シューフィッターの資格・試験とは?FHA公認シューフィッター資格試験の概要と合格の秘訣

シューフィッターの資格・試験とは?FHA公認シューフィッター資格試験の概要と合格の秘訣

シューフィッターとして働く上で、資格や試験に合格していれば就職や開業の際に有利に働く可能性があります。今回はこの記事で、シューフィッターに関連する代表的な民間資格の情報をご紹介します。

FHA公認シューフィッターとは?

足に合った靴を選ぶ専門家のための民間資格

FHA公認シューフィッターは靴の専門家として、社団法人足と靴と健康協議会が主催する民間資格です。

資格がなくても靴販売店などで働くことは可能ですが、多くの販売店ではFHA公認シューフィッターの資格を取得しているほうが重宝されるため、靴の専門家として働くためには重要な資格です。合格すれば、足への痛みを軽くしたり、健康な足をサポートしたりするための靴選びを行える専門知識を有していると証明できます。

キャリアアップにも有利

靴業界で働く人の中には、シューフィッターの資格を取得してキャリアアップを目指す人もいます。靴販売店によっては資格手当を支給しているところもあります。さらに、有名になれば講演会などに呼ばれることもあります。仕事の幅を広げたい人にはおすすめの資格です。

足についての専門的な知識を習得できる

シューフィッターの資格取得のためには、足についての正しい理解と靴についての正しい知識、足の診断方法について学習します。さらに選んだ靴が足にフィットしているかを確認するためのチェック方法、靴を足に合わせるための調整方法についても学びます。

資格の取得を通して靴が合わないことで起こり得る病気や障害についても学ぶことができるため、足の健康についての専門家としての理解を持つことができます。そのため靴による足の痛みで悩んでいる人に的確なアドバイスを与えることができます。

独立開業を目指す人にもおすすめの資格

資格を取得した人の中には、靴販売店で経験を積んだ後に独立して、個人の靴店を開業する人もいます。顧客の一人ひとりに向き合った的確な提案や丁寧な販売を目指して独立し、成功を収めた人もたくさんいます。

靴の専門家として、将来についての明確なビジョンを持っている人には取得しておきたい資格です。

FHA公認シューフィッター試験の難易度・合格率

FHA公認シューフィッター試験は3つのコースに分かれています。また資格取得のためにはスクーリングの参加と最終試験での合格が必要です。

プライマリーコースの難易度は低め。経験があるならベター

プライマリーコースは、シューフィッターの基礎的な理解を得たい人のための資格です。資格取得のために3日間のスクーリングの受講と筆記試験、技術試験が行われます。筆記試験の合格ラインは正答率60%以上が必要になります。技術試験では10足分のフィッティングトライアルシートの提出と50人分の足型の審査が行われます。

合格率は80%のため、靴の販売店で従事した経験があれば試験自体はそれほど難しくはありません。

FHA公認シューフィッタープライマリーコース

合格率 約80%
受験資格 受験資格はなし。ただし靴の製造や販売に関する業種、フットケアや医療従事者などの足や靴についての業種に関わっていることが望ましい。
受験費用 95,000円(税抜)
出題範囲 靴と足に関する問題集より。技術試験については10足分のフィッティングトライアルシートと50人分の足型計測が行われる

バチェラーコースも難易度は低め。6つの課題についてのレポート提出が必要

バチェラーコースは、シューフィッターの専門的な理解を身につけたい人のための資格です。資格取得のためには、合計で9日間のスクーリングの受講と認定試験のほかに、6つの課題についての在宅でのレポート提出が必要です。

このコースについても合格率は80%のため、資格取得はそれほど難しくはありません。在宅の課題を根気よく一つずつクリアすることが合格のためのカギとなります。

FHA公認シューフィッターバチェラーコース

合格率 約80%
受験資格 プライマリーコースの資格を取得している者
受験費用 280,000円(税抜)
出題範囲 以下の在宅課題についてのレポート提出が必要

  • 足型計測
  • 足の病気と障害
  • 靴の知識
  • 靴人間工学
  • シューフィッティング

マスターコースも難易度は低め。

マスターコースは、バチェラーコースで習得したことを基本として、足や靴やフィッティングについての高度な内容を習得します。資格取得のためには、合計で24日間のスクーリングの受講と認定試験が行われます。

マスターコースのスクーリング自体は24日間ですが、3日間のスクーリングを8回、2年かけて行われます。そのため、シューフィッターの修士として活躍したいという強い意志を持ち続けることが合格へのカギです。

FHA公認シューフィッターマスターコース

合格率 約80%
受験資格 バチェラーコースの資格を取得している者
受験費用 900,000円(税抜)
出題範囲 バチェラーコースで学んだ内容をベースとしたより高度な内容

試験を受けるには一定の経験が必要

資格試験は靴販売店など、靴や足に関わる業種で3年の実務経験が必要です。また資格取得後については、3年ごとの資格の更新が必要です。

その他のシューフィッター関連資格

シューフィッターの資格には通常の資格に加えて専門に特化したものもあります。幾つかの資格を取得することで仕事の幅を広げることができます。

スポーツシューフィッター

スポーツシューズやインソールを専門に扱い人はスポーツシューフィッターがおすすめです。一般社団法人日本フットウェア振興協会が主催する資格で、スポーツおいて最高のパフォーマンスを発揮するためのシューズ選びをするスペシャリストです。

4つの分野を専門的に学習

スポーツシューフィッターではおもに4つの分野を専門的に学びます。

  • 足部の疾患の知識や治療法に関して学ぶ足部のバイオメカニクス
  • 使用する人の運動特性に合ったシューズを提供するシューズフィッティング
  • 筋肉のバランスを理解するボディーアライメント
  • 身体のバランスをコントロールするインソールに関する学習

資格は講座の受講によって取得することができます。スポーツ用品店の就職やランニング指導者として従事できます。

幼児子ども専門のシューフィッター

一般社団法人足と靴と健康協議会が主催する幼児や子どもに特化した専門のコースです。子どもの発育に合わせた靴選びを学ぶことのよりスキルアップを目指すことができます。

子どもを用いた実際的なレッスン

コースでは講義とペーパーテストが行われます。講義では実際に子どもを用いて分かりやすい説明がなされます。講義の後半にはグループディスカッションも行われ、講義を受講する生徒同士が意見交換をすることによってスキルアップを目指すことができます。

講義の最後にはテストが行われますが、合格すれば修了証書を受け取ることができます。

シューフィッターの資格が取れる学校

シューフィッターになるためには、靴の販売店などでの実務経験が必要ですが、専門学校で足や健康に関する正しい知識を習得することで、即戦力として活躍できます。

神戸医療福祉専門学校三田校

神戸医療福祉専門学校 は、シューフィッターを目指す人のために専門的に足の健康について学ぶことのできる日本で唯一の専門学校です。整形靴科では健康科学やリハビリテーション学を通して一人ひとりの足に合わせた靴選びができる専門家を目指します。

靴の本場、ドイツのマイスターによる授業も

神戸医療福祉専門学校 では、足のトラブルを抱える人や記録の向上を目指すアスリートをサポートするために、筋肉や骨格などの医学的な知識を取得できます。またドイツのマイスターによる直接指導や実習などを通して靴や足についての専門的な知識を得ることができます。

東京エアトラベル・ホテル専門学校

東京エアトラベル・ホテル専門学校は、健康のための靴選びだけでなく、ファッションとしての靴選びについての知識も習得できます。

靴に関するハイブランドの知識も習得できる

東京エアトラベル・ホテル専門学校では、ファッションや販売の知識や感性を身につけることができるため、デザインの面からでも顧客に合った靴を提供するための知識や技術を習得できます。

シューフィッターの資格・試験まとめ

シューフィッターになるならFHA公認シューフィッター試験の合格を目指そう

シューフィッターの仕事には、特別な国家資格などはありませんので、資格がなくても業務に就くことは可能です。しかし、顧客の足の健康についての正しい知識を提供する必要がありますので、スキルアップや独立開業を考えるならば資格を持っているほうがベターです。

資格を取得するためには通常の試験に加えて、スクーリングやレポートの提出が必要です。試験の難易度は低めですが、真面目に講義を受けることが重要です。

資格の取得のためには実務経験が求められますが、専門学校などで基礎的な理解を得ていると、即戦力して働くこともできます。現場での経験を積む前に知識や理解を身につけておくのも試験合格のための一つの方法です。

シューフィッターの参考情報

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