サッカー選手を目指す上で役立つ資格・試験とは?セレクションに合格することが一番の近道

サッカー選手を目指す上で役立つ資格・試験とは?セレクションに合格することが一番の近道

プロのサッカー選手になるために必要な資格はありません。しかし、近道としてクラブのジュニアユースに所属すれば有利に働く可能性があります。今回はこの記事で、ジュニアユースのセレクションの情報をまとめました。

サッカー選手になるのに絶対必要な資格はない

サッカー選手になるために絶対に必要とされる資格はありません。サッカーの世界は完全な実力主義の世界なので学歴や職歴、資格などは関係がなく、プロの世界でやっていける実力があるかどうかで全てが決まります。

プロのサッカー選手になるにはサッカーチームの入団テストを受けて合格する必要がありますが、入団テストを受けるのに必要な資格は特にないからです。絶対に必要な資格はありませんが、プロの世界にはセレクションと呼ばれる入団テストがあります。

そのセレクションに合格することがプロのサッカー選手として活動するために必須な試験であるとも言えます。

サッカー選手の登竜門、ジュニアユースとは?

必要な資格はありませんが、サッカー選手になるのに近道と言える方法があります。

日本のプロサッカーリーグであるJリーグの規則には、下部組織運営が必須であると決められています。つまり下部組織、具体的に言うと高校生・中学生・小学生各年代におけるアカデミーチーム(ユースチームとも呼ばれます)、これを保有しなければなりません。

将来的にトップチームの戦力になってもらうためには優秀な選手が必要なため、セレクションと呼ばれている選抜試験を行います。その選抜試験に合格して下部組織に所属することができれば、サッカー選手になる上でとても有利になります。

ジュニアユースのセレクション

ジュニアユースのセレクションに合格できれば、プロへの道がわかりやすく見えたということになります。階段をイメージすればわかりやすいでしょう。例外を除けば将来的にトップチームへの昇格に向けて、まずはジュニアユースで腕を磨き、ユースへの昇格を目指します。

小学生年代のU-12、中学生年代のU-15、高校生年代のU-18まで大きく分けて3つの年代があります。プロはその上に存在しています。なので、ジュニアユースのセレクションに合格することができれば、そのまま上の年代のユースになりやすくなります。そうすればそのままトップチームに進みやすくなります。

18歳以上のトップチームのセレクションに合格することができれば、プロのサッカー選手になることができます。ですが、順調にトップチーム所属のプロになれる人は本当に少ないので、セレクションに合格しても常に努力し続けなければプロになることはできません。

内部昇格とトップチームへの昇格

内部昇格とは上の年代のチームへ上がることです。U-12に所属している選手が自動的にU-15に上がれるわけではなく、各年代のチームごとに選抜があります。

ただ、この内部昇格は簡単なことではありません。現在日本代表で活躍している人の中でも、ユースの上の年代に上がれずに、高校サッカーや大学サッカーで活躍してプロのスカウトを受けてサッカー選手になった人も少なくありません。

元日本代表の本田圭佑選手も上のチームへ上がれませんでしたが、その経験をバネにして現在の活躍があります。同じプロクラブの下部組織に所属していてU-12からU-18、そしてトップチームまで上がることができる選手はサッカー界でも一握りであり、かなりのエリート選手であるといえます。

サッカー選手になるのに高卒、大卒の資格は必要?

サッカー選手になるのに学歴は関係ありません。なので中卒、高卒でも大卒でもサッカー選手になることはできます。

日本ではプロチームの下部組織に所属する人も高校の部活で全国大会に出場するなどして結果を残してスカウトされたりすることもありますが、どちらも高校卒業と同時にプロ契約するのが一般的です。

高卒の資格はなくてもサッカー選手になることはできる

高卒の資格は必須ではありません。しかし現在ではプロの下部組織に所属している人も高校に通いながらプロを目指しています。中学卒業と同時にプロになれるほどの実力がある人が減っているということと、高校ぐらいは卒業してからでもプロになるのに遅くはないという風潮が強まっています。

高校サッカーの強豪校ですと、全国大会に出場することも珍しくありません。スカウトも無名高より強豪校のサッカー部を良く調べるのは当然なので、強豪校のサッカー部で活躍することはプロのサッカー選手になる近道と言えるでしょう。

大卒の資格は必須じゃないけど、大学に行くことも選択肢の一つ

サッカー選手に資格は必要ないので、もちろん学歴も関係ありません。ですが高校卒業時にプロから声がかからなければ、大学へ進学する人も多くいます。

高校サッカーで活躍していた人ならスポーツ推薦で進学することも可能なので、有力な選択肢の一つになると言えます。

海外で活躍するために語学力は必須

資格が必要なわけではありませんが、サッカーは日本だけではなく世界中で盛んにおこなわれているスポーツです。

最近では海外で活躍する日本人選手も増えているのは、皆さんニュースでご存知だと思います。本気でサッカー選手として活躍したいなら、世界中の人間とコミュニケ―ションを取
るための語学力は必要不可欠であると言えます。

世界の共通語である英語は覚えたい

海外で行きたいリーグがあるなら、その国の言語を勉強するのがモチベーションにも一番ですが、コミュニケーションを取るためには、世界の共通語である英語は一番使えるでしょう。

各年代の代表になって海外で試合をする機会がある場合、各国の選手たちの共通語として英語が存在しているので、英語を学ぶことは必須であると言えます。

有名クラブほどプロテストを行う必要がない?

サッカーではプロの入団テストのことをセレクションと呼んでいます。一般人がプロの入団テストを受けることはまずできないと考えていいです。

プロになれるような選手は高校や大学などに所属してサッカーをしていれば目立った結果を出しているのが普通なので、スカウトの人間の目に留まるはずだからです。

J1のクラブなどはわざわざ一般人の中で隠れた才能を持っている人を探し出すよりも高校サッカーや大学サッカー、あるいはすでにプロとして活躍している人間を移籍という形で引き抜いたり、自身が持つ下部組織に所属している将来有望な若者とプロ契約する方が確実だからです。

なので、現在全く目立った結果を出していない一般人をわざわざプロが時間をかけて審査する必要はないのです。

J2、J3やJFLなどの下部リーグでは入団テストを実施することも

J1などの強豪、有名クラブではセレクションを行うことはまれですが、J2以下の下部リーグではセレクションを行うことも頻繁ではありませんがあります。

志望者に対して合格枠が少ない試験なので倍率はとても高くなる傾向にあります。一般人相手にもある程度門戸が開かれている試験という意味では、この下部リーグのセレクションについて調べてみることが、プロのサッカー選手になるために必要なことだと言えます。

サッカー選手になるための資格まとめ

サッカー選手になるために必要な資格はありません。資格が必要ないということは誰でも目指しやすいという職業であることは間違いないのですが、資格が必要ないということは全て自分のプレイで実力を証明しなければならないので、シビアな世界です。

資格がない分プロになる方法は色々

プロのユースチームの選抜試験を受けて下部組織に所属してプロを目指すのが一番プロになりやすいと言えますが、高校サッカーなどで活躍すればプロのチームからスカウトされることもあります。

特定の資格を取る必要がないので、様々な方法で挑戦できることがサッカー選手になるということの難しさであり、面白さでもあると言えます。

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