ラジオパーソナリティの給与・年収は?ラジオ局社員・タレント事務所経由・フリーランスなど働き方で変わる

ラジオパーソナリティの給与・年収は?ラジオ局社員・タレント事務所経由・フリーランスなど働き方で変わる

ラジオパーソナリティの給与・年収はラジオ局の社員として働くか、フリーランスとして働くかで大きく変わります。それ以外には、事務所に所属する人もいます。フリーランスの場合、他の仕事を兼業して生計を立てることも多いですが、どのような仕事を行い、どれくらいの収入を得ることが多いのでしょうか。

ラジオパーソナリティの初任給

ラジオパーソナリティの初任給は、どのように雇用されているのかによって異なりますが、大きく分けて3つあります。

ラジオ局職員としてラジオパーソナリティをつとめる場合、タレント事務所を通して収入がある場合、それ以外のフリーランスとしてラジオパーソナリティをつとめる場合です。

ラジオ局の社員としてラジオパーソナリティをつとめる場合の初任給は?

ラジオ局職員としてパーソナリティをつとめる場合、初任給は20~25万円前後です。一般的な大卒初任給と大差ないといえるでしょう。ただし、地方のラジオ局に勤める場合はもう少し低くなる可能性があります。

基本的に4年制大学卒業、もしくは大学院を卒業している人にしか求人を出していないことも多いです。大手ラジオ局になると、有名大学を卒業した優秀な人材が集まってきます。

タレント事務所に所属する場合、初任給やギャラはどれくらいか?

ラジオパーソナリティのなかには、タレント事務所に所属し、事務所を通してギャラや給料を受け取る人がいます。その場合、ラジオパーソナリティの仕事のみだと「1回の出演につきいくら」というギャラ形式であることが多いです。

ラジオパーソナリティをつとめるタレントの知名度や人気、パーソナリティとしての仕事ぶりなども初任給に関係します。それ以外にも出演する番組がキー局か地方局かによっても大きく変わります。

ほかにも出演時間やレギュラー番組なのか、それとも期間限定のゲストパーソナリティかなどでもギャラは異なるため、初任給の統計を出すことはできません。時給換算して1,500~3,000円程度ということもあれば、1回の出演で1~5万円のギャラがつくこともあり、かなり幅があります。

フリーランスでラジオパーソナリティをする場合、新人の給料はいくらくらい?

フリーランスのラジオパーソナリティの給与体制も契約内容や番組内容、出演するラジオ局によってかなり異なるため、初任給の金額は決まっていません。なかにはボランティアとしてラジオパーソナリティをつとめる人もいて、その場合ギャラは0円です。

経験を積み、経歴を作るために報酬がなくてもラジオパーソナリティの仕事を引き受ける人もいます。普通の会社員が、地方局でラジオパーソナリティをしていることもあります。ギャラの金額よりも、ラジオというメディア媒体を通して多くの人に声を届ける仕事自体に魅力を感じて仕事をしている人が多いのかもしれません。

ラジオパーソナリティの平均給与

ラジオ局で働くラジオパーソナリティは会社員として安定した給与を見込める

ラジオ局職員として採用されたラジオパーソナリティは月々安定した収入を得ることができます。正社員として雇われているわけですから、給料のもらい方は一般的な会社員と同じだと思ってよいでしょう。

ラジオ局職員がラジオパーソナリティをつとめる場合、アナウンサーとしての仕事をメインで行っていることが多いので、ラジオパーソナリティのみの給与ではありません。ラジオ局職員としての年収から推測すると月収は20~70万ほどです。就職先によって年に数回のボーナスや福利厚生が期待できるでしょう。

経験を積んでベテランパーソナリティになったり、人気が出るなどした場合、ボーナスなどに反映される可能性もあります。そのほか、局のアナウンサーをまとめる役職などに昇進した場合は月収が増える可能性が高いです。

ラジオ局にはアナウンサーが所属するアナウンス部が設置されています。レギュラー番組を持ち、ラジオパーソナリティ専門の人もいるかもしれませんが、たいていの場合はニュース原稿を読むなどのアナウンサーの仕事も行います。ラジオ局に勤めている分、ラジオパーソナリティ以外の仕事をこなす必要があります。

もし、仕事を選り好みしたいと思ったり、アナウンサーやラジオパーソナリティとして十分な人気があるようでしたら独立することも可能です。しかしテレビ番組同様、ラジオ番組もクールごとに編成が行われるなどして急に番組が終わってしまうこともあります。

フリーランスになったとしても、司会業やスクールの講師など仕事をいくつかかけ持ちして収入を得る必要があるでしょう。

収入が安定しないラジオパーソナリティの副業の定番?司会業のギャラはいくら?

ラジオパーソナリティやアナウンサーなど声を届ける仕事をしている人は司会業をこなす人も多いです。特にフリーランスのラジオパーソナリティは収入が安定しにくいため、イベントの司会や結婚式の司会をして生計を立てている人もいます。

ラジオパーソナリティの個性やキャラクターもさまざまですが、結婚式の司会をする場合、落ち着いていて式の雰囲気に合ったアナウンサーの仕事もこなすタイプの人が向いているでしょう。

結婚式の司会をする場合、拘束時間は平均的に3~4時間くらいです。会場が遠方の場合はもっと拘束時間が長いです。本番での司会進行に加えて別の日に打ち合わせを行ったり、当日も本番前に最終打ち合わせを行う必要があります。結婚式1回の給料は、2~5万円が相場です。

人前式や二次会の司会も引き受けることになると金額が上乗せされます。相場はありますが、無名で新人の司会者だと1回1万円前後の収入になったり、プロのアナウンサーが司会をつとめる場合は10万円以上の収入になったりと経験や知名度・人気度によってさまざまです。

事務所に所属している司会者は基本的に事務所を通して仕事を紹介してもらいます。なかには登録型の事務所もあるので、登録しておいて仕事の依頼が来た時にだけ働く、という人もいます。

フリーランスの場合、登録型の事務所に所属していることもありますがホームページやSNSで自ら発信し、司会の仕事を取ってくる人もいます。フリーでラジオパーソナリティの仕事をしている人であれば、ある程度知名度がある可能性が高いのでSNSなどで仕事を募集するのは効果的かもしれません。司会の仕事を引き受ける場合、仕事がダブルブッキングしないようにスケジュール管理を徹底する必要があります。

ラジオパーソナリティの平均年収

ラジオ局につとめる場合、キャリアを重ねて役職がつくと収入も増える

ラジオ局に勤めるラジオパーソナリティの年収は300~800万円程度ではないかといわれています。

キャリアを重ね、役職がついたり看板番組のパーソナリティをつとめて人気が出たりした場合は年収に反映される可能性があります。キー局と地方局では年収にかなり差が出る可能性も高いです。

フリーランスのラジオパーソナリティは人気が出て仕事の幅が増えると高収入!

ラジオパーソナリティの仕事はその人のトーク力や個性によって人気や知名度もさまざまです。フリーランスのラジオパーソナリティの収入は仕事量や知名度によって変わるので一概に言うのは難しいです。なかにはボランティアでパーソナリティをすることもあり、年収の幅は0~1000万円以上となります。

フリーランスでラジオパーソナリティの仕事をするメリットは、人気が出ると会社員以上に稼ぐことができる点です。事務所に所属して仕事をする場合、事務所が仕事を取ってきてくれることがある代わりに、マージンとして給与からいくらか天引きされます。フリーランスの場合、自分で仕事を獲得すれば、手数料を支払う必要もありません。

また、自分で仕事を選んだり獲得できるのもメリットです。地域のラジオ番組に出演し、ご当地パーソナリティとして有名になればラジオ以外のメディアに出演したり、イベントに呼んでもらえるようになったりします。仕事の幅を広げやすいのもメリットの一つです。

悪いところは収入が安定しないことです。有名になれば仕事の依頼が来るかもしれませんが、無名であれば収入は安定しづらいでしょう。ラジオ番組も聴取率が悪かったり、スポンサーがつかなければ番組が終わってしまうことがあります。レギュラー番組を持っていたとしても、番組が終わってしまえば仕事がなくなってしまいます。

安定した収入を得るためにはイベントや結婚式の司会業や、ラジオ制作にかかわる仕事をかけ持ちするなど、ほとんどの人が他の仕事とかけ持ちしています。

ラジオパーソナリティの企画力・トーク力は他メディアでも生かせる貴重な才能

ラジオパーソナリティには聞き取りやすい話し方や知識の豊富さなどのアナウンサー的な要素が必要とされます。しかし他にも必要となるのは、人柄や企画力・トーク力です。

フリートークで数十分から数時間話を話してリスナーに面白いと思ってもらうためには、自分で企画・構成を考え、話している時間以上の仕込みをする必要があります。また、リスナーに応援したいと思ってもらえるような人柄も大事です。

発音や発声など技術だけの問題ではなく、日常の何気ないところから話題を見つけ出すセンスや才能が必要ともいえます。最近では個人で映像や音声を配信し収入を得ることも可能です。ラジオパーソナリティのセンスや才能を生かして、インターネットメディアを通じて収入につなげている人もいます。

ラジオパーソナリティの給与・年収まとめ

ラジオパーソナリティの給与や年収は、働き方によって大きく変わります。ラジオ局の社員としてラジオパーソナリティをつとめる場合は、会社員と同じように安定した給料を得られるでしょう。しかし、地方局かキー局かなどでも収入に差が出ます。

フリーランスのラジオパーソナリティの場合、収入が安定しづらいため司会業やラジオ制作の仕事などをかけ持ちして生計を立てている人が多いです。知名度が上がり、人気が出ると高収入を狙えます。

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ラジオパーソナリティの参考情報

平均年収300万円~800万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種音楽・ラジオ

統計情報 出典元:

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