タクシー運転手の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

タクシー運転手の仕事内容とは?やりがいや魅力について解説

タクシー運転手は昔からある職種ですが、仕事内容は多くの人が持つイメージと実態にギャップがあります。労働条件が過酷、ワーキングプアになりやすいなどと思われがちですが、業界特有の就業スタイルを生かしてゆとりある働き方をしつつ、しっかり稼ぐことが可能です。ここでは、タクシー運転手の実際の仕事内容について詳しく解説します。

タクシー運転手はどんな仕事内容?

タクシー運転手は乗客を事故なく安全に送り届ける仕事

タクシー運転手の仕事は、車で乗客を安全に目的地へ送り届けることです。また、お客さんと直接関わるサービス業であるため、相手が気持ち良く利用できるよう振る舞う必要があります。

働き方は2種類あり、タクシー会社に所属するか個人タクシーを営むかのどちらかです。ただし、個人営業でタクシー運転手になるためにはタクシー会社で10年以上の乗務経験が必要ですから、業界未経験でいきなり個人タクシーを始めることはできません。

なお、タクシー運転手として働くためには普通自動車第二種運転免許が必要ですが、実はタクシー会社に入社してから取得することが可能です。入社後の1か月程度は研修があり、研修期間中に二種運転免許の教習や地理試験の講習、実地研修などでノウハウを学びます。

タクシー運転手の仕事には接客業の側面もあるので、サービス業としての基本的なマナーも学びます。

事故や違反には厳しい世界。地理の知識も必要スキル

仕事で欠かせないのは第一に安全運転です。事故や違反があると、所属先であるタクシー会社の規定により減給から退職まで何らかのペナルティを科されることがあります。

ペナルティの軽重はタクシー会社によってさまざまですが、事故を起こした場合は運転手個人が受けるペナルティよりも、タクシー会社が受けるペナルティの方が大きいものとなります。そのため、タクシー会社は研修や罰則規定を設けるなどして乗務員の安全運転の徹底に努めているわけです。

また、仕事をするうえで必須なのは地域の道路や建物といった地理に関する知識です。東京23区や大阪など、一部の都市でタクシー運転手として働こうとする時には地理の試験が課されます。都市部では特に、道路が入り組んでいたり複雑な交通ルールがあったりと、地域の道路・交通事情に熟知していなくては務まりません。事前の習熟が必要です。

そして、いうまでもありませんが運転技術は必要です。乗客の指定する行き先によっては切り返しの難しい小さな路地を通ることもありますし、交通量が多く車の流れが速い場所で突然降車したいと申し出る乗客もいることでしょう。余裕のない状況でも落ち着いて正確に運転できる技量は、タクシー運転手としてぜひ備えておきたいところです。

タクシー運転手の仕事の具体的な内容

勤務時間は大きく3種類。一日働き一日休む隔日勤務がポピュラー

タクシー運転手は、普通のサラリーマンとは仕事の仕方が異なります。勤務時間帯も独特で、大きく分けると日勤・夜勤・隔日勤務の3種類があります。日勤は朝から夕方まで働くため、出勤するサラリーマンなどが主な乗客です。女性ドライバーが活躍しやすい勤務帯でもあります。

夜勤は夕方から朝まで働きます。電車やバスが利用できない時間帯を含むため、長距離利用の乗客が多くなるほか、深夜は運賃が割増になりますから、稼ぐには圧倒的に有利です。タクシー運転手は基本的に給与が歩合制のため、収入につなげようと深夜勤務を希望する人もいます。

隔日勤務は、朝から夜更けまでに休憩を2回入れつつ20時間程度働き、退勤後は丸一日休むという働き方です。1回の労働時間が長くなりますが、その分休みも長くなります。1か月の出勤日が11〜13回で良く、月の約半分が休みとなるため、ほとんどのタクシー運転手が隔日勤務で働いています。

情報を頼りに、乗客がいそうな場所を回る

仕事をして稼ぐには、乗客がいなければ始まりません。どの時間帯に、どのような場所に乗客がいそうか見当をつけて行動します。この際に重要なのが、情報です。

例えば電車の遅延や高速道路の通行止めなど交通トラブルが発生すれば、現場周辺でタクシーの需要が増加します。アイドルのコンサートなど大きなイベントが開催されれば、会場と最寄り駅の周辺でタクシーの利用者が増えるでしょう。

ベテランドライバーや売り上げの高いタクシー運転手は、乗客の利用につながりそうな情報をおさえています。経験と勘から乗客のいそうな場所を独自に把握していたり、先輩からコツを教えてもらったりと、とにかく乗客を得るための情報が豊富です。このほか、過去の乗客が気に入って指名してくれたりということも売り上げの一助となります。

空車時間を作らないのが鉄則。計画的に行動・休憩することが大切

一見、とりあえず人通りの多い道を流しているように見えて、実は計画的に行動しているのが仕事のできるタクシー運転手です。勤務時間中、絶えず乗客を乗せて走ることは不可能ですが、なるべく休憩時間以外は空車にならないようにする必要があります。

時間帯ごとに乗客がいそうなスポットを自分なりに見出し、どのようなルートで走行すると効率がいいか事前に考えておくことが大切です。それだけでなく、乗客が途切れるタイミングでは深追いせずに、きっちり休憩を入れるのも作戦のうちといえます。

休憩はいつしてもよいことになっていますが、安全上の理由から必ず休憩しなくてはなりません。特に長時間働く隔日勤務では、昼休憩で仮眠を取るなどして実入りのいい深夜に集中できるよう備えるドライバーが数多くいます。

タクシー運転手の仕事のやりがい

ゆとりある働き方をしつつ、高収入が狙える

タクシー運転手は激務で薄給と思われがちですが、そうではありません。隔日勤務では1回の勤務時間は20時間と長いものの、この中に休憩が2回含まれます。効率的に動けばずっと根を詰めて乗客探しをしなくてもよく、勤務が終われば丸一日休みがあります。また、1か月の半分近くが休日となるため、副業をする人もいれば趣味に打ち込む人もいます。

自分なりの方法を見つけて売り上げにつなげることができれば、高収入が狙えます。一般的なサラリーマンの平均年収は300万円台ですが、夜勤のタクシー運転手の平均年収は約600万円です。これは業界の給与体系が歩合制であることが関係します。一般的なタクシー運転手は売り上げの60%が収入となり歩合率がよいため、努力が金額に反映されやすいのです。

上下関係に縛られず、実力だけで勝負できるのもやりがいに

タクシー会社という組織に所属していながら、仕事は自分一人で行うのがタクシー運転手の働き方の特徴です。職場のしがらみや上下関係に縛られることなく、自分の実力が売り上げや収入に直結します。こうした勤務形態が性に合う人や、運転技術やサービスといった実力に自信のある人にとっては、仕事の仕方や収入を自分次第でコントロールできることがやりがいになるといえます。

得意な運転と接客サービスで乗客に喜んでもらえる

運転技術や地理的な知識を生かして、目的地へスムーズに到着することが乗客にとってメリットとなります。また、乗客への接し方が心地よければ、次回も指名したくなるかもしれません。

サービス業である以上、人に喜んでもらえることが仕事の出来不出来に少なからず関わってきます。人によって「話しかける接客」「話しかけない接客」のどちらを好むかは異なりますが、乗客の様子を見て臨機応変にふるまい、丁寧な接客を徹底することができれば乗客の満足につながります。よい仕事ができたときには自信がつきますし、乗客からお礼を言われれば一層やりがいを感じることができます。

タクシー運転手の仕事内容まとめ

一日働き一日休む隔日勤務が主体。計画的に行動することが大切

タクシー運転手の主な勤務形態は隔日勤務であり、1回の労働時間が長い反面、休みも多いという特徴があります。仕事中はなるべく空車時間を減らすよう工夫して効率的に行動することが重要なポイントです。

運転技術や地理・道路への知識が必須のスキルとなるほか、サービス業として接客マナーは不可欠です。いかにして乗客を探すかが仕事を左右しますが、乗客にとって心地のよい時間を提供し喜ばれることも、次回の指名ややりがいにつながるため大切です。

タクシー運転手の参考情報

平均年収300万円~400万円
必要資格
  • 普通自動車第二種免許
資格区分 免許
職種運輸・乗り物

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