海上保安官の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

海上保安官の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

海上保安官の主な仕事は、巡視船などを操縦して海上の安全確保するために海のパトロールをすることです。海上犯罪の予防及び鎮圧で船の立ち入り検査をすることもあります。災害時には救援活動や救助活動も行います。また、海上では警察と同様に犯人の捜査・逮捕も行います。本記事では、海上保安官の具体的な仕事内容、仕事のやりがいなどについてご紹介します

海上保安官とはどんな仕事?

海上保安官の仕事は海の安全を守ること

海上保安官の仕事は、「海の警察官」として安全な航海ができるように治安を維持することです。

すべての海上保安官は、「海上保安大学校」か「海上保安学校」で海上保安官に関しての基礎知識を習得しており、卒業後に国土交通省の海上保安庁に国家公務員として勤務します。

海上自衛隊との違い

海に関連する職業として、「海上保安官」の他に「海上自衛隊」があります。どちらも海を守ることが業務の主な目的ですが、仕事内容は異なります。

海上保安官は、水難や犯罪の防止などが業務の中心になのに対し、海上自衛隊は日本への侵略を防ぐことが業務の中心です。さらに、海上自衛隊は防衛庁に所属しており、海上での犯罪者に対する逮捕の権限は持っていません。あくまでも国の平和を維持するために活動します。

海上保安官と海上自衛隊は、勤務する場所や地域は似ていますが、仕事内容は大きく異なります。ただし、業務の内容によっては互いの連携も必要としており、スムーズな連携をするために合同の訓練を行うこともあります。

海上保安官の忙しさは、勤務する場所によって異なる

海上保安官の一日の仕事時間は8時間と定められていますが、勤務する場所によって就業時間が異なることもあります。

陸上で勤務する場合の就業時間は、午前9時から午後6時までの場合がほとんどです。しかし、海上で勤務する場合は、「ハッチ」という勤務表に沿って就業します。ハッチは24時間のシフト制となっているので、日勤だけではなく夜勤で働くこともあります。

休日に関しても陸上で勤務する海上保安官については、土日が休日になることが多いですが、海上で勤務する海上保安官については、土日が出勤日になることがあるので注意が必要です。

また、海上での勤務については、一度巡視船に乗ると10日間は陸に戻らないこともあります。休憩や就寝の時間はありますが、基本的には遭難船や不審船がいないかの巡視を行います。

海上保安官の給料は高めの傾向

海上保安官の給料は、他の職種と比較した場合、高めの傾向にあります。海上保安官は国家公務員です。

給料に関しては「公安職俸給表」という法律に基づいて支給します。海上保安官の仕事は一般の国家公務員よりも高いスキルが必要となるので、12%ほど多くもらうことができます。

役職や年齢によっても異なりますが、海上保安官の平均年収は690万円です。海上保安官の仕事はハードですが、給料に関しては安定しているといえるでしょう。

海上保安官の具体的な仕事内容

海上をパトロールして犯罪やテロを防ぐのが海上保安官の仕事

海上保安官の主な仕事は海の安全を守ることです。そのため、定期的に海上パトロールを行います。

海上でも陸上と同じように犯罪は起こります。また、船を使ったテロにも警戒しなければなりません。海上保安官は巡視船を使用して、犯罪やテロを未然に防ぐためのパトロールを行っています。

また、海上で起こる犯罪として密輸があります。海外から船を使って、覚せい剤や麻薬、ピストルなどの銃器、さらには密航者を運ぶことがあります。周囲に海がある日本では、密輸の摘発はとても重要な任務です。

国際的な犯罪組織の動きをチェックしながら、密輸などの犯罪を未然に食い止めます。

船の立ち入り検査をするのも海上保安官の仕事のひとつ

海上保安官は、海上でのトラブルを防ぐために船の立ち入り検査をすることもあります。船を調べて法令違反がないかのチェックを行います。

海上保安官は司法警察職員という役割を担っており、海上で起こる犯罪について目を光らせています。

災害や事故が発生したときには救助活動を行う

海上保安官の業務のひとつに救助活動があります。自然災害や事故などによって遭難した場合、海上保安官は巡視船や航空機を使って救助にあたります。

大規模な地震による津波や火山の噴火などの自然災害が発生したときには、海上での救助活動の他に、避難住民への物資の搬送を行うこともあります。

海上保安官は、難しい状況でもできるだけ多くの遭難者を救助するという重要な任務を行っています。

海上保安官は交通安全の仕事も行う

海上保安官は、事故を防ぐために交通安全の仕事も行っています。海上では、船が安全に進むことができるように灯台やブイなどを設置します。さらに、海上交通センターによる航海についての情報提供もあります。

海に関する情報を提供するのも海上保安官の仕事のひとつ

海上の安全を守るために海上保安官が行っている仕事として、海に関する情報の提供があります。天文観測や海洋観測などを行い、安全に航海ができるための海図を作成します。

さらに海洋火山に関する情報や漂流物に関する情報の提供も行わなければなりません。海に関するあらゆる情報を提供するのも、海上保安官の仕事のひとつです。

海上保安官の仕事のやりがい

海の安全を守るスペシャリストとして働くことができる

海上保安官のやりがいのひとつは、自分にしかできない業務に携われることです。海上保安官は、一般の職種では扱うことのない巡視船や航空機を使用して救助活動をします。

また、仕事についても海という特別な場所で行うため、海の安全を守るスペシャリストとして働くことができるので、大きなやりがいにつながるでしょう。

自然を身近に感じることがやりがいにつながる

海上保安官は、海などの自然が好きな人にはおすすめの職業です。

業務上、もちろん海で遊ぶなどのことはしませんが、太平洋や日本海などさまざまな海で活動できるので、自然の豊かさや素晴らしさを感じることのできる、やりがいのある仕事といえるでしょう。

問題に対して協力して解決することもやりがいのひとつ

海上保安官のもうひとつのやりがいは、大きな問題を仲間と協力して解決することです。海上保安官の仕事は危険と隣り合わせです。

津波や火山噴火などの中で救助活動をしたり、武器を携帯しているかもしれない船を調査したりすることもあります。そうした問題に、仲間と協力しながら解決していくときには大きなやりがいを感じることができるでしょう。

自分の仕事が日本を支えている

海上保安官の業務は責任が大きいですが、「自分の仕事が日本を支えている」ことを常に実感できます。仕事の内容によっては、多くの人から感謝を受けたり、励ましの言葉をもらったりできます。そうしたことが、仕事を続けるためのモチベーションにつながる人もいます。

さまざまな経験を通して自分が成長したことを感じることができるので、やりがいを持って業務に従事できるでしょう。

海上保安官の仕事内容まとめ

海上保安官は海の上の警察官として海の安全を守る仕事

海上保安官の仕事は、主に巡視船や航空機を使って海の安全を守ることです。海上での事故や犯罪を防ぐために、パトロールをしたり立ち入り検査をしたりします。災害時には救助活動をしたり、救援物資を運んだりもします。

海上保安官の仕事のやりがいは、海という特別な場所で働くことです。巡視船や航空機を操縦することもあるので、特別な仕事に従事していると実感できることがモチベーションにつながります。

海の上の警察官として日本の海を守る、という重要な仕事をしている海上保安官は誇れる職業と言えるでしょう。

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