森林インストラクターの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

森林インストラクターの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

このページでは、森林インストラクターの仕事内容についてご紹介していきます。また、森林インストラクターの活躍の場や、現在活動している有資格者の現状、この資格だけで食べていくことはできるのかなど、将来的なことについても解説していきます。

森林インストラクターの仕事内容とは?

森の中で安全に自然を楽しむ方法などをアドバイスするのが森林インストラクターの仕事です。

森の仕組みや危険などを分かりやすく伝え、イベントの運営や環境に対する啓蒙活動を行い、「森の案内人」として活動していきますが、ここでは森林インストラクターの具体的な仕事内容について紹介していきます。

森林インストラクターとはどんな仕事?

森林インストラクターとはその名の通り、「森林」の持つ役割や機能、危険や怖さなどを指導していく人のことをいいます。森林のことを多くの人に伝えていくためにさまざまなイベントやプログラムを考え、活動していくことが森林インストラクターの仕事です。

具体的なものとしては、森林散策のイベントや森の仕組みを伝える森林ガイド、林間学校や自然教室を開いて指導していくなど、さまざまな活動があります。他にも間伐や植林、林業教室や木工教室を開くなど、普通に暮らしていては経験することがない体験を通して森林の良さを伝えていくこともあります。

これらの活動を通して里山文化と都市がつながるきっかけ作りをすることも森林インストラクターに求められる重要な仕事といえます。

森林インストラクターの必要性

森林などの自然環境は私たちの心や体をリラックスさせてくれる一方で、自然災害など厳しい側面を見せることもあります。自然の脅威を理解したうえで上手に付き合っていくためには、自然に対する正しい知識を身につける必要があり、その役割を果たしてくれるのが森林インストラクターなのです。

最近は自然災害や異常気象などの影響もあり、自然環境へ目を向ける人が多くなってきています。そのような中、森林インストラクターが提案するイベントに参加する人たちの意識も高くなり、森林インストラクターとして活動しやすくなっているといえます。

森林インストラクターの活躍の場

活躍の場としては公的機関と民間企業とがあり、それぞれの場で森林インストラクターの資格を活かして活動していくことができます。

公的機関では公務員として県の農林課や林務課で働くか、自然公園や国立公園直轄のビジターセンターで職員として働く方法がありますが、競争率が非常に高く、そう簡単に就職することはできません。

民間企業ではアウトドアショップで働く方法もありますが、森林ツアーを組むような会社に就職する方法もあります。そのような会社は全国のメジャーな観光地を探せば見つけることができ、屋久島や尾瀬などは森林ツアーのような仕事が多いとされています。

ボランティアも多い森林ツアー

屋久島や尾瀬などで活動する森林インストラクターとは違い、それほどメジャーでない場所で森林ツアーを組む場合はボランティアで行われるケースもあり、食事代や宿泊代程度しかもらえないということも珍しくはありません。

森林インストラクターとして生計を立てていくつもりであれば、就職先の事前調査はしっかりと行い、報酬についてはきちんと確認する必要があるでしょう。

森林インストラクターの現状

現在、多くの森林インストラクターが活躍していますが、有資格者の多くは「一般財団法人日本森林インストラクター協会」に登録しています。日本森林インストラクター協会は、全国にいる森林インストラクターを取りまとめ、情報交換やインストラクター同士の交流を図る目的で設立されたものです。

各地の森林インストラクター協会では依頼された仕事をとりまとめ、森林インストラクターへ仕事を依頼したり、インストラクター同士の交流やイベント活動などを活発に行ったりしています。ここでは森林インストラクターの現状や将来性について紹介していきます。

企画力と実行力が求められる森林インストラクター

自然を相手にする仕事は、人混みにまみれた都会で働くよりも健康的だとして、若者の間で人気が出てきているそうです。森林ツアーのように自然を利用したイベントも増えてきていて、これからさらに若者の注目を集めていくことが予想されます。

しかし、森林インストラクターを取り巻く環境は厳しく、森林ツアーのような活動はボランティアで行われることが多いという現状もあり、この資格だけで生計を成り立たせることは難しいといわざるをえません。森林インストラクターとして生活していくためには、かなりの企画力に加え、その企画を成功させる実行力が求められます。

森林インストラクターとして生活していくためには

現状では、森林インストラクターとして生活していくことは難しいですが、それでもこの資格を活かして生活を成り立たせていきたいという場合は、新しい需要を作り出す必要があるでしょう。

例えば、医療と森林を結びつけた「森林セラピー」や、森の材料を使った「ネイチャークラフト」など新たな需要を作り出すため、日々さまざまなアイデアが生まれてきています。

このような新たな需要は、森林のことをよく知っている森林インストラクターだからこそ思いつくことでもあり、今後は既存の概念にとらわれない斬新な発想やアイデアが出てくることが期待されています。

森林インストラクターの仕事のやりがい

森林インストラクターの魅力はなんといっても自然に溶け込み、そこで生きている動物たちの命を肌で感じながら仕事ができることです。同じ森でも季節や天候が違えば、出会える動物や森から受ける印象も変わってくるものです。そんな森林インストラクターの仕事の魅力、やりがいについて詳しく紹介していきます。

雄大な自然に囲まれる楽しさ

コンクリートやアスファルトに囲まれて生活している現代人ですが、都会では感じることができない体験ができるというのは森林インストラクターの魅力の一つといえます。夏しか咲かない花や秋しか出会えない虫など、森林インストラクターは自然の息吹を感じながら仕事をしていくことができます。

森林インストラクターを目指す人はキャンプが好きであったり、山登りが好きであったりと、基本的にアウトドア派の人が多い傾向にあります。そういう意味では、自然を相手にする楽しさを知っている人は森林インストラクターに向いているということができるでしょう。

森林インストラクターになるきっかけ

子供の頃にボーイスカウトの経験があり、自然の中で遊ぶことが好きだったとか、植物や虫の名前を覚えるのが好きだったという理由で森林インストラクターになる人もいますし、登山やトレッキングの趣味が高じて資格を取得したという人もいます。

珍しいところでは、サラリーマン時代とはまったく関係のない仕事をしてみたいと、定年退職後に森林インストラクターとなって活動をしている人もいるようです。このようなささいなきっかけで森林インストラクターとなる人がいるように、自然には簡単に説明できない魅力があるのでしょう。

森林インストラクターの資格を取得するのに学歴や職歴はまったく関係なく、どのような立場の人でも挑戦できるという点は、森林インストラクターの良いところといえます。

里山と都市の架け橋になれる

昔は山の中で遊ぶことは普通のことでしたが、都会で暮らす現代の子供たちにとって普通のことではありません。「虫を捕まえたことがない」という子供も珍しくはなく、そのような子供たちに森林の役割や魅力を教えていくのも森林インストラクターの仕事です。

森林インストラクターの仕事では、林間学校や自然教室などを通して子供たちを指導することもあり、里山と都市の架け橋になるような仕事をしたときには、何ものにも代えがたいやりがいを感じられるといいます。それが次の仕事へのモチベーションとなり、この仕事を続けていく糧となっているのだそうです。

森林インストラクターの仕事内容まとめ

森林インストラクターこれからが期待される資格

森林インストラクターの仕事は森林の良さだけでなく、自然の驚異や危険性を伝える役割も担っています。

現状では、森林インストラクターの仕事だけで生活していくことは難しい面もありますが、「森林セラピー」や「ネイチャークラフト」など、新しい需要が生まれてきているという事実もあります。そういう意味では、これからが期待される職種といえるでしょう。

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  • 森林インストラクター
資格区分 民間資格
職種自然・動物

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