トレーダーの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

トレーダーの仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

トレーダーは金融資産の運用を専門に行う職業ですが、同じ金融職であるファンドマネージャーやディーラーとはどのような違いがあるのでしょうか。トレーダーの具体的な仕事内容から、厳しい仕事を続けられるやりがいまで紹介します。

トレーダーとはどんな仕事?

金融商品の取引仲介人

トレーダーとは、株価やFX為替といった相場の動向を把握し、顧客である投資家に対して金融資産の売買タイミングを助言する仕事です。

顧客から売買の依頼を受けたら、実際に取引を行うディーラーにその注文内容を伝え、その売買で投資家と自らの会社に利益をもたらすことを職務としています。

トレーダーの仕事の具体的な内容

世界的な情勢の把握

トレーダーは常に動きを続ける世界中の情勢に常に目を光らせ、その変化を把握し続けています。

あの企業が決算発表をした、あの国で株価の暴落が発生したなど、日本国内だけでなく海外の経済の動向も様々な金融資産の価値に影響を及ぼすため、どんな出来事でも見逃すことはできません。

それらの出来事や動向の結果により、相場がどのように動くかを予測し、顧客である投資家へ金融資産の売買タイミングをアドバイスすることが求められています。

取引方針の意思決定はしない

トレーダーは、直接取引の意思決定をすることはありません。あくまで投資家に対し、なぜ今売ったほうがいいか、買ったほうがいいかを説明し、方針を決定させることが仕事です。

投資家は、投資家自身が得た情報と、トレーダーから得られる情報を元に取引の方針を決め、どの程度の規模で売買を行うか最終的な意思決定をし、トレーダーに伝えます。トレーダーは投資家から受けた売買方針を自社のディーラーに伝え、ディーラーが直接取引を行います。トレーダーは投資家とディーラーの橋渡しをする役割を担っているのです。

しかし、ただ投資家の言葉をディーラーに伝えるだけでは、間に一枚挟むだけ邪魔な存在になってしまいます。そのためトレーダーは付加価値として、投資家がよりよい判断を行えるような情報を提供する必要があります。なぜ今売買する必要があるのか、その売買によりどんな利益が得られるのかといった、取引をするための理由を提案書という形で投資家に提供する場合もあります。

世の中の動きを論理的に理解し、顧客が理解しやすいように言語化する能力もまたトレーダーに求められる能力の一つです。

ディーラー・ファンドマネージャーとの違い

近い位置にいる金融職として、「ディーラー」「ファンドマネージャー」という職業があります。

自身で取引を行うディーラー

ディーラーは、自分自身で直接取引を行うことのできる職業です。

顧客の資産の売買はトレーダーやファンドマネージャーから依頼のあった通りに売買を行いますが、ディーラーの主な役割は自社の資産を運用対象として為替取引を行い、利益を出していくことが求められます。

トレーダー同様に様々な情報を収集するために情報感度を高く保ち、一瞬の判断で売買取引を行う決断力がトレーダーに求められる資質です。

自社の資産を直接増やせる立場であることから、大変な高給で雇われる職業です。しかしその高い雇用コストのため、失敗が続くディーラーはあっさりと首になるというリスクも抱えています。

ファンドマネージャー

ファンドマネージャーは顧客の資産を運用して利益を出すための方針を決定する職業です。

トレーダーのように顧客の決定を必要とせず、長期的な運用目的で預けられた資金を運用するための売買決定権を持ちます。顧客へは扱う金融商品の傾向などといった全体方針は共有しますが、取引ごとにお伺いを立てることはしません。

リスクを抱えた頻繁な取引で大きな利益を出すことよりも、低いリスクで最終的に一定の利益を提供することを求められます。投資信託だけでなく、企業の年金の運用もファンドマネージャーの業務の範囲です。

デイトレーダーとの違い

トレーダーの類似語として、「デイトレーダー」という言葉があります。

トレーダーは証券会社や投資信託会社に所属し、顧客から預かっている資金を運用するためのアドバイスをする職業ですが、デイトレーダーは自身の金融資産を全て自分で運用する自営業の一種です。

売買の内容もタイミングも全て自分一人で判断するため、外部からの専門的なアドバイスはもらえませんが、成功したときにはすべてが自分の利益となる大きなリターンがありますが、その反面失敗も全てが自分自身の損失につながります。

デイトレーダーは特に資格も必要なく、PCとスマホを手元に用意し、証券会社の口座を開設すれば誰でもなれます。そのため十分な知識がないまま「儲かりそう」というイメージで参入し、大きなダメージを負って退場していく人が後を絶ちません。

顧客が無謀と思えるような取引で大きな損失を受けないように、適切なアドバイスを行うのが証券会社のトレーダーの役割です。

トレーダーの仕事のやりがい

トレーダーは顧客の資産に影響を及ぼすことのできる大きな責任がある仕事ですが、どんなやりがいを感じられる仕事なのでしょうか。

経済の動きがダイレクトにわかる

日本国内に限らず、世界中の事件や事故が経済に与える影響をダイレクトに感じることができる仕事です。

ひとつの出来事が周囲にどんな影響をおよぼし、それにより起こるダイナミックな世界の為替の変化は、まるで世界の中心に触れているような気持ちになれるほどの刺激的な感覚を味わえるでしょう。

トレードの現場の緊張感

トレードのタイミングが1分ずれただけで大きなチャンスを逃し、億単位の損失が出てしまうこともありますし、またその逆もありえます。一瞬のチャンス、ピンチを見逃さないようにするためにトレードの現場であるフロアは常に緊張感に包まれています。

その緊張感の中で感覚を研ぎ澄まし、為替の動きに集中する時間がたまらないというトレーダーも少なくないでしょう。

億単位の利益がもたらす爽快感

経済情勢を見つめ続け、自身が売買のチャンスと見込んだタイミングで大きな利益を得られたときがトレーダーの勝利です。その取引により億単位の利益が出たときにはなおさら、何物にも代えがたい圧倒的な爽快感を得られるでしょう。

利益を提供できた顧客からの感謝

トレーダーは原則として自らは運用を行わず、顧客からの売買注文を受ける立場です。顧客が利益を出せるようにアドバイスをし、最終的に顧客が取引実施の判断をします。

トレーダーのアドバイスを信じてくれ、大事な資産を預けてもらえる時には大変な緊張が伴うことでしょう。しかしその見込み通りの値動きの結果、顧客に大きな利益を提供できたときには顧客から大変な感謝を受け取ることができるでしょう。

もちろん時には失敗し大きな損失を出してしまうこともあるでしょうが、「ありがとう」の一言のために研究とアドバイスを続けられるのです。

成果が給与へダイレクトに反映

トレーダーは責任が重くプレッシャーの強い職業ですが、それに見合った報酬を受け取ることができる職業でもあります。20代でも年収600~700万円台はざらに存在し、中には1,000万円超えの若手トレーダーもいるようです。

トレーダーの仕事内容まとめ

顧客の資産運用を助けるスペシャリスト

トレーダーは世界情勢や経済の変化に対し日々研究を重ね、顧客の資産運用の成果を最大化するための的確なアドバイスをすることを仕事としています。

ファンドマネージャーやディーラーと同様に、人々の資産を預かる運用のプロフェッショナルとして重い責任を背負っています。

世界に触れる刺激がやりがい

トレーダーの仕事は世界経済の動きをダイレクトに感じ、世界の流れの最先端に身を置くことを実感できる職業です。その刺激的な毎日は大変な精神的プレッシャーをともないますが、それを超えた喜びと充実感を与えてくれるでしょう。

トレーダーの参考情報

平均年収1000万円~7000万円
必要資格
  • 証券外務員二種
  • 証券外務員一種
資格区分 公的資格
職種金融

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