歯科衛生士の資格・試験とは?歯科衛生士国家資格の難易度、合格率などを解説

歯科衛生士の資格・試験とは?歯科衛生士国家資格の難易度、合格率などを解説

歯科衛生士を目指す上で、国家資格に合格する必要があります。歯科衛生士国家資格の合格率は95%以上になっており、しっかりと学習するなら誰でも合格できる可能性があります。ただし、受験資格を得るためには、専門学校や短大などに通う必要があります。本記事では、歯科衛生士国家資格の試験などについてご紹介します。

歯科衛生士の資格試験とは?

歯科衛生士の国家資格試験を受けるには歯科衛生士養成機関での学習が必須

歯科衛生士を目指す上で、国家資格試験を受験して合格する必要があります。歯科衛生士の国家資格試験を受けるためには、歯科衛生士養成機関での学習が必須になっており、条件を満たした人だけが受験できます。

歯科衛生士養成機関には、専門学校や短大、4年制の大学が含まれており、所定の過程を修了すると受験資格が得られます。歯科衛生士を目指す人の多くが、3年制の専門学校か短大を選択し、受験者のほとんどは女性です。

社会人になってからも受験可能

歯科衛生士の国家資格試験を受けるための年齢制限はありません。そのため、社会人として別の仕事に就いている人でも歯科衛生士の国家資格試験を受けることは可能です。ただし、その場合でも通常通り、厚生労働大臣が指定している養成施設に通う必要があります。

最近では、結婚や子育ての経験した後に歯科衛生士の資格を取る人や60歳以上のシニア歯科衛生士も増えているようです。年齢を重ねても受験できる国家資格なので、誰にでも可能性のある職業と言えます。

男性も受験できる

歯科衛生士は女性の仕事というイメージがありますが、男性でも受験することができます。1948年、歯科衛生士の法律が作られた当時は、女性の仕事として認知されていましたが、近年、改正が行われて男性の歯科衛生士が誕生するようになっています。

これには医療業界のニーズが増えたことなどが関係しており、男女問わず歯科衛生士として働くことができるようになりました。しかし、実際のところ、歯科衛生士の大半は女性であり、養成施設によっては男性の受け入れに対応していない学校もあるようです。

試験は9項目から出題

歯科衛生士の国家資格試験には実技試験はなく、マークシート方式による回答になります。具体的な試験の内容としては、歯や口腔の構造や予防、歯科衛生士概論、歯科予防処置論など9項目から出題されます。

受験資格

歯科衛生士国家資格を受けるためには以下の条件を満たす必要があります。

  1. 文部科学大臣の指定した歯科衛生士学校・養成所を卒業又は、卒業予定の者
  2. 厚生労働大臣の指定した歯科衛生士養成所を卒業した者又は、卒業予定の者
  3. 外国の歯科衛生学校卒業又は、免許を得た者で1.と同等以上と認定された者

歯科衛生士試験の難易度・合格率

合格率は95%以上

歯科衛生士国家資格試験の合格率は95%以上となっており、非常に高い合格率になっています。

平成31年に開催された試験では、約7,000が受験して、約6,900人が合格しています。決して簡単な資格試験ではありませんが、養成施設でしっかりと学習して準備を行うなら高い確率で合格できるでしょう。

歯科衛生士国家資格の合格率の統計

平成20年から平成30年までの受験者数と合格者数は以下のようになっています。

開催された年 受験した人数 合格者 合格率
第27回(平成30年) 7,374名 7,087名 96.10%
第26回(平成29年) 7,218名 6,737名 93.30%
第25回(平成28年) 7,233名 6,944名 96.00%
第24回(平成27年) 6,753名 6,475名 95.90%
第23回(平成26年) 6,685名 6,492名 97.10%
第22回(平成25年) 6,064名 5,832名 96.20%
第21回(平成24年) 3,661名 3,507名 95.80%
第20回(平成23年) 5,788名 5,585名 96.50%
第19回(平成22年) 5,929名 5,761名 97.20%
第18回(平成21年) 6,038名 5,757名 95.30%
第17回(平成20年) 6,361名 6,103名 96.00%

参考リンク:一般財団法人 歯科医療振興財団

平均して95%以上の合格率、高い年では97%の合格率になっていることもあり、だれでも合格できる可能性があります。

不合格の場合

歯科衛生士国家資格の合格基準は満点に対して60%以上の正答率で合格と判断されます。もし、不合格になっても受験資格は失効しないので、次の試験に挑むことが可能です。試験は年に2~3回行なわれており、北海道や千葉、大阪などで開催されます。

ただし、就職活動を行っていて内定が決まっている場合、歯科衛生士国家資格に不合格になると内定取り消しになることもあるので注意が必要です。

歯科衛生士としてダブルライセンスを目指す

歯科衛生士としてさらに活躍したいと思っているのであれば、ダブルライセンスがおすすめです。年収アップも期待できますし、転職にも有利になります。歯科衛生士が目指せるダブルライセンスをご紹介します。

認定歯科衛生士

認定歯科衛生士とは、歯のホワイトニングや矯正、インプラント施術などを行なう認定資格制度です。予防歯科や矯正歯科、審美歯科などで活躍できる資格で、高度なスキルと経験を積んだ歯科衛生士が取得しています。

この資格を取得するなら歯科医院だけでなく高齢者の福祉施設において、咀嚼や嚥下、訪問歯科治療のスペシャリストとして活動の幅を広げることができます。

ケアマネジャー

ケアマネジャーも歯科衛生士が目指せるダブルライセンスの一つです。歯科衛生士として実務経験を5年以上積むと、ケアマネジャーの受験資格が与えられます。

高齢化が進む日本において、介護訪問型の口腔ケアや高齢者が自分の口から栄養を補給できるようにサポートする活動は今後さらに重要になってくるでしょう。歯科衛生士とケアマネジャーの資格を保有することでさらに活動範囲を広げ、多くの人の役に立つことができます。

歯科技工士

歯科技工士も歯科衛生士と同じく国家資格の一つです。歯科技工士は歯科医院や歯科技工所で勤務し、人口の歯や矯正装置を加工・修理します。歯科技工士も歯科衛生士と同じく、患者の口腔環境を整える仕事なので、歯科技工士の資格を得た後に歯科衛生士の資格試験を受ける人も多いようです。

もちろん、歯科衛生士の国家資格に合格した後、病院内での活躍の幅を広げるために歯科技工士試験に挑戦する人も少なくなく、資格試験に合格するならダブルライセンス保有者として活動の範囲を増やすことができます。

給料面でも優遇されることが期待できますから、高額年収を目指したい人にはおすすめです。

歯科衛生士の国家資格が取れる学校

新大阪歯科衛生士専門学校

新大阪歯科衛生士専門学校では、歯科衛生士になりたい人の学習と就職をサポートしています。インプラント施術の見学ができるカリキュラムや介護業界での研修制度が整っており、実践を重視した学習が可能になっています。

歯科衛生士国家資格の合格率は99%となっており、万が一不合格になった場合も再チャレンジをサポートしてくれます。さらに、試験に合格した後、企業への面接に合格するためのオリエンテーションや就職試験対策などを行なっており、一人ひとりに合った学習と就職をサポートしてくれます。

新宿医療専門学校

新宿医療専門学校では、医療の最前線で活躍できる歯科衛生士を育成することを目標にしており、万全の態勢で歯科衛生士国家資格の合格をサポートしてくれます。

3年制になると歯科だけでなく医科病院内での実習プログラムが用意されており、小児歯科や口腔外科など、ハイレベルな治療方法に触れることができます。

一般の歯科医院では学習できないような最新の治療設備に触れることによって歯科衛生士としての知見とスキルを磨くことができます。国家資格に合格した後の進路についても相談等に応じてくれるので安心です。

東京医学技術専門学校

東京医学技術専門学校では、歯科衛生士国家資格に合格するだけでなく、現場で活躍できる人材を育成するため、実習用のパソコンを設置してレセプトの作成実習なども行います。

さらに、確実に歯科衛生士試験に合格できるように、独自の分析を行った試験対策を10回行ない、問題の形式に慣れることで国家資格に合格できるようにサポートします。

個人の能力に合わせて、必要があれば少人数制のクラスを設けて補習授業が行われます。もちろん、就職に向けての手厚いサポートも用意されているので歯科衛生士になりたいと思っている人にはおすすめです。

日本医歯薬専門学校

日本医歯薬専門学校はJR新宿駅から10分程度のところにあり、アクセスしやすい学校です。自主的に考えて発見することをモットーにしており、アクティブに学習できる環境が整っています。

卒業生による講演会や就職に向けた座談会も開催されており、自分に合った職場環境選びをサポートしてくれます。

歯科衛生士の資格・試験まとめ

歯科衛生士国家資格試験の合格率は高く、しっかりと学習すれば合格できる可能性あり

歯科衛生士になるためには、歯科衛生士の国家資格試験に合格する必要があります。合格すれば一生ものの資格として使うことができるので、転職などにも有利になります。

歯科衛生士の国家資格試験の難易度は高くなく、専門学校や短大などでしっかりと学習するなら誰でも合格できる可能性があります。

さらに自分のスキルと知識を増し加えたいと思う人はダブルライセンスを目指すこともできます。まずは国家資格試験に合格して、理想の歯科衛生士を目指しましょう。

歯科衛生士の参考情報

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必要資格
  • 歯科衛生士
資格区分 国家資格
職種医療

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