CGデザイナーになるには?必要資格や向いている人の特徴などを具体的に解説
CGデザイナーは、 CGデザインを行うための専門ツールを使ってデザインを作成するため、CGデザインに関する専門技術が必要になります。しかし、デザインスキル以外に必要になるスキルはあるのでしょうか?この記事ではCGデザイナーに求められるスキルや適性をご紹介します。
CGデザイナーになるには何が必要?
CGデザイナーはデザインスキルだけでなく、さまざまなスキルが求められます。CGデザイナーとして活躍するためには、デザインスキルをベースとして、幅広い知識や技術を習得することが大切でしょう。
デザインに関する基本スキル
CGデザイナーとして仕事をするためには、デザインツールの使い方や知識などを知っておく必要があります。CGデザイナーとして就職する前に、学校に通ったり独学で勉強したりして、基本的なデザインツールは使えるようにしておくと就職後もスムーズに業務を行えます。
コミュニケーション能力
CGデザイナーは1日中パソコンに向かってCGデザインを制作しているイメージがあるかと思います。しかし、他のデザイナーやディレクターとコミュニケーションを取り、打ち合わせなどを行いながら作業を進めていくため、ある程度のコミュニケーション能力が求められます。
1人でパソコンに向かって作業する時間と、周囲の人と打ち合わせなどでコミュニケーションを取る時間があるので、人と関わることが苦にならない人であれば問題ないでしょう。
物体を立体的に把握、表現するスキル
CGデザイナーは物体を立体的に描かなければいけません。なので、物や人の構造や動きをしっかり把握し、表現するスキルを高めておくと良いでしょう。平面図から物体の立体構造を把握する能力も求められます。
デッサンをするときは対象物の立体構造に注目し、立体的に描くことを意識してみてください。立体構造の把握力や立体物の表現力はCGデザイナーに必須のスキルです。
基本的なパソコンスキル
CGデザイナーはパソコンを使って仕事をこなすことがほとんどなので、基本的なパソコンの操作方法は覚えておきましょう。デザイン制作だけでなく、メールやチャットなどのコミュニケーションやタスク管理もパソコンを使って行うことがほとんどです。
また、覚えておくと便利なショートカットキーもいくつかあり、業務効率化にもつながるのでぜひショートカットキーを使いこなせるようになってください。
ポートフォリオ作成
CGデザイナーとして就職活動や転職活動をするときはポートフォリオを求められることが多いので、最低1つはCGデザインのポートフォリオを作成しましょう。
特に未経験での就職では、どのくらいのデザインスキルがあるかを口頭で説明しても伝わりにくいため、ポートフォリオを提示して企業側にデザインスキルを証明する材料として使用できます。就職活動や転職活動で企業に提示できる作品を準備しておきましょう。
また、ポートフォリオ作成は自分のスキルを証明できるだけでなく、ポートフォリオ作成を通して自分自身のスキルアップも期待できます。
CGデザイナーに向いている人、適性がある人
デザインが好きな人
CGデザイナーとして働いていくには、何よりもデザインが好きであることが大切です。デザインに興味がないのにデザイナーとして毎日仕事をこなしていくのはとても大変なことです。特に未経験のCGデザイナーを採用するときはデザインスキルよりもデザインに関する興味関心が重要視される場合が多いです。
また、デザインへの興味関心に加えてアニメや映画、ゲームが好きであると、よりCGデザイナーの仕事にやりがいや楽しさを見出せるでしょう。
日々勉強していける人
CGデザインは日々進化をしているため、新しいツールを積極的に取り入れ、新しいデザインスキルを学ぶことが好きな人はCGデザイナーに向いています。
新しいものに敏感な人、好奇心旺盛な人、自分が振れたことのないツールや技術も積極的に取り入れる柔軟性のある人はCGデザイナーとして最先端で活躍できるでしょう。
地道な作業が苦にならない人
CGデザイナーは同じ作業や似たような作業を繰り返し行いながら、CGデザインを完成させていきます。なので、コツコツと地道に作業をしていくことができる人はCGデザイナーに向いているでしょう。
もちろん、周囲の人と打ち合わせなどでコミュニケーションを取る機会もありますが、1人でパソコンに向かって黙々と作業する時間もあります。黙々と作業を進め、仕事に集中できる人は適性があります。
逆に、何度も同じ作業を繰り返すことに飽きてしまう人やパソコンに向かって1人で黙々と作業することが苦手な人は向いていないかもしれません。
体力に自信のある人
CGデザイナーは締め切り前に忙しくなり、なかなか休息時間を取れない日々が続くこともあります。毎日朝から夜遅くまで働き、睡眠時間も充分に取れない状態が続いても体調を崩さず仕事をできる自信のある人は向いているでしょう。
激務による疲れやストレスに耐えられる人、うまく時間管理をして休息時間を取れる人は心配なくCGデザイナーとして仕事をこなせます。納期前に忙しくなるのは仕方のないことですが、忙しくなることで体力的、精神的にきつくなってしまう人は向いていないかもしれません。
CGデザイナーになるための学校・教室
CG技術を幅広く深く学びたい人は、専門学校への通学をおすすめします。プロの講師から現場で使われる技術を教えてもらえるので、就職してから活かせるスキルを習得できるでしょう。
日本工学院 CG映像科
日本工学院のCG映像科では、CGデザインはもちろん、CGアニメーションやCG映像など好みや目的に合わせてさまざまなCG技術を学ぶことができます。
ディズニー映画のCGクリエーターが特別講師として世界で通用するトップレベルの技術や知識を教えてくれる授業もあり、将来的に世界で活躍するCGデザイナーになりたい人におすすめです。
日本工学院のCG映像科卒業生の多くは有名な映画やアニメのCG映像作成に携わっているので、在学中にクオリティの高い技術を学べることがわかると思います。
東京工学院専門学校 CGクリエーター科
東京工学院専門学校のCGクリエーター科では、アニメ、ゲーム、映画、テレビ番組などさまざまな分野で使われるCG技術を学ぶことができます。実際に現場で使われているCGソフトを使った実践的な授業や、紙・のり・鉛筆を使って平面図の立体構造を把握する授業があります。
デジタルなデザインだけでなく、アナログなデザインも学ぶことで平面図から立体物に変換する能力も習得することができます。また、CG映像に使用する音源政策を学ぶ授業もあり、クオリティの高いCG技術が身に付くカリキュラムとなっています。
CGデザインの幅広い技術を学びたい人、クオリティの高い授業を受けて技術を磨きたい人におすすめの専門学校です。
HAL東京 CG科
HAL東京のCG科は2年間でCG技術をベースとしたグラフィックやアニメーション、いたストまで幅広く活躍できるクリエーターを育成するカリキュラムになっています。基本のデッサンからCGソフトを使ったデザイン技術、アニメーション、イラストなど専攻別に深く学ぶことができます。
CGデザイン専攻では、マスコミ・広告業界で活躍できるグラフィックデザインを専門的に学ぶことができ、CGデザイナーの就職に直結するスキルを身につけます。
手厚い就職支援もあり、担任との個別面談や学内企業説明会、企業の人事担当者や開発担当者に自分の作品をプレゼンしてアピールできる機会もあり、1人1人の希望に合った就職活動を行うことができます。
CGデザイナーになるには?まとめ
デザインスキルだけでなく、幅広い人間力も求められる
CGデザイナーはデザインスキルだけでなく、好奇心やコミュニケーション能力、体力など幅広い人間力が求められます。CGデザインの技術だけでなく、人間力も高めていくことで活躍できるCGデザイナーになれるでしょう。
CGデザインの勉強は独学でもできますが、実際に現場で使われているプロの技術を効率よく学ぶためにも専門学校への通学をおすすめします。そして専門学校で得たスキルを使ってポートフォリオを作成し、就職活動や転職活動でアピールしましょう。
CGデザイナーの参考情報
平均年収 | 400万円〜500万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | コンピューター |
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