タクシー運転手の給与・年収は?意外に休みが多く、稼げる業種!努力次第で年収800万円も可能

タクシー運転手の給与・年収は?意外に休みが多く、稼げる業種!努力次第で年収800万円も可能

タクシー運転手の給与は人によって非常に差が大きく、実力主義の世界といえます。これには給与体系が歩合制であるほか、地域格差や働き方の違い、モチベーションなどいろいろな理由があります。やり方次第では高収入も狙えるタクシー運転手の給与・年収について、本記事で徹底的に解説します。

タクシー運転手の初任給

タクシー会社の初任給は20万円前後。個人タクシーは平均30万円前後

まず、タクシー運転手には2種類の働き方があります。タクシー会社に勤務する方法と、個人タクシーを経営する方法です。個人タクシーは全体の1割と非常に数が少ないうえ、開業するにはタクシー会社で10年以上乗務員として経験を積む必要があります。したがって、業界未経験者が個人タクシーを開業することはできません。

タクシー運転手として働く場合、最初の一歩となるのはタクシー会社に入社することです。タクシー会社の初任給は平均20万円前後で、最初の1か月は研修期間ながら給与が支払われます。実際の乗務が始まると歩合制になるため、給与は人によって変化します。

タクシー会社の乗務員として経験を積んだ後に個人タクシーを開業する場合、その初任給はすなわち開業初月の月給ということになります。個人タクシーの平均的な月給は30〜41万円前後であるため、それが初任給となるわけです。個人タクシーは個人事業主と同じですから、売り上げから経費を引いたものがそのまま所得、つまり月給になります。

未経験だと入社直後は乗務できないが、研修を受けるだけで給与が出る

タクシー会社に入社する人は、業界未経験である場合が少なくありません。普通自動車第二種免許すら持っていない状態でも入社は可能です。そうした場合、入社後に二種免許取得をはじめ、タクシー運転手として必要な知識やノウハウについて研修を受けることになります。

研修期間は約1か月で、就業時に必要な第二種免許の取得や地理試験への対策、接客マナー講習、乗務訓練などが課されます。未経験者は当然、研修が終わらなければ乗務することができず、タクシー運転手として仕事ができません。だからこそ、研修期間は給与が保証されており、一定額の初任給が支払われます。

近年、タクシー運転手の数が不足していることも手伝って、このように業界未経験者を歓迎して教育する姿勢がみられます。

タクシー運転手の平均月収

タクシー会社勤務は月平均23〜27万円、個人タクシーは30〜41万円

タクシー運転手の平均給与は月26万円です。このうち、タクシー会社に勤める場合は月23〜27万円、個人タクシーの場合は30〜41万円と開きがあります。

全産業の男性労働者では月給37万円ですから、全体平均と比べると低めの月給となります。ただしこれは平均給与であって、大多数のタクシー運転手がこの金額をもらっているわけではありません。タクシー運転手の給与は人によって差が大きいことが特徴です。

平均年齢が59歳と桁違いに高い

タクシー運転手の構成年齢層は独特です。業界の平均年齢が59歳と非常に高いことが目立ちます。一般的な企業・業種の平均年齢は30〜40代ですから、タクシー運転手の平均年齢は圧倒的に高いといえます。

60〜70代のタクシー運転手が多数活躍しており、年金受給者もかなりの割合で働いています。彼らは必死で稼ぐというよりは、年金生活のかたわらでのんびりと仕事をする傾向があります。そのため、売り上げと給与が直接関係する歩合制のタクシー業界では給与が低くなります。

こうした理由から、タクシー運転手の平均給与が全体平均より低くなっているといえるのです。

歩合制のため月給50万円以上の人も多い

タクシー会社では歩合制の給与体系が一般的です。固定給+歩合制というシステムの会社もありますが、いずれにせよ歩合給の要素が強い業界です。このため収入に個人差があり、売り上げが低い人は月給10万円前後ということもあるなかで、実力次第では月給50万円前後となることもざらにあります。

歩合率はタクシー運転手が60%、タクシー会社が40%というのが一般的で、タクシー運転手に有利な仕組みとなっています。ただし売り上げが低いと歩合率も下がるため、稼ぐ人とそうでない人の収入の差が大きくなります。タクシー会社は売り上げが低い、というより意欲が低い従業員に対して厳しい姿勢を取っているということができます。

40代、50代で異業種からタクシー運転手に転職した人や、20代で副業を持ちながらタクシー運転手を始めた人は高収入のケースが多くなります。乗客の獲得につながる情報を仕入れ、自分なりの戦略を立てて計画的にルートを回るという働き方で成功する若いタクシー運転手は少なくありません。

稼げないという人は、実はサボっていることが多い

タクシー運転手は激務で薄給というイメージがあるかもしれませんが、皆がそうではありません。歩合制のため、乗客を乗せなければ収入につながらないのは事実ですが、給与が低いタクシー運転手のなかには必要以上に休憩していたり、積極的に乗客を探さず客待ちの場所から動かなかったりというケースがあるのです。

単調な仕事にモチベーションが低下しているという見方もできますが、効率良くルートを回る、時々ルートを変えるなど、自分のやり方次第で業務改善は可能です。大手のタクシー会社なら専用乗り場や優良タクシー乗り場が使えますから、利用しない手はありません。

このように、タクシー運転手は個人の働き方や実力によって給与が大きく異なる業種だということができます。

タクシー運転手の平均年収

全国平均年収は332万円。都内は417万円と地域差や個人差が大きい

タクシー運転手の平均年収は332万円です。これはタクシー会社勤務と個人タクシーの両方を含む業種全体の平均年収であり、個人タクシーの方が高収入となります。

また、地域によって年収に差があるのが特徴です。全国平均は332万円ですが、東京は417万円と平均より100万円近く高い年収となります。ついで神奈川県では379万円と、都市部での年収が高い傾向にあります。

というのも、地方より都会の方がタクシー台数も利用者数も多いからです。出勤、仕事での移動、終電の乗り遅れなど、早朝から深夜まで何かとニーズがあるのも都会ならではの事情です。地方では自家用車の保有率が高く、タクシーに乗るという習慣があまりないことも関係しています。

個人タクシーの年収は東京で平均750万円。1,000万円以上のことも

個人タクシーの平均年収は、業種全体平均よりも年収が高めです。地域差があり、全国平均は350〜600万円と開きがあるものの、東京では750万円が平均年収です。地域差だけでなく、運転手個人によっても収入はまったく変わってきます。顧客を抱えている場合は年収800万円ということも珍しくなく、やり方次第では年間1,000万円稼ぐことも可能です。

稼げる実態と、ブラック業種というイメージとのギャップが大きい

タクシー運転手の平均年収は、全職種の平均よりも低めです。また、1回の労働時間が長いため激務で薄給というイメージが定着してしまっています。たしかに隔日勤務という働き方のため1回に20時間程度勤務しますが、翌日は丸一日休みとなりますから、実はひと月の半分近くが休日です。休みの多さを利用して副業や趣味に打ち込む人も多くいます。

仕事中は2回の休憩があり、計画的に動くことでゆとりを持って仕事ができます。なお、時給換算するとぜんぜん稼げないという話がありますが、それは1回の勤務時間が長いことに加え、勤務中の待ち時間・休憩時間を含めていることに由来します。

そして、業種の平均年収が低めのため稼げないという印象を持たれがちですが、平均年齢の高さから年金受給者がのんびりと働いていることも多く、また、歩合制のため人によって収入は大きく異なります。意欲的に、そして計画的に働くことで実力をつければ、高収入につなげることができるのです。

タクシー運転手の給与・年収まとめ

平均年収は低めだが、人により収入は大きく異なる。うまく稼ぐことも十分可能

やり方次第で高収入にも低収入にもなるタクシー運転手の給与は、業種全体の平均こそ低いものの、意欲的に取り組めば月給50万円以上も十分可能です。また、10年以上タクシー会社に勤務することで平均収入のより高い個人タクシーを開業することができますから、高収入を目指すならぜひ検討したいところです。

いずれにせよ、いかに乗客を見つけて売り上げを伸ばすかが給与に反映される実力主義の世界です。意欲を持って取り組み、独自のやり方を見出せば長く働くことができ、高収入を目指すこともできます。

タクシー運転手の参考情報

平均年収300万円~400万円
必要資格
  • 普通自動車第二種免許
資格区分 免許
職種運輸・乗り物

統計情報 出典元:

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