品質保証の資格・試験とは?役立つ資格の特徴や試験の難易度、合格率などを解説

品質保証の資格・試験とは?役立つ資格の特徴や試験の難易度、合格率などを解説

商品や食品をチェックして保証する品質保証の仕事には、特別な資格試験は必要としませんが役立つ資格はあります。今回の記事では、品質保証に役立つ資格試験の出題範囲や合格率などをご紹介します。さらに品質保証になるための学校についての情報もまとめました。

品質保証の資格とは?

品質保証として働くための特別な資格は不要

品質保証になるために必要な資格や試験はありません。ただし、企業にもよりますが、品質保証の採用条件として大学卒業程度の専門知識を条件としているところもあります。

希望する業種によって求められる専門知識を異なっており、精密機器を取り扱う会社であれば機械工学や材料科学に関する専門知識が求められますし、食品関連を取り扱う会社であれば理学や農学に関する専門知識が求められます。

大学での理系分野での専門知識があれば就職に有利

品質保証の応募資格として大学卒業や理系分野での専門知識を条件に掲げているところもありますが、大学で品質保証についての専門的な知識や技術を学ぶことはほとんどないため、実際には企業に採用されてから研修を通して品質保証の知識を習得するところがほとんどです。

品質管理検定とは?

品質保証に関連する資格として品質管理検定(QC検定)があげられます。品質管理検定は品質管理として働く人に役立つ資格です。品質管理とは不良品を出さないように製品の製造工程を管理する仕事のことで、使用機器の調整やトラブルの際の原因追求や対策も行います。

品質管理検定では品質の管理をきちんと行うことができるかをテストする資格試験で、品質の管理に関係した知識の習得だけでなく、仕事中に発生したトラブルを適切に解決できるためのスキルを身につけることを目的としています。

品質保証と品質管理の仕事内容は似ているため、企業によっては品質保証と品質管理の仕事を兼任している人もいます。そのような会社への就職を希望する人については大いに役立つ資格です。

2級の試験は品質保証にも役立つ

品質管理検定に1〜4級までのレベルがありますが、2級については、品質保証などの品質に関わる仕事をしている人のための試験内容になっています。そのため、品質保証を目指す人については2級の試験を受けておくほうが良いでしょう。

品質保証の資格の難易度・合格率

検定は1級から4級まである

品質管理検定試験は、一般財団法人日本規格協会(JSA)と一般財団法人日本技術連盟(JUSE)が主催する民間資格です。

試験は2〜4級についてはマークシートのみの筆記試験となっており、1級についてはマークシート方式による一次試験と論述式の二次試験があります。合格ラインは、どの級についても正答率が70%です。

品質管理検定試験2級

合格率 全国平均 約40%
受験資格 年齢、学歴等に制限はなく誰でも受験可能
受験費用 受験する級によって異なる。2級については5,140円
出題範囲 90分のマークシート方式。基本的な管理や改善活動を自主的に行うことのレベルを目指すレベルの内容。

試験範囲は品質管理の実践と品質管理の手法に分かれており、品質管理の実践では、品質の概念や管理の方法、品質保証(新製品開発とプロセス保証)、品質経営の要素(機能別管理、標準化、人材育成、日常管理、診断と監査、方針管理、小集団活動)、QC的ものの見方や考え方が出題される。

品質管理の手法では、新QC七つ道具、統計的方法の基礎、計数値データに基づく検定と推定、抜取検査、相関分析、信頼性工学、データの取り方とまとめ方、実験計画法、計量値データに基づく検定と推定、単回帰分析、管理図が出題される。

2級の合格率は20%

2018年の2級の品質管理検定の合格率は21%です。20,000人以上が受験しましたが、合格者は5,000人弱でした。試験自体はそれほど難しくはありませんが、過去5年間で合格率は低下傾向にあります。2級については、以前は40%の合格率でしたが最近では20%にまで低下しているため、きちんとした受験対策が必要です。

テキストや問題集を使って試験対策を

品質管理検定試験の問題集やテキストは、主催者である日本規格協会から出版されています。また品質管理の基礎的な知識を習得するための参考書も発行されているため、まずはテキストを読んで基礎知識を身につけて、その後問題集を解いて力をつけていく方法がおすすめです。2級については約200時間の準備があれば合格できるでしょう。

その他の品質保証に関連する資格

JSQC認定品質技術者

品質管理検定の上級資格として「JSQC認定品質技術者」があります。この資格は日本品質管理学会(JSQC)が主催する資格試験で、受験資格として上級品質技術者については品質管理検定の1級合格者であること、品質技術者については品質管理検定の2級合格者であることが求められます。

ポイントを獲得することで資格を取得できる

この資格には試験はなく、実績ポイントを一定期間で獲得することで資格を取得できます。実績ポイントには、日本規格協会や日本科学技術連盟の主催する論文や記事の掲載、シンポジウムや研究会での発表、講演会や講座への一般参加、研究会への参加をすることでポイントを獲得できます。

この資格を取得することで品質管理技術についての高度な知識やスキルを証明できます。

ソフトウェア品質技術者資格認定

品質保証には商品やサービスの他に、ソフトウェアの品質保証があります。ソフトウェアの品質保証を目指す人は「ソフトウェア品質技術者資格認定」があります。この試験は一般財団法人日本科学技術連盟が主催しており、ソフトウェアの品質向上を目的として行われている試験です。

ソフトウェアに関する内容が出題される

ソフトウェア品質技術者資格認定の出題範囲はソフトウェアテストやレビュー、品質マネジメント、ソフトウェア技術、ソフトウェア品質の概念などがあります。受験資格はなく、誰でも試験に申し込むことができます。

ハードウェアやソフトウェアを扱う企業の中には、資格取得を推奨しているところもあるため、ソフトウェアの品質保証を目指す人にはおすすめの資格です。

品質保証の資格が取れる学校

日本分析化学専門学校

日本分析化学専門学校は、日本で唯一の分析化学を扱う教育機関です。2年間の授業を通してバイオ、食品、医療、金属、化粧品、医薬品、環境などの分野で、人々の暮らしを豊かにする人材を育成します。

理系技術者を目指す人におすすめの学校

この学校では目指す企業に合わせて、環境分析学科や健康化学分析学科、医療医薬品分析学科や生命バイオ分析学科などに分かれており、品質保証や品質管理などの専門的な知識や技術を習得できます。理系技術者を目指せる安心のカリキュラムと充実した施設や設備があります。

現場研修や企業と連携した就職指導も行なっているおすすめの専門学校です。

東京医薬専門学校

東京医薬専門学校は、医薬品を扱う企業への就職を目指すための学校です。この学校では研究や開発、営業や販売、調整事務の5つの分野を学ぶことができます。各分野の幅広い知識を学ぶことができるため、就職後も即戦力として働くことができます。

研究や開発に必要なスキルを身につける

この学校では化学や生物の基礎を学ぶことができるため、研究や開発に必要なスキルを身につけることができます。さらに授業の半分は実習授業となっており、より実践的な知識や技術を習得できます。

経験豊富な講師陣による授業や個別のフォローなども行われており、品質保証や品質管理を目指すための充実したカリキュラムが用意されています。

品質保証の資格・試験まとめ

品質保証に特別な資格は不要。品質管理の検定があれば就職に役立てることも可能

品質保証として働くための特別な資格は不要です。品質管理と兼任している企業で働く場合や、品質に関する資格の証明するために品質管理の資格を取得するのもおすすめです。テキストや問題集を使って十分な受験対策をするようにしましょう。

品質保証の就職を目指す場合、理系分野での専門知識があれば就職にも有利です。大学で専門知識を習得できますし、専門学校で理系に関する知識を習得することも可能です。

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