ロードレーサーになるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

ロードレーサーになるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説

日本の街中でも見かけることが多くなったロードバイクを巧みに使い、成績を争う個人競技に参加するロードレーサー。ロードレーサーになるには並々ならぬ努力が必要で、基本的にはチームに所属することが必要になってきます。本記事では、ロードレーサーになるために求められること、向いている人の特徴などについてご紹介します。

ロードレーサーになるには何が必要?

着実にレースで実力を付けてプロになっていくのがロードレーサー

ロードレーサーは、ある日突然資格などを取ったらなれるものではありません。ロードレーサーになるには学生時代などから大会やレースなどに出場して成績を残し、同時に実力を付けていかなければなれない職業です。

日本の場合だと、主に高校や大学生のときに自転車部などに所属し、各地で行われるアマチュアレースにて入賞したり、参加したレースの完走タイムを塗り替えるなど確かな実力を残すとプロへの道が開けてきます。

学生時代にロードレースや自転車部などによるレースに参加していなくても、日本自転車競技連盟に選手として登録を行い、認められた上で連盟が公認している大会に出場して好成績を残せば、スタートが遅くてもプロのロードレーサーになれる可能性が上がってきます。

また、好成績を残していけば社会人になってからでも実業団などに所属する可能性が出てきます。

日本自転車競技連盟とは

日本においてプロのロードレーサーとして活動するために避けられないのが、「全日本実業団自転車競技連盟(JCF)」という団体の存在です。この団体ではロードレーサーをはじめ自転車に関するスポーツの統括を行っており、ライセンスの発行や公認レースの運営を行っています。

ライセンス自体はJCFのサイトなどから登録が可能で、登録を終えた後ならばJCFが運営するレースに参加できるようになります。これらのレースにてしっかりと成績を残せれば、全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)に加盟する実業団チームからスカウトされる可能性も生まれます。

また、JBCFの中でも「Jプロツアー」にエントリーする22チームがあり、これらのチームに所属することができればさらにプロに近づくことができます。Jプロツアーのチームは、企業が作っている企業チームとクラブチームに分けられます。

競技で使うロードバイクの特徴をしっかり把握しておく

ロードレーサーが使うロードバイクは通常の自転車よりも軽量化が図られており、ハンドルをはじめタイヤ、フレームに大きな違いがあります。

自転車は手軽に乗れるため移動手段として多くの人が利用しますが、ロードレーサーの場合はその自転車にて記録を競い合い、時には危険を感じるほどのスピードを出すことがあります。

ロードバイクを支えるフレームはカーボンやアルミニウム合金など軽い素材が使われており、軽いモデルになれば6kg台のロードバイクもあります。また、ロードバイクのハンドルはドロップハンドルという下方向に大きく曲がったハンドルになっており、自然と前傾姿勢になるハンドルとなっています。前傾姿勢になると空気抵抗が少なくなるため、自然とスピードが出ると共に長距離走行もできるようになっています。

タイヤは空気圧が7~9気圧と高くなっている上、タイヤ幅は約2cmと細いものになっています。これは路面の抵抗を小さくするための設計となっており、フレームやハンドルと相まってよりスピードを出すための自転車となっているのがわかります。

こうした設計の元で作られたロードバイクは、平坦な道を時速30km以上で走行することができます。これは原付バイクの法定速度とほぼ同じで、さらに、プロのロードレーサーが本気を出せば時速60kmを出すことも可能で、これはほぼ自動車と同じ速度となっています。

かなりのスピードを出すことになるロードレーサーたちですが、もちろん自分たちの身を守るものはありません。そのため、日ごろから自分が乗るロードバイクのメンテナンスを行うと共に、その性能や原理を知っていざという時に対処できるようでないと、プロになることは難しいと思ったほうがいいでしょう。

日本のロードレーサー人口とは

近年の日本においても、ロードバイクは手軽に移動する手段や、スポーツや趣味として楽しんだりするための娯楽として広がりを見せています。2019年には素人も含めてロードレーサーの人口はおよそ30万人に及ぶと言われており、その認知度は確かに広がっていることがわかります。

この30万人の中で日本自転車競技連盟へ登録をしている人は、およそ5,500人ほどのようです。この数はロードバイクが盛んな欧州に比べるとかなり低いですが、昔に比べると徐々に増えているのがわかります。

また、この中でもプロとして食べていける人はかなり絞られてくるため、ロードレーサーの道はかなり険しいことがわかります。

ロードレーサーになるために必要な練習量とは

ロードレーサーが出場するレースはスポーツの中でも過酷な部類だと言われています。ロードレーサーが扱うロードバイクがどれだけスピードが出やすいものになっていると言っても、自力で30km以上も出し続けるためには体力がいるので、かなりのカロリーを消費することになります。

カロリーの消費量はMETSという単位を使って測定できます。METSは安静時を1として、それ以外の運動をするのにかかるエネルギーを計算するときに使います。これを用いた消費カロリーの計算式は「METS×運動時間(時間)×体重(kg)×1.05」となっており、ロードレースにおけるMETSの指標は国立研究開発法人法人のMETS表によると10~16の間となっています。

これらの数値を元にしながら、METSの数値を10、レース5時間、体重70kgとして想定した場合、カロリーはおよそ3600kcalという計算になります。人間の体内に貯蔵できる炭水化物のカロリーが多くて2000Kcalと言われているので、ロードレーサーが試合中に消費するエネルギーがいかに多いかわかります。そのため、ロードレーサーのレースでは試合中でも食事をする場合もあり、かなりの体力が必要になることがわかります。

そのため、ロードレーサーは常に体力を付けるためのトレーニングを行います。それ以外にも力強くペダルを踏みこむための下半身を中心にしたトレーニングはもちろんのこと、プロともなればそれ以外にも技術的な練習が求められます。

ロードレーサーに向いている人、適性がある人

常に前を向いて前進できる情熱を持っている人

ロードレーサーに最も必要だと考えられるのは、情熱を持って常に前進を続けられる人となります。プロのロードレーサーになるためには何百万人というレーサーの頂点に立つ必要があり、その無謀とも思える目標に打ち勝つためには強い精神力が必要です。

どれだけロードレーサーとして実力があったとしても、ちょっとした失敗やコンディションの崩れで成績を落とすこともあります。そのようなときでもプロとしての情熱を持ち続け、トレーニングを繰り返せる人でないとプロとして活躍はできません。

また、ロードレーサーとしての実力は日ごろの走り込みの量に比例します。その走り込みをただのルーチンワークとしてとらえるのではなく、高い目標を見据えてトレーニングを繰り返せる人がロードレーサーとしての資質を持っていると言えます。

チームで活動するにはコミュニケーション能力も必要

ロードレーサーがプロとしてやっていくのに欠かせないスキルがコミュニケーション能力です。プロの試合ではチームで戦うことも多く、声掛けやハンドサインが必要になるため、より人を意識して走れる人でないとロードレーサーとしてはやっていけません。

レース中だけでなく、ロードバイクの整備やスケジュール管理のスタッフなど、プロとしてやっていくとなれば自分だけでなく多くの人と関わりながらレースに出場することになります。また、チーム内で円滑なコミュニケーションを取れないと悪循環に陥るだけなので、しっかりと人間関係を構築する力も必要です。

ロードレーサーになるための学校・教室はある?

まだ日本にはロードレーサー専門の学校はない

日本においてロードレーサーの認知度はまだまだ低いのが現状ということもあり、ロードレーサーを専門に育成できる学校などはありません。

日本でロードレーサーとして活躍するには、地道なレース参加活動とトレーニングを積み重ねることが必要になります。

また、プロのロードレーサーとして活躍するためにはJCFへのライセンス登録が必要不可欠なので、忘れないようにしておきましょう。

ロードレーサーになるには?まとめ

地道なトレーニングがロードレーサーへの近道

ロードレーサーになるためには、まずはアマチュアなどの大会などに出て成績を残す必要があります。

その上で日本自転車競技連盟に選手登録を行い、さらに公式試合などで存在感をアピールするほかないようです。

また、基本的にはどこかの実業団チームに所属している必要があり、そのチームで走るためには相当な練習量が求められます。

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