文具ソムリエールの給料・年収事情!平均給与や昇給の可能性についても解説

文具ソムリエールの給料・年収事情!平均給与や昇給の可能性についても解説

最近、テレビやラジオなどのメディアで取り上げられる機会が増えたことで、なにかと注目されている文具ソムリエール。この記事では、文具ソムリエールの初任給、平均的な給与、平均的な年収など、収入面についてご紹介します。

文具ソムリエールの初任給

一般的な文具ソムリエールの初任給は18~26万円

文具ソムリエールになる前は、多くの人が小売店舗での販売経験や文房具メーカーや商社での営業もしくはデザイナーなどの業務で商品知識を養って独立するのが一般的です。

ここでは、各種小売店や文房具メーカーに勤務した場合の初任給について説明していきましょう。

業種 職種 初任給
書店 総合職・大卒 17万円~20万円
一般職・大卒 16万円~19万円
一般職・短大卒 14万円~17万円
書店 総合職・大卒以上 21万円
専任職・大卒以上 18.5万円~19万円
専任職・短大卒 15.5万円~18万円
雑貨店 販売・総合職 19万円~20万円
文房具メーカー 営業職 18万円~22万円
デザイナー 18万円~23万円
百貨店 総合職 17万円~20万円

※いずれも2020年4月入社時の初任給(基本給)

職種によって初任給も異なる

上記表を見ても分かるように、業種や職種によっても文具ソムリエールの初任給は異なります。

新卒の場合は、総合職もしくは一般職のように職種を限定せずに採用される場合もあれば、事務・営業系、技術系、文房具メーカーであればデザインなどのクリエイティブ系などのように同系統の職種で一括して採用し、それぞれの給料体系に応じた初任給が支払われます。

新卒であれば、一般職よりも総合職のほうが初任給も多いです。学歴にもよりますが、基本給で17万円~20万円、別途支給される各種手当を合わせると21万円~26万円程度の総支給額となります。

一方、専任職や一般職は少し初任給も低くなり、基本給が14万円~19万円。手当を入れて18万円~23万円ほどです。

初任給は地域差が出やすい傾向にある

初任給は、他の業種と同じく文具ソムリエールとして働く場合も、配属地域によってもらえる金額に開きがあります。

一般的には、大阪・東京・名古屋などの大都市圏のほうが給料も高く、地方に行くと低くなる傾向です。

どの企業でも、大都市圏では初任給も基本給だけで20万円、手当を入れると24万円~26万円というところも多く見られます。しかし、地方に行くと基本給が14万円~15万円、各種手当を入れても20万円弱というケースもあります。

中途採用の初任給は能力・経験が考慮される

文具メーカーや書店・雑貨店などの小売店でも、活発というわけではないものの、中途採用が行われています。

初任給は能力・経験、応募(入社)時の年齢などによっても変わってくるものの、20万円~25万円前後を基本として、応募職種や入社後のポストによっては30万円~35万円以上まで幅広く設定されているようです。

中途採用の場合は能力・経験が考慮されるものの、異業種からの応募で文具業界未経験の場合、どこまで考慮されるかは会社の考え方次第なので、その点は面談時などに確認することが必要です。

文具ソムリエールの平均給与の統計

文具ソムリエールがもらえる給料の平均は、どの職種で働くかによっても変わります。

具体的には、販売(雑貨店・書店・ホームセンター・百貨店などの小売店)や文具メーカー・商社での営業、商品開発・研究・生産部門、デザインなどです。

ここでは、それぞれの職種で働いた場合の給料の平均、男女差などについてまとめていきましょう。

文具ソムリエールの平均給料は24万円~38万円

前述した原稿料や出演料は知名度などにもよるため、それぞれによって異なるのが実情です。そのため、ここでは小売店や文具メーカーなど会社で働いた場合の平均給与について紹介していきます。

厚生労働省が毎年調査している「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、職種による平均給与は下記表のとおりです。

職種 業種 平均給料
販売 百貨店 23.6万円
百貨店以外の小売店 24.5万円
デザイナー 文具メーカー 30.7万円
研究開発・商品開発・生産 37.0万円~44.0万円
営業 文具メーカー・商社 34.0万円

職種にもよって異なりますが、会社員として働く場合の平均給与は約24万円~38万円前後になります。

販売や営業、商品開発部門については、新卒採用は文系・理系の区分なく行われます。中途採用は職種の経験があれば、業界未経験でも応募可能としているところが多いようです。

しかし、研究開発や生産部門の新卒採用は理系学部出身者、デザイナーは美術・デザイン系の大学・学部出身者でないと応募できないところが大半です。

中途採用は募集内容によって異なるものの、求められるキャリアを積み上げていることが必須なので注意してください。

男女による賃金差もある

先ほどと同じく厚生労働省が実施した「令和元年賃金構造基本統計調査」のデータによると、文具ソムリエールになる前に従事していることの多い職種における男女平均給与は、下記表のとおりです。

職種 平均給料(男性) 平均給料(女性)
販売(百貨店・各種小売店など) 27.0万円~28.0万円 21.0万円~22.0万円
デザイナー 34.5万円 27.3万円
研究開発・商品開発・生産 44.3万円 38.6万円
営業 35.4万円 24.8万円

どの職種に従事していたかにもよりますが、販売職は男女ともに低く、研究開発や生産部門は給料も高いことがわかります。ただ、他の職種と同じく平均給料の男女差があり、営業は10万円近く、多職種でも6万円~7万円程度の差があるようです。

文具ソムリエールは女性の職業で、男性の場合は文具ソムリエになりますが、どの職種で見ても女性より男性の給料が高めの傾向にあります。ただし、この点についてはどの職種で働いているか、雇用形態はどうかなどによって、平均より高い給料をもらえる場合もあれば、低いこともありえるでしょう。

色々なタイプのお客様と接しなければならない点を考えると、特に販売は決して給与がいいとはいえないのが実情です。しかし、好きな文房具に触れられる点、商品知識を蓄えられる点で喜びややりがいを感じている人は多いのではないでしょうか。

フリーランスには収入の男女差はないので、企画などに自信のある人はおすすめ

文具ソムリエール(男性の場合は文具ソムリエ)として独立した場合は、原稿料や商品の紹介料、テレビ・ラジオなどの出演料、商品開発時の委託料などがその収入源となります。

どこかの企業にて正社員として勤務している場合は、会社から給料が支給されますが、その一方で給料には男女差が出ます。

しかし、フリーランス(個人事業主)もしくは自身でお店を立ち上げた場合は、あなたの経営センスが問われるので、努力したか否かがストレートに反映されるでしょう。また、収入には男女差がなくなるので、企画などに自信がある人は挑戦してみることをおすすめします。

経験年数・年齢が上がることで給料もアップすることが多い

文具を取り扱っている書店・雑貨店などの小売店、文具メーカーなどに勤務している文具ソムリエールであれば、基本的には勤続年数・年齢によって定期昇給する傾向にあります。つまり、経験年数を積むこと、勤続年数が長くなればなるほど給料もアップしやすいということがいえるでしょう。

卸売・小売業であれば、全体平均で33.7万円。年代別では、30代で30.0万円~33.5万円、40代であれば36.0万円~38.6万円です。

製造業であれば、全体平均が33.4万円。年代別では、30代で30.8万円~34.0万円、40代であれば35.7万円~38.0万円になります。

店長や開発部長などのように責任ある立場になると、その分役職手当などもつくので、もっと多くの給料をもらうことも可能です。ただし、役職がつけば責任も重くなり、業務量も増えます。

結果を求められる分プレッシャーも増えると思いますが、そこで結果を残せばさらに待遇も良くなる可能性が出てくるでしょう。

販売・プロダクトデザイン関連の資格取得や実績もアピールに使うといい

文具ソムリエール(ソムリエ)に必要な公的資格・民間資格は設けられていません。しかし、販売士などのように持っておくと仕事に役立つ可能性のある資格、文具知識能力検定のように文具に関する知識を持っていることを証明できる資格はあります。

その他、デザイナーであれば自身が携わった商品のデザイン集(ポートフォリオ)を持っておくことをおすすめします。デザイナーとしての個性やこだわりが分かるようにしておけば、メーカー側も協力を仰ぎやすくなるでしょう。

これらの資格を持っているからといって、確実に給料アップに結びつくとは限りません。それでも、資格を持っていることで何らかのアピールにはなりえるでしょう。

また、「文具ソムリエール」と名乗っていれば「文具の専門家」と見なされます。資格の勉強をすることで文具に関する知識や販売スキルを深めることにはつながると考えられるはずです。

文具ソムリエールの給料制度はさまざま

文具ソムリエールの月給は、どのような雇用形態で働いているかによって変わります。

雑貨店・書店・ホームセンターなどのような小売店、文具メーカーや商社の営業、デザイナーなどのように会社員であれば、毎月きまった給料をもらうことができます。ただし、企業に勤務している場合は、勤務先の給与形態によります。

毎月定額が支給される固定給制をとっているところもあれば、基本給+歩合給、年俸制としている企業などさまざまあるので、特に中途採用で入社を希望する場合は注意が必要です。また、特に小売店の店頭接客であれば、時給によるアルバイトで採用されるケースもあります。

雑貨店など小売店の平均時給はパート・アルバイトで978円~1,000円近辺です。販売職全体の時給相場が933円なので、平均よりやや上となります。

文具ソムリエールとして企業に属さず働く道を選んだ場合は、労働形態としてはフリーランス(個人事業主)です。

フリーランスは、特定の企業の社員・アルバイトとして働くわけではないので、オファーを選ぶことができる点が最大のメリットといえます。一方で、何かあった場合に仕事を打ち切られやすいので、一気に収入がなくなるというリスクがあります。

歩合給はなかなか反映されにくい

歩合制というのは、文具メーカーや雑貨店のデザイナーや販売・営業職で採用されています。どの場合も、売上に応じて給料に反映されますが、文具は製品数も多く、少し売れたからといって、全体の業績に大きな影響を及ぼすまでにはならないことが大半です。

そのため、すぐには反映されにくいという点があります。

中途採用は活発ではないので、アルバイトからスタートすることも考えてみよう

毎月定額が支給される固定給制をとっているところもあれば、基本給+歩合給、年俸制としている企業などさまざまあるので、特に中途採用で入社を希望する場合は注意が必要です。

歩合制というのはいくら成約したかが重要で、成約がなければ歩合の部分が0円ということになります。また、会社によっては歩合の部分を大きく設定していることも珍しくないので、この点は事前に確認しておくことがおすすめです。

また、小売店の店頭接客であれば、時給によるアルバイトで採用されるケースもあります。

雑貨店など小売店の平均時給はパート・アルバイトで978円~1,000円近辺です。販売職全体の時給相場が933円なので、平均よりやや上となります。

とはいえ、いつまでもアルバイトであればなかなか仕事に対するモチベーションが上がらず、せっかく文具に関する基礎知識を身につけたいと思って働きはじめたとしても、結局退職してしまうことになりかねません。

アルバイトの場合は、将来的に正社員登用があるのかどうかなどを確認して応募するといいでしょう。

フリーランスは実績を残すことで単価アップを目指すといい

フリーランスというのは企業に属して働くのではなく、文字通り自分の腕だけで働きます。出勤する必要はないので、時間や場所に拘束されることなく仕事ができるという点では大きなメリットです。

ただ、仕事が多い時はその分収入にも反映され、毎月の給料(報酬)も多くなるものの、仕事が少なくなるとその分目減りしてしまいます。そのため、仕事がなくなってしまうと最悪収入が0円ということもある点はデメリットといえます。

また、最初は実績がない分、どうしても単価が低く設定されてしまうこともあるでしょう。低い単価のままでは、仕事量を増やさないと収入が増えない悪循環に陥ってしまいます。

まずは目の前の仕事を着実にこなし、実績をあげて信頼を得ることで単価アップを狙っていくことが必要です。

文具ソムリエールの平均年収の統計

文具ソムリエールの働き方は、文具メーカーや雑貨店など文具を取り扱っている企業で働く、もしくはフリーランスとして独立して働くかのいずれかです。

フリーランスとして独立している人はいるものの、その年収は公開されていないため、ここでは企業に属している場合の平均年収を紹介させていただきます。

文具ソムリエールの平均年収は325~632万円

会社員として勤務している文具ソムリエールの平均年収は、勤務先や経験年数・職種などにより異なるものの、一般的には325~632万円ということが多いようです。職種別では、下記表のとおりとなります。

職種 業種 平均年収
販売 百貨店 325万円
百貨店以外の小売店 334万円
デザイナー 文具メーカー 433万円
研究開発・商品開発・生産管理 544万円~632万円
営業 文具メーカー・商社 465万円

会社員として働く場合、雑貨店などの小売店および文具を取り扱う商社・文具メーカーの営業であれば卸売業・小売業、研究開発や生産管理などの製造部門であれば、製造業に分類されます。

厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、文具ソムリエール(文具関連業)を含む卸売業・小売業および製造業の平均給与と平均賞与は下記のとおりです。

業種 平均給料 平均賞与
卸売業・小売業 約31.6万円 約98.5万円
製造業 約33.5万円 約106.1万円

文具ソムリエール(文具関連業)に絞った統計ではないので、正確な数字になるとは限らないものの、ここから販売・営業職、研究開発などの製造関連職の一般的な年収を推測すると、賞与も含めて卸売業・小売業で約478万円、製造業では約508万円と考えられます。

国税庁が毎年行っている「民間給与実態統計調査」によると、民間企業に勤務している日本人の平均年収は約441万円となります。勤務先によっては平均よりやや低いところもあるものの、比較的平均~やや上程度の年収を得ている人が多いようです。

大手文具取り扱い企業の平均年収

文具メーカーなど文具を取り扱っている企業のうち、文具メーカー、商社、書店、雑貨店から代表的な2~3社の平均年収(推計値)をご紹介します。

企業名 業種 平均年収(推計値・2018年~2019年現在)
レック 雑貨店 618万円
Hames 569万円
良品計画 557万円
文教堂グループHD 書店 640万円
丸善CHIホールディングス 576万円
大塚商会 商社 807万円
アスクル 672万円
マックス 文具メーカー 795万円
コクヨ 772万円
三菱鉛筆 747万円

会社の規模によって給料・年収に違いも

会社員として働いている文具ソムリエールの給料・年収は、働いている会社の規模などによっても差が生まれやすい傾向にあります。

特に東証一部などの上場企業や従業員数が多い大手企業になると、給料・年収も高まりやすいようです。

フリーランスの文具ソムリエールとして独立する人も

多くのお客様の声を聞いて最適な文具を提案する、もしくは文具メーカーや商社の営業、カスタマーセンターでお客様などの声を聞いて新しい文具の企画提案を行う、デザイナーとして商品開発の経験を積んでいくと、フリーランスの文具ソムリエール(ソムリエ)となる道が開ける可能性も出てきます。

フリーランスになった場合、文具店を開業する人もいれば、フリーとしてさまざまな文房具をブログやテレビ・ラジオなど各種メディアでの紹介、各メーカーと提携して商品企画・開発に携わるなど活動の幅を広げていく人もいます。

給料・年収については非公開としているお店・個人がほとんどなので、具体的なところはわかりかねるものの、会社員と違って自身が勤務している企業・メーカーなどに縛られる必要はないため、活動の幅を広げていくことで、一般会社員より多くの年収を稼ぐことも可能となるでしょう。

フリーランスの良いところは、しがらみなく多くのお客様の声を聞くことができる点です。そのため、文具メーカーもフリーランスで文具に関する知識を持っている人に声をかけ、商品企画・開発に協力を仰ぐケースがあります。

そこで的確な商品企画・開発のアドバイスを行い、売上をあげることができれば、次々と依頼の舞い込む文具ソムリエールになることもできるかもしれません。

フリーランスとして働くことは、リスクを伴うのは確かです。当然のことながら、仕事が多くある時は収入もその分多くなるものの、少なくなればその分減ってしまうので、最悪の場合無収入になる可能性もあります。

そのかわりに会社に縛られることはなく、実力があれば多くの企業と組んで仕事をすることもできます。自分自身で努力する必要はあるものの、仕事をする醍醐味は増すはずです。

文具ソムリエールの給与・年収まとめ

会社勤務の場合、給与レベルは平均~やや上。経験を積むことで文具ソムリエールとして独立することも可能

文具ソムリエールが会社で働く場合、販売職以外の給与・年収は勤務先などにもよって異なるものの、おおむね全体の平均~やや上程度は得られているようです。

ただし、販売職に従事している場合は、平均よりやや下~下という人もいます。それでも、給料の高い・低いよりもやりがいを重視している人が多く、お客様に直接接客して、意見を聞きつつ提案することに喜びを感じている人が多いようです。

適性はそれぞれで異なるので、適性・思考に合わせてキャリアを選択して、実績を積み重ねることで給料・年収もアップしやすいでしょう。

文具ソムリエールの給料形態はさまざまです。毎月きまった給料をもらえる固定給のところもあれば、実績が反映されやすい歩合制を組み合わせているところもあります。ただ、文具は点数も多いので、なかなか反映されにくいことに注意が必要です。

販売職やデザイナーとして販売・開発の経験を積んでいくと、フリーランスとして独立する道も開けてきます。リスクはあるものの、さまざまなメディアなどで露出する機会を増やしていくことで、さまざまなメーカーと商品企画を行うチャンスに出会い、高収入を得られる可能性も出てくるでしょう。

まずは、小売店での販売や商社・メーカーでの営業、文具メーカーでのデザイナーや商品企画・開発などで経験を積むことにより、のちに文具ソムリエールとして独立することにつながると考えられます。

文具ソムリエールの参考情報

平均年収300万円~600万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職種販売・サービス

統計情報 出典元:

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