生産管理ってどんなところで活躍している仕事?気になる仕事内容とは

生産管理ってどんなところで活躍している仕事?気になる仕事内容とは

生産管理の仕事内容は製造現場での「司令塔」の役割を果たします。生産計画をたてるところから関わり、原材料選びや在庫管理、進捗状況管理を行って納期までにお客様の元に製造した商品を納品します。データを基に問題点を模索し、試行錯誤を繰り返してよりよい製造現場を目指していく必要があります。

生産管理とはどんな仕事?

原材料の選定から出荷まで、一連の流れを取り仕切るポジション

生産管理の仕事は工場などで経営計画・販売計画に基づいて生産を行い、出荷するまでの工程や在庫を管理する仕事です。

工場で作業服を着て現場にいることはありますが、作業に加わらず、生産工程が滞りなく進んでいるかチェックし、問題が起きないよう監視する仕事です。工場内では司令塔のような存在と言えるでしょう。

生産管理の仕事は自動車・電子機器・食品・医薬品など、ものづくりの現場には必ず必要な役職です。ものづくりをおこなうメーカーには「生産管理部門」など、生産管理を中心に行う部署が設置されており、複数人で生産管理を行っています。

工場の作業の管理だけではなく、原材料の調達に関係し、営業やマーケティング部門と連携をとって生産計画を練るなど仕事内容は広いです。

アパレル関係の生産管理の仕事は総合職・営業職的な要素が強いかも

洋服やアクセサリー、ハンドバッグなどの洋服小物を扱うアパレル生産管理の仕事は、機械や食品の生産管理とは区別されることが多いです。

アパレル生産管理の仕事を行う人は、商社で服飾部門に勤めていたり服飾系のメーカーに勤めていたりする人が多いです。デザイナーがデザインから生産管理まで任されることもあります。

商品開発や商品計画を行うマーチャンダイザーや取引先と綿密に生産計画を立てたり、交渉を行ったりすることから総合職や営業職という扱いで求人募集されています。アパレル商品に使用される素材の特徴や縫製など、服飾関係の知識がなければこなせない業務内容も多いでしょう。

また、洋服は最終的に各店舗で販売員がお客様に販売するものです。店舗でどのような商品がよく売れているのかなど、お客様の手に渡るまでのことを熟知していた方が生産計画を立てる時の参考になります。そのため、実際店舗で接客販売や店長として店舗経営の経験を積んだ人がアパレル生産管理者に転身するケースもあります。

IT化が進んでいるが臨機応変な判断は人間にしかできない。海外で働く人も多い?

生産管理の仕事はIT化も進んでおり、一昔前に比べたら業務の負担が軽減したり効率化したりしています。しかし、トラブルが起きた時の対処やさまざまな事情を考慮した細やかな調整は人間にしかできません。

安い労働力を求めて工場の海外進出も進んでいるため、海外の工場に生産管理担当者が派遣されるケースも多いです。工場で働く人は現地の人々で、生産管理をする人間だけが派遣された日本人ということもあります。

生産管理の具体的な仕事内容

「QCD」要素に基づく生産計画の立案と、状況に応じた見直しを繰り返す

まずは仕事の基盤となる生産計画を作成します。これは生産管理担当者のみが行うのではなく、営業担当や企画部門、マーケティング部門などの意見も聞きながら作成されます。

モノづくりの現場の根幹となる「QCD」の3要素があり、Quallity(品質)・Cost(コスト)・Delivery(納期)の頭文字をとったものです。高品質を維持しながら要望のあった納期に対応し、コストを下げて利益を出す生産の基本です。これらの要素を満たせるように生産計画の立案や調整を行う必要があります。

品質を維持しコストを抑えるためにも原材料の選定は大切な仕事の一つ

製品を作るために必要な原材料の調達も、生産管理の仕事の一つです。

素材の品質や価格、供給量などを考慮して業者を選びます。材料がなければ製造の仕事はストップしてしまいます。逆に多すぎると在庫を抱えてしまうことになります。製造に支障をきたさないよう、原材料の仕入れる数量や品質を選ぶ必要があり、業者との価格交渉も生産管理担当者が行うことも多いです。

「受注生産」と「見込み生産」では在庫管理の仕方がガラッと変わることも

在庫の管理も生産管理担当者の仕事の一つです。

生産方法には顧客からの注文が入ってから製造を始める「受注生産」と、注文が入る前に出荷する量を予測して製造し在庫しておく「見込み生産」があります。「受注生産」の場合、注文が入ってから納期までのスパンが短いと受注分の生産が間に合わなくなってしまいます。人員を増やす、作業効率を上げるなどの工夫を行い、納期との戦いになることが多いです。

「見込み生産」の場合、注文が入ると予測した数量を製造しますが、予測が大幅に外れてしまった時の在庫の確保や、過剰在庫の問題に直面する生産管理が多いようです。予測より受注が大幅に多い場合は、納期に間に合うように不足分を生産する必要があります。逆に、過剰在庫が出てしまった場合は長期間、在庫を抱えてしまうこともあります。

在庫や不良品などのロスを減らすことは、無駄を減らしてメーカーの利益を増やすことにつながります。そのため、見込み生産の工場の生産管理担当者は常に在庫や不良品の数量チェックや削減の徹底に努める必要があるのです。

生産計画を支えて効率を上げるため、データの入力などデスクワークも多い

生産管理の仕事は数字をグラフや表などにわかりやすく可視化することで、生産計画の見直しをしたり、問題点を探り当て解決案を出したりします。そのため、データ入力やそのほか書類の整理など意外とデスクワークが多い仕事でもあります。

企業によっては「生産管理事務」で生産管理担当者の事務面での補佐をする人材を募集していることもあります。正社員だけでなく派遣社員やパートを生産管理事務として人員確保するケースもあります。

アパレル系生産管理の仕事の場合、商談から工場への発注まで担当者が行うことも

アパレル系の生産管理の仕事は多岐にわたり、デザイナーが自ら縫製工場とかけあったり、マーチャンダイザーや取引先と交渉をしたりと営業要素が強くなることも多いです。

洋服やバッグ、靴などファッションアイテムを製造するにあたって原材料である布やボタンなどの素材を確保するところから生産管理が行います。1アイテムにかかるコストや取引価格の交渉も行います。

そのほか、工場に依頼した製品のサンプルのチェックや販売数や企画を見据えた数量を発注するなど、仕事内容は多岐にわたります。モノづくりへのこだわりと、一つのものを作り上げるのにたくさんの人がかかわることから優れたコミュニケーション能力を必要とされます。

最近では海外の会社や工場と取引を行う機会も多いため、英語やアジア圏の語学力があれば非常に役に立つでしょう。

生産管理の仕事のやりがいとは?

自分が作った製品が「世の中の役に立っている」と感じる時は仕事に誇りを持てる

生産管理の仕事についている人がやりがいを感じるのは、自分が作った製品を誰かが使っていたり、役に立っているのを目にしたりする時と言えるでしょう。

生産管理の仕事はメーカーによって扱う品が変わります。機械に内蔵されている部品の一部を作る仕事から、化粧品・食品・日用雑貨など身の回りにあるものの多くが工場で生産され、さまざまな人の働きによって作られています。

生産管理の仕事はあまり目立つこともなく裏方の仕事が多いですが、日常生活になくてはならないものを製造するのにかかわる大事な仕事です。

データを分析し、改善案を出して、自分の働きによって利益が増えた時

工場を動かすためには多大なコストがかかったり、会社の方針があったりと生産管理担当者の力のみではどうにもならない部分もあります。

しかし、製造工程の司令塔として生産管理の手腕によっては赤字にも黒字にもなります。赤字が続けば将来的に製造の仕事ができなくなりますから、自分の仕事によって利益が増えるのは生産管理のやりがいの一つです。

例えば普段からとっているデータを過去からさかのぼって細かく分析し、生産数量の調整を行うことで在庫を減らすなど、在庫の適正化を図ることができます。コスト削減にもつながり、適切な在庫を持つことで差し迫った納期にも対応しやすくなる可能性があります。

問題点があれば積極的に改善策を提案し実行に移したり、システムの導入など新しい方法を模索したりすることも必要です。コミュニケーション力が高く、商談や交渉事がうまい人は、原材料費や顧客との契約内容を交渉することでより利益を上げられるかもしれません。

今までの社会人経験が武器に!自分のキャリアが役に立った時はやりがいを感じる

生産管理の仕事へのルートはさまざまです。長年工場で働いてきた人が昇進やキャリアアップのために生産管理の仕事に就くこともあります。

生産管理の仕事で活躍するためには製造工程の知識や、使用されている原材料に関する知識が必要です。しかし、それ以外には長期的にデータをみて改善を繰り返していける粘り強い性格や、交渉などをまとめ各種調整を行えるコミュニケーション力が生かせる仕事と言えるでしょう。

IT関係や製造業に向けたシステム開発の仕事をしていた人が転身することや、製造業とは程遠い仕事をしていた人が転職して生産管理の仕事に配属されることがあります。生産管理特有の仕事はもちろん覚えなければいけませんが、自分が経験したことや身に付けてきたスキルが役に立つ場面も多い仕事です。

生産管理の仕事内容まとめ

生産管理の仕事内容は幅が広い!モノづくりの楽しさを味わえる仕事

生産管理の仕事は、製造業特有の製造工程の管理や在庫管理・調整、生産計画の作成など業務内容は幅広いです。

そのほか、他部署や取引先と調整しながら仕事に取り組むコミュニケーション能力は非常に重要で、データをもとに改善策を練るなど長期的に試行錯誤を繰り返す粘り強さも必要です。

モノづくりならではのやりがいや、自分の裁量によって赤字を減らして利益を増やして実績を残した時は、やりがいを感じられる瞬間と言えるでしょう。

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