テレビプロデューサーの資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説
番組制作の統括であるテレビプロデューサーとして働くために、経験を積みながら業務に役立つ可能性が高い資格を取得する事が大切です。今回は、テレビプロデューサーに役立つ可能性が高いと思われる資格、TOEICなど語学系の資格試験についてご紹介します。
テレビプロデューサーに役立つ資格「TOEIC」
英語によるコミュニケーション能力を評価する世界共通のテスト
世界最大のテスト開発機関ETSによって開発された日本でも知名度が高いテストがTOEICです。和訳英訳や英文和訳ではなく、要点がわかる、測定できる能力に加えて言語能力の基礎である文法や語彙など幅広く測定します。
テレビプロデューサーになるためには必ず必要な資格はありませんが、テレビプロデューサーになるまでにアシスタントディレクターやディレクターを経験することが必須です。
アシスタントディレクターは海外のロケにも同行するので、TOEICの高得点を取得していればスムーズに現場が回りますし、テレビプロデューサーへの近道になると考えられます。
TOEICの試験概要
合格率 | テスト結果が合否ではない |
---|---|
受験資格 | 誰でも受験可能 |
受験費用 | 5,725円 |
出題範囲 |
■リスニングセクション
■リーディングセクション
|
長期的に幅広く学習をすることが大切
TOEICで高得点を取る場合には幅広く学習する事が大切です。TOEICに関しての参考書は多く販売されていますが、その中でも模擬試験問題集で学習することが大切です。模擬試験問題集を解くことで実際にTOEICの試験と同じような環境で学習が出来ます。
単語の理解もTOEIC試験には重要になりますが、単語を書かせる問題はないので学生時代の単語の学習方法とは異なります。文章が多く出題されるので単語の意味と使い方を知っておくようにしましょう。
TOEICで高得点を目指すのであれば毎日学習をすることが大切です。社会人に人気のテストであるTOEICは働いていると学習する時間がないという人も多いと思います。通勤などの隙間時間で学習する習慣をつける事がTOEICの点数アップに繋がるでしょう。
テレビプロデューサーに役立つ資格「実用英語技能検定」
英会話能力を判定する資格
文部科学省後援の検定試験として実用英語技能検定は知名度が高く人気の資格の一つです。
2級以上を取得することが出来れば、英語能力の十分なスキルの証明にもなり、テレビプロデューサーになるために有利に働くことでしょう。
実用英語技能検定の概要
合格率 | 級によって合格率は異なる
|
---|---|
受験資格 | 誰でも受験可能 |
受験費用 |
|
出題範囲 |
短文の語句、長文の語句、空欄補充、長文の内容一致選択、英作文、会話文など ※級によって異なる |
実用英語技能検定の試験難易度、合格率
試験の難易度は高め。合格すれば英語力の信頼度も高い資格
社会的評価も高い実用英語技能検定は1級から5級までランクに分かれています。1級に近づくほど難易度は高く、リーディング、リスニング、スピーキングとライティングの4つで構成されています。
等級 | 合格率 | 合格基準 |
---|---|---|
1級 | 11% | 全体の70%以上の得点 |
準1級 | 15.2% | 全体の70%以上の得点 |
2級 | 25.9% | 全体の60%以上の得点 |
準2級 | 36.5% | 全体の60%以上の得点 |
3級 | 52.2% | 全体の60%以上の得点 |
3級以上になると1次試験の筆記に加えて、2次試験の英語での面接もあります。級によっても合格率は異なり、1級になれば約11%、準1級は15.2%、2級は25.9%、準2級は36.5%、3級は52.2%になっています。
合格基準としては1級と準1級は全体の70%以上の得点で合格、それ以外は全体の60%以上の得点で合格になります。
英文法を理解することが2級以上の合格のポイント
実用英語技能検定の2級以上を取得しておくとスキルの証明になり、テレビプロデューサーを目指す際にスムーズに働く可能性があります。
実用英語技能検定では単語力や熟語力も必要ですが、英文法を理解しておくことがポイントになります。文法はリーディングやリスニング、ライティングやスピーキングの全てに関係しているので満遍なく理解しておく必要があります。
実用英語技能検定の試験では、文法そのものの知識を問う問題もコンスタントに出題されています。
その他のテレビプロデューサーに関連する資格
テレビプロデューサーの業務に役立つ資格はさまざま
TOEICや実用英語技能検定の資格以外にも、テレビプロデューサーの仕事に関連する資格はいくつかあります。
海外のロケを行うことも多いので、語学力に関係する資格を取得することが良いと言えます。
- TOEFL
- IELTS
- ケンブリッジ英検
- 日商ビジネス英語
- マイクロソフトオフィススペシャリスト
- 日商PC検定
- サーティファイ認定試験
一覧にあるマイクロソフトオフィススペシャリストは、利用する頻度が高いオフィスソフトの使用スキルを認定する資格です。数あるパソコンの資格の中でも認知度が高く、デスクワークが多いテレビプロデューサーの仕事にも活かせる資格と考えられます。
日商PC検定はビジネス文書や資料の作成などの業務で必要とされるビジネスの現場を想定した資格です。
テレビプロデューサーに役立つ資格・スキルが学べる学校
東放学園専門学校
東放学園専門学校は、テレビ業界から生まれた学校で就職にも強く、本格的なスタジオで実習が出来る環境にあります。テレビプロデューサーを目指す人のために放送芸術科が設けられています。
番組制作の原点である企画立案やリサーチ方法をしっかりと学べるので、テレビプロデューサーを目指すために必要な企画力を高めて自分のアイディアを形にしていくことが出来ます。
実習メインのカリキュラムが用意されていますが、語学力を身に着ける学習が出来る環境でもあります。
テレビ業界の太いパイプで就職サポートが魅力
東放学園専門学校ではキャリアサポートセンターを設置していて、就職の総合窓口としてサポートしてくれます。テレビ業界と太いパイプで繋がっているので、求人情報を幅広く収集しています。
テレビ業界や芸能プロダクションを招いての企業説明会や模擬面接などの支援イベントやセミナーも充実しています。1人1人に合わせた進路相談も大きな魅力と言えます。
読売理工医療福祉専門学校
読売理工医療福祉専門学校ではテレビプロデューサーを目指す人のためにTVディレクター学科が設けられています。現役テレビマンの指導で制作実習を交えながら実践的に学ぶことが出来ます。
カメラや照明、音声や編集などの番組制作における全てを学ぶことが出来るので、テレビ制作者として必要なスキルを身につけられます。現役テレビマンの直接指導では少人数制で行い疑問や不安点を解消できることも魅力的です。
テレビ業界との強い就職繋がり就職率は100%
読売理工医療福祉専門学校では、テレビ業界との強い繋がりがあり、なんと就職率は100%です。日本テレビグループ全体が学生の就職をバックアップしています。
学生の希望と適性を考慮して就職活動を指導し、キャリアカウンセラーによる個人指導や社会人基礎力講座などのサポート体制は万全になっています。
テレビプロデューサーの資格・試験まとめ
テレビプロデューサーになるならTOEICなど語学力を証明できる資格の合格を目指そう
テレビプロデューサーの職業自体は、特別な資格や試験に合格しなくても仕事に就く事は可能です。テレビ業界では経験がモノをいうため、アシスタントディレクターやディレクターを経験してからテレビプロデューサーに昇格するのが一般的です。
それでも、TOEICや実用英語技能検定を取得した上で入れば、海外ロケでも現場をスムーズに仕切ることが出来ますし、スキルの証明に役立つのでテレビプロデューサーへの近道になるでしょう。
テレビプロデューサーに役立つ可能性が高い資格試験はほかにも多くのものがあります。自分の理想とするテレビプロデューサーになるために、資格取得を目指してみると良いでしょう。
テレビプロデューサーの参考情報
平均年収 | 1000万円~1500万円 |
---|---|
必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | テレビ・映画・映像 |
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