医師の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説
人命を救う最後の砦である医師。子供が憧れる職業として、ほぼ毎年上位に入っています。勤務先は大学病院や総合病院など幅広く、開業医や研究医、産業医として活躍している人もおり、仕事内容は職場によって異なるようです。本記事では、医師の具体的な仕事内容、仕事のやりがいなどについてご紹介します。
医師とはどんな仕事?
医師はその勤務先によって3つに分けられるが、どの分野でも「人命を救う最後の砦」である
医師は、その勤務先によって呼び名は3つに分けられます。
- 臨床医(勤務医・開業医)
- 研究医
- 産業医など
この中で実際に診察に携わるのは臨床医のみで、研究医・産業医についてはほとんど診察を行うことはありません。しかし、どの分野に進むことになるとしても、医師の仕事は「人命を救う」ことです。
最初に書いたように、「人命を救う最後の砦」という自覚を持つことが求められます。
臨床医は、病院で外来や入院患者の診察・治療に当たる
先述したように、医師の仕事はさまざまあります。ただ、その中でも多くの人が思い浮かべるのは、実際に病院で診察や治療を行っている姿でしょう。
実際に病気になったときは、誰でも病院のお世話になった経験があるはずので、当然といえば当然かもしれませんね。こうした医師のことは、「臨床医」と呼ばれます。
「臨床」というのは、「病人に対して診察。治療を行うこと」という意味があるので、文字通り病院などの現場で患者さんと向き合う仕事といえるでしょう。
臨床医は、その勤務・雇用形態からさらに細かく下記の2つに分けられます。
- 勤務医
- 開業医
「勤務医」と「開業医」は、どこかの病院に雇用されているか、自分で病院を開院しているかの違いだけで、来院・入院している患者さんの診察・治療を行うという点では変わりありません。
ここからは、それぞれの仕事内容について、その違いを見ていきましょう。
臨床に携わる医師の基本は、診察を通して患者さんの不安を取り除くことにあり
まず、勤務医と開業医に関係なく、臨床に携わる医師の基本は、まず患者さんを診察することです。診察を通して症状のヒアリングを行い、体温の測定・心音の聴取・皮膚の状態などを見て、どこに不調の原因があるのかを探ります。
この段階で症状が特定できれば、この時点で症状に合わせた治療(注射・点滴・薬の処方など)を行って終了です。特定まで至らなければ、さらに精密検査をして原因を特定します。ここで入院・手術が必要判断されたら、入院して治療を行うことになります。
このように、不調の原因を特定して、健康な状態に導くことが医師の役割です。とはいっても、注射や点滴を実際に行うのは看護師で、薬の処方は薬剤師が行います。症状を特定したら、看護師や薬剤師などに指示を出すことが医師の役割ともいえるでしょう。
ただし、町の診療所やクリニックでは、治療行為にも限界があります。治療が難しい症状であれば、大学病院や総合病院などのように精密検査や手術が可能な病院に紹介するケースも出てきます。
勤務先・開業形態によって、医師の仕事内容は異なる
臨床医師の勤務先・開業形態は、中~大規模の総合病院からクリニック・診療所までさまざま。
近年では、多くの総合病院で医療関連職員が対等な立場で治療に当たる「チーム医療」を採用しています。そのため、これまでであれば医師の仕事内容であった医療機器の準備・機器の消毒やカルテの管理も、看護師や医療情報管理者が担当することで医師の負担が軽減されているようです。
しかし、自分で小さな診療所やクリニックを開業するようになると、医療機器の準備・消毒、カルテの管理もすべて自分で行う必要が出てきます。その他にも、開業医になると看護師などの職員を雇用することも加わり、経営者としての役割も求められるでしょう。
総合病院の医師はスペシャリスト、クリニックの医師はゼネラリスト
一言で「医師」といっても、診療科目はたくさんあります。近年は同じ内科でも、さらに細かく「血液内科」や「腎臓内科」などのようにさらに細分化されているようです。
そのため、総合病院では診療科目だけでも、数十個近く載っていることも珍しくありません。診療の際も、各分野を専門にしている医師が治療を行っています。たとえてみるなら、専門店が集まったデパート・ショッピングモールのようなものですね。
一方、町にある診療所などでは、来院患者の症状もさまざまなので、幅広い知識を持っていることが求められまず。町の診療所をたとえてみると、総合診療所のような感じでしょう。
ただ、最近のクリニックなどでは、スポーツ整形などのように特定分野を掲げたクリニックも珍しくありません。これからは、専門分野を明示したクリニックが多くなるのかもしれませんね。
救急対応をしている病院に勤務する医師は、泊まり込むこともある
大学病院や総合病院は、地域医療の中核を担う存在としての役割があります。そのため、救急病院に指定されているところが多く見られるようです。特に内科医と外科医は、毎日誰かが当直医として救急医療にあたっています。
よく、「医師は忙しいので、体力的にも大変」という言葉を聞きますが、特に救急病院に指定されている病院で、その傾向が強くなるようです。
研究に携わる医師は、大学で研究を行っている
一方、病院で患者の診察・治療ではなく、大学や各種研究機関などで研究を行う道を選ぶ医師も少数ながらいます。こうした医師のことは「研究医」と呼ばれます。
医学の世界は日々進歩しており、つい最近まで「不治の病」と言われていた病気でも、効果的な治療法が見つかることで寛解させることが可能になる例も少なくありません。
こうした研究によって、患者さんの命が救われる可能性があるという点で、研究医もまた日本の医療の発展に貢献する存在であるといえるでしょう。
研究医が扱う研究テーマは意外と幅広い
世の中には、さまざまな病気があります。現在でも、有効な治療法が見つかっていないいわゆる「難病指定」されている病気がありますし、世界各国でもまだ知られていない病気が出てくる可能性もあるでしょう。
そして、人間の体のメカニズムについても、また完全に解明されていない部分が数多くあります。人間のメカニズムや薬の効用を研究することで、どういった治療法が有効なのかを研究することが研究医の主な仕事です。
その他、有効な治療法が見つかったことで、完治・寛解まで改善できる可能性がある病気にも、もしかしたらさらに画期的な治療法が見つかるかもしれません。そうした病気をテーマにして、研究している医師も多くいます。
研究医になる人は少ない
基礎研究は、医学発展のためにも充実させる必要のある分野といえるでしょう。しかし、日本ではこの分野に進む人が少ないのが現状です。また、臨床研修医制度がはじまってからは臨床研修医を選ぶ人が少なくなったという現状もあります。
このような声を受け、各大学では研究医の養成に力を入れています。2010年代頃からはじまったばかりの取り組みですが、これから新しい研究者の誕生が期待されるでしょう。
医師の中でも産業医・その他は、保健衛生医としての役割を果たす
最初にも書きましたが、多くの人は「医師」という言葉から、病院で患者さんの診療・治療に当たる姿を想像する人が多いと思います。
その他、大学で研究を行っている医師(研究医)も、最近では臨床から移る人も増えつつあるなど、密接した存在になっているようです。
ただ、最近では働き方改革に関する法案が作られている影響から、従業員のメンタルヘルスに注目が集まっています。そこで出てくるのが、今回紹介する産業医です。
「産業医」というのは、あまり耳慣れない言葉だと思うので、ここでは産業医の役割について見ていきましょう。
産業医が働く場所は、各種民間企業
産業医は労働安全衛生法に定められており、企業の規模に応じて専任しなければならないこととなっています。
規定は細かく定められており、ここで書くと長くなるので詳細は省きますが、各事業場で常時50名以上の従業員が働いている状況であれば、産業医を1名以上選出する必要があるということです。
専属の医師として企業に勤務する場合もあれば、嘱託として普段は臨床医をしている医師が定期的に訪問を行うケースもあり、このあたりはその企業規模によってさまざまあります。
臨床医や研究医のように病院や大学に勤務するのではなく、企業に勤務もしくは出向くという点で、通常の医師とは大きく異なります。
企業の保健衛生環境から従業員の健康に関する助言までさまざま
産業医に求められる役割は、「働き方改革」のり今日もあり、非常に幅広くなっているのが現状です。実務分野別に整理していくと、次の7つとなります。
- 健康診断の結果に基づく健康維持のための指導
- 健康教育・健康相談など
- 休職・復職などの相談・指導
- 衛生教育
- 作業環境の維持・管理
- 作業の管理
- 健康障害の原因調査・予防
この中でも特に重要なものが、作業環境の維持・管理です。最低月1回の巡視が義務付けられており、有害な恐れがあると判断したらすぐに必要な措置を講じなければならないとされています。
その他にも、従業員の肉体的・精神的健康相談も、産業医にとって重要な業務で、検診結果を読み取ってその人がどういう状態にあるのか、どうやって改善を測ればいいのかを的確にアドバイスすることが大切です。
近年では予防に力を入れているところが多い
これまで従業員の過重労働が問題になり、肉体的・精神的な問題を抱える人が多くなったという経緯を経て、働き方改革が議論されるようになりました。
これによって、産業医に注目が集まるようになったわけですが、それとともに最近では健康相談や休職などに関する指導より、健康障害などを予防する方向に力を入れはじめるところが増えていく傾向にあります。
これは、求職者が増えることで残った従業員の労働負荷が増大することを防ぐとともに、人材を有効活用したいという思惑が重なっているのではないでしょうか。
いずれにしても、これから産業医が果たすべき役割は大きくなるものと予測されます。
医師の具体的な仕事内容
医師の仕事とは、病気の診療・治療・予防を行うこと
最初にも書いたように、一言で「医師」といっても、臨床医・研究医・産業医など様々な領域・分野の仕事があります。
臨床医であれば、来院された患者さん、入院設備のある病院であれば入院患者さん。研究医であれば、自分が取り組んでいるテーマ。産業医であれば、企業やそこで働く従業員など、向き合うべき対象はさまざまです。
対象はさまざまであっても、その根底に流れている仕事内容は、この一文につきます。
「病気の診療・治療・予防を行うこと」
勤務先によってその仕事内容はさまざま
医師の仕事の基本は、「病気の診療・治療。予防を行うこと」にありますが、どこに勤めるかによっても大きく変わってきます。
ここでは、勤務先によってどのような事があるのかについてまとめていきましょう。
総合病院は、各分野のスペシャリストに診てもらえる
医師の診療分野は、「内科」、「外科」、「整形外科」など多くの診療科目があります。近年では、さらに細分化が図られており、同じ内科でも「血液内科」や「糖尿病内科」、「内分泌内科」などのように専門分野に応じた診療科目を明示している病院もあります。
これは、主に総合病院で見られる傾向で、来院すると各分野を専門にしている医師に診断を行ってもらい、その後必要に応じて加療を受けるという形になります。
特に大きな総合病院では、医療機器の準備・消毒、カルテの管理は看護師や診療情報の管理を専門にした職員が行っており、多忙になりがちな医師の負担を軽くするように配慮がなされているようです。
町の診療所は幅広い知識が求められる。ただ、最近は専門クリニックも増えている
近年は地域医療の概念が浸透しており、救急指定病院をその頂点として、町の診療所やクリニックを「かかりつけ医」とする制度が根付いています。
そのためか、町の診療所には様々な症状を訴えて外来にかかる患者さんがいます。町の診療所や各種クリニックでも、基本的には診療・治療を行うことに違いはないものの、幅広い知識を持っていることが求められるでしょう。
総合病院には「総合診療科」という、どの科目にかかればいいかわからない人向けの窓口となる診療科があるところが増えていますが、まさしくそのような役割が求められます。
ただし、最近は勤務医時代に専門にしていた分野で開業する医師も増えており、いわゆる専門クリニックというのも増えています。
開業医の仕事内容は幅広い
臨床医は、勤務医と開業医に分かれます。開業医になると、これまでは看護師や他の人が担当していた医療機器の準備・消毒作業も自分でしなければなりません。その他、カルテや診療情報管理についても、自分で行う必要が出てくるでしょう。
もっと大変なのが、看護師など職員の確保。開業医は、現役の医師であるとともに経営者でもあります。病院を経営していくためには職員の確保が必要なので、そういった職員の採用というのも仕事内容の範囲になります。
開業医になるということは同時に経営者になるので、経営センスも問われることになるでしょう。
研究医は基礎医学の研究や授業が仕事
研究に携わる医師は、大学や各種研究機関などで病理の研究を行うことが主な仕事です。研究者は、医学の発展につながる研究を行い、論文を書くことが大切なので、そうした業務も立派な仕事内容となります。
その他、大学で研究を行っているのであれば、医学部生や大学院生に授業を行うことも大切な仕事です。
臨床から研究、研究から臨床へ
臨床と研究は、密接につながっています。臨床で得られた症例を研究に活かすことがあれば、研究で得られた成果を臨床で還元するという形で、それぞれがサイクルをまわし合っている関係ともいえるでしょう。
大学院での医学研究については、医学部出身である必要はないものの、医師免許がないと病理研究ができないので、医師国家試験に合格したら最初に臨床研修を2年以上受けてから大学院に進んで研究者になる人が多いようです。
また、これとは逆に、大学院に進んで研究者になったものの、臨床を学びたいという理由で臨床研修を受けて臨床の場に出る人もいます。このようにお互いに成果を持ち寄ることで、研究対象を広げ、基礎医学の発展に寄与しています。
産業医は保健衛生環境の整備・助言が主な仕事
臨床医は病院が職場となり、研究医は大学や研究機関が主な職場です。しかし、ここで紹介する産業医は、病院や大学ではなく一般企業が職場となります。その点で、医師の中でも少し毛色が異なる仕事だといえるでしょう。
では、産業医の仕事は何かというと、企業の作業環境が清潔に維持・管理されているかどうかをチェックすることが主なものです。もし、維持・管理されていなかったら、直ちに指摘して、是正しなければなりません。
その他、従業員の健康診断結果を把握して、健康を維持するための助言、もしなにか引っかかっていたらそれを改善するための方法をアドバイスすることも大切な仕事です。
休職・復職予定の従業員がいたら、その状態をヒアリングして、復職後の労働条件を作って、会社側に進言することも大事な役割になります。
近年は、うつ病など精神疾病を予防する役割も期待されている
企業を取り巻く環境が変化して、ひとりひとりの作業負荷が増大したことによって、うつ病などの精神疾病で休職する社員が増えている人が問題になっています。そこで、事前に従業員の健康状態を見抜いて。なるべく早い段階で疾病を予防する取り組みを各企業が勧めつつあります。
実際、休職する社員が増えると、その分残った人に作業負荷がかかってしまうので、今度は別の人が体調を崩すといったことになってしまいかねません。企業側もそうしたことに気づきはじめ、産業医にそうした役割を期待するようになったわけです。
医師の仕事はまず研修医から
医師はまず大学で6年間医学について学び、卒業前の2月に行われる医師国家試験に合格するところからがスタートです。ここで合格できなければ、何もはじまりません。合格したら、大学病院や地域の総合病院など指定された医療機関に、研修医として入職します。
ここで2年間かけて、さまざまな診療科で指導医の指導を受けながら、手術や実際の診療・手技などについて学んでいきます。2年間の研修期間が終了したら、専門とする科目を決めて、さらに研修を積んでいき独り立ちしていくという流れです。
最初に入職する病院は大学病院が多い
この研修は、医師になるために必須となります。さらに注意しなければならないのは、どこでもいいというわけにはいかず、厚生労働省が指定した地域の中核になる総合病院か大学病院でなければなりません。
どこを選ぶかについては、各個人の考え方にもよりますが、多くの人は大学病院を選ぶようです。次に多いのは、出身校の医師が多数在籍している総合病院を選ぶ人です。いずれの場合も、研修に打ち込みやすそうかどうかという観点で選んでいることがわかります。
2年間経過すると、専門を決めてさらに研修を行うことになりますが、基礎研修期間が終わると大学病院を離れる人が多く、自分が志望する科目の診療に強い意志がいる病院を選ぶ傾向があります。
医師の仕事のやりがい
医師は人から感謝される仕事
月並みな言葉になってしまうかもしれませんが、「医師」という仕事における最大のやりがいは、やはり「人から感謝される仕事」ということに尽きるのではないでしょうか。
「生きる」ということに関する価値観は人それぞれに異なります。しかし、価値観はどうあれ、自分の命が助かった(救命された)と思ったら嬉しいものです。
実際、『回復した後に患者さんから「ありがとう」など感謝の言葉をいただくと、それだけで頑張ろうと思える』という医師は多いですし、自分が患者さんの回復に役立ったという喜びは、ハードワークの疲れを吹き飛ばすほどの大きなモチベーションとなります。
経験や実力が形になり、医師としての評価を得られる仕事
医師の仕事は、来院した患者さんや入院患者さんを診るだけではありません。時には、他の病院で診断しきれなかった患者さん、他の医師が治療しても良くならなかった患者さんなどの診察を頼まれることも。
医師の仕事には、診察の他にも手術があります。その他にも、処方を行った薬で改善が見られなかった場合に、他の医薬品に切り替える決断を行うなど、治療を行った後の状態管理というのも行わなければなりません。
手術を行うにしろ、服薬による治療を行うにしろ、医師として臨床の経験を積むことで、実力をつけていくというのは、いろいろな職業と共通しているところです。
特に医師の仕事は、経験を積んで実力をつけることで患者さんから感謝され、その口コミで患者さんが集まるといったことも起きやすい側面があります。その他にも、家族を助けてもらったときに丁寧な対応をしてもらえたことに感謝して、それ以降家族みんなでかかりつけ医になったという例もたくさんあります。
忙しくなるというのは大変なことです。それでも、難しい治療が成功したら患者さんから感謝されますし、自分自身も満足感を得られます。
医師の仕事は、いつも新しい発見がある
医療の進歩は日進月歩です。それこそ、「昨日の常識が明日には非常識になっている」こともありえるくらいに進歩が早いので、常に知識を最新のものにしておく必要があります。
医療が格段に進歩した現在の日本でも、発症する原因がわかっていない難病がたくさんあります。世界に目を向けてみると、それこそ私たちが知らない病気・難病も存在しているかもしれません。
現在は、人の往来も世界各国からある時代なので、そんな知らない病気が入ってくる可能性がないとも言い切れません。医師を続けていくためには、そうした病気に関する知識を含めた日々の勉強が欠かせないものです。
医師は一生できる仕事の代表格的存在。実際に、2016年時点で60歳以上の医師が約7万6,000人、構成割合でみると約25%います。
若い世代と比べると機敏性という点では劣りますし、記憶力の低下とも戦わなければなりません。それでも、こういった新しい発見が多いという点にやりがいを見出して引退せずに続けている先生も多数います。
出典元:医師・歯科医師・薬剤師調査の概況(2017年12月14日発表)
医師の仕事内容まとめ
専門科目や勤務体制によってはハードワークになりやすいが、医師の仕事は患者さんや家族から感謝されやすい
医師の主な仕事は、来院した患者さんや入院患者さんの診察です。専門科目によっては、緊急で手術を行わなければならない場合も出てきます。
実際、各区市町村から救急指定されている病院に勤務していれば、科ごとに当直当番が回ってきます。特に、内科と外科については毎日誰かしら宿直させている病院が多いようです。
また、仕事内容でみると、やはり救急設備のある病院では、体力的に大変なことが多くなりやすい傾向にあります。
研究医や産業医は、臨床医に比べると体力的な大変さは少ないものの、一つのテーマに粘り強く取り組むこと、会社と従業員に対して中立であることが求められるなど難しい側面もあるようです。
どの分野に進んでも、肉体的・精神的な強さが求められる職業ですが、誰かの役に立っているかもしれないという喜びがモチベーションにつながっています。
医師の参考情報
平均年収 | 350万円~1200万円 |
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必要資格 |
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資格区分 | 免許 |
職業職種 | 医療 |
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