オプトメトリストの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

オプトメトリストの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

オプトメトリストの仕事は眼鏡・コンタクトレンズの販売や、眼に関する機能の検査、病気の検査、視力の検査のほか、異常がないか調査するなど、「眼」のトータルなサポートを行うことです。本記事では、オプトメトリストの具体的な仕事内容、仕事のやりがいなどについてご紹介します。

オプトメトリストとはどんな仕事?

見え方をサポートする専門家

オプトメトリストとは、「視る力」に問題のある患者さんにさまざまなサポートを行う仕事です。

目の健康に重きを置くのが眼科医とすれば、オプトメトリストは目だけでなく脳や生活との関連に着目します。たとえば、ふたつの目をうまく効率よく使えているか、スムーズにピントを合わせて余計な情報を遮断できているか、などです。

こういったことがうまくいっていないと、視力がよくて目が健康であっても生活の様々な場面でミスを起こしたり、一般の人よりも疲れやすくなったりと日常生活に大きな支障をきたします。こういった目にまつわるトータルな問題をサポートするのが、オプトメトリストの仕事です。

活躍の場は主に眼鏡業界

目の問題といえば視力の弱さや乱視、老眼などを矯正することが主なので、オプトメトリストは眼鏡業界に勤めることが多くなります。

眼鏡業界と一言で言っても、眼鏡販売店での接客・販売・ファッションアドバイスを行ったり、技術士として検眼・度数調整・開発を行ったり、そのほか大手百貨店の小さな眼鏡コーナーや眼科医院で働いたりなど、活躍の場はさまざまです。しかし、いずれの場合においても高度に専門的な知識やスキルが必要となります。

眼鏡販売店で働く場合に必要なスキル

眼鏡販売店で働く場合、眼鏡の作成が主な仕事となります。眼鏡の作成に必要なスキルとしては、視力測定機器の使用法や度数調整に習熟する必要があるでしょう。そのため、光学を理解するための数学的・物理学的な素養が必要です。

また、眼鏡はファッションアイテムとしても注目されているため、顧客のスタイルや顔の形に合わせたカラーやデザインを選ぶセンスが求められます。くわえて、顧客の好みや趣味を理解するためのコミュニケーションスキルもより重要となるといえるでしょう。

「視る力」の発達をサポートする場合に必要なスキル

単なる視力矯正以上に「視る力」をサポートする場合は、さらに深い専門的な知識とスキルが求められます。近年は見え方(ビジョン)が思考や知能に与える影響の大きさが判明してきており、とくに発達が心配される子どものビジョンサポートが中心となってきました。

児童の読み書きを助けるケースや、音と言葉のつながりを訓練するケースなどに対応するためには、光学的な知識や生理学的な知識だけでなく、発達心理学的な知識も必要です。

いずれにしても、人によって目の悩みはさまざまです。さまざまなケースに対応しなければならないため、オプトメトリストは高いスキルと専門性が求められる仕事であるといえるでしょう。

生涯学習の姿勢を持ち続けなければならない

近年はコンタクトレンズやレーシック手術といった視力矯正の技術がありますが、こういったものは今後も増えていくと考えられます。発達心理学などの人文的知識についても同様です。そのため、最新技術の仕組みや科学・文化的知見の発展にキャッチアップし続ける生涯学習の姿勢も必要といえるでしょう。

オプトメトリストの具体的な仕事内容

たくさんの引き出しを使って視る力をサポートする

すでに述べた通り、オプトメトリストは眼科医とは異なるため、病気の治療や手術に携わることはありません。それでも仕事として成立するのは、たくさんの引き出しを駆使して視る力をサポートするからです。ここでは、具体的な3つの仕事について詳しくご紹介します。

目の健康の検査

視力低下は近視や遠視などのみならず、「白内障」や「緑内障」をはじめとする目の病気、あるいは糖尿病や高血圧といったからだの病気が原因となっている場合があります。オプトメトリストはこういった病気を発見すると、内科医や眼科医などの適切な病院に患者を紹介します。

眼鏡、サングラス、コンタクトレンズ、防護メガネの作成

一般的な眼鏡はもちろんのこと、スポーツ選手や過酷な現場に務める作業員のための頑丈な防護グラスなども作成します。また強度の乱視やドライアイの場合、特注のコンタクトレンズなどを処方しなければならないため、オプトメトリストの技術が必要です。眼科医からオプトメトリストへ患者が紹介される場合もあります。

視覚衛生

目の使い方、生活習慣の改善などについてアドバイスします。具体的には眼精疲労や近視の程度を抑えるために、メガネやパソコンの使い方はもちろん照明の使用法などについてもレクチャーします。

また、発達障害と目の関係が見直されてきていることもあり、ビジョントレーニングによる視る力の訓練・改善を通じて発達障害の問題を緩和する役割も担うようになってきています。

オプトメトリストの仕事のやりがい

視る力は一生を左右する

IT化が進み、仕事でもプライベートでもパソコンやスマホの画面を見る時間が長くなっています。また社会が高齢化するなかで、視力そのものに問題を抱える方も増えてきました。そのなかで、健康面はもちろんのこと、仕事の生産性やクオリティオブライフにも関わるものとして視る力が注目されてきています。

こういったことからも、生活の大半を占める「ものを見る」という重要な行為を助けるオプトメトリストの仕事は、人々の人生に貢献する魅力ある仕事といえるでしょう。

オプトメトリストの展望

今後さらに必要とされる仕事となっていく可能性も

海外ではオプトメトリストが医療関係の資格として公式に認定されているものの、日本では眼鏡認定士の資格しかありません。そのため、ビジョンをトータルにサポートする技術のばらつきが指摘されており、専門職としての確立を目指す動きもあります。

また、視力とは異なる見え方・見る力の重要性が社会的に広まりつつあることからも、高い専門性を身に着けたオプトメトリストは今後さらに求められる人材となっていくことが予想されます。

年収の相場

待遇は職種と就職先によって異なり、地域差も影響すると考えた方がよいでしょう。

社員の場合は、メガネ専門店での接客なら200万~400万、病院と併設の眼鏡販売店なら300万~500万、店長になることができれば300万~500万がおおよその相場のようです。契約社員としての雇用も一般的なので、その場合は少し額が下がります。そのほか独立の道として視力改善センターを開業するなどすれば、収入アップが期待できます。

オプトメトリストの独立・開業について

視る力の発達をサポートする仕事として、発達に難を抱える子どものビジョントレーニングが注目され、ニーズが高まっています。また、眼鏡販売は大手企業が安価な眼鏡を大量販売する競争が熾烈な業界であることも考えると、視力改善センターや視能訓練クリニックの開業が現実的な選択肢といえるでしょう。

またその際求められるスキルとしては、事業における資金繰りを管理できる経営者としての視点が必要となります。そのほか、視る力に問題を抱えた患者は老若男女を問わないので、あらゆる患者にしっかりと対応できるようなコミュニケーションスキルも必要です。

専門的知識を分かりやすく伝え、視る力の訓練の重要性を納得してもらうことも一つの仕事となるでしょう。

オプトメトリストの仕事内容まとめ

オプトメトリストは現代にこそ必要とされる仕事

オプトメトリストは、視力ではなく視る力や見え方(ビジョン)をサポートする専門職です。

仕事内容は幅広く、主に眼鏡・コンタクトレンズのフィッティング調整、目的やライフスタイルに合わせたレンズ処方などをしますが、子どもの発達訓練や視機能改善などの仕事も増えており、今後ますますクオリティオブライフに関わる仕事となってくることが考えられます。

オプトメトリストは、目を酷使する現代においてこそ必要とされる仕事といえるでしょう。

オプトメトリストの参考情報

平均年収300万円~500万円
必要資格
  • 認定眼鏡士
  • JOA認定オプトメトリスト
資格区分 民間資格
職種医療

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