パッケージデザイナーの給与・年収は?初任給や平均月収などの収入統計

パッケージデザイナーの給与・年収は?初任給や平均月収などの収入統計

パッケージデザイナーは、どれくらいの給与・年収を稼ぐことができる職業なのか、ご存知でしょうか?このページでは、企業で働くパッケージデザイナーとフリーランスとの給与額の違い、初任給や平均給与額、年収額などについての情報をまとめました。

パッケージデザイナーの初任給

デザイン事務所によって2万円ほどの差がある

パッケージデザイナーのほとんどの給与体制は、一般的なサラリーマンとほとんど変わりません。

デザイン事務所や広告代理店に就職した場合の初任給額は、およそ18~20万円前後となっています。

一方、メーカー系企業など自社商品のパッケージデザインを行うために募集されているパッケージデザイナーの場合、初任給はデザイン事務所と比較して企業規模によって大きな差があることがあります。

メーカー系企業などの雇用形態については正社員ではなく契約社員での募集も多いですが、初任給額はおよそ20~28万円前後となるようです。

次章では、パッケージデザイナーの平均給与額について紹介します。

パッケージデザイナーの平均給与

比較的に低い給与水準となっていることが多い

パッケージデザイナーの平均給与額は20代で約25.1万円前後となっており、30代では約32万円前後となることが多い傾向にあります。

デザイン業界全体の給与額が低く設定されており給与額の改訂が行われていないため、現在も平均給与額は低水準となっています。また大きく昇給することがないといわれている職業です。

就職先次第では年俸制となっている

パッケージデザイナーなどのデザイナーの就職先であるクリエイティブ系の企業では、年俸制の給与体制となっていることがあります。

一見まとまった金額がもらえて安定しているように見えますが、年俸制の場合は残業手当が支給されないことが多いので就職先の給与体制はしっかり確認する必要があります。

パッケージデザイナーの仕事には残業が多くなることもある

クライアントの要望から商品のコンセプトにあった素材までもデザインとして考えてパッケージデザインを考えることがパッケージデザイナーの主な仕事内容ですが、ときに1つの商品に対して何種類何十種類もデザイン案を提出することがあります。

クライアントや企業によってはデザイン案をコンペ形式で選定するために100種類ものデザイン案を提出することも起こります。何十、何百種類とデザイン案を考えなければいけない仕事を請けた場合、締め切り日に追われることも少なくありません。

締め切り日には必ず間に合わせなくては信用問題にもなりますので、残業を強いられることがあります。先ほど紹介した年俸制の給与体制の場合は、残業代が別途支給されないことが多いので就職先の給与体制や待遇はしっかり確認することが大切です。

パッケージデザイナーとグラフィックデザイナーの給与額の差はほぼない

グラフィックデザイナーは広告制作会社や企業の広告宣伝部などが主な就職先となる職業です。

パッケージデザイナーとは違い商品のパッケージデザインを考えるのではなく、広告などの宣伝活動をするためのデザインを考えることが主な仕事内容となっています。

グラフィックデザイナーの平均給与額はパッケージデザイナーよりもやや多い傾向にありますがほとんど差がなく、約26万~35万円前後となっています。

次章では、パッケージデザイナーの年収額について紹介します。

パッケージデザイナーの平均年収

企業とフリーランスで年収額に差がある

パッケージデザイナーはデザイン事務所やメーカー系の企業に就職する、またはフリーランスとして活動する2つの道があります。

パッケージデザイナーの全体的な平均年収としては、およそ300万円~450万円前後となります。

企業に就職した場合の平均年収額は20代では約314万円前後、男性の平均年収額は約323万円前後、女性の平均給与額は約312万円前後となっています。30代の平均年収額は約395万円前後となっており、男性の平均年収額は約452万円、女性の平均給与額は約356万円となっています。

上記の年収額を見てみると、30代になると男性と女性では年収額に大きな差が生じていることがわかります。パッケージデザイナーはデザインを制作する技術が高ければ、20代であっても高収入を狙うことができる職業です。

パッケージデザイナーとして経験を積むことで年収額は350万円から約600万円前後まで昇給することもあります。しかし、経験と実績が多くなければ高収入を得ることは難しいでしょう。

パッケージデザイナーとして仕事を始めた際は、将来は高収入を得られるデザイナーになるために若いうちからデザイン制作技術を磨き続けることが大切です。

パッケージデザイナーのフリーランスとして独立した場合、仕事を依頼してもらえるまでは厳しい生活となることが多い傾向にあります。クライアントから仕事を受注し、クライアントが考えているデザインの要望のヒアリングから制作、提供まで全てデザイナー1人で行わなくてはいけません。

労力はかなり使いますが、フリーランスのパッケージデザイナーの中には年収額が約1,000万円を超える方もいます。

パッケージデザイナーは安定した職業なのか?

パッケージのデザインによって商品の売り上げは大きく左右されます。商品が新たに開発されるまたはリニューアルされる際、必ずパッケージデザイナーは必要となる存在です。

消費者から愛されるパッケージデザインを制作できるパッケージデザイナーは、企業やクライアントだけでなく社会にも貢献できる大きなやりがいのある仕事でもあり、今後も必要とされる職業といえるでしょう。

パッケージデザイナーが目指す先は?

デザイナー自身の実力次第で年収が大きく増える、または減ってしまう難しい職業ではありますがパッケージデザイナーの多くは「アートディレクター」への道に進む方が多くいます。

アートディレクターは全責任を負い制作現場を統括する重大な職種です。その分高収入が期待できますが、パッケージデザイナーとして多くの経験を積みデザイナーとしてのスキルを磨かなければアートディレクターになることは難しいといえるでしょう。

アートディレクターについて

アートディレクターはパッケージデザインだけに限らず、広告制作などを行う際のリーダーとなり全体の進行を指示する職業です。アートディレクターになることで自身が手掛けたデザインが消費者にどのような影響を与えなのかを把握することができるようになります。

アートディレクターになるとクリエイティブ界のトップとなるためその分、一工程が終わるまで全ての責任を負うことになりますが経験年数に応じて年収額に差が生じます。

アートディレクターとしてデザイン制作会社に務めた場合の平均給与額は約400万~800万円前後となっています。また、デザイナー自身でデザイン事務所を開設できるほどの知名度のある人気のデザイナーであれば、年収1,000万円以上となることもあります。

多くの実績と経験、デザイン以外の幅広い知識が必要とされるアートディレクターは、パッケージデザイナーやグラフィックデザイナーの目指すポジションとなっています。

パッケージデザイナーの給与・年収まとめ

経験と実績で収入額に差が生じる職業

パッケージデザイナーは一般のサラリーマンよりは年収額は低い傾向にありますが、経験と実績を重ねることで高収入を得ることができる職業でもあります。

フリーランスで活動する場合は全て自分自身で仕事の受注などを行わないといけませんが、知名度が高くなるとその分仕事量が増えるため高収入へと繋がります。

商品を店頭やネットショップに販売する際に必ず必要とされるパッケージデザインを制作するパッケージデザイナーは、今後も注目される職業となることでしょう。

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パッケージデザイナーの参考情報

平均年収300万円~450万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種広告・デザイン・アート

統計情報 出典元:

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