ボディガードの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

ボディガードの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

ボディガードの主な仕事は、依頼人となる国賓、会社役員、著名人等、要人らを警護して命を守ることです。依頼は政府の要人や芸能人、一部の富裕層などさまざまです。時には、一般の人からの依頼を受けることもあります。本記事では、ボディーガードの具体的な仕事内容、仕事のやりがいなどについてご紹介します。

ボディガードとはどんな仕事?

ボディガードは依頼人の警護をする仕事

ボディガードは、要人の警護や身辺の警護など警備業務に携わる職業です。ボディガードにとって重要なことは、依頼人の安全であり、どんな状況でも依頼人を命の危険にさらさないことが必要です。

ボディガードへの依頼はさまざまです。首相や大臣などが他の国や地域に訪れる際の警護、皇居の周辺警護、ストーカーの被害に悩んでいる人の身辺警護、盗聴や盗撮など危険に遭っている人を守るための警護などがあります。ボディガードは、依頼人の状況に合わせて、適切な警護を行います。

ボディガードの詳しい業務内容は当日まで明かさないこともある

ボディガードの警備は依頼内容によって大きく異なります。依頼人の守秘義務を守るため、勤務前には詳しい状況や依頼内容が明かされないこともあります。

どのような場所でどのような警護をするのか、を前日や当日になってから説明することも多く、急な案件の場合には突発的に適切な対応をしなければならないこともあります。

警護内容によっては休憩時間がほとんどなかったり、長時間仕事を行ったりすることもあります。

女性のボディガードもいる

ボディガードとして働く女性も増えています。女性ボディガードはアシスタントや秘書への変装が簡単なため、女性のボディガードを配置しても目立たないというメリットがあります。女性のボディガードを採用している警備会社や女性の生徒を受け入れている警護の専門学校などもあります。

ボディガードの世界では、男性の割合が高いですが、女性のボディガードの需要は高まっているので、これからボディガードを目指す女性には就職が有利になっていくことでしょう。

ボディガードの具体的な仕事内容

ボディガードの一番の仕事は依頼人の命を守ることです。ボディガードを依頼する人の多くは、政府の要人や芸能人、スポーツ選手などの有名人です。発言や行動によっては危険な目に遭遇する可能性があるので、ボディガードが依頼した人の警護をします。

状況によっては体を張って依頼人を守ることもありますが、基本的には危険な状況が起きないように注意する行動が必要です。状況判断をして、依頼人が常に安心できるようにすることが重要です。

ファンやマスコミから守るのもボディガードの仕事

ボディガードは命の危険はないものの、適切に判断をして依頼人を守るときもあります。

芸能人やスポーツ選手に関しては、興味本位で近づく人や熱狂的なファン、テレビや雑誌のマスコミなどから守らなければなりません。体に触れてくる人や写真やビデオを撮影する人から守るために、ボディガードは依頼人を上手に誘導します。

依頼人の「命」のほかに守るもの

ボディガードが守るものは依頼人の体だけではありません。依頼人が身につけている高価な貴金属類や依頼人が所有している財産を守るように依頼を受けることもあります。依頼人のそばで警護をするだけでなく、監視カメラなどを使用して常に見張ることもボディガードには必要です。

警護内容によりますが、ボディガードは複数で警護にあたることがほとんどです。上手にチームワークを組みながら、どんな状況にも対応できるように行動します。時には、依頼人と綿密な打ち合わせをして、事前に行動を決めておくこともします。

SPと民間ボディガードの違い

ボディガードにはSPや警察官として公的機関での警護業務を行う人と、民間の警備会社やセキュリティー会社に就職をして警護業務を行う人がいます。どちらもボディガードとしての役割や目的は同じですが、所持できるものが異なります。

公的機関で従事する公務員としてのボディガードは「拳銃」などの銃器の所持や使用が可能です。一方で民間の警備会社で働くボディガードについては拳銃や「警棒」の使用ができません。そのため、危険が生じたときには体を張って守ります。

民間の警備会社でも「警戒棒」の所持は可能ですが、あくまでも防御としての目的のみ可能なため、攻撃のときの使用は許可されていません。また、ボディガードは警護のために車の運転をすることがあります。

公的機関で従事するボディガードについては、緊急走行を行っても構いませんが、民間の警備会社は認められていないので注意が必要です。

ボディガードの仕事のやりがい

人の命を守ることができたという達成感を味わえる

ボディガードのやりがいのひとつは、依頼人の身の安全を守ることができたという達成感を味わうことができるということです。

ボディガードの仕事はひとつの小さなミスが致命傷になる可能性があるので、非常に大きな責任感と危険が伴います。

一人の命を無事に守ることができたときには、責任を果たすことができたという喜びを感じられ、そのやりがいが次の仕事に対するモチベーションへとつながるでしょう。

依頼人から感謝を受けることがやりがいへとつながる

ボディガードは依頼主の身辺警護をしますが、無事使命を果たしたときには、依頼人から感謝を受けることもあります。

「今回はあなたに依頼して本当によかった」、「とても安心できた」という言葉を受けることができたなら、これからも誰かのためにがんばろうというやりがいにつなげることができるでしょう。

特別な仕事に対する満足感がやりがいに変わる

ボディガードは、万が一のことを想定して常に見張っていなければなりません。そのため、精神力を必要とする仕事です。

また、依頼人を襲撃する人たちが現れた場合には、全力で食い止めなければなりません。そのため、依頼人を守るための体力も必要です。

休憩中や休日も気を抜けない仕事ですが、一般の人にはできない特別な業務を行っているという満足感を持つことができます。特別な業務に従事しているという満足感は、仕事を続けるためのやりがいへと変わるでしょう。

高い給料もやりがいのひとつ

ボディガードの仕事はとてもハードですが、給与面については一般の職種よりも高めです。依頼をこなした分だけたくさんの給料をもらうことができると、この仕事を続けていこうというやりがいへ変えることができるでしょう。

ボディガードの仕事内容まとめ

ボディガードは依頼人を守り、身辺の安全を確保する仕事

ボディガードは、依頼人を警護して命を守る仕事です。どんな状況でも最善の行動を取れるように注意していなければならず、精神的にも体力的にもハードな仕事です。

責任も大きく、依頼人がケガをしたり生命の危険に陥った場合には、非難を受けてしまうようなことも考えられるでしょう。しかし、仕事を全うしたときには、依頼人からの感謝を受けることもあるので、大きなやりがいを持つことができるでしょう。

ボディガードの参考情報

平均年収400万円~800万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職業職種保安

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