オプトメトリストになるには?必要スキルや向いている人の特徴などを具体的に解説

オプトメトリストになるには?必要スキルや向いている人の特徴などを具体的に解説

オプトメトリストは、視力・眼に問題のある患者さんに専門知識と技術を提供してサポートを行う職業です。メガネ人口の多い日本において、眼の問題が注目されるにしたがって、オプトメトリストの需要も増えると予測されています。本記事では、オプトメトリストになるために必要なこと、向いている人の特徴などについてご紹介します。

オプトメトリストになるには何が必要?

学問的、文化的知識を身に着ける必要がある

たとえば眼鏡販売店で働く場合は眼鏡の作成が主な仕事となりますが、眼鏡の作成に必要なスキルとして、視力測定機器の使用や度数調整があります。また、オプトメトリストは眼を通じて患者さんの人生をトータルにサポートします。そのため、眼にかかわる幅広い知識も必要です。

さらに、近年は眼鏡がファッションアイテムとしても注目されているため、顧客のスタイルや顔の形などに合わせて眼鏡の色、形を選定するセンスも求められます。職人として眼鏡を制作するだけではなく、流行りを知っておくなど文化に対する視点も失ってはいけない仕事です。

また、近年は見え方(ビジョン)が思考や知能に与える影響の大きさが判明してきており、とくに発達が心配される子どものビジョンサポートが中心となってきました。児童の読み書きを助けるケースや、音と言葉のつながりを訓練するケースなどに対応するためには、光学的な知識や生理学的な知識だけでなく、発達心理学的な知識も必要です。

専門知識以上に、コミュニケーションスキルが必要な場合も

眼鏡販売店での勤務の場合、眼鏡の制作のためにお客さんの要望を確実に汲み取らなければなりません。少しのかけ具合の違いが疲労やストレスに繋がってしまうからです。また、ビジョントレーニングを行う場合などは、老若男女を問わずやり取りができるようなコミュニケーションスキルも必要です。

特に子どもはやらされているとか価値観を押し付けられているというような感覚に敏感ですから、柔和な態度と的確な案内で子どもの信頼を勝ち取り、誘導しなければなりません。さらに、専門知識を噛み砕いてわかりやすく伝える能力も必ず必要となります。専門知識以上に、コミュニケーションスキルが求められる場合もあるのです。

多角的な視点と、素早い判断力が求められる

オプトメトリストは眼科医ではないので、眼の病気を治療したり手術したりはできません。病気であると判断した場合、即座に適切な眼科医を紹介し案内するという素早い判断力が求められます。

また、生活習慣そのものを見直すトータルなアドバイスを行うために、多角的な視点も必要です。スムーズに眼球移動できているか、眼を効率よく使えているかといったことを判断するための生理学的な知識はもちろんのこと、近視や乱視への対策として照明やパソコン・スマホの使用方法などに関して詳しくアドバイスできなければなりません。

オプトメトリストは多角的な視点と、素早い判断力が求められる仕事といえるでしょう。

オプトメトリストに向いている人、適性がある人

オプトメトリストは、眼の専門家です。眼に対する興味はもちろんのこと眼を含む人体についての関心も必要ですが、仕事に望む姿勢や性格も重要といえます。

人の幸せに貢献したいという気持ち

人は情報の約8割を視覚から得ているといいます。つまり、視る力の改善はクオリティオブライフの向上でもあるのです。なかでも発達障害や極度の乱視、ドライアイなどに悩まされている方々にとってオプトメトリストは特に重要な役割を果たします。

生活の大半を占める「ものを見る」という重要な行為をサポートできることにやりがいを感じられるような、人の幸せに貢献の気持ちを持てる方がオプトメトリストには向いているといえるでしょう。

収入は初めから高いわけではない

オプトメトリストとしてやっていく場合、たとえば普通社員としての初任給は20万円を切ることが多いです。その理由は、オプトメトリストがまだ国家資格として認められていないからです。民間の資格のみで資格なしでも販売店員として始められるため、競争が激しいうえに能力の証明が難しいという背景があります。

しかし、資格を取って専門的知識を持つスペシャリストとして実務経験を積めば、大手眼鏡販売店のエリアマネージャーや店長に就任できるかもしれません。エリアマネージャーや店長になれれば、一般以上の給与がもらえることは確実といえるでしょう。

エリアマネージャーや店長に求められる適性

エリアマネージャーとは、ある地域に存在する複数の店舗を管理する職位のことです。主な仕事内容は、見込みのあるアルバイトや契約社員、正社員の販売員を採用し、教育し、店舗に立たせて店を回すことといえます。そのためには、幅広い視野と人に好かれる人間力、シフトをうまく組む計算力などが必要です。

特に重要なのは、アルバイターや契約社員などの実働部隊に好かれる人間力の高さでしょう。働き続けてもらうためには、この人のために働きたいと思ってもらえることが非常に肝心なポイントとなります。

独立開業の道もある

近年注目されている発達障害は視る力と深く関係している可能性が明らかになってきました。そのため、視る力を訓練する医療施設やクリニックのニーズも高まっており、実際に店舗も増えつつあるようです。

独立の際に求められる適性としては、事業の収入と支出を管理する経営者としての広い視野と、人をまとめるカリスマ性の2点があげられます。また、視る力に問題を抱えた患者は老若男女を問わないので、子どもとお年寄りそれぞれに合わせたコミュニケーションスキルも身に着ける必要があります。

ちなみに、眼鏡販売専門店の独立開業は大企業との競合性が高いため非常に難しいと考えられます。独立開業する場合は、視力訓練を生業とした施設の開業がよいでしょう。

生涯学習の姿勢を持ち続ける探求心

オプトメトリストの民間資格である認定眼鏡士は、3年の有効期間の間に3回以上の生涯教育認定講習会の受講を義務付けられます。これは、進み続ける科学技術の発展によりオプトメトリーの常識が次々と移り変わっていくためと考えられます。

流行を追いつ続けなければならないのと同様に、最新技術の仕組みや科学・文化的知見の発展にキャッチアップし続ける生涯学習の姿勢も必要なのです。言い換えれば、アンテナを張り続けられる若い感覚が求められているともいえるでしょう。

オプトメトリストになるための学校

資格や学校で学んだ経験がなくても、オプトメトリストの業務に就くことは不可能ではありません。しかし、転職や開業を考える場合など、資格を持っている方が有利な状況は多いと考えられます。

そこで、オプトメトリストにまつわる2つの資格、眼鏡技能士と認定眼鏡士の受験資格が得られる学校をご紹介します。

オプトメトリストの養成校は専門学校のみ

オプトメトリスト認定試験、認定眼鏡士認定試験に有利な特定の養成校は、国内で5種類しかありません。それぞれ、東京眼鏡専門学校、キクチ眼鏡専門学校、日本メガネ技術専門学校、ワールドオプティカルカレッジ、近江時計眼鏡宝飾専門学校で、いずれもオプトメトリスト専門学校となっています。

なかでも、キクチ眼鏡専門学校は日本で唯一オプトメトリーカリキュラムを導入している学校で、オプトメトリスト認定試験の受験資格が得られるのはキクチ眼鏡専門学校のみです。

最短でオプトメトリストを目指したいという方は、キクチ眼鏡専門学校に進むのがよいでしょう。ただし、認定眼鏡士資格の最難関であるSSS級認定眼鏡士以上の科目数を誇り、非常に専門的な知識が必要とされるためかなりの勉強が必要です。

店舗で修業を積み、オプトメトリストになることもできる

店舗で採用されれば、資格等はなくてもオプトメトリストとして働くことはできますし、実務経験を積むことは大変重要です。

ただし、さらなるステップアップを考えると、実際に仕事をしながら資格を取得しなければなりません。実務経験を積みながら勉強ができるのは良い側面もありますが、忙しさもあり体力勝負となることも考えられます。

学校に行くべきか店舗に務めるべきかを選択するためには、経済状況や気持ちを含め、自分の適性を見極める必要があるといえるでしょう。

オプトメトリストになるには?まとめ

幅広い知識と素養が必要

オプトメトリストという仕事には、眼鏡を作成する職人的な側面とお客さんに柔軟に対応し要望を的確に把握する販売員としての側面の両面が不可欠です。また、これを裏付ける最新の技術発展や時代の流れに関して高いアンテナを張っていなければならないといえるでしょう。

認定眼鏡士の資格が国家資格になる可能性もあり、ますます高度な専門性を持ったオプトメトリストが求められるようになることも考えられます。オプトメトリストになるには、まず自分の適性をしっかり見極める必要があるでしょう。

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オプトメトリストの参考情報

平均年収300万円~500万円
必要資格
  • 認定眼鏡士
  • JOA認定オプトメトリスト
資格区分 民間資格
職種医療

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