難しくないようです。実技試験に関しては日々の努力の積み重ねが大事になります。日頃の練習への取り組みが合格を左右するかもしれません。

筆記試験の合格条件

筆記試験の合格条件は正答率60%以上です。基本の5つのジャンルで無得点の科目がないということも条件になります。すべての科目において最低1点はとる必要があるということです。過去問や受験用テキストで勉強していれば、それほど難しい条件ではないと言えるでしょう。

実技試験の合格条件

実技試験の合格条件はいくつかあります。まず、第一課題で減点が30点以下であること、衛生上の取り扱いテストで減点が30点以下であることです。そして第二課題で減点が50点以下であることです。

その他の美容師関連資格

理容師の資格

美容師に関連した資格として理容師の資格があります。理容師も美容師と同様国家資格で、受験するためには厚生労働省指定の理容師養成施設で必要な授業を受ける必要があります。

美容師と理容師の違いとは

一般的には美容師と理容師は何が違うのかということは、それほど気になることではないかもしれません。

美容師の仕事は「パーマネントウェーブ、結髪、化粧などの方法により、容姿を美しくすること」と美容師法で定義されています。理容師の仕事は「頭髪の刈込、顔そり等の方法により容姿を整えること」と理容師法で定められています。美容師は容姿を美しくし、理容師は容姿を整える、と言えるかもしれません。

具体的には、美容師はパーマをかけることができますが理容師はできません。ヘアスタイリングや着付けも美容師の仕事の領域です。また、理容師は顔そりができますが美容師はカミソリなどで顔を剃ることは原則認められていません。

美容師と理容師、どちらがいい?

美容師と理容師の資格は別物で、試験も学校も別です。どちらを選んでも給料や待遇はあまり変わらないようです。しかし理容師は美容師よりも数が少ないため、需要は高くなると言えます。

実際美容師の受験者数は年間10,000~20,000人程度なのに対し、理容師は1,000~2,000人です。美容院だけでなく結婚式場のヘアメイクアーティストや、エステサロンのネイリストや、撮影のスタイリストなど、職種に幅がある美容師の方を選ぶ人の方が多いようです。

ちなみに美容師資格と理容師資格は両方取ることも可能です。

メイクアップアーティスト

美容師に関連した職業であるメイクアップアーティストですが、特に資格はなく、メイクアップの専門学校を卒業してサロンなどに就職して経験を積んでいくという人が多いようです。もしくは美容学校に通い、美容師の資格を取ったうえで、メイクアップを専門とした方面へ進む人もいるようです。

美容師の資格が取れる学校

美容専門学校

先ほども述べたように、美容師の資格を取得するには、厚生労働省が認定した美容師養成施設を卒業する必要があります。一般に言う美容専門学校です。

美容学校には大きく分けて、「昼間課程」「夜間課程」「通信課程」の3つがあります。全日制なら2年間、通信制なら3年間通う必要があります。自分の学びたいスタイルに応じてどの課程にするか選択できます。

昼間課程

一般的な専門学校で、昼間の時間帯に授業で学び、美容師の資格取得に向けて訓練を受けます。通う期間は2年間なので、他の課程よりも早い期間で美容師の資格が取得できます。夜間課程や通信課程よりも授業料は高くなります。

夜間課程

夕方から夜間にかけて授業を受ける専門学校です。昼間に働きながら、美容師資格取得に向けて勉強することが可能です。学費を自分で稼ぐ必要のある人に向いていると言えます。また、昼間に美容院で見習いとして働きながら夜間学校に通うなら、学んだことが実践に結び付きやすいでしょう。

通信課程

レポート提出をしたり、通信手段を用いて面接授業を受ける方法です。時間を自由に使え、勉強の進め方も自分のライフスタイルに合わせて行うことができるでしょう。

一般的な昼間課程の専門学校に対し、3年かけて卒業する必要があります。実習はほとんどないので、技術を身に着けるのが難しいようです。技術経験を積ませてくれる美容院で見習いとして働きながら、試験に向けて勉強するのがいいかもしれません。

中卒でも入学できる美容学校

一般に多くの美容学校の入学資格は高校卒業となっています。しかし、美容学校の中には一部中卒でも入学できる学校があります。

高等専修課程の認可を受けた美容学校では、美容師養成施設としての教科の他に、高校生が勉強する一般教科も学びます。卒業すると高校卒業と同等の資格を得ることができます。学歴がないとしても美容師の夢をあきらめる必要はありません。

美容学校の学費

一般的に資格を取得するための専門学校は学費が高いと言われています。

中でも実習が多い専門学校は高いようですが、美容学校は半分以上が実習を占める専門性の高い学校ですので、学費も安くはありません。多くの美容学校の学費は平均して200万円以上と言われています。

これに実習費用や教材費も加わると考えられます。事前に資料請求したりして詳細を確認しておくのがよいでしょう。

美容師の資格・試験まとめ

人々の容姿を美しく整えるという、美容のプロ・美容師になるためには、美容専門学校に通い専門的な知識を身に着け、日々の技術練習によってスキルを高める必要があります。

美容師の国家資格を取得する試験では知識と技術の両方が試されます。美容専門学校の課程には種類があるので、自分に合ったコースを選び、資格取得に向けて勉強を進めることができます。

高校卒業したての人だけではなく、社会人からの転身も可能であり、働きながら学校に通うこともできます。さらに、中卒の人でも入学できる美容学校もあるので、様々な人にこのやりがいのある美容師になる扉は開かれていると言えます。

人を美しくするという魅力ある美容師の仕事は、これからも需要の多い職業であることでしょう。

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