トラック運転手の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

トラック運転手の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

トラックは大きな道路はもちろん、比較的小さな道路でも毎日のように見かけるほど、我々の生活に密着している存在です。そのトラックに乗ることを職業としているトラック運転手は、実際にはどのような仕事内容なのでしょうか。車種ごとの役割の違いなど、トラック運転手の仕事内容についてご紹介します。

トラック運転手とはどんな仕事?

トラック運転手は、大きなトラックに多くの食品や商品を載せて、北から南まで夜の国道を走るイメージが強い職業ですが、それだけがトラック運転手の仕事の全てではありません。どのような仕事の種類があるのでしょうか。

移動距離と運搬目的により分類

トラック運転手の仕事はその移動距離と運搬目的により、仕事内容が細かく分類されます。

  • 日本中の国道や高速道路を走って長距離間の物流を行う長距離運送
  • 関東地方内の倉庫・配送センター間など、ある程度の距離を移動する中距離運送
  • 特定ショップのルート配送など、市内や県内といった特定エリアに限定した配送を行う特定エリア配送

トラックの大きさによる分類

また、トラックのサイズにより要求される免許ごとに分類されます。

かつては普通免許と大型免許しか区分がなく、普通免許でも5t未満のトラックの運転が認められていましたが、現在は自動車のサイズによる免許区分の細分化が進み、平成29年3月12日以降に取得した免許は下記の分類になっています。

免許の種類 最大積載量
普通免許 2t未満
準中型免許 4.5t未満
中型免許 6.5t未満
大型免許 6.5t以上

トラック運転手の仕事の具体的な内容

トラック運転手は距離や車種により様々な分類がありますが、代表的な仕事内容をいくつかご紹介します。

長距離大型トラックで日本中を駆け巡る

一般的なトラック運転手のイメージに最も近いのが長距離トラック運転手です。

海沿いの漁港で獲れた海産物、田んぼ・畑で収穫した農産物や、巨大な工場で作られた製品、海外からの大量の輸入品などを各地域の配送拠点まで運ぶのが、長距離トラック運転手の仕事です。

毎日数百キロという長い距離を移動し、日本中を北から南の隅々まで移動します。どの工場からどの配送拠点まで、というような決まったルートを持つ運転手が多いようです。

移動コストが安いために夜中に移動することが多く、その雇用形態は正社員・契約社員が中心ですが、業務委託として運送料を受け取って運搬するフリーランスも存在します。

中型トラックで地域間の物流をつなぐ

大型トラックにより荷物が到着した配送センターから、さらに配送地域ごとに分けられた荷物を各地域の配送センターまで送り届けるトラック運転手がいます。

この地域間の運送は中距離運送とも呼ばれ、主に6.5tまでの中型トラックが活躍していますが、物流が多いルートでは大型トラックを使うこともあります。移動は日中から夜間まで時間を問わず行われており、運転手によって担当する地域・ルートがある程度決まっています。

雇用形態は大型ドライバー同様に運送会社に所属する正社員・契約社員が中心ですが、委託を受けるフリーランス、また派遣業者から派遣される運転手もいます。

大型トラックは大型免許を所持する必要があるため運転手人口が少な目といえますが、5tまでの中型トラックは古い普通免許では運転できることもあり、成り手が比較的多めのようです。

小型トラックでエリア内の小売店を巡る

各地の配送センターから、県内や市内といった単位の地域にある担当センターへ荷物を届ける運転手は、主に中型から小型のトラックを運転します。

毎日のように同じルートの拠点を回るルート配送としての業務になるため、長距離を移動する運送業者ではなく、個人配送を業務とする配送業者の運転手が担当するようになります。

また、飲食店やコンビニエンスストアなどに商品や材料を届けるのも地域単位のルート配送の業務の一つです。飲食店などはよほど大きな会社でない限り独自の配送手段は持っていないため、小さな運送業者が委託を受けるケースが多いようです。

軽トラックで地域内の個人に届ける

小型トラックや軽トラックで、地域内の個人宅に通販で購入したなどの荷物を届けたり、同一市内の引っ越しの荷物を届けたりといった仕事も、トラック運転手の仕事の一部といえるでしょう。

どちらも普通免許で運転できるため、未経験者でも参入しやすい分野といえます。

ルート運送でない長距離運送

長距離・中距離運送には、特定の決まったルートを定期的に運送するルート運送だけでなく、依頼に応じて1回だけや決まった期間だけの運送を行うこともあります。

その運送内容は様々で、それこそ東北から四国までぶっ続けということもあれば、近距離を数往復するようなものもあり、その都度内容にあった運送方法が取られます。長距離間の引っ越しなどはこれに当たり、1回だけ片道の荷物移動を、中型トラック数台を手配し数日がかりで行うというような契約になることもあるようです。

運転だけがトラック運転手の仕事ではない

トラック運転手のほぼ全ての仕事にとっていえることですが、トラック運転手の仕事はトラックを運転することだけではありません。

配送センターでトラックに荷物を積み、運送先で荷物を降ろし、自らフォークリフトを運転し、配送拠点内での荷物の整理も担当します。

一日中座りっぱなしに思える仕事ですが、思いのほか激しい肉体労働も求められることがあります。そのため帰宅後に筋トレに励んだり、休日にはジム通いをしたりする運転手も少なくないようです。

トラック運転手の仕事のやりがい

一般的な事務などの会社勤めとは大きく異なるトラック運転手の仕事ですが、そのやりがいはどこにあるのでしょうか。

車が好きで運転が何より楽しい

トラック運転手になる人の多くはとにかく車の運転が好きという人です。一日中運転するわけですから、運転や移動に耐えられない人では続かず、楽しめるくらいでないと運転手にはなれないのでしょう。

特に長距離ドライバーにその傾向が強く、高速道路を制限速度いっぱいで走るのが何より爽快です。

一人でいられるのが気楽で良い

トラック運転手は、原則として移動中は一人きりになります。長距離でも、近距離のルート配送でもそれは変わらず、運転中は誰とも話さずに一人きりで過ごします。

そのため一人でいることが気楽で好きという人にとっては、何よりも快適な仕事環境であり、一度体験するともう他の仕事はできなくなるほど、ストレスのない毎日になるともいわれます。

いろいろな土地を見るのが楽しい

長距離の運転手は特に、日本中の様々な土地へ向かうことが増えます。その土地ごとの特色のある食事や、季節ごとに表情を変える風景などを見ることが楽しみであるという運転手も少なくありません。

また、地域ごとに一般の運転手の気質も様々で、安心できる地域、注意しなければいけない地域などの特色ごとに、自分自身の運転の姿勢も注意しなければいけないのが刺激になるという運転手もいるようです。

物流で人々の生活を支えている実感

トラック運転手が運送することで、日本中に食料・飲料を始めとした生活必需品や、趣味嗜好品といった生活の潤いになる様々な品物が我々の手元に届きます。

ふとしたときに以前運んだものと同じ種類の電化製品や、ルート配送で毎日運んでいるファーストフード店のコーヒーなどを見た時に、自分が運んでいることで世の中に品物が行き渡っていることを実感した時に、充実感を得ることがあるかもしれません。

トラック運転手の仕事内容まとめ

物流の要であり、大動脈を流れる血液

トラック運転手の仕事は、日本国内に品物が行き渡るために絶対に無くてはならない仕事です。大きな道路や鉄道のことを「物流の大動脈」と呼ぶことがありますが、トラックは大動脈を流れる血液そのものであり、日本全体の生命活動を支えています。

季節ごとに日本各地に行けたり、ずっと大好きな車の運転ができたりする喜びや楽しみは、一般的な会社勤めではなかなか味わえない特徴といえるでしょう。

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トラック運転手の参考情報

平均年収350万円~400万円
必要資格
  • 大型自動車第一種免許
  • 普通自動車第一種免許
  • 中型自動車免許
  • 準中型自動車免許
資格区分 免許
職種運輸・乗り物

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