コンビニ店長の資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説
職種によっては何かしらの資格が必要になりますが、「コンビニ店長」の場合は必要となる資格はあるのでしょうか?また、必須ではなくても、持っておいた方が良い資格はあるのでしょうか?本記事では、コンビニ店長に役立つ資格などについてご紹介します。
コンビニ店長の資格とは?
コンビニ店長に必須となる資格は存在しない
職業によっては必要となる資格が存在しますが、コンビニ店長の場合は必須となる資格は特にありません。そのため、ほぼ誰でもコンビニ店長を目指すことができます。
しかし、どんな職業にも取得しておいた方が有利になれる、または仕事に役立てることができるという資格があります。コンビニ店長にもそのような資格が存在するので、目指している方は取得しておくことをおすすめします。
販売士を取得しておくと仕事に役立つ
コンビニ店長として働くのであれば、リテールマーケティング(販売士)検定を受けて「販売士」は取得しておいた方が良いといえるでしょう。販売士とは、スーパーやコンビニ業務などに関連する資格といわれています。
コンビニ経営に必要な基礎知識を身に着けることができるので、コンビニをはじめとする小売業をされる方であれば、取得しておくことで仕事に役立てることができるでしょう。また、コンビニ業界ではさまざまな会社が各地域にたくさんの店舗を展開しています。
そのため、競争率が高くただお店を経営しているだけでは成り立たないので、案外必須となる資格といっても過言ではないといえるのかもしれませんね。
社内研修や実務経験を積むことが大切
資格の取得も大切ですが、社内研修を受けてコンビニ経営のノウハウを学んだり、実務経験を積んだりといったことも、コンビニ店長には大切であり必要なことの一つです。資格ではないものの、研修や業務でしか学べない、または身に着けられないスキルなので、資格に匹敵するといっても過言ではないでしょう。
街中を歩いていてわかる通り、道を挟んだ先や数メートル先にコンビニがある時代なので、販売戦略や売り上げ向上に繋がる工夫を行うのが大切です。
経営に直結する業務はアルバイトやパートスタッフではなく、店長しかできない仕事なので、社内研修には必ず参加するのはもちろんのこと、日々の業務で店長としての経験と実績をしっかり積んでいくことが大切でしょう。
コンビニ会社によっては大卒資格が必要
上記ではコンビニ店長に必須となる資格は存在しないと紹介しましたが、入社するコンビニ会社によっては大卒が必要になる場合があります。この場合は大卒が必須資格となるので、将来コンビニ店長をやってみたいと考えている方は、専門学校ではなく大学への進学をおすすめします。
ちなみに、進学する学科は採用条件に含まれていないようなので、自分の好きな学科を選んでも問題ないでしょう。ですが、コンビニ店長になるということはお店を経営することになるので、実際に店長として働くことを考えるのであれば経済関連やマーケティングを学べる学科へと進んでみてはいかがでしょうか?
コンビニ店長に役立つ資格「販売士」
リテールマーケティング(販売士)検定3級・2級なら難易度は低め
上記で紹介した販売士の資格には、3~1級までが存在していて、実際にコンビニ店長として役に立つのは3級、または2級の取得で十分だといわれています。そんなリテールマーケティング(販売士)3級と2級ですが、独学でもしっかりと学べるので難易度は低く、合格率も約50~55%と高めになっています。
今からコンビニ店長を目指している方でもしっかりと勉強すれば簡単に取得できる資格なので、ぜひ販売士の資格を取得してみてはいかがでしょうか?ちなみに、3級・2級の試験であれば勉強だけでなく、販売業務の経験がある方であれば仕事上で必要な知識を身に着けているため、より資格取得が楽になるといわれています。
リテールマーケティング(販売士)検定1級の難易度は高く合格率は約20%
コンビニ店長をされている方の中には、販売士1級を取得している方も多いといわれています。そんなリテールマーケティング(販売士)1級の試験難易度ですが、3級や2級に比べて一気に難易度が高くなり、合格率は約20%と低めになっています。
1級取得に関しては販売経験があるだけでは取得が難しいので、きちんと勉強をする必要があるでしょう。しかし、1級を取得しておけば経営に必要な知識をしっかりと身に着けることができるので、コンビニ店長として効果的に業務を行うことができるといわれています。
就職の際にもリテールマーケティング(販売士)1級を取得していれば面接でアピールすることができるので、場合によっては有利になる可能性が高いといえるでしょう。
きちんと通っていれば大卒は誰でも取得できる
入社するコンビニ会社によっては大卒の資格が求められますが、きちんと学校に通って入ればだれでも卒業することができるはずです。最近では大学へと進学しても遊びやサークル活動を重視する方が多いため、なかなか卒業できないという方も少なくありません。
または、留年をきっかけに学校をやめてしまう方もいるようですが、しっかりと目的をもって進学している方であれば、きちんと大学を卒業することができるでしょう。
その他のコンビニ店長に関する資格
国家資格となる「衛生管理者」
コンビニ店長の関連資格として、国家資格の衛生管理者という資格があります。衛生管理者とは、職場環境や従業員の健康管理、従業員の育成などを行う仕事をされる方に必要な資格です。
コンビニ経営をするにあたって、正社員の中に1人は取得している方が在籍していなければなりません。店長に必須となる資格ではないものの、取得者が必ず必須となる資格なので、責任者となるコンビニ店長が取得ているというところが多いようです。
お酒の販売を行うなら「酒類販売管理者」
お酒の販売を行うのであれば、酒類販売管理者という資格が必要になります。こちらも衛生管理者と同じく、在籍する正社員の中に取得している方がいれば良いので、店長必須の資格というわけではありません。
ですが、資格を持った正社員が必ず必要な資格なので、こちらの資格もコンビニ店長が取得しているという場合が多いといわれています。
接客に関するマナーが身に就く「サービス接遇検定」
コンビニでの主な仕事は接客業なので、お客さんに対する接客のマナーを身に着けられるサービス接遇検定も取得しておくと役に立つ資格の1つです。
接客に関する基礎的な知識や技術を学び、仕事に生かすことができるので、コンビニ店長をはじめ小売業をされる方の多くが取得している資格となっているようです。
コンビニ店長に役立つ資格が取れる学校
資格によっては通信講座で取得できる
資格によっては、通信講座を利用することで簡単に取得することができます。紹介した販売士資格やサービス接遇検定であれば、通信講座で学びつつ資格取得が可能です。
通信講座であれば自宅で勉強できるといったメリットがあり、働きながらでも資格取得が可能なので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?
国家資格や一部の資格は規定の場所での研修・受験が必要
国家資格である衛生管理士や酒類販売管理者の資格は、規定の場所での研修や受験が必要になります。研修や受験を行う場所はそれぞれの地域によって異なるため、取得を検討している方は事前に調べておく必要があるでしょう。
また、コンビニの正社員から店長へとキャリアアップする場合は、在籍する会社から研修会場や受験会場の案内を受けることができます。そのため、キャリアアップにて店長になる方は、研修や受験の詳細を会社からしっかりと聞いて間違いのないように確認しておくことをおすすめします。
コンビニ店長の資格・試験まとめ
必須資格は存在しないが店長として持っておきたい資格は存在する
コンビニ店長として必須となる資格は存在しないといわれていますが、入社するコンビニ会社によっては大卒が必要になる場合があります。そのため、コンビニ店長を目指しているは、入社するコンビニ会社の下調べをしっかりと行い、必須のなる資格の有無を確認することが大切です。
また、必須ではないものの、紹介した関連資格はコンビニ店長が取得しているという場合が多いです。他の正社員が取得していてもいつ退職してしまうのかはわからないので、将来的に考えるなら関連資格も店長が取得しておいた方が安心できるでしょう。
コンビニ店長の参考情報
平均年収 | 300万円~400万円 |
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必要資格 | 必要資格なし |
資格区分 | - |
職業職種 | 販売・サービス |
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