食品スーパー店員の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

食品スーパー店員の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

食品スーパー店員の仕事は、食品を取り扱うスーパーマーケットにおいて、生鮮食品売り場などで接客や売り場管理、食品管理を担います。店の顔として日々働く、責任の大きな仕事です。このページでは、食品スーパー店員の仕事内容や、やりがいなどについてご紹介します。

食品スーパー店員とはどんな仕事?

食品スーパーマーケットでの接客、販売、食品管理を担う仕事

食品スーパー店員は、食品スーパーマーケットの実店舗において、消費者への接客対応、食品の販売、食品の陳列、在庫管理、商品発注などを担当する仕事です。

食品スーパーマーケットとは、売上構成比率において食料品の売り上げが7割を超えるスーパーマーケットを指します。日本では、食品スーパーの定義に当てはまるスーパーマーケットは最も店舗数が多く、一般に「スーパー」と呼ばれるスーパーマーケットのほとんどが食品スーパーと言われています。

7割を占めるような主力の商品に特化しているわけではなく、様々な商品を満遍なくおいているスーパーマーケットは「総合スーパー」と呼ばれます。また都心部など広い土地の確保が難しい環境においては、生鮮食品を主に取り扱う小規模店舗である「ミニスーパー」や、加工品やインスタント品も含めて多様な品揃えを行なっている「生鮮コンビニ」など小規模な食品スーパーが増えています。

日本においては様々な食品スーパーが住宅街の近くや駅前において営業されており、都市部では小規模、中規模の店舗が多く、生活に根ざした存在として、食事をメインに人々のライフラインを支えています。郊外型店舗においては主に沿岸部に非常に大規模な店舗を置く食品スーパーが多く、日本国内の食材にとどまらず、海外からの輸入品も多数取り扱っています。

食品スーパー店員は消費者と最も身近なところで働き、最も消費者の目につく職業でもあります。それに加えて食品という衛生管理も重要になってくるデリケートな商品を扱う性格上、一店舗単位といえど、食品スーパーマーケットを運営・展開する企業の「顔」として、責任を持って仕事に従事する必要があります。

一口に食品スーパー店員と言っても仕事内容は様々

食品スーパー店員が店舗において行う仕事には、レジ対応や、商品陳列、商品管理、在庫管理、発注、仕入れ、品出しなどがあり、一口に食品スーパー店員と言っても多種多様な仕事があります。

食品スーパーでは部門ごとに業務が細分化されていることが多く、部門ごとにチーフと呼ばれる部門担当者が存在します。各部門のチーフがそれぞれに在庫を管理し、必要に応じて前日に発注を済ませ、朝の早い時間などに新しく仕入れた商品を並べます。

各部門に専門的に仕事に従事する食品スーパー店員は、チーフの指示の元で、惣菜を調理したり、調理した惣菜を陳列したり、パック詰めにしたり、新鮮な肉をカットしたり挽肉にしたりする精肉処理、鮮魚や海産物を新鮮な状態を保ったまま捌いたり、様々な仕事を行います。

食品は新鮮さ、綺麗さが命なので、細心の注意を払って管理し、調理や加工を行います。時間が経てば、随時価格の値下げを行うなど質に応じて価格を調整し、なるべく廃棄が出ないように商品を売っていくのが食品スーパーの特徴です。

食品スーパー店員の具体的な仕事内容

食品スーパーマーケットの要であるレジ部門の仕事

食品スーパー店員は、小規模、中規模のスーパーマーケットにおいて、必要に応じて様々な業務を担当します。基本的には部門ごとに業務や扱う商品のジャンルは分類されていますが、非正規雇用も比較的多く、定期的な人員の異動もありうるので、専門性に特化していればいいというわけでもありません。

スーパーの仕事としてよくイメージされる代表的な仕事はレジ部門の仕事でしょう。レジ部門では商品の会計精算を主に担当します。なので、スーパーに買い物に来た際に最後に接することになる、非常に重要な仕事です。

レジでは、一つ一つの商品のバーコードを通して情報を読み取り、シールの内容もしっかり確認して割引処理を行ったり、汁物の惣菜などがある場合は適宜薄いビニール袋を被せたり、袋の有無を聞いて必要に応じて袋をつけるなど、短時間に様々な仕事を的確に行っていかないといけません。

スピード重視で淡々とこなすようで、その実やることは多岐に渡ります。特に時間帯によって非常に混雑するため、テキパキと処理していかないと追いつかない大変な仕事でもあります。また、比較的手が空いている時間帯だと、お客様から商品の場所を尋ねられたりすることも多い立ち位置です。

その上でお金に直結する仕事なので、会計やお釣りを誤って出さないように注意しなければなりませんし、非常に丁寧かつ細やかな気遣いを意識した接客をもこなさないといけません。

ただお金を預かったり、お釣りを返すだけではなく、必要に応じて割引券の種類に応じた値引きや、ポイントカードを預かってポイント適用やポイントを貯める場合の処理を行ったり、クレジットカード支払いに必要な処理を行ったりと、サービスが細やかであるからこそ細々とした多様な仕事が舞い込みます。

たまにシールが貼っておらず読み取れない商品が混ざっていることもあります。その場合はレジ処理中に商品を交換しにいかないといけないなど、時に走っての移動も行わないといけません。セルフレジの導入も進んだとはいえ、まだまだ作業量は多く負担の大きい仕事です。

商品の陳列、品出しなど売り場管理の仕事

基本的に食品スーパーでは、新鮮な食品を扱うことが多いので、毎日一定の在庫が捌けることが前提となっています。店舗の忙しさのピークは昼前と夕食前、おおよそ11時前後と17時前後に集中します。

食品は一定のペースで在庫が減るので、ピーク時間までに需要のある主力商品を中心に、棚に商品を十分に補充しておくことが求められます。その際、向きをちゃんと揃えて、お客様にとって見やすい配置で商品を陳列する必要があります。また、ピーク後に乱雑になってしまった商品を改めて綺麗に並べなおすことも大切です。

また、商品を売り出すにあたって商品陳列など視覚的な情報は命とも言えるものであり、主力商品や新たに売り出したい商品に対して別途コーナーを設けて特別な陳列を行ったり、POPをデザインして貼り出したりするなど、視覚的に訴求するような工夫も売り場管理担当の食品スーパー店員の仕事になります。

多くの店舗を抱えるチェーン店の場合だと、販売戦略を担うマーチャンダイザー、中でも視覚表現に特化したビジュアルマーチャンダイザーと呼ばれる職種の人がいて、そうした人がPOPを考えたり陳列方法を考えたりしますが、実際の陳列を担当するのは店舗勤務の食品スーパー店員です。

商品の発注、仕入れの仕事

商品の発注、仕入れの仕事は、食品スーパーにおいては特に、非常に重要となる仕事です。生鮮食品を中心に、食品スーパーでは一定程度の在庫が捌けるのを前提とした運営を行っています。食品は、あまり長くおいておくと質が悪くなってしまうからです。

なので、閉店間際のスーパーマーケットの、特に惣菜コーナーや生鮮食品売り場では、毎日のようにガラガラになっている棚を見ると思います。時間に制限を設けて廃棄している場合もありますが、大抵は値引きを徐々に行ったり見切り品を半額以下で売ったりしてなるべく在庫が残らないように売り切ります。

各部門のチーフが在庫の捌け具合によって必要な商品数を予め見積もっておき、複数店舗の仕入れを取りまとめるバイヤーと呼ばれる仕入れを管理する役職の人に必要数を伝えます。バイヤーは各部門のチーフの提出した必要数に応じて食品加工会社などに発注をかけます。

この必要数を予め見積もる、というのがまた大変で、翌日にちょうど1日で売り切れる量をなるべくぴったり発注しないといけません。これは、過去の売り上げデータや季節ごとの需要などを参考に、各部門のチーフの経験によって弾き出しています。

発注、仕入れの仕事は適正な在庫管理にも直結する仕事なので、レジ、品出しとともにスーパーマーケット運営の要となる非常に神経を使う仕事です。特に食品スーパーでは生鮮食品というデリケートな品目も多いですし、毎日のように商品を入れ替えないといけないので、在庫管理がしっかりできないと廃棄が大量に出たり利益が減るなどの失敗につながります。

また、定期的な棚卸し(決算に備えて商品在庫を全て数え整頓する、月1、週1で行う店舗もある)も食品スーパー店員総出で行います。

食品スーパー店員の仕事のやりがい

生活のライフラインである食事に寄与し、新鮮な食材を提供する

食品スーパー店員は、主に食品を中心に、お客様が求める商品を日々、最適な状態で提供する仕事です。特に生鮮食品は出来る限り新鮮な状態で、物によってはそのまま、あるいは簡単な調理工程だけで食べられるようにしっかり加工して売り出します。

人間にとって日々の食事は欠かせないものです。適切に発注を行い、食材を無駄にすることなく、多くのお客様に提供できる食品スーパー店員の仕事は、社会的な役割も大きいですし、それゆえに大きなやりがいのある仕事です。

加工なしではあまり手を出しにくい鮮魚なども、切り身や刺身、焼き魚として食品スーパーで並べられることによって、食べてみようかな、と思ってもらえるのは、食品を売るものとしての喜びに繋がります。

青果部門でのカットフルーツなども同様に、なかなか自分では処理しきれない食材を、最適な分量に小分けにされて手に入れられるというのは、独り暮らしの人にとってはとても便利です。

基本的には食品の多くは1日毎に入れ替え、都度売り切って行きます。分量を工夫したり、加工したり、時間に応じて割引を行ったり、工夫を凝らして発注した分の食材をきっちり売り切った時が、仕入れ担当者にとってはやりがいを感じられる瞬間でしょう。

魅力的なPOPや、特売のキャンペーンを打ち出したりして、狙い通りに商品が売り切れたりするときも、販売職冥利につきると言えます。

食品スーパー店員の仕事内容まとめ

食品を売る仕事は人間のライフラインを確保する仕事でもある

食品スーパー店員の仕事は、食材を売る、という一点だけでも、社会的に存在意義がとても大きい仕事であると言えるでしょう。人間には食事が必須ですし、どうせなら新鮮で安い食材が欲しいものです。食品スーパーはその両方を満たしてくれます。

一定の需要をきちんと把握し、地域や季節によって変わる需要にうまく応えていくことも大きなやりがいに繋がっていきますし、時にラインナップや陳列に工夫を凝らすことで新たな需要に繋げていくことも、食品スーパー店員の使命です。

食品スーパー店員の参考情報

平均年収350万円〜500万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職種販売・サービス

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