品質保証の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

品質保証の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

商品やサービスの品質をチェックする品質保証の仕事。規格書や一括表記を作成するデスクワークが中心の仕事ですが、お客さんや顧客、各部署との連携を取ることも重要な仕事の一つです。今回の記事では、品質保証の仕事内容ついて紹介しています。さらに品質保証のやりがいについてもまとめています。

品質保証とはどんな仕事?

商品やサービスの品質を確認する仕事

品質保証の仕事は、出荷される商品や食品、製品やサービスなどが「決められた一定基準を満たしているか」を確認する仕事です。チェックした内容を文書化したり、報告書や企画書を作成したります。

チェックする対象は、商品や製品そのものだけでなく、製造の過程から提供のプロセスの部分まで広範囲に及びます。また、お客さんから品質の確認を求められた時には文書や口頭で分かりやすく説明し、万が一不良品が出てしまった時には、再び問題を起こさないための対策を提案します。

オフィスワークが中心の仕事

品質保証は、商品の製造やサービスの提供などに直接関わることはありません。そのため、仕事はオフィスワークが中心です。商品の安全性を保証するための規格書を作成したり、商品のパッケージに記載されている食品の成分表示を作成したりします。お客さんから商品やサービスの問い合わせがあったなら、書類や資料を作成して説明します。

仕事自体は個人で動くことが多いですが、商品の製造やサービス内容などを把握している必要があるため、各部署との細かいコミュニケーションが必要な仕事です。

トラブルが発生しない限りはそれほど忙しくはない仕事

品質保証の仕事は、工場などで勤務する場合と本社へ勤務する場合があります。仕事場は他の従業員とは異なりますが、拘束時間についてはほとんど同じです。

工場勤務では8:00〜17:00の勤務が一般的で、本社勤務では9:00〜18:00が一般的です。休日についても土日が休みの完全週休二日制を採用している会社がほとんどですが、工場勤務の場合には、工場独自のシフトに合わせた休日が採用されることもあります。

品質保証の仕事の流れは決まっていため、毎日が深夜の帰宅になるほど忙しくなることはありませんが、商品や製品のトラブルが発生すると原因究明や分析のために忙しくなることもあります。

さらに業種によっても忙しさは異なり、自動車部品メーカーなどではチェック項目が多く、電子部品メーカーなどでは不良品が出やすいといった傾向があります。

年収は400~700万円

品質保証の給料や年収は、業種や会社の規模によって異なります。品質保証の平均年収は400〜700万円と言われています。大企業ならば年収も高く、企業の下請けを行なっている会社などでは400万円前後になることもあります。

残業手当や賞与などの各種手当によっても収入は大きく変動しますので、就職活動をする際には、どのような待遇があるのかチェックしておきましょう。

品質保証の仕事の具体的な内容

取引のための規格書や商品の販売のための一括表記を作成する

品質保証のおもな仕事として、規格書と一括表記を作成することがあります。

規格書とは取り扱っている商品や食品などの原材料や原産国、製造過程や製造方法についての詳細な内容が書かれた書類のことです。スーパーマーケットなどの小売店と取引する時や、大手の企業と製造についての取引をする時に必要となる書類です。

商社で品質保証の仕事をする時には、自社で規格書を作成するのではなく、卸売業者が作成して規格書を用いて新たな企画書を作成します。

一括表記とは商品や食品のパッケージに記載されている成分表のことです。一括表記は扱う商品よって景品表示法やJAS法、薬事法や食品衛生法などの法律で厳格に表記方法が定められています。そのため品質保証は、法律に沿ったもので表記されているか、表記内容に誤りがないかなどをチェックします。

クレーム対応やトラブル処理を行うことも

品質保証のもう一つの大きな仕事としてクレーム対応やトラブル対応があります。商品やサービスに不具合が発生した時には、原因を究明するための調査や分析を行います。検査自体は品質保証ではなく品質管理が行いますが、品質管理による調査結果を元に報告書を作成したり、お客さんに連絡をしたりします。

大手のメーカーの下請け会社の場合には、原因の究明と共に今後トラブルを起こさないためにどのような処置や改善を図るかなどの報告も行います。

法律や国際標準化機構の勉強も仕事のひとつ

品質保証が行うべき業務に法律に関する勉強や国際標準化機構(ISO)との連携があります。

業種によっては法律が頻繁に変わるものもあり、法改正がなされるごとに商品やサービスなども改正を求められることがあります。その際、新しい法律が施行される前に、具体的な改正内容を熟知して、それに関するマニュアルを作成したり勉強会を開催したりします。

国際標準化機構とはスイスに本部を置く国際機関で、一定の標準を満たした商品や企業について認証を与える組織です。海外への輸出を行なっている企業では必要となる認証で、一度認証を受けた後でも定期的な更新を行わなければなりません。品質保証は、国際標準化機構の認定基準についての十分な知識が必要です。

コミュニケーション能力や交渉力を磨くことも大切

品質保証として働くためには専門的な知識が必須ですが、お客さんへの連絡や他の部署との連携が必要となるため、コミュニケーション能力や交渉力が必要です。企業によっては入社後に品質保証の研修を行なっているところもありますが、普段からスキルや経験を積むための努力が必要です。

品質保証の仕事のやりがい

お客さんの安全を守ることができる

品質保証の仕事の一番のやりがいは、製品やサービスの安全を守ることによって信頼や安心感を与えることができることです。

どんな便利な商品やおいしい食品を販売しても健康面や安全面で欠陥のあるものならば意味がありません。そのため、自社で販売した商品や食品でお客さんに被害をもたらさないように、常に注意を払わなければなりません。

常にお客さんの安全を守っているという使命感が、品質保証のやりがいにつながります。

商品が利用される喜びを感じられる

品質保証は技術者とは異なり、商品や製品の開発や製造に携わることはありません。それでも、チェックして品質を確認した商品が出回る時には、技術者と同じように喜びを感じることができます。

スーパーマーケットなどで購入しているお客さんを見るときや取引している企業や顧客に感謝をされるときには、品質保証になって良かったと感じることができるでしょう。

会社を陰で支えていると感じられることもやりがいのひとつ

品質の問題によるトラブルは、利用するお客さんだけでなく会社にも大きな影響を与えます。状況によってはお客さんや顧客の信頼を失うことになり、場合によっては取引の中止や会社の倒産につながる危険性もあります。

品質保証は、商品の安全を守る監視役として常に目を光らせます。会社や従業員を陰から支えているという使命感を持つことができるやりがいのある仕事です。

クレーム処理を経験することでさらなる成長を目指せる

品質保証のつらいことの一つに、クレーム処理があります。商品や食品などでお客さんや顧客に損害を与えた際には、適切な行動が求められます。場合によっては厳しいお叱りを受けることもありますが、そうした経験を通して品質保証の更なる成長を目指すことができます。

状況によっては、クレームを受けたお客さんから激励の言葉を貰うこともあります。そのような時には、品質のプロフェッショナルとしての技術を磨こうという気持ちを持つことができます。

品質保証の仕事内容まとめ

品質保証は商品の品質を確認する大切な仕事

品質保証は、商品をチェックして一定の基準を満たしたものであることを保証するのが仕事です。企業によっては扱う商品は異なり、食品会社ならば食品をチェックしますし、電気会社や自動車会社ならば部品をチェックします。

規格書や一括表記を作成することが多いですが、トラブルが発生した時には調査したことを書類にして顧客やお客さんに連絡をします。

品質保証の仕事のやりがいはお客さんの安全を守り、会社を陰から支えることです。製造に直接携わることはありませんが、多くの人に商品が利用されているのを目にした時には、品質保証になって良かったと感じられるでしょう。

品質保証の参考情報

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職種販売・サービス

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