クラブDJの資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説

クラブDJの資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説

音楽のプロフェッショナルともいえるクラブDJという職業ですが、クラブDJに必須となる資格や試験はありません。今回はクラブDJに関連する資格や試験、またクラブDJとしての基礎知識を学べる専門スクールについてご紹介します。

クラブDJの資格とは?

クラブDJには、「これを取得しなければクラブDJとして働くことができない」という資格はありません。しかし、クラブDJは活躍の場が少なく収入も不安定であるため、副業として仕事をする人がほとんどです。

そのような厳しい環境の中で成功を収めるためには、突出したセンスやスキルが求められます。クラブDJとしての経験やスキルはもちろんですが、周りとは異なる技術力や知識が有利に働く場合もあります。

音響に関わる資格を取得することで活動の幅が広がり、クラブDJとしての自分の可能性を高めることにもつながるでしょう。

デジタルで作曲するなら「MIDI検定」の取得を

MIDI検定は「一般社団法人音楽電子事業協会」によって主催されている、MIDIを活用したデジタルによる作曲技術を測る検定制度です。

MIDI(ミディ)とは、「Musical Instrument Digital Interface」の頭文字を取った言葉であり、電子楽器での演奏データを機器間でデジタル転送するための統一規格を意味します。MIDIによって音の高さやタイミング、長さといった演奏情報をデジタル化し、効率よく伝達ができます。

MIDIによってデータ化された音源は編集が容易で、現代の音楽業界においても作曲に活用されています。クラブDJは主に音楽を選曲したり曲をミックスさせたりというイメージが強いですが、海外で有名なDJの中には自らヒット曲を生み出す作曲家である人も多くいます。

活動の幅を広げるためにもデジタル作曲技術は持っていて損のないスキルであるため、MIDI検定はクラブDJにおいても有効な資格であるといえるでしょう。

クラブDJに役立つ資格「MIDI検定」

MIDI検定の試験概要

MIDI検定の等級

MIDI検定のグレードは1級~4級までの4階級が設定されています。1級はプロレベルの力量、2級は音楽制作実務者、指導者レベル、3級はMIDI規格の基礎理解、4級はミュージッククリエイター入門レベルという位置付けです。

MIDI検定の受験資格

3級と4級には受験資格制限がありませんが、1級と2級においてはそれぞれ1グレード下の階級合格者のみ受験が認められています。2級については1次試験と2次試験があり、1次試験の筆記試験に合格すると2次試験へと進み、再度の筆記試験とあわせて制作課題の提出が求められます。制作課題については筆記試験時に課題データが手渡され、自宅で作業したのち郵送にて提出します。

MIDI検定の試験実施

1級~3級は、例年一年に一度の試験実施となりますが、4級に関しては随時開催となり、講座受講後の認定試験という流れになります。

MIDI検定の受験費用

受験費用については、3級が3,000円、2級1次が5,000円、2級2次が12,000円、1級が18,000円となります。なお、4級については検定前に受ける講座の種類によって受験費用が異なりますのでご注意ください。

MIDI検定の難易度・合格率

1級の合格率は3割前後。階級によって難易度は異なる

3級 2級1次 2級2次 1級
合格率 63.19% 76.37% 53.41% 28.13%

MIDI検定は平成11年度の第1回目試験から始まり、平成29年度時点で総勢34,000人を超える受験者数がいる資格です。平成29年度の合格率を見ると、3級が63.19%、2級1次が76.37%、2級2次が53.41%、1級が28.13%となっています。1級から難易度が大きく上がり、これまで140人ほどが1級の合格者として輩出されています。

出題範囲については、試験を主催する一般社団法人音楽電子事業協会公認で発行されている階級別ガイドブックの内容がメインとなるため、ガイドブックの購入は必須です。協会ホームページには過去問や模擬試験データなども配布されているので、それらをひと通り理解し、反復することが合格への近道となるでしょう。

その他のクラブDJに関連する資格

音響の基礎を身につける「サウンドレコーディング技術認定試験」

サウンドレコーディング技術認定試験は「一般社団法人日本音楽スタジオ協会」による技術認定制度です。

主に、音楽の録音再生技術を測る試験でありますが、試験内容は音響の基礎や歴史、著作権の取り扱いについてなど、音響に関わる職業人として身につけるべき基礎的な内容が網羅されています。

主な受験者は音楽スタジオ等で働くレコーディングエンジニアを目指す人ですが、音響を操るクラブDJという職業においても役立つ内容を備えた認定試験であるといえるでしょう。クラブDJの傍ら、音楽プロデューサーとしても活躍したいという人におすすめの資格です。

サウンドレコーディング技術認定試験の概要

サウンドレコーディング技術認定試験の受験資格は高卒以上および同等の学力を有すると認められる者とされており、特別な資格や実務経験は必要ありません。年に一度試験が実施され、受験料は5,400円です。

出題形式は四者択一のマークシート方式であり、協会発行のテキスト内容より出題されます。内容は大きく「音響の理論」、「電気音響とスタジオシステム」、「レコーディング技術と先進技術」、音楽・音楽著作権・音楽録音の流れ・録音の歴史」という分野に分かれています。

この試験の大きな特徴は合否がないということです。試験の結果に応じてA~Eランクの判定がされ、協会より認定証カードおよび成績証明書が交付されます。受験者の技術レベルがどの程度であるかを認識できるため、技術者としての自分の立ち位置を知ることができます。

クラブDJに役立つ資格・業界を学べる学校

MIDI検定の取得を目指せる「東京ビジュアルアーツ」

エンタメ、クリエイティブの総合専門学校である「東京ビジュアルアーツ」ではMIDI検定の資格取得が目指せます。映像、芸能、音楽、ダンスとまさにエンターテイメントの総合スクールで、さまざまな分野での活躍を目指す仲間たちと一緒に学べる環境が整っています。

音楽総合学科のミュージシャン専攻、作曲・アレンジコースではDTMソフトを使用して楽曲制作を学びます。レコーディングや編集ソフトの操作技術も習得でき、2年かけて楽曲制作を学べます。

資格取得サポートが充実「専門学校ESPエンタテインメント大阪」

大阪にある音楽、ダンス、声優、タレントを育成する「専門学校ESPエンタテインメント大阪」では、MIDI検定に加えてサウンドレコーディング技術認定試験の資格取得サポート制度があります。学割料金で受験ができるほか、資格勉強のための対策講座も実施しています。

また、音楽アーティスト科にはDJクラブミュージックコースがあり、クラブDJとしてのプレイヤー技術、作曲家としてのクリエイター技術、音響技術者としてのレコーディング技術などが2年で学べます。

授業の段階からプロ仕様の機材やソフトが使え、スタジオ環境も充実している点が特徴です。DJとしての基礎を学びながら資格取得も目指したいという人は検討してみてはいかがでしょうか。

クラブDJに特化した専門学校「Ⅲ FAITHS DJ SCHOOL」

資格取得と直接的な繋がりはありませんが、クラブDJ専門スクールとして多くの卒業生を輩出している専門学校が「Ⅲ FAITHS DJ SCHOOL」です。

自由な時間に予約制でレッスンを受講することができ、DJとしての基本テクニックをマスターする48時間の「通常コース」を修了した後、それぞれの目的に応じたコースへ進むことができます。

コースは「PCDJコース」、「楽曲編集コース」、「スクラッチコース」、「マンツーマンコース」とあり、趣味でDJを学びたい人からプロを目指す人まで幅広く生徒を受け入れています。

DJ専門スクールということで現役DJの講師による授業が受けられたり、実際に都内有名クラブで挑戦ができたりと、実践を意識した手厚いサポートが魅力です。

クラブDJの資格・試験まとめ

クラブDJとしての必須資格はない。音響関連資格の取得で活動の幅は広がる

クラブDJとして働くために取得が必須となる資格はありません。しかし、音響を扱う仕事を行う身として作曲技術や音響に関する知識を身につけることは、クラブDJとしてのスキルアップにつながり、活動の幅を広げることに役立つでしょう。

厳しいクラブDJの世界で一歩突き抜けるためのきっかけとして音響関連の資格取得を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

クラブDJの参考情報

平均年収200万円~300万円
必要資格 必要資格なし
資格区分 -
職種音楽・ラジオ

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