バイヤーの資格・試験とは?リテールマーケティング(販売士)検定試験の概要と合格の秘訣

バイヤーの資格・試験とは?リテールマーケティング(販売士)検定試験の概要と合格の秘訣

物を仕入れるセンスが必要になる仕事、バイヤーとして働く上で、資格・試験に合格していれば就職の際に有利に働く可能性があります。今回はこの記事で、バイヤーに関連する資格、販売士とファッションビジネス能力検定の試験の情報をご紹介します。

バイヤーの資格、販売士とは?

流通業界で定番ともいえる資格

日本商工会議所や全国商工会連合会が行っている販売士検定試験に合格した人が取得出来るのが販売士です。ちなみに、販売士(リテールマーケティング)検定は公的資格となります。

バイヤーになる為には必要な免許や資格は必要ないですが、バイヤーになる為に販売士を取得する人も多く人気もあります。

流通業界で働く人にとっては定番ともいえる資格で、バイヤーは商品を仕入れて販売するプロとして販売に関する知識は販売士の資格を取得して身に着けておくことをお勧めします。販売士の資格は10代でも取得が出来るのでバイヤーになる為に学生の内に取得する人も多くいます。

販売士の難易度・合格率

筆記試験と面接試験。十分な試験対策を

販売士の試験はマーケティングや販売管理の知識を問われる筆記試験がメインになります。

筆記試験は全てマークシートで記述の正誤を問う問題や穴埋め四択問題ないので試験としては取り組みやすいです。加えて面接試験もありランクは3級から1級まであり、級によって合格率が大きく変わってきます。

販売士3級で合格率は約70%と高いですが、1級になれば合格率は約25%程です。販売士1級を持っていれば販売に関する知識をバイヤーの仕事の中でアピールすることが出来ます。

販売士

合格率 級によって差がある
受験資格 特になし。誰でも受験できる
受験費用 3級4120円、2級5660円
出題範囲
  • 3級、小売店舗を運営するための基本的な仕組み、販売員としての基礎的な知識
  • 2級、店舗管理の際の従業員の育成や指導、在庫の管理の知識

実力に合わせて販売士合格を目指す

販売士の資格を取得する時に3級から受けることが基本的ですが、2級から受けることも可能です。バイヤーの仕事をする上で販売の基礎を身に着けたい人は3級からのスタートがおすすめで、2級になるとより専門的な知識が必要になり合格率も3級に比べると低いです。

販売士として2級を取得すると販売促進の企画や育成にも活かせるのでバイヤーとしてより活躍できることは間違いありません。販売士の試験は何級からでも受けることが出来るので、自身の実力に合わせてチャレンジするとよいですね。

バイヤーの資格、ファッションビジネス能力検定とは?

アパレル業界のバイヤーにはあると便利な資格

バイヤーの仕事は扱う商品によっていくつもジャンルがありますが、アパレル業界でファッションバイヤーとして活躍したい人にはファッションビジネス能力検定がおススメです。

ファッション産業の知識や接客ポイント、管理や販売促進の技術などが身に付くのでバイヤーとしてはかなり役に立つと考えられます。ファッションビジネスに関する知識を持っていることを証明する手段にもなる資格です。

ファッションビジネス能力検定の難易度・合格率

級によって難易度が異なる、幅広い知識が必要

ファッションビジネス能力検定はマークシートでファッションビジネス知識と造形知識の2科目で構成されている3級と2級は独学でも合格することは出来ます。

1級になるとファッションビジネスのより深い知識に加えて、マーケティング戦略や流通、マネジメント知識からも出題されます。1級の合格は各項目とも60%以上の得点で全5科目をクリアすれば合格になります。ファッションビジネス能力検定の合格率は3級で70%、2級で約50%、1級の合格率は20%といわれています。

級によって難易度や合格率は異なりますが、ファッションの知識は幅広く必要になるのがファッションビジネス能力検定です。

ファッションビジネス能力検定

合格率 3級で70%、2級で約50%、1級は20%
受験資格 特になし。誰でも受験できる
受験費用 1級1,2000円、2級6,000円、3級5,500円
科目受験1科目につき1級は4,000円、2級3級は3,000円
出題範囲 ファッション商品の企画・生産・流通・経営・マーケティング・ファッションの流行や事象

参考書や問題集、専門学校や教育機関など学ぶ勉強法は広い

ファッションビジネス能力検定を取得する為には専門学校や教育機関で学ぶことと独学で学ぶ方法があります。

独学の場合には参考書や問題集を使用して勉強することがおすすめです。協会の公式ホームページで過去問をみることが出来るので、試験前には解いておくことが重要になります。

自身のライフスタイルに合わせてファッションビジネス能力検定の学習をしましょう。

その他のバイヤー関連資格

持っていると有利なバイヤーに関する資格はさまざま

販売士やファッションビジネス能力検定の資格以外にもバイヤーの仕事に関連する資格はいくつかあります。

それぞれどの商品のバイヤーになるかで取得するべき資格は異なりますので、自身がなりたいバイヤーを明確にしておくことが大事になります。

  • ファッション販売能力検定
  • 実用英語検定
  • TOEIC

商品の買い付けなどで海外の人とやり取りする機会もバイヤーのジャンルによってはよくあることです。洋服や食材、雑貨の仕入れなどで韓国やアメリカ、ヨーロッパなどに行くことも多いので、語学力はバイヤーとして求められます。

一覧にある実用英語検定やTOEICを取得しておくことで、バイヤーの能力に必須な語学力を鍛えることが可能になります。世界の市場で勝負ができるバイヤーになりたいと考えている人は語学力に関する資格を取得するとよいですね。

バイヤーの資格が取れる学校

福岡ビジョナリーアーツ

福岡ビジョナリーアーツではファッション業界の全領域をカバーし、ファッション産業をリードする学校です。アパレルやファッション系のバイヤーを目指す場合には知識や経験を積むことが出来るのでおすすめです。

2年制の服飾科は服作りの基礎から学べ、ファッション界の多くのジャンルに対応する技能を身に着けることが出来るバイヤーとして活躍出来る可能性は大きくあります。

1年次で基礎的な服作り、2年次には体型などそれぞれの特性や求められる機能を研究してトータル的に洋服について学べます。ファッションビジネス能力検定やファッション販売能力検定などのファッション関係のバイヤーに必要な資格を専門学校で学びながら取得することが出来るのです。

授業のほとんどは実習という魅力

福岡ビジョナリーアーツは授業の85%、1800時間が実習なので、実際に技術を身に着けられる魅力があります。デザインやパターン、ビジネスなど服作りに必要な技術を、実習を通して学ぶことが出来て細かい指導も特徴的です。

ファッションデザイン画やファッションデザイン論などカリキュラムも多く総合的な知識と技術を養えます。

バイヤーの資格・試験まとめ

バイヤーになるなら販売士はおすすめ、ファッション関係のバイヤーになる場合はファッションビジネス能力検定の取得を目指そう

バイヤーの仕事自体は特別な資格や試験に合格しなくても業務に就くことは可能ですが、それぞれの商品のプロとして資格を持っている方がベターです。

バイヤーに関する資格試験はさまざまなものがあり、それらの資格は日々試験が行われています。バイヤーの中には海外に仕入に行くこともあるので実用英語検定やTOEICなどの語学力が身に付く資格も取得するとバイヤーとして活躍できる分野が広がります。

自身の理想を明確化し、理想像に近づくために役立ちそうな資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

バイヤーの参考情報

平均年収300万円~600万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種販売・サービス

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