広告制作会社社員の資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説

広告制作会社社員の資格・試験とは?取得しておくと役立つ資格の特徴などを解説

広告制作会社社員として働くためには、どの職種を選ぶとしても言葉に関する資格を持っておくと有効です。その他、デザイン系ソフトウェアに関する資格、現在働いている業界で役立つ資格を持っておくと営業で役立つことがあります。コピーライターなどクリエイティブ系の職種は、資格よりも講座を受講してセンスを磨くことを選択肢に加えるといいでしょう。本記事では、広告制作会社社員の仕事に役立つと考えられる資格試験・講座情報をご紹介します。

広告制作会社社員に役立つ資格とは?

採用試験を受けて内定を得ることがその資格となる

民間企業の社員となるので、広告制作会社社員として働きたい場合は、各企業が実施する採用試験を受験して、採用内定を得ることが必要です。新卒・中途採用ともに、特別に必要な資格はありません。

採用方法としては、大卒・大学院修了見込者など(企業によっては専門・短大、および一定年数の既卒生を含む)を対象にした新卒採用と、既卒で実務経験を積んだ人を対象とした中途採用があります。

広告制作会社社員に役立つライティング関連の資格

新卒採用・中途採用ともに求められる資格はありませんが、持っておけば仕事に役立つ資格はいくつかあるので、そうした資格について紹介していきます。

Webライティング能力検定

Webライティング能力検定は、「一般社団法人日本WEBライティング協会」が主催する検定試験で、2012年からはじまった民間検定資格です。WEBライティング関連の資格では、もっとも歴史のある試験です。

最近ではいわゆる車内広告や紙媒体・マスメディアを使った広告の他に、WEBメディアを使った広告も増えてきています。出題内容も、SEOに関する知識やコピーライティングに関する内容など幅広く、WEB上で信頼性のある文章を書くための基礎力があるかどうかを証明するために役立ちます。

日本語検定

日本語検定は、「特定非営利活動法人日本語検定委員会」が主催、文部科学省が後援する資格試験です。

出題内容は、語彙力や文法・敬語などの問題があります。つい感覚で使ってしまいがちですが、しっかりとした日本語の知識やルールが勉強できるという点でおすすめできる資格になります。

資格は7級から1級まであります。広告制作会社社員の中でも、コピーライティングに進みたい人は2級や1級を目指してみましょう。

ビジネス著作権検定

ビジネス著作権検定は知的財産研究教育財団が監修、サーティファイ著作権低委員会が運営する、著作権関連における唯一の民間検定資格試験です。

広告制作とは一見無関係に見えるかもしれませんが、著作権はビジネスにおいてもっとも大切にされるべき概念といえます。これを守らないなど、モラルの低い記事しか書けない人は仕事をもらえなくなるだけでなく、巨額の損害賠償を請求される可能性もあります。

特に大企業であれば、著作権やコンプライアンスなどを厳しく指摘されるので、著作権の知識を持っておいて損はないでしょう。特に上級は国家資格の「知的財産管理技能士」の受験資格にもなります。

広告制作会社社員に役立つデジタル関連の資格

広告制作会社も近年はデジタル化が進みつつあります。それに伴い、WEB広告を作成する機会も増えてきているようです。

資格を持っているからといって必ずしも就職に有利になるとは限らないものの、自分のスキルレベルを確認する意味で資格取得に挑戦するのもひとつの方法といえます。

Photoshopクリエイター・Illustratorクリエイター能力認定試験

広告・デザイン業界では、事実上の標準となっているソフトがPhotoshopとIllustratorです。広告業界もデジタル化が進んでいるので、いわゆるWEB広告を扱うことの少ない会社でも、これらのソフトを扱えることがほぼ必須となっています。

プロ仕様のソフトなので使いこなすのは難しいですが、独学でも十分に合格できます。自身のスキルを確認するために挑戦してみるのもいいでしょう。

DTPエキスパート認証試験

DTPエキスパート認証試験は、公益社団法人日本印刷技術協会が主催する資格試験で、デザイン作業をパソコンで行い、印刷や出版を行う「Desktop Publishing」の業務に関する総合知識が求められる試験です。

今年度からは、学科試験のみの「DTPエキスパート」、学科試験+実技試験の「DTPエキスパート・マイスター」の2段階制となっています。広告制作会社の営業社員であれば、学科試験がおすすめです。

その他広告制作会社社員として活用できる資格・講座・コンテストなど

ウェディングプランナーに直接関わる資格以外にも、ブライダル業界で働く上で持っていると役立つ資格があります。

コピーライター養成講座

宣伝会議や販促会議など、広告・プロモーション関連の雑誌・書籍を多く出している株式会社宣伝会議が主催している講座です。

コピーライターは言葉を商売にしているので、何をいうべきか(What to say)、どう表現するか(How to say)が非常に重要です。基本となる表現方法やマーケティング・メディアプランニングなどの知識を、実践を通して身につけられる点にその魅力があります。

これはあくまでも講座なので、資格ではありません。それでも、60年以上開催され続けている講座で、今までに各種広告コンテストにおいて多数の入賞者を出している講座です。

将来、広告制作会社で働きたい人は、受講する価値は十分にあります。その他、大学生・大学院生であれば広告業界就職講座もあるので、積極的に参加してみるといいでしょう。

東京コピーライターズクラブ(TCC)賞などのコンテスト

最初にも書いたように、広告制作会社の中でも特にコピーライターなどクリエイティブな職種はセンスが要求されます。

ここで紹介した「東京コピーライターズクラブ(TCC)賞」は、数あるコピーライティングコンテストの中でも歴史が長い賞です。そのため、このコンテストで受賞歴のあるコピーライターは重宝されます。

こうしたコンテストはたくさんあり、プロでなくとも未経験者でも応募可能なものがほとんどです。なかなか簡単に入賞できるものではありませんが、受賞歴があれば実力の照明につながるので、積極的に応募してみましょう。

専門分野の知識を証明する資格

直接広告制作に役立つとは限りませんが、例えば不動産業界であれば宅地建物取引士、金融関連であればファイナンシャル・プランナーなどの資格を持っていると、特にそういった業界と取引のある広告制作会社であれば、その専門知識を持っているという証明となります。

もちろん直接役立つわけではないものの、そうした資格取得に挑戦した経験、実務経験などが広告制作やその提案などに役立つこともあるので、資格を持っておいて損はありません。

広告制作会社社員に役立つ資格の難易度・合格率

広告制作会社社員に役立つ関連資格について、それぞれの難易度、合格率とともに、試験の特徴などをまとめました。

ライティング関連の資格

Webライティング能力検定の試験概要

Webライティング能力検定は、一般社団法人日本WEBライティング協会が主催する試験です。

「WEB」という言葉がついているとおり、WEBでの文章に特化した検定ですが、広告業界もデジタル化が進んでいます。試験科目にも「コピーライティング」があるので、腕試しに受験してみることをおすすめします。

級の認定は試験の成績によって認定されます。最低でも2給、できれば1級を目指して挑戦してみましょう。

■合格率

非公開
※得点に応じて、級を認定

■受験資格

誰でも受験可能

■受験費用

13,500円
※DVDセットの場合は19,800円

■出題範囲

【国語】

  • 日本語(文語・口語)
  • 正しい敬語表現

など

【ウェブライティング】

  • 引用とリライト
  • SNSでの書き方

など

【コピーライティング・メールライティング】

  • コピーライティングの歴史
  • 効果的な見出し

など

【SEO】

  • SEOの変遷
  • SEOの目的

など

【倫理・法律・炎上対策】

  • 個人が犯しやすい法律
  • 著作権

など

【ミニ論文】

  • 文章力を高める方法
  • わかり易い文章にする秘訣

など

日本語検定の試験概要

日本語検定は、特定非営利活動法人日本語検定員会が主催する資格試験で、日本語の運用能力を見る試験です。

出題範囲は、漢字・表記・敬語・言葉の意味・語彙・文法と幅広く、1級はなかなか簡単に合格できない試験と言われています。

試験問題のサンプルもあるので、気になる方は受験したい級の問題を見てみるといいでしょう。

■合格率

非公開
※基準に応じて級が判定される

■受験資格

誰でも受験可能

■受験費用
  • 1級 6,300円
  • 2級 5,300円
  • 3級 3,800円
  • 4級 2,500円
  • 5・6・7級 1,800円
■出題範囲
  • 漢字
  • 表記
  • 敬語
  • 言葉の意味
  • 語彙
  • 文法
  • 総合問題

ビジネス著作権検定の試験概要

ビジネス著作権検定は、サーティファイ著作権低委員会が運営し、知的財産研究教育財団が監修する著作権に関する資格試験です。

広告制作の世界もコンプライアンスが求められる時代なので、著作権に関する知識があると何かと有利になりやすいでしょう。

試験には初級と上級があり、上級に合格すれば国家資格の「知的財産管理技能士」の受験資格が与えられます。

■合格率

73.3%
※2018年度平均

■受験資格

誰でも受験可能

■受験費用
  • 初級:5,100円
  • 上級:8,000円
■出題範囲
  • ビジネスと法
  • 著作権
  • 著作物
  • 著作者
  • 著作者人格権
  • 著作権ビジネス

など

広告制作会社社員に役立つデジタル関連資格

Photoshopクリエイター・Illustratorクリエイター能力認定試験の試験概要

広告・デザイン業界で事実上の標準となっている、PhotoshopやIllustratorの操作に関する能力認定試験です。

画像処理やドキュメント処理の実技が求められる試験ですが、未経験者でも独学で合格できる試験なので、どこまでスキルがあるかを図る意味でも受験する価値はあります。

■合格率
  • Photoshop 72.3%
  • Illustrator 70.4%
■受験資格

誰でも受験可能

■受験費用
  • スタンダード 7,600円
  • エキスパート 8,600円

※Photoshop・Illustrator共通

■出題範囲

【Photoshop】スタンダード

  • 画像ファイル作成
  • 作品制作

【Photoshop】エキスパート

  • Photoshop・画像処理に関する知識
  • 画像ファイルの作成
  • 作品制作

【Illustrator】スタンダード

  • DTPファイル・Webデザインパーツの作成
  • Illustrator操作による作品制作

【Illustrator】エキスパート

  • DTP・Webデザインに関する知識
  • DTPファイル・Webデザインパーツの作成

DTPエキスパート認証試験の試験概要

歯面のレイアウトやカラープロセス、スキャニング・印刷工程などDTP関連の幅広い知識を問う資格試験です。

広告制作会社社員も積極的に受験をしている試験で、今年からは学科試験のみがDTPエキスパート、実技試験も合格すればDTPエキスパート・マイスターに認定されるので、直接制作に関係しない人も受けやすくなったといえます。

■合格率

非公開

■受験資格

誰でも受験可能

■受験費用
  • 試験
    DTPエキスパート・マイスター:21,000円
    DTPエキスパート:15,000円
  • 更新試験:7,300円
  • 再取得試験:10,500円
  • 再取得後の更新試験受験料:7,300円
  • DTPエキスパート認証試験ガイダンス:無料
■出題範囲

学科試験【DTP】

  • 印刷物
  • 工程設計
  • グラフィックデザイン

など

学科試験【色】

学科試験【印刷技術】

  • 概要
  • 五大要素
  • 情報管理

など

学科試験【情報システム】

  • コンピュータ
  • ソフトウェア
  • ネットワーク

など

学科試験【コミュニケーション】

  • 情報デザイン
  • マーケティング活動と印刷メディア

実技試験

  • 印刷データ作成・指示書作成

広告制作会社社員に役立つ資格が取れる学校や講座

ヒューマンアカデミー

通信教育でも有名なヒューマンアカデミーの特徴は、デジタル関連の資格のほかにその他専門性を証明するための各種資格を取得するための講座がある点です。

出題傾向や過去問が徹底的に分析されたカリキュラムで学べるので、各種資格の取得に向け、効率的な勉強ができるでしょう。仕事が忙しい人であれば通信制講座も選択できますし、その他オンデマンド講座などでの補講もできます。

求人に対する就職サポートも手厚いので、卒業後の進路まで考えればヒューマンアカデミーで学ぶことは大きなメリットがあると考えられます。

コピーライター養成講座

宣伝会議が主催する講座で、各種コンテストで入賞したコピーライター、広告業界以外で活躍している人も多数受講している歴史ある講座です。

コピーライティングの世界は言葉選びのセンスと実務経験が必要となりますが、そうしたエッセンスを講義形式や添削で身につけることができます。

現役で活躍する講師が指導

講師は現役のコピーライターなどとして活躍する人が務めているので、実際のコピー制作の現場を肌で感じることができます。

未経験者でも基礎から指導するので、プロの考え方を知ることができる上、実際に作成した事例を用いているため、より実践的な技術を身につけることが可能です。

広告制作会社社員の資格・試験まとめ

言葉を武器にする世界なので、言葉のセンスを磨こう

広告制作会社社員に特別な資格は必要ありません。採用試験を受けて、内定をもらうことが大切なので、まずはそこを目指すことがスタートです。

コピーライターを目指すのか、広告出稿を希望するクライアントへの営業を目指すのかで変わってきますが、いずれにしても言葉を扱う業界であることに違いはありません。まずは、言葉に対して敏感になることが求められます。

日本語検定やWebライティング能力検定など、ライティングに活かせる資格の受験に積極的に取り組んでみるといいでしょう。また、近年では広告業界もデジタルへの移行が進んでいるので、基本的なソフトウェアの操作スキルを磨いてみてはいかがでしょうか。

また、主要顧客の分野によってはある程度専門知識があるといい場合もあるので、積極的にその業界で求められる資格試験に挑戦しておくことをおすすめします。

広告制作会社社員の参考情報

平均年収400万円~600万円
必要資格 必要資格なし
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